いよいよ出版されるのでしょうか。
ごきげんよう。
さようなら。
生字幕放送でお伝えします伊藤⇒スタジオパークから…観客⇒こんにちは!元気なお声ありがとうございます。
きょうはいつもより遅く1時20分からのスタートです。
司会は竹下景子さんです。
竹下⇒こんにちは、言われる前に回ってしまいます。
きょうのゲストは強烈な印象をお持ちの方です。
俳優の佐野史郎さんです。
どうぞ。
佐野⇒前を失礼。
ようこそお越しくださいました。
こんなに間近でお話するのはうれしいです。
共演は、お二人は?ないんですよね。
同じドラマとか、そういうチャンスはあったんですけど同じシーンに出ていないんですよね私たち。
珍しいですね。
2人とも絶対あると思ったんですけど何でないんだろう。
なんでですかね。
どうしてですかね。
でもきょうはその分、楽しくお話したいと思います。
初共演ということで。
すてきなお着物です。
着物がね。
いやいやいや。
生放送で勘弁してください。
実は怪しいNHKでお仕事をされているということですけれども。
常に怪しいです。
そんな怪しい佐野史郎さんへの質問・メッセージをたくさんお待ちしています。
よろしくお願いします。
改めまして本日のゲストは俳優の佐野史郎さんです。
佐野⇒よろしくお願いします。
いつも、怪しいとおっしゃっていましたが今回本当に怪しいドラマやってらっしゃいますね。
まか不思議なね。
「おそろし」。
「おそろし〜三島屋変調百物語」時代劇ですけれども宮部みゆきさん原作の怪しいというか、恐ろしい話です。
次から次へと出ていきます。
怪談がね、メインのお話です。
そうです。
舞台は江戸です。
佐野さんは袋物問屋の主人の伊兵衛を演じています。
かとうかずこさんがおかみさんです。
波瑠さん演じるおちかはめいです。
過去に何か事件があって心を閉ざしているところ、はたごの娘さんですが伊兵衛さんの家に来るということです。
三島屋に来るところから物語がスタートします。
「おそろし」ご覧ください。
よんどころない事情だから碁のお客様との約束はほごになる。
先様がおいでになったらお前、お相手をしてよくよく事情をお話しして私に代わって、おわびをしとくれ。
えっ?頼んだよ。
本日は、お約束を交わしておきながら主人、伊兵衛に火急によんどころなき事情がまかりおきまして…え〜、あの…。
おちかは思わぬきっかけから恐ろしい物語を聞かされることに。
長い年月胸に隠し持ったどす黒いものを吐き出す潮時が来たと。
たまたま兄は手に玄能を持っておりました。
これも間の悪いことでした。
うわ〜!怒りで訳が分からなくなりふと気付いたら、その大工を打ち殺してしまっていたのです。
本当に安らかなお顔でこんな話を聞いてくれてありがとうとそう、おっしゃいました。
松田屋さんは、おちかと話せて大層うれしかったと重々、礼を述べてお帰りになられたそうだよ。
堪忍してください。
そして、おちか自身にも悲しくも恐ろしい物語が。
許さねえ。
俺のこと忘れたら、絶対許さねえ。
何やら恐ろしげですね。
ぞわっととする感じの物語です。
佐野さんがいらっしゃるからよけいにミステリアスなぐっと厚みがね。
お昼の番組ですから。
佐野さんはミステリアスというかおもしろいという、不思議な話おもしろい話をどんどん聞き出してくれないかということで百の話を集めてしまおうということになったんですね。
よくこういうドラマなら僕は怪しげなほうに出ることが多いかもしれませんが今回は別にそういうわけではなくて。
仕掛け人みたいな感じですね。
めいのおちかが非常につらい思いをしてそれをなんとか解きほぐすために荒療治じゃないですけれどもことばでは説明しませんが世の中の怪談、奇談異変話を集めて。
おかみさん絡めて怖い話を集めるなんて迷惑なんじゃないのという感じもあります。
かとうかずこさんとのコンビがね本当に不思議な話が好きな人と。
本当におもしろいBSプレミアムですでに3回放送。
早速ご覧になった方からのメールです。
神奈川県の方からです。
三島さんという方だということでたまたま台所に立ったときに家族が見ていた「おそろし」文字どおり引き込まれて抜け出られなくなりました。
ホラーは苦手ですが、むしろ強烈に温かい人間ドラマです。
佐野さんは今のところ影の仕掛け人ですがこれから本領発揮何でしょうか。
楽しみです、といただいています。
単に怖いというか。
ホラーとは違います。
怪談話、人情話です。
時代劇ということで生々しさというのがちょっと距離をおいて、また見られます。
現実の話で、今の話になるともうちょっと救いようがない気持ちにもなるかもしれませんがそれが時代劇の設定ですし当時ならではの携帯も何もないいちいち連絡するのに人を使わせて文が行き交うというということでやっと品川から来たかというせりふもあるんです。
そういう空気や時間、その流れみたいなものを演じていても感じます。
さらにいろいろな物語、怪談話が出てきます。
すごくマッチしていて、映像も凝っているんですよね。
金子修介監督。
「ガメラ」シリーズ「ゴジラ」シリーズにも出ています。
同年代というか同い年でその世界が好きですから昔から僕も出ているんですけど。
水を得た魚のように百物語を集めているんですね。
シナリオにも書いてあるんですけれども、オープニングが「おそろし」という文字がぐにゃっと曲がりながら出てくると書いてあります。
「ウルトラQ」のようにと書いてあります。
懐かしい。
60年代の大人も子どもも夢中でした。
昭和41年怪奇ドラマですね。
ウルトラマンより前です。
ウルトラマンのきっかけになるドラマですね。
タイトルがぐにゃぐにゃとなって出てくるんですね。
工夫を凝らしていって映像をご覧いただこうと思います。
ト書きのとおりです。
血管が上っていくとまんじゅしゃげです。
彼岸花が動いています。
竹下⇒怖い!何度見ても声が出ますね、怖い。
スタジオのお客様も肩が上がっていました。
1人で見ていた日には、本当にね。
こういうのが好きなんですね。
映像というかこういうシーン一つ一つ、金子さん監督がこだわって。
実際収録のときにはこういうものはないんでしょ。
ないですね。
そういう分、役者のほうがいろいろ想像力を働かせて演じなければいけないんじゃないですか。
昔はこういう作品だといわゆる特撮部分と実際にドラマの部分と分かれていて、今はCGというものに僕らは演じているほうも慣れていますから、このようになるのかなということを想像しながら演じていますけどね。
それでもやはり生身の波瑠さんと話しているところなんかはやっぱり、みんな空気がしーんとなりますね。
そういうところはやっぱり変わらないですよね、昔とね。
ほかにも、これだけではなくていろいろこだわりの怪しい雰囲気の映像がございます。
ふすまが。
象徴的ですね。
ふすまが血のりで。
虚構の世界も入ってくるんですね。
心象風景みたいな。
境界線がなくなる不思議な感じです。
監督の好みとしか言いようがないんですけど、好きですね僕は。
あとスタッフ全員が、おすすめというか、びっくりしたシーンがあります。
そうそうそう。
彼岸花の中に、人がいる。
小さくなって歩いていたりしているんですね。
コロボックルと呼んでいます。
ちょっとかわいい感じの雰囲気になっちゃいますけど。
映像美ですね。
佐野さんは怪談話が好きでやっていてどうでしたか?楽しかったですか。
お話いただいたときからぜひぜひということで。
ほかにも百物語を集める役というのは、京極夏彦さんのでやっていたり。
水木しげるさんの作品だったり皆さん仲間ですよね作家の皆さんもね。
妖怪仲間みたいな。
そういう感じで荒俣宏さんとかね。
だからちょっと自然発生的なファミリーの意識もあるんです。
結束がかたそうですね。
全力で、この世界を生きようと。
逆に妖怪、怪談仲間の皆さんも見ていらっしゃるでしょうから中途半端では見られないぞというような、そういう見方をされるんじゃないですか?確かに、金子監督には「ゴジラ」のときもそうですが出演している若い女優さん知らないですよね「ウルトラQ」とか怪獣とか。
必ず僕は捕まえて歴史をレクチャーをして。
黙っておられないんですよ。
やっぱりこれは、この絵を見たら「ウルトラQ」のマンモスフラワーを見ていてねと。
植物というか、怪獣というか。
またやっているというような顔で金子監督は僕のことを見るんです。
かなり波瑠さんご自身もこの分野に精通されたんですね。
彼女も嫌いじゃないみたいですね。
資質はあるんじゃないですかね。
見逃しませんでした。
そんな佐野さんご出演の「おそろし」第3回まで放送で今回は?4回がまた怖くなるんです。
また怖くなるんですか。
鏡の話なんでね、これは。
鏡で人の思いがこもっていますからね。
誰かに見られているような感じがしますよね。
見ちゃったんですけど怖いです。
おもしろいです。
気に入っています。
佐野さんおすすめの第4回です。
私の話を聞いたあとは鏡を見るのがお嫌になるかもしれません。
きれいだよ、姉さんは。
そんなに見ないで。
出して!ここから出して!堪忍して、おっかさん。
呪いでございますよ。
それでも間違いは間違いでした。
エロチックなシーンもあります。
BSプレミアムで毎週土曜日8時からの放送です。
ぜひご覧ください。
1回から3回まで、見逃した方はNHKオンデマンドで見ることができます。
全5回シリーズです。
もう終わっちゃうのかということで、すごくまだ見たいなという。
ずっと続けて見るとまた新しい発見があるかもしれない。
要するに続いている話なので、おちかの話と毎回出てきて怪談話をする人の話が交差したりするんです。
続けて見るとまた新しい1つの物語になるかもしれない。
気が付かなかったことに気付くかもしれませんね。
僕自身もまた違ったところが見られるかもしれません。
続きまして今度は佐野さんにぐぐっと迫ります。
恒例の竹下さんのナレーションでプロフィール紹介をお願いします。
あらら、このコーナーか。
佐野さんは、1955年山梨に生まれ、すぐに東京へ。
テレビの「月光仮面」や江戸川乱歩のかわいい、ちょっとヌードですよ。
写真が好きな父親が撮りました。
「少年探偵団」シリーズなどどこか恐ろしさを秘めたものに引かれる子どもでした。
そして7歳のときに松江市に引っ越したことをきっかけにさらに怪しげなものへの興味が増していきます。
これはなぜですか?松江はね独特の空気があるんです。
太平洋側の東京にはない空気ですね。
出雲の地はね。
神々もいるし水木しげるさんの境港、小泉八雲の「怪談」のふるさと最近は言われてますけど、そういう空気の中で自分の体の中に、もともとある感覚でもあったでしょうし松江に移ったことでそういう怪談話や不思議なものにどんどんひかれていったのは事実です。
19歳で上京した佐野さんは演劇の世界に足を踏み入れます。
シェイクスピアシアターその後、唐十郎さん率いる状況劇場で活躍しました。
また急になぜ劇団に?最初からですね。
どう言ったらいいんだろう。
60年代、70年代を前後して中学・高校ですから、当時ご存じのように。
アングラ世代ですね。
音楽にしろ文学にしろサブカルチャー、アンダーグラウンドがものすごくおもしろい時期でその洗礼を受けたので映画や文学やテレビそれには触れることはできるんですが、演劇だけは足を運ばないといけないんです。
特に地方におりますと、いわゆる新劇の劇団が来てもアンダーグラウンドの唐十郎の劇場などは足を運ばないとものすごく見たいと、飢えるんです。
実際に見たテントの中での芝居の衝撃ここだと思ってしまったんですね。
やはり唐十郎さんは強烈でしたか。
そうですね、お会いになっているかもしれませんけれども。
強烈でしたね。
まあ、でも最初はいきなりテントに行くのは怖くてちょうどそのときにシェークスピアを渋谷のジァン・ジァンという小劇場に行ったんですけれども、シェークスピアと言いながらロックバンドがいてGパンとTシャツでやったんですけどね。
その後映画、ドラマの世界でも活躍。
一気に注目を集めたのがこちら。
避けて通れないです。
1992年37歳のときに出演したドラマ「ずっとあなたが好きだった」マザコン夫の冬彦役で最高視聴率は34.1%。
今のドラマでは考えられない数字ですが冬彦さんといえば佐野さんの顔が浮かんできます。
今でも言われます。
22年前ですね。
たっちゃいましたね。
冬彦、冬彦というのは勘弁してくれって思いませんか?もう慣れましたよね。
もう覚悟が、あの時点でこれは一生言われるなって思ったし。
俳優の仕事を続けていく中でね、こういうヒット作品に出させてもらったというのは、非常にありがたいことですし。
でもちょっと、イメージを変えなくてはという思いは、特別にはおありではなかったんですか?やっぱり結局好きなんだよね。
嫌だというより、こういう怪しげな世界が好きなので。
冬彦さん、怪しいですもんね。
ものすごく楽しかったんですよこのとき。
非日常にひかれますか?そうですね。
松江時代に怪しいものに引かれるのはまた冬彦さんを演じるのにつながりますか。
プロデューサーやディレクターの方は、ひかれるということは知らないんだけれども、やっぱり、だだもれちゃう。
普通の役をされることもありますが、このあと何かあるのではないかと見てしまいます。
何もないときもありますからね。
ただのいい人のときもありますし。
ほんとに本を読んでいて、いい人だなと思って最後にどんでん返しがあると何だ、と自分がだまされちゃうときもあります。
演じるほうも非日常こんな人いないよね、みたいな人に引かれてしまう部分はありますか?あと冬彦の場合は当時マザコン男は気持ちが悪いと言われていましたけどあのとき、パソコンを扱っていてオタクみたいなこと言われていますけど今、ほとんどの人が冬彦と同じようなことをしていますよね。
確かにね。
先取りだったんだ。
先取りというか正直な人だったんです。
だから普通のホームドラマをやっていても普通の人のほうが、変なんじゃないかっていう気持ちでこの人どういうつもりなんだろうという、ただいい人というふうに思えないですよね、どんな役をやっていても。
何でこの人、こんなふうにやっていたんだろうと。
ト書きとかせりふに書いてなくてもね。
ちょっとひねった読み方を。
どうしてもそれは師匠唐十郎に誤読のすすめというものを教わりましたね、書いてある字面ではなく、その奥に何が書いてあるかということを教わってきた影響かもしれません。
佐野さんが引かれるもの松江時代からずっと培われていて、非日常的な怪しいものに引かれていく状況劇場はアングラで怪しかったですね。
「おそろし」でも、麿赤兒さん先輩後輩です。
どうですか?共演されて。
うれしいです。
私はライブでしか見られないと思っていました、映像で拝見する。
40年前、僕が芝居を始めるときは、アンダーグラウンドの世界の中では伝説です。
すごい麿赤兒だと思って一緒に芝居をやっているとそのうれしさがにじみ出るというそれが不思議です。
そんな怪しい2人なんですけれどもその佐野さんについてどんな人なのか怪しいのかどうなのか非常に親しい方怪談といえばこの人じゃないかという方です。
あの方に佐野さんのことを伺ってきました。
こんにちは。
荒俣宏です。
大体、小泉八雲の怪談の話から始まりラヴクラフトに出てくる宇宙妖怪の話をし、そしてさまざまな妖怪の話をしたあとに「ゴジラ」の話になり「ゴジラ」の1本目からお互いに見てますからもういちばん初期の作品からずっと話をしそして、最後はやっぱりテレビの妖怪番組や怪談の一緒に出ていた夜話の話とかさまざまな話をしたことを2人でとうとうとしゃべって気がつくと真夜中になっているという。
まあ、お化けの話をこれだけできるのは、一般人も含めて私が知っているかぎりでは佐野さんしかいません。
小泉八雲の話にしてもあの人が朗読をやるとまた違うんですわ。
本、読んでるのと全然違ってて八雲自身が、くぁいだんとか発音してたわけですよね。
奥さんがそういう発音であの人も、松江の人ですからたぶんご先祖は、小泉八雲と会ってるんじゃないかと思われるようなそういう地方の色と、ことばの動きの違いっていうのは佐野さんじゃないとできないようなところもやっぱりあるんじゃないかと思うんで。
拍手
ありがとうございます。
最大級の賛辞じゃないですか。
うれしいです。
荒俣さんは僕は高校生のころから読んでいます。
ラヴクラフトのファンなので荒俣さんが訳していらっしゃいました。
それを愛読していました。
荒俣さんの話も出てきました。
小泉八雲さんは松江ですよね。
ラフカディオ・ハーンギリシャ出身でアメリカの出版社に勤めているときに通信者で日本に来たということです。
小泉八雲といえば「怪談」ですよね。
そうですね。
小泉八雲は佐野さんにとってはどんな?最初はもちろん知りません東京から転校して、松江に行くとヘルンさんです。
ラフカディオ・ハーンをローマ字で書いてHEARNそれを誤ってヘルンさんとヘルンさんそして、八雲なんですね。
八雲立つ、から取っているんですけれども本を読んでいなくても「雪女」など読まなくても読み聞かせてもらっていました。
おじいちゃんとか松江ゆかりの文豪だということは松江を愛した人、子ども心に誇らしいじゃないですか。
だから小学校のときから熱心な愛読書ではなかったんですけれども松江の人にとっては、当たり前なんです。
ヘルンさんがいるっていうことは特別なことではないんです。
俳優を続けていく中で幻想怪奇、怪談を含めて離れられません非日常を、見たいわけですどんなホームドラマでも自分の家庭のこととも当てはまる現実と非現実を実はみな、行ったり来たりしているんではないかとそれが芸能の原点だと気付かせてくれるんです。
ヘルンさんだけではないんですがなぜ芸能をやっているのかという。
小泉八雲入り口として怪談話を取材されたりとかして。
仕事として松江の出身なので朗読していただけませんかというお話があれば、やりますし自然発生的に8年くらいですかね自分でシナリオを書いて、テーマを決めて同級生でギタリストの山本恭司君と2人でどくライブと言っていますけれども僕が、朗読をして全国でやってらっしゃるんですか。
これからツアーで全国何か所かやります。
ことしは没後110年ということで。
ラフカディオ・ハーンがですね。
生誕地のギリシャのレフカダ島。
2歳までしかいなかったんですけれどもお父さんの故郷であるアイルランド、ダブリンに行って。
軍人さんだったんですよね。
お父さんが。
ギリシャに来たときにお母さんと会ってレフカダ島で結婚してハーンが生まれました。
そのあとアイルランドに渡って離婚してしまって、4歳くらいで、別れ別れになって生涯、母親に会えませんでした。
そして文筆家として名をなして日本では幸せな家族も子どももいて、幸せな日々でしたから「怪談」も、世界中で翻訳されて知られるようになってその彼の生まれ故郷のレフカダ島に届けてあげたいと思ってことしの7月に実現しました。
その思い出、こちらご覧ください。
有名な神殿ですよね。
英語とギリシャ語の、字幕が。
僕は日本語しかしゃべりません。
皆さん、集中して聞いてくれました。
堪忍してくんなせえ。
坊ちゃん、あっしは何も恨みつらみがあってやったんじゃねえんでござんす。
すてき。
お客さんの反応はどうでしたか?ギリシャの方、日本と違いましたか。
字幕も出ていましたね。
ずっと、続けてきて朗読と言いながら演劇よりもロックのライブじゃないけれどバンドの意識なんですどちらかというと歌ってはいないけれど声とギターで、小泉八雲の世界を伝える。
どちらかというと音楽なんだというふうにして行ったのでことばが分からなくてもポール・マッカートニーのライブを見て、英語を理解しなくてもいいじゃないですかそれと一緒だよと決意を持って行ったんですけれどもそうは言っても物語だから字幕があるとはいえ、果たしてどのくらい伝わるだろうという不安はありました。
でも実際に行ってみたらもちろん字幕は見ますけれどもちらっと見てパフォーマンスに集中して最後はスタンディングオベーションをいただいて泣いてる方もいらっしゃいました。
予想以上の反応でこちらのほうがびっくりしました。
やっぱり伝わるんだ音というのはと手応えはのものすごくありました。
ライブだから、表情とか声色といいますかことばの意味というのが。
われわれの仕事もせりふの内容を伝えようとしていますが、見ている方はほとんどは顔の表情とか音の響きほとんどは、そのことを見ているんじゃないかなと改めてそりゃそうだよなと思いました。
ギリシャに行かれて、改めて佐野さんは、日本の松江と似ている部分があると言われたそうですね。
そうなんです。
もともと、似ているだろうと想定のもとでシナリオを書きましたが。
どの部分が似ていたか視聴者の皆さんお考えください。
ギリシャと松江が本当に似てるのかと思うんですけれども本当に投票するんですね。
難しいな。
ギリシャ料理とは似ていませんよね。
メールも届いています。
こちら30代の女性の方です。
20年来の大ファンの者です。
ありがとうございます。
ことしは小泉八雲のふるさとギリシャで朗読され、特別な思いが強かったのではないでしょうか佐野さんは俳優でありミュージシャンであり、写真家であり、八雲の魅力を伝える語り部でもある。
その情熱とエネルギーはいったいどこからくるのでしょうか。
ありがとうございます。
どこから出てくるんでしょうね。
松江で過ごしたというのが大きいのじゃないですかね。
それから、女性の方です。
島根県は今大注目ですね、佐野さんはテニスの錦織圭選手の小学校の先輩だそうですが。
そうなんですか。
応援してましたかということです。
当たり前じゃないですか。
松江が生んだヒーローですから。
乃木小学校がね。
決勝戦までいったような。
乃木小万歳というような。
小泉八雲の次に今ブレークしているような、そして佐野さん食べ物とか人柄風景がありましたけれどもギリシャだとエーゲ海とかね。
答えは言っていいんですか。
まだ集計がね。
視聴者の答えです、集計です。
夕日が多いですね。
2233、その次が人柄その次が食事536ですね。
正解は夕日なんですが夕日が正解です。
全部正解のような気もします。
どういうことですか。
宍道湖は、汽水湖として知られています。
独特の生態でお魚だとスズキ系がありますけれどもレフカダも取れるのはスズキ系のものですかね。
お食事も素朴で焼いたもの、ゆでたものオリーブオイルとかを。
佐野さんがお撮りになったギリシャの写真です。
僕の腕ではなくて、こういう風景です。
誰が撮っても。
松江の方、ご存じだと思います。
宍道湖に沈む夕日がこういう感じなんですよね。
知らないで、宍道湖ですと言うと思ってしまいます。
最初レフカダ島に行ったときにこれを見てここまで似ていると思わなかったからびっくりしちゃって逆に百何十年前に訪ねて小泉八雲が松江を訪れたときに見ましたよね宍道湖を見たときに2歳までの記憶だけど体は覚えてると思ったの反応して望郷の念があったじゃないかなとそこで出会った女性はお母さんに語り聞かせてもらった美しい話と同じに奥さんのセツさんは怪談話をしてくれますから頭で考えて好きだったんではなくて、体が反応したんじゃないかと確信がありました。
佐野さんがおっしゃると思わずうんと、うなずいてしまいます。
小泉八雲ついて、お話伺いました。
ギリシャでやった公演はこのあと21日越谷の能楽堂でまた全国をまわりますのでぜひお越しくださいませ。
おしまいに質問、メッセージ届いています。
富山県の方です。
富山も行きます。
ことしはハリウッド版「ゴジラ」でしたが、次回はぜひ佐野さんが博士役で日本版「ゴジラ」を製作してほしいです。
そのときはスカイツリーはゴジラに壊されると思いますか。
でかいからな、スカイツリーはどうやってモスラか、キングギドラが来そうですね。
和歌山県の方です。
今までに不思議な体験をしたことありますか?怪談話が好きですが。
夢かうつつか分かりませんが転校したときに、古いおうちなのでちみもうりょうに追いかけられたそんな気がします。
神奈川県の方からメッセージです。
「おそろし〜三島屋変調百物語」大好きで、映像が見られて佐野さんにぴったりです。
ぜひ続編も作ってください。
百の話は、20年かかりますね。
背が高くて存在感がある佐野さんお見かけしました。
大きな背中を見てすてきだと思いました。
「ゴジラ」に出演されることを願っています。
2014/09/17(水) 13:20〜14:00
NHK総合1・神戸
スタジオパークからこんにちは 佐野史郎[字][双]
ドラマ「おそろし」! 怪談好きのルーツとは ゲスト:佐野史郎 司会:伊藤雄彦アナ、竹下景子
詳細情報
番組内容
双方向データ放送番組。テレビのリモコンを使って、ゲストに関するクイズやアンケートに挑戦!気になるゲストの生トークにあなたも参加しませんか?テレビをネットにつなぐとさらに楽しめます。
出演者
【出演】佐野史郎,【司会】伊藤雄彦,竹下景子
ジャンル :
情報/ワイドショー – 芸能・ワイドショー
バラエティ – トークバラエティ
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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