今回のテーマは…でも逆境を跳ね返す事は大きなチャンスにもつながる。
例えばソチオリンピックショートプログラムで失敗し逆境に立たされた浅田真央選手。
続くフリープログラムで見事な演技を披露。
世界中を感動させた。
このように困難を乗り越えられる力を…今教育やビジネスの分野で注目を集めている。
東山さんが折れるっていうのは…。
(塚原)絶対折れなさそう。
いえ毎日ポキポキ折れてますよ。
ほんと?ポキポキ?セリフ間違えたとか思い出せないとかいうだけであんなに練習したのにってポキポキ折れてるんですけど…すごい回数ですもんね一日に。
入れるのはいいんだけれども…そうなのよ〜もう。
心が折れやす〜いと悩んでいるという人を訪ねた。
名古屋市に住む…お母さんの友香さんと…馨子さんは工作などの好きな事にはとことん取り組めるという。
いろいろ工夫してる。
ところが…すぐにやる気を失い手が止まってしまった。
馨子さんは…小さな事ですぐにヘコんで挫折してしまうという。
実は森さん一家は全員心が折れやすく立ち直りにくいタイプなのだそうだ。
お母さんも水泳やそろばんを途中でやめてしまい今でも後悔している。
そんな森さん一家にお薦めなのがレジリエンスの考え方だ。
レジリエンスの考え方は…レジリエンスは何があっても動じない鉄のようなイメージではなく困難をしなやかに受け止めて跳ね返す竹のようなイメージだという。
更に発達心理学が専門の無藤教授によるとレジリエンスは誰もが持っていて伸ばす事もできるという。
馨子さんにもレジリエンスはある。
諦めないで!袋が開かないともう食べたくなくなっちゃう。
そのぐらいで困難なんだと思ってかわいいなと思って。
大人から見るとね。
でも子どもからすると難問というか。
尾木ママによると…講師は多くの学生やビジネスマンにレジリエンスを教えてきた久世浩司さん。
そして学校現場でカウンセリングを行っている鈴木水季さんだ。
(鈴木)いずみちゃん何歳ですか?
(鈴木)じゃあ馨子ちゃん。
忘れちゃうの?過去にどうやってつまずきを乗り越える事ができたかグラフに書いてみるとよいという。
馨子さんの父寛俊さんが書いたのはサッカー部に入るもののうまくいかなかったが足が速いのが認められレギュラーになった事。
母親の友香さんは小学生の時に苦手な漢字を克服した事を思い出した。
逆境に潰される事なく…ネガティブな考えは無意識に繰り返しがちで深みにはまりやすい。
そこでこの講座では……と考えてしまう時それは横にいるオウムがしゃべっているのだとイメージする。
こうして…それでその時によって…ネガティブな気持ちの時は……などのオウムが肩に乗っていると想像する。
嫌なオウムに気付いたら自分の中にいる励ましてくれるオウムを呼び出す。
オウムのイメージを変える事で気持ちを切り替える事がねらいだ。
後日講座を受けた森さん一家を訪ねてみると…。
馨子さん嫌いな…苦手な問題が。
ここでいつものように諦めちゃうの?とそこへ…。
自分で手作りしたオウム君が登場。
馨子さんファイト!初めての試合の時彼逃げ出して外で泣いてましたから。
それでコーチが「お前はできるから」って言って戻って世界チャンピオンまでの道をつくるんで。
そうですね…尾木さんが思い浮かべるレジリエンスの…。
そうねパッと浮かぶのは…あれすごいですよね。
困難から立ち直る力レジリエンスを支えているのは一人一人が持っているさまざまな強みや性質だ。
ピンチになっても諦めずチャンスを待ち続ける根気強さや熱意だけでなく逆境を笑い飛ばせるユーモアやおおらかさなどもレジリエンスにとっては大切なもの。
どんな人にも備わっている強みや性質。
あなたはどれを持っていますか?ここでMC二人も自分の強みや性質について考えてみる事に。
まずは東山さん。
いつも希望を持ってるんです。
いろんな事に。
大丈夫なはずだみたいな。
この国はもっといいはずだとかいろいろ。
いいとこ見つけるというのは好きだったりとかしますね。
逆にちょっとないかなと思うものに親切心…。
一方尾木ママは…。
おおらかさみたいなの。
これ鈍さといってもいいかなと思うんですよ。
鈍感だから。
ダメかなと思うのはチームワーク。
任せっぱなし。
僕ら教育関係からいうと「あいまいさに耐える」なんか学校現場っていうのは「あいまいさ」というのはあんまりない世界でほんとはあいまいさというのはすごい大事だと思うのね。
だけれども実際に…いえるいえる。
一人一人の中にあるレジリエンスの芽。
長年レジリエンスに着目してきた…小田さんによるとまず必要なのは…では具体的にどうすればいいのか。
小田さんが関わったある少女の例を見てみよう。
小学4年生のなずなさん。
昨日どうしてそんなに遅くなったの?カウンセリングを受ける事になったなずなさん。
そっか。
学校でもストレスいっぱいだもんね。
続いて小田さんは…なずなちゃんの努力やちょっとした工夫みたいな事。
飲んではいけないと言われていた…次に思い出したのが…更に…。
頑張ってるわね。
はいあめどうぞ。
自分の中の小さなレジリエンスに気づきそれを生かせるようになったなずなさん。
踏まれた花が立ち上がる姿にも元気をもらえるようになった。
やがて学校にも行けるようになったという。
ちょっとした事ですね。
多少悪い事じゃないですけど…子どもたちのレジリエンスには他にもこんなものが。
あなたも思い当たりませんか?などなど周囲の環境もまた大切なレジリエンスの要素だ。
僕が教員やってる時に…大事ですよね。
特に子どもは自分でなかなか客観視できないという事もお話にありましたけど。
そんなに難しいことをこちらもお説教的に言わなくても…更に親から子へはレジリエンスを支える大切なものをプレゼントできるという。
心理学者の近藤卓さんによるとそれは…。
自尊感情には実は2種類ある。
一つは周りから褒められたりして伸びる社会的な自尊感情。
もう一つは自分はそのままでいいんだという基本的な自尊感情だ。
社会的な自尊感情は褒められると膨らむが周囲の反応次第ではしぼんでしまう事も。
一方基本的な自尊感情は周りに左右されないため困難に直面した時の底力になるのだ。
では先生基本的な自尊感情を高めるにはどうすれば?えっテレビ?一体どういう事ですか?テレビを見る以外にも一緒に食事をしたりドライブをしたりして日常を共にする時間を積み重ねていく事で基本的な自尊感情は高まるのだ。
ここが…それはいいんです。
感情の共有なんですよ。
夕食なんかもそうだし共有する時間というのはなるべく大事にした方がいいですね。
今流行で歌がはやってますけどほんとに大事なの。
先生今日はですね……という事なんですけれども。
これは悩みとしてはよくあるパターンですよね。
どこのご家庭にもある感じですよね。
このお母さんが言ってる「どこまで介入すればいいのかが分からない」という「介入」という言葉が引っかかるわね。
「わかってる」って。
だから解決策を二人で考えた方がいいという事ですね。
いかがでしたか?次回もお楽しみに!日本が世界に誇る…2014/10/04(土) 12:00〜12:30
NHKEテレ1大阪
エデュカチオ!「親子で育む“折れない心”」[字][再]
困難に直面しても折れない強さを持った人になって欲しい!そんな親の願いに応えるのが「レジリエンス」(復元力)。わが子が持つその力を見いだし大きく育む方法をご紹介。
詳細情報
番組内容
受験、就職、病気にケガ…。人生は逆境の連続。しかも先の見えない不安定な時代、親の願いは、わが子の「折れない心」を大きく育むことだ。そうした中、注目を集めているのが「レジリエンス」。困難に直面してもしなやかに受け止め、跳ね返す復元力のこと。レジリエンスは、誰もが持っていて、落ち込みやすく失敗を引きずりやすい人でも、トレーニングによって高めることができるという。今回は注目の力・レジリエンスを大公開!
出演者
【出演】教育評論家、法政大学教授…尾木直樹,東山紀之,ビジネス講師・ポジティブ心理学コーチ…久世浩司,【司会】塚原愛,【語り】小野寺一歩
ジャンル :
趣味/教育 – 教育問題
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