(伊達)どうも!「東北発☆未来塾」応援団長のサンドウィッチマンです!
(富澤)どうも。
これ何だろうね?夏休みのキャンプかな?あ〜近いですね。
近い?縄文体験?あ!ものすごく離れた。
離れた。
実はこれ災害時を想定したサバイバルキャンプなんですね。
ふ〜ん。
講師はこちら…前回は神戸で地震直後の15秒間をどう生き抜くかという事を学んだけど今回は何だろう?今回は福島県いわき市に場所を変えまして2日間にわって永田さんから避難生活で役立つサバイバル術を学びます。
(永田)そういう事もいっぱい聞いて…永田さんは阪神淡路大震災の経験から救助が来るまでの3日間を生き抜く術を身に付ける事が重要だと考えております。
伊達がいないと3日どころか1秒も生きられないよ〜!震災後3日間を生き抜く術を身に付けるサバイバルキャンプ始まります。
突っ込んでこいよ!突っ込まない。
(一同)「東北発☆未来塾」!防災教育のスペシャリスト永田宏和さんは3年前から東北に通い続けています。
その活動の場の一つが今回の未来塾の舞台となります。
参加する塾生は6人。
将来東北の教育現場や地域で防災に取り組もうという若者たちです。
訪れたのは地震と津波で大きな被害に遭った福島県いわき市。
集まって下さ〜い。
ここで永田さんは行政と一緒になってサバイバルキャンプを企画しています。
レッドベアいわき防災キャンプという今日明日とサバイバルキャンプのプログラムがありますのでみんなに参加してもらおうと思います。
どういう趣旨でやっているかというと…3年前の東日本大震災。
各地で水道ガスや電気などライフラインが停止しました。
大災害発生後の3日間被災者が自力で生き抜けるかどうかが極めて重要だと言われています。
永田さんは阪神淡路大震災と東日本大震災の時避難所で必要となった知識や技術を分析。
3日間を生き抜く術を学ぶプログラムをおよそ20種類開発しました。
そのプログラムの中から何をどのように組み合わせるかは地域の人に任せています。
(三谷)防災について学んでいきたいと思っています。
よろしくお願いします。
(一同)お願いしま〜す。
(拍手)今回のサバイバルキャンプの主役は地元の小学生32人です。
そこに塾生が飛び入り参加させてもらいます。
人の命を助ける。
自分の命ばかりじゃないよ〜。
スタッフは地域の大人たち23人。
永田さんたちNPOのメンバーはサポートに徹します。
教え合いの輪が地域で広がる事を期待しているんです。
…を招待してお願いして来て頂いて協力してやるので是非その辺もしっかり学んで下さい。
よ〜い!
(ホイッスル)ピー!始まったのはバケツリレーです。
どっちが早くタンクをいっぱいにできるか競争です。
チーム対抗ってなぜか盛り上りますよね。
頑張れ〜!いけるいける!知らず知らずのうちに子供たちは命を守るためのコツを身に付けているんです。
阪神淡路大震災の時に消防も間に合わないっていうか回りきれなかったり消火栓から水が出なかったりとかして結構バケツリレーで消したっていう例がいくつかあって。
バケツリレーっていっても今日もやりましたけど2列に並んで片側が水が入ったバケツがあって火にかけた後片側から空になったものを返していく。
これやらないと足りなくなっちゃいますよね。
こういう形で練習をしておくっていうのが2列なる事自体知らないとできないでしょ?遊びの要素を取り入れ学ぶのが永田流なんです。
(ホイッスル)ピー!
(一同)イエ〜イ!右手に青い先っぽ。
左手に…。
続いてはロープワーク。
地元の消防隊員が指導します。
これも災害の時命を守るために必要なテクニック。
すばやくかつほどけないようにロープを結べるかどうかで生死を分ける事もあるんです。
学校でも家庭でも教えなくなってきた生きる術。
大規模な災害が続く今こそ不可欠だと永田さんは考えます。
これで…こっちもやい結びして。
突然ですがここで未来塾クイズ!わ〜!ビックリした急に何だよ?そんなにビックリした?問題です。
新聞紙スーパーの袋ハンカチネクタイこの4つの物を使って一体何ができるでしょうか?う〜ん…何かヒント。
ヒントないです。
ノーヒント。
ヒントないの?ないですよ。
早く答えて下さい。
何だろう。
難しいな…。
答えはですね…何で答えちゃうんだよ。
永田さん流災害時のマル秘テクニック早速やってみましょう!早いんだよ。
この辺の骨が折れてブランブランになってるとしましょう。
そしたらやらないといけないのは何でしたっけ?添え木。
まず新聞紙をこうやって折り曲げて堅くします。
そうするとあら不思議添え木になるんです。
(富澤)なるほど。
それじゃあハンカチとネクタイで骨折した腕と新聞紙を縛るんだね。
そうですね。
実はネクタイの使い方には一工夫あるんです。
そしてこういうふうにキュッキュッキュッって締めていくんです。
締まるでしょ?締まったら両サイドにこうして。
長すぎるっていったのも解消できますよね。
仕上げはスーパーの袋。
三角巾に早変わり!ここに線がいってますから横のところをビーってここまでちぎるんですよ。
こんなのハサミ要りません。
ちょっとだけ切れ目入れたらシューって切れるし多少ガタガタになっても大丈夫なのでこの状態にして下さい。
これをこういうふうにここを通してでこれをここにこうしてもらうと。
(塾生)へ〜!すご〜い!お〜!すげ〜!すごいね!最後にもう1本のネクタイで腕と体を固定すると応急処置の完成です。
まさにバカとハサミは使いようだね。
ちょっと違いますけどね。
違うの?何とかなりそうでしょ?何か。
次呼びかけて「ないですか?ないですか?」って言えば。
っていう事が大げさじゃなくて本当にそんな状況になるんですよ。
だからそういう中で本当にどうやって乗り切るかっていう。
しかも消防隊も病院の人も来てもらえないっていう時に…最も重要なのが火の確保です。
暖をとるにも食事を作るにも必要です。
地元のガス会社の人たちが指導します。
ライターのガスや着火装置の電池が切れると頼りになるのはマッチ。
(男性)熱かったらすぐにここに投げちゃっていいから。
でもマッチをするのは難しいよね。
(男性)付いた。
(拍手)
(男性)ありがとうございました。
マッチもなくなったらこれしかありません。
(男性)今もう煙大分出てますけど。
火種づくりは塾生にとっても初めての経験です。
木をこすって作った火種を乾燥した麻に包みます。
麻が無い時はティッシュペーパーを使ってもOKだそうです。
回して空気を送り込むと…?
(廣田)燃えちゃう熱い!燃えちゃう!ちょっと付きすぎ。
ハハハ…!くべる木を割り箸ぐらいの大きさから少しずつ大きくしていくと火は強くなります。
起こした火でこの日の夕食を作ります。
袋に入っているのはお米と少量の飲料水。
こうすれば鍋の水が多少汚れていてもお米を炊く事ができるんです。
災害直後飲み水は貴重ですからね。
火起こし体験どうでしたか?
(三谷)面白かった。
(佐々木)面白かったし難しかった。
難しかった。
(服部)マッチとかも付いた瞬間が怖くてみんなこうシュッシュッって。
持ち方もこうやってもう怖いからこうサッサーッ。
付いた瞬間「あ〜!」みたいな感じになって…。
本当体験こそ命というか体験が重要だよね。
意外と火を怖がっている子が多いんだなあと思って。
だからみんな火を起こしてたき火をしたりそれで料理を作ったりというのをね。
寒かったらそれにあたってみたいな事ですよね。
だから…そういう体験そのものがすごく重要だなと思ってこういうプログラムをやっています。
頂きま〜す。
(一同)頂きま〜す!腹が減っては戦はできぬ。
キャンプのメニューといえばやっぱカレーでしょ。
袋に入れて炊いたご飯もちゃんと出来ています。
器は紙を折ったものに袋をかぶせて作りました。
火起こしから器作りまで自分でやった夕食おいしいはずです。
普通にご飯ちゃんと炊けてる。
食べれるよね。
(塾生)うまいですね!
(塾生)頂きま〜す。
(塾生)うまい!
(塾生)ご飯そのまま食べよう。
(塾生)バリうま!バリうまだ!う〜ん!うまい!
(塾生)おいしい!うん。
この日子供たちは12種類のサバイバル術を学びました。
うまい。
メッチャうまい。
うまいです。
熱いけどおいしい。
実はこの後塾生には最後の特別ミッションが残されています。
寝床づくり。
段ボールシェルターの作り方を教わります。
大きな段ボール箱4つとテープがあれば出来ます。
上にシートをかぶせれば雨もしのげて保温性もばっちりです。
わあすごい!メッチャ気持ちいい!あっ!結構深い。
寝床を作っちゃった以上寝てみないわけにはいきません。
長い1日でしたけどお疲れさまでした。
(塾生たち)お疲れさまでした。
どうでしたか?今日これからみんなでここで寝ますけれどもでも1人じゃないから。
(塾生)そう。
1人じゃないから。
不安だけどでも多分震災の時とかはもっとライトも無く本当にこういうのに寝るかもしれないし。
でもそういうのを想定してじゃないけど何かそういう経験ができてすごくいいかなって思います。
塾生たち女子も含めて本当にここで寝たんですよ。
じゃあね〜。
お休みなさ〜い。
(一同)お休みなさ〜い。
1日いろいろお疲れさま。
生き抜くチカラがアップした事間違いなしです。
多分。
おはようございま〜す。
(一同)おはようございま〜す。
どうでしたか?昨晩は。
あとクッション。
クッション性。
マットを入れればもう…。
ふだん家で暮らしている事のありがたみを心から感じました。
電気とか。
ちゃんとベッドがある生活をするというのが。
こういうプチプチのシートね。
1週間2週間てねなる事があるので。
みなさんレッドベアいわき防災キャンプ2日間お疲れさまでした。
(一同)お疲れさまでした。
いろんな体験をしたと思うんですけど。
楽しい企画いろんなバケツリレーだったりとか。
一緒にやる事でこのゲームを達成できたんだとか防災の時もこういうふうに…子供たちが実際肌で体験してくれたと思うし。
災害の時に……みたいな考える力みたいなのを考えさせられるいい機会だったのですごく自分にとっていい経験になりました。
特に日本の…でも都市部っていうのはもっとふだんは便利。
便利さでいえばふだんでいえば相当便利でいろんなものがあるのはそっちなんやけど…それが一斉にストップするので。
本当にそういう局面にポーンと落とし込まれた時にバーッと…うん。
やっぱり災害時と芸能界を生き抜くために俺たちもサバイバル術ちゃんと身に付けないとダメだね。
芸能界はどうか分からないけどもね。
しかし塾生も子供たちも2日間でたくましくなりましたね。
15秒3日を生き抜けたときたら次のテーマは「1年を生き抜け」?いや。
永遠です。
風化しがちな震災の記憶を引き継いで防災の意識を永遠に持ち続ける術を学びます。
でも子供たちが遊んでるだけじゃん。
そこに永田さん流の防災教育のコツが満載されているんです。
(2人)お楽しみに!
(テーマ音楽)2014/09/17(水) 11:05〜11:25
NHK総合1・神戸
東北発☆未来塾▽生き抜くチカラ 永田宏和の防災教室 三日間を生き抜くために[解][字][再]
災害発生からの3日間を被災者が自力で生きるのが重要。防災教育スペシャリスト考案のサバイバルキャンプで生き抜く術を学ぶ。応援団長:サンドウィッチマン語り:川島海荷
詳細情報
番組内容
福島県いわき市で行われる一泊二日の「サバイバルキャンプ」から、震災後の3日間を生き抜く術を学ぶ。大災害の場合、発生後3日間は救援の手がさしのべられないことがある。その3日間を被災者が自力で生き抜けるかどうかが、生死を分けることにもなる。防災教育スペシャリスト永田宏和さんは、子どもたちでも楽しみながら学べるプログラムを考案。塾生が体感する。【応援団長】サンドウィッチマン【語り】川島海荷(9nine)
出演者
【出演】NPO法人プラス・アーツ理事長…永田宏和,サンドウィッチマン,【語り】川島海荷
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
趣味/教育 – 旅・釣り・アウトドア
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
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日本語(解説)
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