(伊達)どうも!「東北発☆未来塾」応援団長のサンドウィッチマンです。
(富澤)どうも。
いよいよ「生き抜くチカラ」も最終回ですね。
そうですね。
覚えてますか?先週塾生たちに宿題が出されましたよね。
「宿題」って聞いただけで急に具合悪くなってきたよ。
どうしたんだよ。
どんな宿題だっけ?忘れたの?駄目ですよ。
講師の永田宏和さんが出した宿題はね……っていう事ですね。
あ〜そうか。
塾生たちにとってはいわば仕上げのテストでございます。
うん。
(永田)今回いろいろ学んだ事を1回全部整理して全部投入してもらって…
(佐々木)ちちんぷいぷ〜い高く…。
ほら「宿題」とか「テスト」って言うからちょっとおかしくなっちゃってる。
違いますよ。
これも防災プログラムの一部です。
ほらこっちは宿題が嫌で泣いちゃってるじゃない。
もういいわ。
涙と感動の「生き抜くチカラ」最終回スタートで〜す。
「東北発☆」。
(一同)「未来塾」!防災教育のスペシャリスト永田さんから出された難しい宿題にどんな答えを出すんでしょうか?塾生の三谷清香さんと廣田暉さん。
実は2人とも東日本大震災を経験していません。
そこで原点に戻る事にしました。
(三谷)こんにちは〜。
大震災の揺れとはどんなものなのか。
被災した友達に話を聴く事から始めます。
ちょうどその本棚も倒れてしまったんですけどちょうど倒れた部分がいつも自分が部屋にいる時にいつもそこで座って本を読んだり勉強したりしている場所で。
1か月前塾生は淡路島を訪れ阪神淡路大震災の揺れを体験しました。
2つの大震災に共通していたのは家具の転倒による被害。
これをテーマにする事にしました。
テーマは決まったものの問題は子どもたちに楽しく学ばせる方法です。
阪神淡路の時もだし東日本のさっき聞いた話もあったんですけど…将来は防災の活動をしようと考える2人。
頑張るしかない!答えを求めて思い出の場所を訪ねる塾生もいます。
佐々木真琴さん。
3年前の大津波で親戚のおばあちゃんを亡くしました。
おばあちゃんが住んでいた岩手県宮古市田老地区。
ここには海抜10メートルの巨大な防潮堤があり津波対策は最も進んでいると思われていました。
ところが高さ16メートルの大津波は防潮堤を乗り越え181人の命を奪いました。
当時避難警報が出ていても防潮堤がある事で油断し避難しなかった住民がいました。
おばあちゃんも最後まですぐ近くの避難場所に逃げ込む事はありませんでした。
(佐々木)私の親戚のおばあちゃんはなかったので遺体が。
多分今も海にいると思うんですけど。
だから一応お墓はあるんですけどいないのでお墓には。
だからいつもあっち側の海のへりんとこ行って海にお菓子とかお湯とかお茶とかかけていっつも拝んでるんですけど。
「おばあちゃんのような油断による悲劇はもう繰り返してほしくない」。
佐々木さんは大切なメッセージを子どもたちに伝えるため紙芝居を作る事にしました。
福島県いわき市の防災イベントで塾生たちは自分たちがつくったプログラムを発表します。
イベント前日永田さんのチェックが入ります。
果たして防災教育のスペシャリストのお眼鏡にかなうのか!はいじゃあお願いしま〜す。
(廣田)はい。
まずは将来防災活動をしようという2人。
お願いしま〜す。
(拍手)考えたのは家具の安全な配置を学ぶパズルゲームです。
家具と床のピースを使って部屋をレイアウトします。
地震が来た時寝ていても安全な家具の配置を制限時間以内に考えないといけません。
これでいいんだよね?
(廣田)はい。
OKです。
(三谷)はい。
終わり。
はい。
「これでバッチリ。
楽しみながら学べる!」と考えていた2人。
でも永田さんは不満です。
まあいろいろあるんだけども…。
防災教育のスペシャリストチェック!そうすると例えばパズルっていうのがパズルすごくいいアイデアで…そういうのはすごく脚色できるかなっていうのがありますね。
「子どもをパズルゲームに引き込む工夫が足りない」という指摘。
明日までになんとかなるか?超子どもでやってもらっていいですか?続いて津波で親戚のおばあちゃんを亡くした佐々木さん。
「ちちんぷいぷい」の始まり始まり〜。
(塾生たち)わ〜!
(拍手)
(拍手)
(佐々木)「ちちんぷいぷいの変身」。
子どもの興味を引くように紙芝居の主人公は魔法使い。
体を動かしながら物語を進めていきます。
「僕が聞いたら大きな声で返事をしてくれるかな?」。
(一同)は〜い。
「『全部守れるよ』っていう人は手を挙げて下さ〜い」。
(一同)は〜い。
「地震だ〜!」。
(塾生たち)わ〜!そう!そうです!「地震を体で表現して下さい」。
(塾生たち)わ〜!震災の教訓を魔法使いの呪文にしました。
「これは逃げる時の絵ですね。
この子は学校に逃げようとしていますがこれは緩やかな坂でこの学校に着くまでにはすごく遠くて時間がかかってしまいます」。
(佐々木)そうですね。
そうです。
そうです。
(佐々木)「じゃあ魔法をかけてみよう。
ちちんぷいぷ〜い高〜い高〜い」。
(一同)ちちんぷいぷ〜い高〜い高〜い。
(佐々木)はい。
以上で〜す。
(拍手)
(拍手)
(拍手)暑い!暑い!めっちゃ暑い!こっからはテクニカルな事なんだけど「もし僕だったら」という事で聞いてほしいんですけど。
津波が起こって…。
ここで再びスペシャリストチェック!「もっと子どもたちに考えさせるようにした方がいい」。
佐々木さんの絵には津波の避難先が1か所しか描かれていません。
これでは考える余地がありません。
震災の教訓を生かしていくために塾生たちはギリギリまで知恵を絞ります。
そして迎えた発表の日。
は〜い。
集まって下さ〜い。
(塾生たち)は〜い。
これから本番ですのでよろしくお願いします。
(塾生たち)よろしくお願いしま〜す。
期待してます。
(塾生たち)頑張りま〜す。
軽くプレッシャーかけて。
ハハハ…!
(塾生たち)ハハハ…!ターゲットは4年から6年の小学生。
泣いても笑っても一発勝負です。
はい皆さんこんにちは!
(一同)こんにちは〜。
まずは家具の配置を考えるパズルゲームです。
(拍手)せ〜の!そっち?うわ〜!パズル?水玉の壁紙を張っておしゃれな子ども部屋になっています。
ここにある出してもらった家具をこの中に配置をしてもらいます。
あとこれもあるんだよ。
床に描いた模様を合わせていけば安全な家具の配置になるようにしました。
おっ!わ〜!出来た〜!
(拍手)
(三谷)皆さん出来ましたか?みんな協力してましたね〜。
でもここで終わりじゃありません。
子どもたちの印象に残る更なる工夫があります。
何か揺れてない?揺れてないですか?
(男の子)地震。
地震!地震だ!あらら。
うわ〜!
(三谷)みんな今いるとこはどこかな?
(子ども)え〜と…。
そう。
ねるところにいたから家具が倒れてこなかった。
たんすの所はこうやってこっちにしたら危ないよね。
最後にシールで家具を固定して日頃の備えが大切な事を再確認します。
これ多分ねもう1枚貼ってみてよ。
そう。
(男の子)違うよ地震が強すぎる。
もう1枚やったらどうですか?
(三谷)もう1枚貼る?
(三谷)ガーッとやってみガーッと。
(女の子)ここに1枚。
(三谷)おうちの方と今日話した事今日みんながやった事おうちの方と話してみましょう。
うん。
したらみんなの命は守られます。
2人の発表大成功なんじゃない。
お疲れさん。
ありがとうございました。
どうでしたか?本当に子どもたちが私たちが作ったゲームを本当に楽しそうにやってくれてもう涙が出ます。
すごく食いついてたもんね。
「ちちんぷいぷい」の始まり始まり〜。
続いて魔法使いが主人公の紙芝居です。
「僕は魔法使いだよ。
この帽子をかぶればみんなも魔法使いになれます」。
じゃあ先着12。
かぶりたい人?はい。
白がいい?はいはい…。
魔法使いになりきってもらおうと佐々木さんは徹夜で帽子を作ってきました。
(佐々木)オレンジもあるよ。
オレンジオレンジオレンジは?オレンジは?誰かオレンジ。
これから出てくる事を体全身で表現して下さい。
いいですか?地震だ〜!あれ?あれ?地震!地震地震!そうそうそうそう…。
じゃあ地震が起きた後に海が近い所だと地震の後に何が来ますか?
(子どもたち)津波。
はい。
正解。
じゃあこの絵は津波から逃げる時の絵だけどこの子はどこに逃げようとしていますか?
(子どもたち)学校。
学校。
そうだね。
学校だね。
(子ども)学校の屋上。
そうそう…いいね高いとこね。
でもこの学校まではすご〜く緩やかな坂ですごく遠くにあって着くまでに時間がかかってしまいます。
遠くの学校に逃げるのか近くの山に逃げるのか避難先を子どもに選ばせます。
どうしたらいいかな?
(子どもたちの話し声)山?そうね。
うんうんうん。
近くの高い所に逃げた方がいいですね。
「ちちんぷいぷい高く高く」ってやります。
両手ね両手。
いくよ。
「ちちんぷいぷい高く高く」。
いいかな?いくよ。
声出してね。
せ〜の!
(一同)ちちんぷいぷ〜い高く高く。
(一同)ちちんぷいぷ〜い。
高く高く。
OK!ありがとうございます。
最後に佐々木さんは親戚のおばあちゃんを亡くして感じた事を1枚の絵にしました。
人の想像をはるかに超える自然の力。
生きていくためにはみんなで手を取り合うしかない。
そういう時はどうすればいいと思いますか?1人ではどうしようもできない時。
(佐々木)そうだね。
みんなで助け合う。
そうそう…。
友達でもお父さんお母さんでも近所の人でも先生でもいろんな人と助け合って手を取り合っていかないといけません。
そうすれば…「ちちんぷいぷいいのちのバトンがつづきますように…」。
いいかな?
(一同)ちちんぷいぷいいのちのバトンがつづきますように…。
はい。
ありがとうございま〜す。
ありがとうございました。
(拍手)
(佐々木)よかったですか?うん。
本当うまいね。
うまい。
え?本当ですか?テンポがすっごいいいよ。
本当ですか?うん。
いや本当お疲れさまでした。
ありがとうございます。
よかったね。
はい。
永田さんからの難しい宿題に塾生たちかなり頑張ったんじゃない。
皆さんお疲れさまでした。
(塾生たち)お疲れさまでした。
昨日の状況から今日を迎えてもう数段良くなってますよ。
で僕も一緒に水をやりますから。
…ものになるのではないかなって思って。
すごく本当にもう塾生を含め永田さんにも本当に大変感謝しています。
ありがとうございます。
…っていうのもすごくよく分かったのがいい経験になりました。
ハハハ…!もう負けそうや。
実は皆さん今までは塾生だったんですけど……だと僕は思っているのでぜひ同じ思いでやっぱり…「これからは同志でありパートナー」だっていい言葉だね。
ね〜。
じゃあ俺たちも今日からパートナーという事で。
もう16年前からコンビやってますから既に同士ですから。
塾生たちは今回の経験を糧に東北で防災の同志を増やして活動を広げていってほしいですね。
急に仕切ってるんですねあなたね。
さて次回は「IT農業のチカラ」。
講師は岩佐大輝さん37歳。
年下だ。
岩佐さんが作り出したのがこちらのイチゴ。
なんと…1,000円は高いですね!これお昼ごはん食べてもおつり来ますよ。
岩佐さんはこのイチゴでふるさと宮城県山元町を再生させようとしています。
お〜!1,000円イチゴの秘密ねこれは聞きたいですね。
それでは次回「IT農業のチカラ」お楽しみに!「東北発☆」。
(塾生たち)「未来塾」!2014/10/04(土) 11:20〜11:40
NHKEテレ1大阪
東北発☆未来塾▽生き抜くチカラ 永田宏和の防災教室 楽しく広げよう防災の輪[解][字][再]
子どもが楽しく学べる防災プログラムを考案せよ。防災教育のプロフェッショナルからの難題に未来塾生たち七転八倒。果たして答えはでるのか?サンドウィッチマン、川島海荷
詳細情報
番組内容
子どもたちが楽しく学べる防災プログラムを考えるために、未来塾生たちは様々なアプローチを試みる。震災を直接には経験していない東北福祉大学の二人は、まず被災した友人に話を聞くことにした。岩手県で親しい親戚を亡くした塾生は、思い出の地を訪ね、子どもたちに伝えたいメッセージを見つける。テーマは決まり問題は子どもたちに楽しく学ばせる方法。さて妙案は…応援団長:サンドウィッチマン 語り:川島海荷(9nine)
出演者
【出演】NPO法人プラス・アーツ理事長…永田宏和,サンドウィッチマン,【語り】川島海荷
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
趣味/教育 – 幼児・小学生
情報/ワイドショー – イベント
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
日本語(解説)
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