ニュースウオッチ9▽NASA新たな宇宙船開発は▽IWC総会…調査捕鯨は? 2014.09.17

1969年、世界中が注目した、アポロ11号による初めての月面着陸。
その後もアメリカは、人類を宇宙に送り続けてきました。
その担い手だったスペースシャトルが引退してから3年。
アメリカのNASA・航空宇宙局は16日、シャトルの後継機を開発する民間企業2社を選定しました。
そのうちの1社は、スペースシャトルの開発にも関わってきた大手航空宇宙メーカーのボーイング。
もう1社は、創業僅か12年のベンチャー企業、スペースXです。
有人宇宙開発は、国ではなく、ベンチャー企業も巻き込んで、民間が主役となる時代へ。
新たな一歩を踏み出したことになります。
アメリカ、ロシア、日本など、15か国が共同で運用する国際宇宙ステーション。
宇宙飛行士を送り届ける手段は現在、ロシアの宇宙船ソユーズだけです。
アメリカのスペースシャトルは、コストがかかりすぎることから、3年前に引退。
NASAは、スペースシャトルの後継機の開発を、民間企業に委ねていました。
今回、NASAと契約したアメリカのベンチャー企業、スペースX。
こちらがシャトルの後継機として、スペースX社が開発を進めている有人宇宙船ドラゴンV2です。
定員は7人。
タッチパネル式のスクリーンで操縦します。
ヘリコプターのように狙った場所に着陸できて、何度も再利用が可能。
コストを大幅に下げられるとしています。
スペースXの創業は2002年。
NASAが研究開発してきた技術を引き継ぐとともに、打ち上げ費用を半分に抑えることを掲げ、民間ならではの発想で、宇宙開発の常識を次々と塗り替えてきました。
2010年には、無人宇宙船を地球に帰還させることに、民間企業で初めて成功。
さらに、2012年には、国際宇宙ステーションにドッキングさせる快挙も。
これまでに3回、物資の輸送を成功させ、ベンチャー企業でも宇宙開発を担えることを証明してきたのです。
そのスペースX社を率いるのは、イーロン・マスク氏43歳。
世界が注目する経営者です。
ニュースウオッチ9でもインタビューしていました。
民間企業が大きな役割を果たすことになった宇宙開発。
スペースシャトルに最後に乗った日本人で、元宇宙飛行士の山崎直子さんは。
民間企業の参入が進むことで、期待できることは。
民間企業が開発する有人宇宙船。
3年後、2017年の運用開始を目指します。
こんばんは。
ご紹介したイーロン・マスクさんですが、先日、お会いをしたときに、人類のためになること、それが私のビジネスモデルだというふうに語っていました。
ベンチャーならではの斬新な発想が、宇宙開発の強力なエンジンになるかもしれません。
イギリス北部、スコットランドの独立問題。
賛成、反対がきっ抗したまま、住民投票がいよいよあすに迫りました。
ここ、グラスゴーは人口50万人を超えるスコットランド最大の都市です。
有権者の数も多いとあって、独立賛成、反対の双方は、投票日を翌日に控えて、支持を訴える活動を続けています。
特にイギリス議会、政府関係者は、国の分裂につながる独立を、なんとか食い止めようと必死です。
きょうは、ブラウン前首相らもグラスゴー入りし、集会を開いて、イギリスにとどまるよう呼びかけを行っています。
こちら、きょうの地元の新聞です。
1面には最新の世論調査で、独立反対派がリードしたと、見出しでこのように大きく伝えています。
ただ、賛成派との差は僅かで、双方への支持がまさにきっ抗する大接戦のまま、あすの投票を迎えることになります。
世界の注目を集めるスコットランド。
あすの投票を前に、独立賛成派、そして反対派、最後の攻防です。
投票を2日後に控えた16日。
独立賛成派と反対派の重鎮が、真剣に答えている相手は。
スコットランドの少女たちです。
独立を巡る議論は、スコットランド出身の著名人の間でも。
映画俳優のショーン・コネリーさんは賛成派。
独立によって、地域文化が発展すると主張しています。
一方、歌手のスーザン・ボイルさんは、反対派。
民族主義的な考え方はよくないとしています。
最新の世論調査では、独立反対派が賛成派を僅かに上回っているだけです。
有権者の6%ほどと見られる、態度を決めかねている人の票の行方が、住民投票の結果を大きく左右します。
2年前、イギリス政府とスコットランド自治政府が合意した、住民投票の実施。
賛成が反対を1票でも上回れば、独立が決まります。
ところが、新しい国の運営方法などについては、投票後1年半にわたって、イギリス政府と協議を行うとしていて、現段階ではほとんど決まっていません。
1つは通貨の問題。
独立派はポンドを使い続ける考えを示しています。
これに対し、イギリス政府は、ポンドの使用を認めていません。
さらに財源の問題。
北欧型の福祉国家を目指すとする独立派は、北海油田の税収を主な財源に充てるなどとしていますが、イギリス政府は、税収をどう分けるかについて、明らかにしないままです。
国家元首についても、独立派はエリザベス女王にするとしていますが、正式な合意はありません。
そのエリザベス女王が、14日、スコットランドの教会で、人々は将来のことをとても慎重に考えてほしいと思いますと発言。
政治的に中立の立場にある女王が、異例の発言をしたことに、イギリスのメディアが注目。
新聞各紙は、女王がスコットランド独立の議論に介入したとか、女王は独立に反対であるというサインだなどと、住民投票に影響を与える発言として、大きく伝えています。
独立賛成と反対がきっ抗したまま迎えた、最終盤。
危機感を強めるイギリスのキャメロン首相は、反対に票を投じるよう訴え続けています。
一方、独立運動を率いるスコットランド民族党は、投票の結果に自信を示しています。
スコットランドのグラスゴーにいる松木記者に聞きます。
松木さん、賛否はきっ抗しているということですが、それぞれ支持の特徴を教えてもらえますか。
まず年齢層です。
20代から30代は、独立を支持する人の割合が高いという傾向があります。
若い人たちに話を聞きますと、公平・公正な社会を望むという声をよく耳にしました。
ここ、グラスゴーでは、若者の失業率も高く、富や雇用がロンドンに集中している状況や、格差が拡大している現状に、不満を抱く若者が多いというのが実情です。
一方、65歳以上の人は、年金への不安などから、反対派の割合が高くなっています。
年齢層によって、投票の傾向に違いが出るものと見られます。
また地域によっても差があります。
一概には言えませんが、北部のように、ロンドンから離れた地域は、独立を支持する傾向があると見られています。
一方、人口が集中するエジンバラですとか、グラスゴーといった、大都市がある南部には、イングランドとの結びつきが強いということもありまして、独立に反対する人が比較的、多いといわれています。
イギリス政府は、独立をなんとか避けたいということなんですが、独立派が勝利することによる、具体的などういう問題を心配してるんでしょうか?
強い懸念が持たれているのが、通貨ポンドの問題です。
イギリス政府は、スコットランドが独立した場合、ポンドを使わせない方針です。
このため、信用の高いポンドを手元に残しておこうと、スコットランドの銀行から預金者がポンドを引き出そうとする動きが出る、そういうおそれがあります。
実際、取材した経営者の中には、先月のうちにスコットランドの銀行から、ロンドンの銀行に口座を移したという人もいました。
またエジンバラは、ロンドンに次ぐ金融センターです。
こうした金融機関が、危機に陥った場合には、これまでですと、イギリスの中央銀行や政府が救済に当たることができましたが、独立後の救済の枠組みは、まだ何も合意できていません。
こうした問題に回答が示されていないことから、ポンドは値下がりして、スコットランドに拠点を置く銀行などの株価は値下がりしているんです。
また通貨や金融システムへの懸念は、イギリス政府の信用にも直結するだけに、影響は、為替や株式市場、それにイギリス国債の信用にまで広く及ぶおそれがあります。
松木記者でした。
結果はどちらに出るのか、住民投票は、日本時間のあす午後3時から始まり、あさっての午後には大勢が判明する見通しです。
国内に独立や自治の拡大を求める勢力を抱えるほかの国々もまた、選挙結果を固唾を飲んで見守っています。
次です。
IWC・国際捕鯨委員会の総会が、議論のヤマ場を迎えています。
焦点は、日本の調査捕鯨の今後です。
調査捕鯨を続けたい日本の前に立ちはだかるのは、反捕鯨国のニュージーランドです。
ニュージーランドが提出した決議案が採択されれば、日本は一層厳しい立場に立たされることになります。
きょう、北海道釧路市沖で行われた調査捕鯨。
引き上げられたのは、ミンククジラです。
祖父の代から捕鯨を行ってきた竹内正紀さんです。
6.25。
気がかりなのが。
スロベニアで開かれているIWC・国際捕鯨委員会の総会です。
日本に事実上、調査捕鯨の先延ばしを求める決議案を提出した、反捕鯨国のニュージーランドの代表です。
南極海での日本の調査捕鯨の中止を命じた国際司法裁判所の判決を受けて、態度を強めています。
これに対して、日本の森下丈二政府代表は。
IWCの総会が開かれている、スロベニアのポルトロージュです。
こちらのホテルでニュージーランドの提案が議論されています。
この中で日本は、必要のないルール変更だなどと、ニュージーランドの提案に反発。
各国に文言の修正を強く迫っているものと見られています。
議論は平行線をたどっており、関係各国による非公式の協議は、きのうに続いて、きょうもこのあと開かれる予定です。
ニュージーランドの提案はあす、再び総会で議論されたうえで、採決に入るものと見られていますが、反捕鯨の国が、捕鯨を支持する国より多数を占めている総会での採決は、日本にとって、不利な情勢になっています。
この議論されているニュージーランドの提案。
本当のねらいは何なんでしょうか。
こちらです。
日本の国際的なイメージを悪化させることなんです。
日本は、調査捕鯨を行う際に、毎年5月に開かれている科学委員会に、次の年度の計画を提出しています。
このメンバーの中心が科学者でして、日本は冷静な議論が行われる場として評価しています。
この場で出たお墨付きを得る形で、調査捕鯨を行っているんです。
この現状に待ったをかけようとしているのが、ニュージーランドの提案です。
科学委員会だけでなくて、この総会にも、計画を提出するように求めているんです。
この総会というのは、メンバーは科学委員会と違って、反捕鯨の代表が大半を占めています。
ですから、ハードルが高くなるわけです。
さらに、この科学委員会というのは、毎年行われています。
こちら、毎年行われています。
これに対して総会というのは、2年に1回しか開かれないんです。
ですから、この総会で、仮にこの提案が、計画が通らなかった場合には、結果的に日本は、2年間、待たされることになるんです。
ただし、この提案、採決されても法的な拘束力はありません。
ですので、日本はこれまでどおり、この科学委員会に毎年、計画を提出して、調査捕鯨を続ける考えです。
ただし、もし日本がこのような行動を取った場合、この総会で決められたルール、みんなで決められたルールを守れない国として、国際的なイメージが悪化することが懸念されているんです。
こうした厳しい状況の中で、日本はどのような戦略で臨んでいるんでしょうか。
私たちは、今回のIWC総会で交渉を続ける、日本政府の代表団を取材しました。
日本政府の代表を務める森下さんは、水産庁出身で、マグロなどの漁業交渉に携わってきました。
ニュージーランドの提案に警戒を強めています。
反捕鯨国が多数を占める中、重要なのは、調査捕鯨を支持する国を確実につなぎ止めることができるかどうかです。
森下さんたちは、総会前から捕鯨を支持する国、20か国程度を集めて、日本の立場について改めて理解を求めてきました。
しかし、長年、日本を支持してきた国の中から、態度を変える動きも出てきました。
アフリカ中部の国、ガボンの政府代表を務めるこの男性。
イギリスの国籍も持っています。
自然保護の専門家で、大統領の環境政策のアドバイザーも務めています。
10年以上にわたって日本を支持してきたガボン。
どういうことなのでしょうか。
ガボンは、豊かな自然を生かした環境立国として経済発展を目指しています。
ホエールウオッチングも、重要な観光資源になると考えているのです。
森下さんは、支持国の態度の変わりようには、反捕鯨国による切り崩しがあると考えています。
日本にとって大事なのは、新興国だけではありません。
外交的に最も重要なアメリカとの間にも、微妙な隙間風が吹き始めています。
アメリカは、反捕鯨の立場を取っていますが、自国で一部の先住民族が続けている捕鯨の必要性を認めていることもあって、日本とは、つかず離れずの関係を続けてきました。
しかし、今回、アメリカは。
アメリカがこれ以上強硬な姿勢を出してくるのだけは避けたいと、粘り強く交渉しています。
欧米の圧力に直面する日本。
調査捕鯨は厳しい局面に追い込まれています。
クジラは哺乳類であるし、養殖ができない。
だから、それを捕獲するのはあまりにも残酷だというのが、反捕鯨国のオーストラリア、ニュージーランドといった国の主張なんですが、一方で日本は、捕鯨というのは長い歴史を持つ貴重な食文化。
文化の多様性をきちんと認めるべきだと主張しています。
ただ、その対立は接点を見いだすことがないまま今日に至っています。
捕鯨国に対する風当たり、依然、強い中ですが、IWCの議論、いよいよ大詰めの段階を迎えています。
党の路線を巡って、またも分裂含みです。
去年12月、10人を超える議員が党を離れたみんなの党は、浅尾代表と渡辺前代表の対立が激しくなっています。
記者団の質問に、語気を強めて答える渡辺前代表。
昨夜、今後の路線を巡って、浅尾代表と会談。
渡辺氏は、与党と連携を強化していく与党再編を主張しましたが、物別れに終わりました。
平成21年、自民党を離党した渡辺氏や、民主党を離れた浅尾氏らが中心となって結党したみんなの党。
しかし、野党勢力の結集の進め方などを巡って、渡辺氏と幹事長を務めていた江田氏が対立。
去年12月、議員14人が党を離れて、結いの党を結成し、みんなの党は分裂しました。
こうした中、渡辺氏を巡って化粧品会社の会長から、合わせて8億円を借り入れていた問題が発覚。
法的問題はないとしながらも、渡辺氏はことし4月に代表を辞任しました。
その後、幹事長を務めていた浅尾氏が、代表に就任。
しかし、渡辺氏は今月に入り、浅尾氏が野党再編に軸足を置く場合には、辞任を求めることも辞さない構えを示していました。
そしてきょう開かれた役員会。
多数決の結果、与党再編は党の路線として選択しない方針を確認しました。
このあと開かれた両院議員懇談会。
渡辺氏も出席し、政策の実現が政党の使命であるのに、与党再編をなぜ諦めるのかと反論。
党の決定機関である両院議員総会を開いて議論すべきだと述べ、役員会の方針は受け入れられないという考えを示しました。
党内からは。
水野幹事長は。
路線の対立が深まる浅尾代表と渡辺前代表。
対立は根深そうです。
さあ、次のニュースです。
経営立て直しの道のりは、平たんではないようです。
ソニーは、今年度の最終的な損益の見通しを、大幅に下方修正するとともに、昭和33年に株式を上場して以来、初めて配当を見送ることになりました。
発表によりますと、ソニーは中国メーカーの台頭などで、主力のスマートフォンの販売が計画を大きく下回り、予想していた利益が見込めなくなったことから、新たに1800億円の損失を計上することになったとしています。
この結果、今年度の営業損益の見通しが、これまでの1400億円の黒字から、400億円の赤字に陥るとしています。
また最終的な損益の見通しも、これまでの500億円の赤字から、2300億円の赤字に下方修正しました。
ソニーは昭和33年に、東京証券取引所に株式を上場しました。
今回初めて、中間配当と期末の配当を見送ることになりました。
さらに経営の立て直しに向けて、今年度中にスマートフォンなどのモバイル事業に携わる従業員の15%に当たる、およそ1000人を削減する方針を明らかにしました。
ソニーにとっては、10年連続の赤字に陥っているテレビ事業が、経営の立て直しに向けた最大の課題となっていましたが、主力と位置づけているモバイル事業についても、安定して利益を出せる体制の構築を迫られる形となっています。
こちら、ユネスコによって登録された、日本の世界文化遺産です。
世界的にもその価値が広められるとあって、日本各地で登録を目指す動きがありますが、政府はきょう、新たに2つの文化遺産について、ユネスコに推薦書を提出することを決めました。
この夏、長崎県で上演された市民ミュージカルです。
キリスト教が禁じられて以降、250年にわたってひそかに信仰を守ってきた信者たちが登場します。
ミュージカルの題材となった大浦天主堂です。
こうした長崎県と熊本県のキリスト教の教会群。
世界文化遺産への登録に向けて、一歩進むことになりました。
今回、世界文化遺産への登録を目指すのは2つ。
そのうちの1つが、長崎の教会群と、キリスト教関連遺産です。
国宝、大浦天主堂です。
現存するキリスト教の建築物としては、日本で最も古いとされています。
今回、推薦が決まったのは、長崎県と熊本県の13の資産で、政府は日本におけるキリスト教の伝来と、普及の歴史を示す文化財が残っているなどと評価しています。
そして、もう一つ、推薦されることになったのが、東京・上野の国立西洋美術館です。
東京・上野の国立西洋美術館の開館式は…。
昭和34年に開館したこの美術館。
近代建築の巨匠、ル・コルビュジエが設計しました。
フランスを始め、ル・コルビュジエの作品がある国々が、共同で推薦することにしています。
世界遺産登録へ向けて、推薦されることが決まった、国立西洋美術館。
この決定に、地元の期待も高まっています。
世界遺産の登録を目指して活動してきた石山和幸さんです。
世界遺産登録を目指して、7年前から、国際会議でプレゼンテーションを行うなどの取り組みを進めてきました。
知らせには。
政府は来年2月までに、正式な推薦書を提出します。
ユネスコの諮問機関による調査を経て、再来年・平成28年に世界遺産委員会で登録するかどうかの審査が行われます。
絶滅が心配されるニホンウナギをどう守っていくか。
きのうも、この時間でお伝えした、ニホンウナギの資源保護について話し合う国際会議が、合意にこぎ着けました。
日本や中国など、4つの国と地域が、養殖に使う稚魚・シラスウナギの量を、20%削減することで合意しました。
店の看板メニュー、うな重。
静岡県の浜名湖周辺などで養殖されたウナギが使われています。
この店では、シラスウナギの不漁などを受け、この1年半で300円近く、値上げしました。
シラスウナギが今よりも手に入りにくくなれば、経営に行き詰まる店も増えるのではないかと懸念されています。
一方、客からはこんな声も。
きのうから行われていた、ニホンウナギの資源管理の枠組みについて話し合う国際会議。
日本、中国、韓国、台湾の担当者が協議を続けてきました。
焦点となっていたのは、養殖に使う稚魚・シラスウナギの量をどこまで削減するかということでした。
会議に先立って、日本側は、国内の養殖業者が使うシラスウナギを、ことしまでの4年間の平均と比べて、30%余り削減することを提案。
ほかの国や地域にも、同じ程度の制限を求めました。
しかし、調整は難航。
結局、削減幅を縮小せざるをえませんでした。
合意した削減幅は、漁獲量が多かったことしと比べて20%削減するというものでした。
11月から実施される予定です。
今回の合意を受けて、水産庁は今後、国内の業者が養殖に使えるシラスウナギの上限を、割りふる作業を進めることにしています。
養殖業者の間では、不安の声が上がる一方、資源管理は必要だという考えも浸透してきています。
気になるのは、今後、私たちが食べるときの値段です。
専門家は、規制の導入は消費者にとって、メリットがあると指摘します。
日本の提案よりは、削減幅を縮小せざるをえませんでしたが、守って食べる時代への枠組み作り、まずは一歩を踏み出しました。
森元総理大臣は、あさって、韓国のパク・クネ大統領と会談する見通しで、首脳会談の実現への環境整備を図りたいとしています。
韓国・インチョンで開かれるアジア大会の開会式に出席するため、韓国を訪問する森元総理大臣。
あさってソウルで、韓国のパク・クネ大統領と会談する見通しです。
安倍総理大臣の親書を手渡し、いわゆる従軍慰安婦の問題などで冷え込んでいる、日韓関係の改善に向け、首脳会談の実現への環境整備を図りたいとしています。
東京オリンピックに合わせて、開業した東京モノレールが、きょうで開業50年を迎えました。
モノレール浜松町駅には、空と海をイメージしてデザインされた初代の車両から、ことし7月に導入されたばかりの新型車両まで、歴代の6種類の車両が勢ぞろいしました。
気象情報、井田さんです。
こんばんは。
きょうは広い範囲で過ごしやすい陽気となりました。
広島県神石高原町では、ぶどうの一種、ピオーネの収穫が始まっています。
きょうの一日の気温の差は10度以上となりました。
昼と夜の寒暖の差が大きくなると、色づきがよく、糖度が高くなるといいます。
8月は雨が多くて大変苦労しました。
9月になって天気が持ち直して、大変いい出来に仕上がっています。
うーん、甘い、おいしい。
ピオーネの収穫は10月中旬まで続きます。
おいしく仕上がったようですね。
日に日に秋が深まっていますが、あすはどうでしょうか。
あすも広い範囲で過ごしやすい陽気、続きそうですね。
では、天気図を見ていきましょう。
大陸から張り出す高気圧、西のほう見ても、もう一つ、高気圧がありますので、あさってごろまで晴れる所、多くなりそうですね。
詳しく見ていきましょう。
この高気圧に覆われて、広い範囲で晴れ間が広がりそうです。
空気も乾きそうですね。
あすは広い範囲で秋らしい陽気となってきそうです。
では、気温を見ていきましょう。
朝の6時です。
全国的にけさよりも下がりそうです。
北海道は白で、1桁に下がる所が多くなりそうです。
午後3時です。
日中も、きょうよりも下がる所、多くなりそうです。
西日本の太平洋側でも、緑で、25度を下回る所がありそうです。
そして夜です。
夜も朝と同じように、ひんやりしそうです。
内陸では広く濃い青で、15度を下回って、肌寒いでしょう。
各地の天気と気温を詳しく見ていきます。
朝晩はひんやりする所もありそうですけれども、あすも日中、爽やかな陽気となる所が多そうですね。
乾いた空気に覆われますので、過ごしやすいんですね。
最小湿度を見てみましょう。
50%を下回る所が多いですね。
新潟は35%、名古屋は34%、内陸では30%を下回る所も出てきそうです。
この晴れ間ですけれども、あさってにかけては続きそうですけれども、また土曜日以降、雨の続く所もありそうなんですね。
貴重な晴れ間となる所もありそうですので、洗濯干したり、貴重な晴れ間、有効に使ってください。
気象情報でした。
センターへ大きな当たりで、入りました。
そっくりさんです、森野選手の。
廣瀬さんのそっくりさん。
違います。
こんばんは、びっくりしました。
さあ、大相撲秋場所です。
初日から3連勝の横綱・日馬富士は、2場所続けて敗れている嘉風との一番。
思わぬ形で勝負がつきました。
日馬富士、嘉風とは過去2勝5敗と負け越している苦手な相手。
両者が低い、日馬富士が突き落とす。
嘉風が低い。
日馬富士が少し嫌がっているが、食い止めました。
日馬富士の勝ち。
あっと、そして物言いですね。
日馬富士はちょんまげをつかんでおり、嘉風の勝ちといたします。
日馬富士は、ことしの夏場所に続く2回目の反則負け。
取組で右目の辺りを大きく腫らし、踏んだり蹴ったりの黒星となりました。
新入幕の21歳が、幕内の前半戦を盛り上げています。
モンゴル出身の逸ノ城は、ここまで3連勝。
きょうも豪快な相撲でした。
新入幕のみなと部屋の逸ノ城です。
あいさつは初々しい逸ノ城。
しかし、土俵に上がれば、この貫禄。
もろ手づき、中に入ろうとする松鳳山、左から入りました。
小手投げ!振り回しました。
逸ノ城の勝ち。
三役経験者の松鳳山を、豪快な小手投げ。
逸ノ城、自信になりますと、支度部屋でにこにこ笑顔でした。
中入り後の勝敗です。
40歳の旭天鵬は、1年ぶりの初日からの4連勝に、出来すぎだねと笑顔でした。
千代丸は4連敗と、元気がありません。
荒鷲は今場所、初白星です。
新大関の豪栄道は2勝目。
まだまだ先はあると厳しい表情のままでした。
鶴竜と白鵬は4連勝です。
あさって開幕するインチョンアジア大会。
競泳男子のエース、萩野公介選手が、現地で決意を示しました。
20歳の萩野選手は、きょう午前、韓国に入りました。
アジア大会では、ロンドンオリンピックで銅メダルを獲得した400メートル個人メドレーなど、最多で8種目に出場する可能性があります。
このあと早速、初めての練習。
最初のレースとなる今月21日の200メートル自由形に向けて、調整を続けます。
サッカー男子の予選リーグ。
日本対イラクの試合は後ほどお伝えします。
プロ野球。
まずはパ・リーグ。
首位ソフトバンクと2位オリックスの直接対決です。
きのう勝ったソフトバンクが、連勝するか、引き分ければ、優勝へのマジックナンバーが点灯します。
オリックスは、意地を見せたい試合です。
なんとかソフトバンクについていきたいオリックス。
3回、1番平野恵一。
ヒットエンドランを決め、3塁1塁とチャンスを広げます。
続く安達は、きのう、2安打。
ソフトバンク、攝津の3球目を捉えました。
犠牲フライで先制。
オリックスはさらに1点追加し、主導権を握ります。
このあと同点とされますが、6回、9番伊藤。
1アウト満塁の場面でした。
とにかく1点取りたかったと、勝ち越しの2点タイムリー。
さらに安達。
食らいついたと、貴重な追加点。
この回4安打を集中して、5点を奪ったオリックス。
3試合ぶりの2桁安打で、マジックナンバー点灯を阻止しました。
日本ハムは1回、3番陽。
高く上がった打球が、22号の先制2ランとなりました。
先発の木佐貫は、今シーズン、まだ勝ちがありません。
前半は毎回ランナーを出しましたが、フォークボールをうまく使い、8回途中まで無失点で粘りました。
9回は、42歳の稲葉が代打で登場。
引退表明後、初めてのホームランで、ファンを喜ばせました。
日本ハム、快勝です。
楽天の先発は、7勝目を狙う塩見。
1点を先制されますが、その後は打たせて取るピッチングで、追加点を与えません。
打線は5回、ランナー2塁で、3番岡島。
初球を狙い打ってタイムリー。
同点に追いつきます。
さらに1塁2塁として、5番銀次。
チャンスで凡退していたので、絶対打ちたかったと、意地のタイムリーで勝ち越します。
塩見は7回を投げて、1失点で7勝目。
楽天は2連勝です。
パ・リーグの順位です。
セ・リーグは首位巨人と2位広島の直接対決、3戦目。
巨人はきのう勝って優勝へのマジックナンバーを10としましたが、きょうは思わぬスタートとなりました。
巨人は澤村が不安定な立ち上がり。
フォアボールからピンチを招き、広島の中軸に狙われます。
試合を作れず悔しいと、澤村はいきなりの4失点。
1回でマウンドから姿を消します。
このあと6対6の同点とした巨人、7回は4人目の久保。
広島は5番松山。
この当たりがスタンドまで届きました。
巨人、これでみたび、勝ち越しを許します。
しかし直後の8回、ランナー1塁から代打の大田。
今シーズン初ホームランが逆転の2ラン。
大田の一振りで、巨人が試合をひっくり返しました。
阪神は1回、1アウト2塁で3番鳥谷。
有利なカウントから積極的に打ったと、フォークボールを打ち返しました。
先制した阪神、この回、さらに1点を加えます。
3回も鳥谷。
今度は1アウト3塁の場面でした。
ここもフォークをうまく捉えました。
阪神は上位打線で得点を重ねて、主導権を握ります。
先発は能見。
きょうは低めを丁寧に突くピッチングが光りました。
8回まで得点を与えず8勝目。
阪神は2カード連続の勝ち越しです。
DeNAは、きょう負ければ、5位に後退。
しかし不振の打線が中日の大野に苦しみます。
力のあるストレートに手が出ず、6回まで1点、三振8つと抑えられます。
1点を追う7回、先頭のバルディリス。
ライトは平田。
これがラッキーな2ベースヒットになります。
1アウト1塁3塁とチャンスが広がり、代打の切り札、後藤。
初球から振っていきましたが、最悪のダブルプレー。
DeNAは、クライマックスシリーズが遠のく2連敗です。
アジア大会、サッカー男子の予選リーグ、先ほど終わった日本対イラクの速報です。
日本は初戦を勝って、大会連覇に好スタートを切りました。
第2戦の相手は強豪のイラクです。
1点を先制された日本は、前半36分。
中島が抜け出します。
シュートを狙ってきた!決まりました、同点。
冷静に流し込みました。
同点に追いついて前半を終えます。
しかし、後半開始早々の3分。
あー!
勝ち越しゴールを奪われてしまいました。
日本、連勝はなりませんでした。
2014/09/17(水) 21:00〜22:00
NHK総合1・神戸
ニュースウオッチ9▽NASA新たな宇宙船開発は▽IWC総会…調査捕鯨は?[二][字]

▽スペースシャトルの後継NASA新宇宙船開発は▽どうなる日本調査捕鯨?IWC総会最終局面…現地生中継▽長崎の教会群と関連遺産・国立西洋美術館世界遺産の登録推薦へ

詳細情報
番組内容
【キャスター】大越健介,井上あさひ,【スポーツキャスター】廣瀬智美,【気象キャスター】井田寛子
出演者
【キャスター】大越健介,井上あさひ,【スポーツキャスター】廣瀬智美,【気象キャスター】井田寛子

ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 天気
スポーツ – スポーツニュース

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日本語
英語
サンプリングレート : 48kHz

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