探検バクモン「検証!これがブラジャーだ」 2014.09.17

今日は京都にやって来たんですけども。
今日は男子禁制の場所に我々男子なのに行っちゃうわけです。
なんで俺はいいんだよ!俺も男子だ。
半分本当は女でしょ。
半分女じゃない。
ブラジャー!いやいや別に。
あそうか。
どうやって作られているのかとかそういうことを今日は学んでいきたいと思いますけど。
たかが下着。
されど下着。
胸だけでなく心も持ち上げる女性の強い味方…
「立入禁止」って。
あ「男性」…入っていいの?
男子禁制のエリアに潜入。
そこではまさに女性のための秘密の研究が
すごい速い!すごい!うわ〜これすごいね。
リアルすぎるバスト。
一体何?
普通こうやって触りますよね。
意外な悩みを持つ女性を救う逆転の発想とは?
胸を張って美しく生きていきたい。
ブラジャーにディープ・インサイド!

やって来たのは国内最大手の下着メーカー
ブラジャーを作り続けて65年。
まさに日本の「ブラ」パラダイスだ
すごいですよ。
もういきなり下着がバーンと。
男は居づらいですよね。
あこんにちは。
あら?
(サヘル)いかがかしらこれ。
どちらがいいのかしら?いたいた。
あら!ようこそ。
ブラジャーを愛用する女性代表…
そして服飾研究の第一人者で女性の下着文化のエキスパート…
でもこう見るときれいだね。
カラフルで。
はい。
(深井)本当にカラフルですね。
ね!こういうのがいいな。
(サヘル)あシンプル派ですか?やっぱりねこういうほうがいい。
あとリボンとかね。
(田中)リボン結構ありますよ。
そそられますね。
(サヘル)田中さんはどれがお好きですか?
(田中)僕はね…。
あんまりこうワーッて派手なのよりシンプルなほうがいいですね。
やっぱりこっちですね。
すいません。
このまま外に着ていっても。
「見せブラ」みたいなこともね。
おっと!意外にもウブな2人
まずはそもそもブラとは一体何かを知る必要がありそうだ
企業秘密的なことがたくさんあるけど…
…と言われる女性下着。
その多くを占めるブラジャーの開発は企業の行方を左右するトップシークレットなのだ。
ここでミッション。
最先端の開発現場で…
(田中)女性が多い。
華やかな感じします職場が。
きれいな人ばっかりだ。
(田中)そりゃそうでしょ。
新商品の開発は1年先のトレンドを見越して進められる。
試作品がフロアの至る所に
(サヘル)そしてあそこにポツンと。
(田中)旗が見えますね。
(サヘル)上家さ〜ん!こんにちは。
待ち受けていたのはブラジャーのパタンナー歴11年の…
パタンナーとはデザインをもとに工場で縫製するための設計図を作るお仕事
わずか0.1ミリのずれで着心地が大きく変わってしまう世界。
まさに…
上家さんがおっぱいに詳しいということで。
はい詳しいです。
何人ももんできた?
(田中)うるさいわ。
そういうことではないです。
そういうことではない。
このブラジャーなんですけどどういったパーツで出来ているか皆さん想像できますか?
(上家)何個ぐらいのパーツが組み合わさってると思います?ひもとカップと…。
123…。
3つ4つかね。
(サヘル)正解はこちらです。
うわうわうわ!こんなにある。
これで大体40パーツぐらいあります。
(サヘル)40パーツ!すごい複雑なものが出来てる。
(上家)そうですね。
ブラジャーには女性が望む形を作るという大事な使命もある。
そのため多くのパーツが必要となるのだ
例えばブラのカップを形成しているのがこの3つのパーツ。
実はカップの上と下でパーツの厚みが違っている
下の分厚いパーツでしっかり支えてバストアップ。
逆に上は薄い素材を使うことで表面のラインが体に沿った自然な丸みとなる
40ものパーツが絶妙なバランスで機能することで女性のバストを支え願いをかなえているのだ
ここでクエスチョン。
上家は女性のある意外な悩みに着目し画期的なブラを開発した。
それがこちら。
どんなブラなのか分かるかな?
(上家)実際にちょっと手に取って頂いてどこが普通と違うとかって。
あこれここが。
メッシュになってます。
通気性が。
もっと実は重大なところがありまして。
次ヒントいきますね。
これが表側を剥がしたものなんですけど内部構造を示すものですが…変わったものが付いている?ここじゃない?
(サヘル)すごい!矯正ブラ?はい。
でこちらがバストを小さく見せる。
小さく見せてんだ!逆に。
そこで大きなバストでも…
発想の原点はボタンの間からブラが見えてしまうと悩む女性の声だった。
でも上家のブラを着ければほ〜らすっきり!その仕組みとは?
ポイントは高さを抑えること。
上家は美しい曲線を維持しながらも全体を平たく抑え小さく見せることに成功したのだ
(田中)男の人はわりといいって言う人はいるかもしれないけど。
でも仕事とかしてる女性には気をやっぱり遣っちゃうし。
それで電車に乗ったりとかね。
男性もそこばっかり見てくるので嫌ですから。
着たいアウターが着れないというのは結構女性にとってはね残念なことなのでやっぱり…でも皆さん珍しいと思いませんか?パタンナーの方が男性。
そうですよ。
いや驚きました。
女性のほうがね何か…。
(サヘル)多いですけれども。
もともとはですね工業デザインをやりたいと思ってたんですけど…そこにちょっと面白みを感じて。
ブラジャーで形づくる理想の自分。
ブラは女性に生きる自信をも与える魔法のアイテムなのだ
ここで女子力アップ…
蒸し暑い日も快適に過ごしたい。
そう思う女性は多いはず。
こちらはその最新型。
カップの構造から見直して汗ばみやすい下側に隙間を設けている
暑い日もクールできれいなわ・た・し
白いTシャツを着たい時にはこれ!肌と同系色で透けにくいブラジャー
ツルッとした表面はぴったりしたTシャツを着てもブラのラインを出にくくしてくれる
今年は裏地にキュートな柄があしらわれたものが人気。
やっぱりブラはかわいくなくっちゃ
あえてブラを見せて楽しむ「見せブラ」も今や定番
最新のトレンドはカップまで見せちゃうこと。
下着を超えてもはやアウター?
女性の欲望に応え進化を続けるブラジャー
探検を続ける一行。
続いて向かったのは?
お次はですねブラ作りには欠かせない研究をされている現場に行きたいと思います。
いらっしゃいました!こんにちは。
よろしくお願いします。
こちらまさに「人間科学研究所」ということで。
こちらはふだんは社外の方が立ち入ることができない研究所になっています。
そうですよ。
では研究所のほうに。
「男性立入禁止」って書いてある。
「計測中」って書いてある!
(サヘル)ドキドキ。
女性の胸をこの中で計測するわけですよね。
俺らいいわけ?大丈夫ですか?大丈夫ですか?ウキウキしてるんですね。
計測中は男性の立ち入りは断固厳禁。
そのわずかな合間を縫っていざ潜入
人間科学研究所は主に女性の体の研究と調査を行う機関。
50年間毎年行ってきた女性千人の身体計測や理想の体型の聞き取り調査は日本随一だ
たどりついた結果がありましてそれがこちらなんですよね。
ということが分かったので…
説明しよう。
ゴールデンカノンとは女性が求める美しい体型のバランスを比率で表したもの
これはプロポーションを決める重要なアイテムでもある下着作りに欠かせない指針なのだ
女性としては私もこのゴールデンカノンなのかどうかがすごく気になるので計測してもらうことは…?
(田中)計測するの!?
(サヘル)やりたいです。
いいですか?はいぜひ。
(サヘル)ではあちらで。
(田中)思い切ったな。
気持ちを今日は。
そこで脱ぐの?
(田中)スタッフからだまされてねえか?大丈夫です。
ではいきましょう!すごいね。
ではバストトップの周径からまず測っていきます。
(田中)これよく受けたよな。
(サヘル)大好きな番組なので。
(田中)ね!これ偉いね。
真っ赤になって恥ずかしいよねこんなの。
汗かいちゃって。
86.6理想的ですね。
ホントですか?
(田中)すばらしい。
ありがとうございます。
(田中)でもこのアンダーが大事なんですよね。
そうなんです。
(サヘル)どうですか?70.3は。
標準的な。
すごく。
ありがとうございます。
更に専用の器具を使って体の厚みやバストトップの間隔を測っていく
ここでクエスチョン。
不思議な形をしたこちらの器具
それ?いや何か肛門に挿すやつとかしか思えないわ。
もうそんなの見ちゃったら。
何それ?分かりました。
そうです。
先生が当てるって。
(サヘル)女性ですから。
正解はバストの谷間の深さを測るオリジナル器具
あそうやって。
そうです。
当ててこの深さを。
5.6いかがですか?5.6深いんじゃないですか。
(阿南)そうですねはい。
ここで全ての測定が完了。
気になる結果は?
横幅もほとんどこのゴールデンカノンと同じ比率になっています。
ちょっと〜!うれしいです理想的ですって。
これに近いっていうことね。
そうですね。
バストトップの間隔が大体0.76ぐらいですね。
ちょっと近いですか?だいぶ近いと思います。
あと厚みに関してはウエストに対してバストが1.4なのでこのゴールデンカノンよりはちょっと立体的なバストをされてる。
余計いいんじゃないですか?うれしいです!じゃ私モテボディーですか?うれしいですね。
(田中)モテボディーですよ。
ほぼゴールデンカノンのバストを持つ人物がこんな身近にいたなんて!そしてこちらがこの研究所が誇る最新の計測マシン。
その実力とは?
行ってきます。
行ってらっしゃい。
ヌードになるようなもんだよこれ。
(サヘル)そうですね。
はいでは電気消します。
(サヘル)あ!ホントに真っ暗。
中を赤いレーザーが今下りてきました。
(田中)動かないでよ。
(サヘル)あすごい。
(田中)もう終わった?えっ終わりですか?
(田中)すごい速い。
速いです。
すごいよ!こっち来てみ。
(サヘル)ホントですか?失礼致します。
うわ〜これすごいね。
へえ!すごいです。
これすごいね。
(サヘル)360度私ですね。
全部そうですよ。
このすごい技術でとんでもないものを生み出してしまった
見て頂きたいと思います。
ジャジャ〜ン!お〜!
驚くなかれ。
なんと日本人女性の平均的なバストを世代ごとに再現したシリコン製の人形だ
(サヘル)リアルということですね。
(田中)これ柔らかさもまた?触ってみたらいかがですか?お〜!これはちょっとね!
(サヘル)ぜひぜひお二人には触って頂いて。
(サヘル)気持ちいいですか?柔らかいです。
だってこういうもう…。
大して触ったこともないくせに。
こっちのほうが硬いです。
こっちのほうが柔らかい。
あすげえ柔らかい。
これが40代。
太田さんもやっと触れますよ。
俺もそう思いますよ。
(サヘル)触らないんですか?形で分かります僕は。
私も分かりますよ。
ちゃんと経験しましたから。
触り方がおかしい。
太田さん触り方がおかしい。
バストは年とともに形や柔らかさが変わっていく。
これはブラジャーを体にフィットさせるべく生み出されたのだ
ブラ作りとは女性の願いを受け止めること。
そこには数多くの強力なサポーター軍団がいた
ブラジャーそれはいつの時代も女性の胸と心を持ち上げる存在であり続けてきた
ここでブラと女性の深い歴史をひもとく…
今こちらにあるのがレプリカですが17世紀から20世紀ごろの初めのヨーロッパで実際に女性たちが使っていたものなんですが。
あのねコルセットは皆さんどう思われます?ウエストをギューッと。
苦しそう。
そういう役目はあったんですけれどもねここにおっぱいをのせるとうまく支えるので…確かにあのころの女性の舞踏会とかの谷間がねポコッと盛り上がって。
これ「寄せてあげる」になりますからね。
なってるね。
寄せてあげてるんですもんね完全にね。
ところがですね…1906年くらいからなんですけれどもね。
それでやっぱりブラジャーが必要であるということになって。
女性を苦しさから解放し動きやすくする下着としてブラジャーは誕生した。
その特徴はコルセットとは反対に布地を体に巻きつけ胸の膨らみを押さえることだった
シャネルってご存じでしょ?ココ・シャネルが活躍するころからなんですけれどもねその時…とても中性的なスタイルを作ったんですねファッションが。
ブラジャーっていうのは女性性の象徴みたいなもんでしょ?ですから…みんな解放っていうふうに。
ああそうだ。
男女同権のあれとしてね。
60年代後半から女性解放をスローガンに世界で巻き起こった…
ブラジャーは女性を拘束するものの象徴として敵視され「ノーブラ運動」が女性の間で広まった。
ところが…
面白いことは…そうしたら…面白いですね。
隠すほうに行くんじゃなくて。
80年代多くの国で積極的に自分らしさを表現する新たな女性像が台頭
ブラジャーは体をより美しく見せるものへと変化した
そうブラはその時代の女性の姿を映し出す鏡なのである
イランなんか随分ね今のサヘルの格好なんか…。
タブーです。
タブーでしょ?肌とか顔すら見せても。
イランでは体のラインだったりとか首元手首とかそれ以外はほとんど出さないように髪の毛を隠すんですね。
だけど私たちはよくそれが地味だと思われがちなんですけど…
(田中)そうなんだ!本当?本当に脱いだらみんな真っ赤だったりだとかデザインもすごく気にしますし…なるほどね。
そこで全てを懸けますね。
国によって全然違いますよね。
違うね。
それはそうだね。
ブラはお国柄も反映する
フランスのブラジャーはなんとスッケスケ!
大切なのは下着の上に洋服を着たらどう見えるかではなく下着になった時にどうセクシーに見えるか。
さすがは愛の国!
一方こちらベトナム。
年中薄着のため地味な色のブラが人気
そして小さなバストで悩む女性が多くこんなに分厚いパッドが入ったブラも。
バストを大きく見せることへの執念はアジア一と評判だ
大切に使うって変ですけれども……というようなことですよね。
一方で男からはあんまりそのねブラジャーで自由自在にやられちゃ困るよっていう意見も結構あるじゃないですか。
そうそう。
みたいなね。
詐欺だみたいな話も聞くでしょ。
男の人がああやってねパターンを作って。
あれ意外でしたね。
意外でしたよね。
男のほうがむしろおっぱいのことを大切に思ってるんじゃないですか?好きだからね。
それはあるかもしれないね。
う〜ん…。
どうですか?そうですねぇ…う〜ん…。
あんまり肯定もされてない。
ハハハハ!うまいこと言ったみたいな感じにお前自信満々だったのに。
2014/09/17(水) 22:55〜23:20
NHK総合1・神戸
探検バクモン「検証!これがブラジャーだ」[解][字]

女性の胸とココロを持ち上げる、ブラジャーの正体とは?極秘の開発現場で、女性の悩みを解消する究極のブラを目撃!女性とブラの深〜い関係を探る“ブラ文化論”も展開!

詳細情報
番組内容
国内最大手の下着メーカーで“ブラ・パラダイス”な社内を探検!女性の望みを叶えるべく進化を続けるブラジャー。まずは秘密の開発現場でブラの正体に迫る。それは大量のパーツが絶妙に組み合わさった驚異の代物だった!さらに日本人女性の体を半世紀に渡り計測してきた極秘の研究所にも潜入。そこで見た最新計測技術とは?ブラ誕生秘話から海外ブラ事情まで、爆笑問題の持論を交えた“ブラ談義”にも花が咲く!
出演者
【ゲスト】サヘル・ローズ,【司会】爆笑問題(太田光・田中裕二),【語り】木村昴

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