茨城県大洗港のすぐそばに建つ高さ６０ｍの…年間およそ８万人が訪れる港のシンボルです。
あの日大洗港には５ｍ近い津波が押し寄せタワーの周囲一帯は水に沈みました。
大洗マリンタワーで施設管理を担当している…震災後タワーの営業再開に全力を挙げました。
地震が発生した時茨城さんはタワーから５００ｍほど離れた店で備品を購入していました。
その時今までに経験した事のない揺れに襲われます。
来場者を避難させなくてはいけない。
急いでタワーに戻った茨城さん。
しかしエレベーターは地震の揺れで停止していました。
非常階段を使って高さ５５ｍの展望室まで駆け上がります。
展望室をくまなく回り避難を呼びかけます。
５人ほどいた来場者やほかの従業員たちをタワーから避難させほっとした茨城さん。
ほかに壊れている場所はないかタワーの外側の点検を始めます。
その時津波が押し寄せてきます。
茨城さんはとっさに止めてあった自分の車に飛び乗り内陸に向かいます。
なんとか津波から逃げきる事ができました。
水が引いた翌日タワーに戻ると地盤が下がって入り口に亀裂が出来ていました。
幸い建物自体には大きな被害はありませんでした。
しかしイベントなどに使われていたタワー前の芝生の広場は一面が砂に覆われてしまいました。
茨城さんたちはタワーの営業再開に向けて施設の復旧作業を進めます。
しかし芝生の上に積もった砂は手作業で取り除くしかありませんでした。
そして４月１６日営業再開にこぎ着けます。
芝生広場ではコンサートやお祭りなどのイベントが再び開催されるようになりました。
2014/09/17(水) 10:50〜10:55
ＮＨＫ総合１・神戸
あの日 わたしは〜証言記録 東日本大震災〜「茨城県大洗町 茨城晴信さん」[字]
大洗マリンタワーで施設管理を担当する茨城さん。展望室に駆け上がり来場者や従業員を避難させ、タワーの外側の点検を始めた。その時、津波が押し寄せ、急いで車で避難した
詳細情報
番組内容
東日本大震災に遭遇した方々の「あの日」の証言。大洗港のすぐそばに建つ大洗マリンタワーで施設管理を担当する茨城さん。非常階段を使って高さ５５ｍの展望室まで駆け上がり避難を呼びかけた。来場者や従業員を避難させ、タワーの外側の点検を始めた。その時、津波が押し寄せ、急いで車で内陸に向かい、何とか津波から逃げ切った。
ジャンル :
ドキュメンタリー／教養 – 社会・時事
ニュース／報道 – 特集・ドキュメント
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