エデュカチオ!「どう育てる?わが子の金銭感覚」 2014.10.04

今日のテーマは「おこづかい」。
でもそんなもんなんだ。

(子どもたち)ええ〜っ!確かに子どもたちの周りには欲しいものがあふれてる。
しかもインターネットや電子マネーが普及し目に見えないお金が動く時代。
知らない間に大きなトラブルに巻き込まれてしまうケースも急増している。
お金に振り回されない大人になってほしい。
おこづかいがそんなに昔と大差がない感じがするんですが。
今500円の子もいましたし。
消費税も上がったのに子どもたちかわいそうだなって瞬間思ったんですけど。
でもおうちによってきっとそこらへんはさまざまでしょうね。
私なんかは…だって親の方も…これやっぱり意識してやる必要があると思いますね。
そうですね。
気になる!ランキング!いや〜困った。
アンケートによると小学校1年生からという家庭が圧倒的。
その後は小4中1と続く。
皆さん参考にして下さい。
おこづかいのスタート時期について…親の管理下にあるうちに……というのは大切ですよね。
小学生になるからあなたたちもおこづかいあげようねってこれで何を買ってちょうだいって買うものも話し合って始めるというのに一番いい機会だと思いますね。
上の子は…15日の日に…それいいですね。
そういう儀式というかしきたり。
大変そう。
ちゃんとつけてたんですねおこづかい帳。
ちゃんとつけてました。
まあ偉い。
だからそれだけのせいかどうかは分かりませんけど…僕のいいネクタイから売れちゃうんですよ。
それから…リサイクルに出して。
「1,200円だった」とか言って。
我が子に賢くお金を使える子になってほしいとお悩みなのが神奈川県の…長男の…お金の管理はまだできないだろうとお母さんは決まったおこづかいをあげていない。
ところがそれが裏目に出てしまい一緒に買い物に行く度に…。
やるの?うんやる。
あげないとぐずって買い物ができなくなってしまうそうだ。
太一くんの宝物を見せてもらうと…。
(太一)ガチャポン。
これ全部ガチャポンなんだよ。
うわすごいじゃない。
うわ〜!このままでは見境なく浪費するようになってしまうかも。
一体どうしたらいいの?例えば子どもと話し合って…ガチャポンだったら1回ねとか2回ねとか。
そういうふうに決まりを作る。
早速お母さんはアドバイスを実行する事に。
太一くんの7歳の誕生日にあるプレゼントを用意した。
渡したのは太一くん専用のお財布と500円玉1つ。
限られた金額をどう使うか自分で考える体験をしてもらう事に。
いざ買い物へ。
太一くん何を買うかもう既に頭がいっぱい。
ショッピングセンターに到着。
おっいつものおねだりスポット。
ガチャポンって好きなんですよね子ども。
僕も好きだったなガチャポン。
ん?今日は素通りらしい。
おお。
素通りした。
やって来たのは文房具コーナー。
太一くんは学校で使う定規が欲しいと思っていたのだ。
160円の定規が気に入った様子。
でも何やら心配事が。
初めて自分のお財布から自分のお金を出した。
かなり緊張している様子。
大変お待たせしました。
ありがとうございました。
数が増えたから。
学校で使う定規を買えたので安心して遊べる。
持ってないのが当たった!ついてる〜。
140円で両方は買えない。
悩ましい。
しぶしぶお菓子を棚に戻して…。
100円のキャンディを買う事に。
賢い買い物をしたら運もついた。
5個のキャンディが当たって大満足。
「むずい」と思う事なかったでしょうねこれまでは。
お母さんに言ったら何とかなるみたいなとこあったでしょうし。
(笑い声)なんだ〜。
買うでしょうね。
あっ内緒ね。
そうかそうか。
余計な事言って。
僕らの時はもんじゃ焼が…でもそれもいいわね。
いいですよね。
毎回ずっと10円じゃさみしいですもんね。
くだらないものをお母さんが太一くんがお買い物してる時に…親からすると…とか思いがちな…そういうのはどうですか?僕らにとっては必要がないかもしれないけど本人にとってはものすごく価値のあるものかもしれないし。
うちの子なんて…それを見越すから…ここが今回の…ここでおこづかい上手になるための…まずは自分のお財布。
子どもが好きなものを選んでテンションを上げてもらおう。
今どきはかわいいおこづかい帳もいろいろ。
上手に使えているか時々お母さんチェックを忘れずに。
おこづかい帳が大変だったらカレンダーに使った金額やお金がかかる予定などを書き込むだけでもOK。
お金に対する意識がグッと高まる。
更にやりくり上手になるためにはこちら。
おこづかいを「必要なもの用」と「ほしいもの用」に分けてみよう。
「必要なもの」つまりニーズとは小中学生でいえば鉛筆やノートなどのなくては困るものをいう。
「ほしいもの」つまりウォンツとはゲームやお菓子などなくても困らないがあるとうれしいものの事だ。
多くの家庭ではお菓子などのウォンツは子どもがおこづかいで買い文房具などのニーズは親が買っている。
おこづかいに慣れてきたらニーズも少しずつ子どもに任せていこう。
やりくりを考えお金の管理を身につけるトレーニングになる。
アンケートによるとおこづかいの渡し方は大きく3種類に分かれた。
一番ポピュラーな方法だ。
神奈川県の鈴木さんのお宅では最近3年生の心都ちゃんのおこづかいを報酬制で渡す事にした。
なぜ報酬制にしているんですか?このままではお金を手に入れる苦労を知らない子になってしまうのでは。
不安に思いお母さんは報酬制を導入。
さて心都ちゃんに変化は?自分で得たお金だからこそ使い道をちゃんと考えるようになった心都ちゃん。
ところがお母さんには別の悩みも出てきた。
ちょっとしたお手伝いを頼むと「これいくら?」と聞かれるようになってしまったのだ。
専門家は…。
内田さんによると…そこで内田さんのお薦めはずばり…通常のおこづかいはちょっと少なめの定額制。
ふだんのお手伝いではない特別な仕事を自主的にした時にお駄賃を渡す事にしよう。
「ありがとう助かったよ」と言われる事で人の役に立つ喜びを知る事もできる。
子どもの性格や家庭の方針をよく考えて定額制と報酬制を上手に使いこなそう。
そうですね。
それが副収入になってまたソーセージいっぱい頼める。
思いが先にあって…だから一番いいのは労働の対価だって教えるには…値段が。
そういう事は考えました?いや何も…。
ここがまたやっぱりね。
喜びはありますねまた子どもたちの方にも。
そしてそれを……とか言って盛り上がるでしょ。
ほんとに学習ですよ。
今学校でも子どもたちがお金について学ぶさまざまな取り組みが始まっている。
その一つがこちら。
課外授業で行われている「駄菓子屋チャレンジ」。
これ1つ下さい。
は〜い。
10円で〜す。
(子どもたち)イェーイ!これ楽しそうですね。
楽しそうね。
なるほどねっていう。
そういう笑顔まで商売に役に立つんだというのを学んでるんですもんね。
いい事ですね。
株式投資だとか…株式の話?株式投資は結構政府も一生懸命進めてるんですけれども。
僕批判的に言えば例えば大きな災害が起きたとするでしょう。
そうすると子どもたちがお見舞いしなきゃいけないな大丈夫かなという意識じゃなくてあっじゃあ建築業だとかこういうのが売れるぞとか。
そっちへいっちゃって。
ええ〜やだ!それでこれはまた問題だよと。
確かに社会をよく見つめてるけれどもそしたら儲かる方に話がいっちゃうっていうのは変じゃないかっていう声も出てきたりして。
そう思うとお金っていうものがそもそもどういうものだろうってよくよく考えた事もないので。
僕なんかお金の金銭感覚をどんなふうに我が子に身につけさせようかというのをそんなに深く考えたわけじゃないんだけども…お父さんの給料袋を机の上に置いてお母さんが子どもたちを招集。
お金の使い道を書いたいくつもの封筒にお給料を仕分けして入れていった。
お金が有限だという事が実感できる上仕分けしながら今月の仕事の大変だった事やお金の使い道の話をする事で親の金銭哲学が子どもに伝わるという。
だから折に触れていろんな場面で金銭感覚を磨いて金銭教育につながるような切り口になるとすごくいいと思いますよ。
他にも家庭でできる事がある。
チャレンジするのは東京に住む…長女の咲稀ちゃんは最近月500円のおこづかいをもらい始めたばかり。
お母さんは娘がお金の価値を分かっているのか心配。
まずは地元のレストランのカレーを取材。
お母さんはサポート役をお願いします。
お店にあったのは普通のカレーとカツカレー。
結構値段が違うんですね。
お店では値段に加えプロの技術やこだわりも聞いてみよう。
レストランの相場が分かったところでいよいよ自分たちのカレー作り。
まずは八百屋さんへ。
子どもたちが商品の特徴や値段を自分で発見できるようにしよう。
商店街ってこうやって使うといいですね。
最後にお肉屋さんへ。
さあカレーを作ろう。
料理の手間を体験するのも大切な事。
煮込んでいる間にコストを計算。
お米を含む材料費を4人分に割ってみる。
おうちのカレーは果たしていくらで出来ただろうか?一人分およそ370円という計算になった。
レストランのカレーは770円。
大体半額で出来たけどおうちのカレーにもお母さんの工夫と愛情手間暇がかかっている事を忘れずに。
生活力が上がりますよね子どもたちの。
そうだ!あのお母さんひと言言えばよかった。
「これ毎日私続いてるのよ」。
一日3回。
お弁当もあったり。
そういうのも子ども心に気付けたりしますよね。
金銭感覚を見てきましたけどいかがでしたか?悩みの中でトップを占めてたのは他のうちはどれぐらいなんだろうとかあんまり差があってはいけないしとかね。
そんな事ないのよ。
差があったっていいしうちはこうなのよっていうのをしっかり…次回もお楽しみに!2014/10/04(土) 17:55〜18:25
NHKEテレ1大阪
エデュカチオ!「どう育てる?わが子の金銭感覚」[字]

クレジットカードや電子マネーなど目に見えないお金が動く時代。将来お金に振り回されない大人に育てるにはどうしたら?お小遣いを上手に活用した金銭教育の方法をご紹介。

詳細情報
番組内容
今回のテーマは「金銭教育」。クレジットカードや電子マネーなど目に見えないお金が動く現代、オンラインショッピングやゲームの課金などによる、子どもや若者のトラブルも急増中。将来お金に振り回されない大人になるためには、子どもの頃からお金の使い方をしっかり学ぶことが大切だ。お小遣いはいつからあげる?いくらくらい?よりよい渡し方、親の関わり方は?すぐにできて役立つ金銭教育のノウハウをお伝えする。
出演者
【出演】教育評論家、法政大学教授…尾木直樹,東山紀之,1級ファイナンシャルプランニング技能士…内田ふみ子,NPO法人マネー・スプラウト代表…羽田野博子,【司会】塚原愛,【語り】小野寺一歩

ジャンル :
趣味/教育 – 教育問題

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