今ど浮世絵をいっしょに見に行こうね。
早くおいでよハニー。
(テーマ音楽)
(ふたり)こんにちは!きょうのテーマは島根県だよね。
そうよ。
どこにあるか知ってる?山陰地方!そう!そのとおり!じゃあ山陰地方ってどこ?え〜っと…。
もういいかげんなんだから!それでは島根県がどこにあるのか見てみましょう。
山陰地方は中国地方の日本海がわ。
島根県はここよ。
県ちょうしょざい地は松江市。
島根県を知るキーワードはこの3つ!これを見て!出雲大社の神様をまつるご本殿。
その高さはおよそ24m。
大きぼな木ぞうけんちくとして知られています。
ここにまつられているのは日本をつくったとされる大国主という神様。
えんむすびの神様としても知られているためよいえんをもとめて年間250万をこえる人々がおとずれます。
きゅうれきの10月に行われる神迎祭。
日本じゅうの神様が出雲大社にあつまるといわれています。
そのため出雲では神がいるこの月を神在月一方神がいなくなるほかの地方では神無月とよびます。
あつまった神様たちはもちよったえんをむすぶかどうかみんなでそうだんするそうです。
みんないい人に出会えるといいね。
わ〜シジミじるだ!おいしそう!これはヤマトシジミといって日本で食べるシジミの90パーセントをしめています。
とくに島根県産は肉あつで知られています。
シジミがとれるのが宍道湖。
この湖は海とつながっているためえん分が少しまざっています。
それは海水の10分の1ほど。
このかんきょうがヤマトシジミにとってさいてきなのです。
これはシジミとりにはかかせないじょれんという道具です。
あみ目は11mm以上にきめられています。
それは小さなシジミが入らないようにするためです。
シジミをとりすぎないようにするちえです。
これなんだ?そろばんを作っているところです。
わ〜おもしろい!森林のゆたかな奥出雲町はそろばんの生産地です。
雲州そろばんとよばれ高きゅう品として知られています。
およそ200年前町の大工さんが地元の木ざいで作ったのがきっかけでした。
さすがそろばんの産地。
みんなそろばんをもっていますね。
島根県少しはわかったかな。
でもまだゆう名なものがほかにもあるわよ。
それは世界遺産の石見銀山!石見銀山?ところで銀山って何?むかし銀がとれた場しょを銀山というのよ。
見て!これが銀のかたまり。
ピカピカしてきれいだね。
銀はアクセサリーやそうしょく品などに使うほかにけいたい電話やパソコンの部品などにも使われるのよ。
へえ〜そうなんだ!石見銀山はおよそ500年前に発見された日本でさいしょの銀山なのよ。
それじゃ今から石見銀山をしらべてきてね。
えい!うわ!うわ〜!うわ〜!ワハハ〜!うわ〜!うわ!みえるくんがやって来たのは大田市。
ここに石見銀山があります。
うわ〜おっとっとっとっと!ちゃく地せいこう!あれ?穴があいているぞ!むかし銀をほり出したところですよ。
石見銀山へようこそ!石見銀山でガイドを10年もつづけるベテランです。
入ってみましょうか。
うわ〜くらい。
なんかはださむいぞ〜。
中のおんどは15ど前後。
一年を通しておんどはかわりません。
すすむといくつも穴がほられていました。
ここが銀をほり出した穴です。
わ〜小さな穴!ぼくが入るのがやっとくらいだよ。
むかしはみえるくんぐらいの子どもたちもはたらいていたんですよ。
むかしの人たちは鉄でできたたがねという道具を使い手作ぎょうでほっていました。
一日にほれるのはわずか30cmほどだったといわれています。
みえるくんほらこの石を見てください。
ほり出された石です。
この黒いところに銀がふくまれているのです。
あれ?ピカピカしてないぞ。
この時点で銀は鉄などの金属とくっついています。
そこで銀だけをとり出す作ぎょうがひつようになります。
銀をとり出す方法がつたわったのは今から400年ほど前。
朝鮮半島からつたわった灰吹法です。
まずは石をくだいて不用な部分をとりのぞきます。
それを鉛といっしょにろに入れ高おんでねっしドロドロにとかします。
鉛は銀とくっつきやすいせいしつがあります。
そのためろの中で銀と鉛のかたまりができます。
そして銀と鉛のかたまりを灰の上でねっしていくと鉛が灰にきゅうしゅうされ銀だけがのこります。
この方法でしつのよい銀がたくさん作られました。
鉛や木もたくさん用意できたこと。
それが石見銀山がさかえた理由です。
石見銀山のまわりには今もゆたかな森が広がっています。
それはざいりょうになる木を切った後しょく林をつづけてきたあかしです。
さらにしゅうへんの町や銀をはこんだ道そしてつみ出した港など。
かつてのおもかげをのこしていることが世界遺産にえらばれた理由です。
銀の産出でわいたふもとの町大森町。
町には江戸時代のたてものものこりれきしをつたえる文化ざいになっています。
みえるくんも町を歩いてみると…。
わ〜おもしろい!木の自どうはん売き?しょう火せんにも木のカバー。
古い町のふんい気をこわさないように町の人たちもどりょくしています。
ここは銀をつみ出した港。
和上さんがあん内してくれました。
なんだ?へんな形の岩だな。
これは鼻ぐり岩っていうんですよ。
むかし船をきしにつなぐときにつなをここにまきつけてつないだんですよ。
今でも50以上の鼻ぐり岩がのこっています。
たくさんの船があつまりこの港から銀をつみ出しました。
ねえチーズちゃん港からつみ出された銀はどこへ行ったの?海外よ。
およそ450年前石見銀山は世界ゆう数の銀の産地だったの。
そこに目をつけたのがポルトガルよ。
ポルトガル?そう。
ヨーロッパにあるポルトガルは船でアジアまでやって来ていろいろな国とぼうえきをしていたの。
ポルトガルが日本にもってきたのがきぬの糸や鉄ぽうなどよ。
これを売って大りょうの銀を手に入れたわけね。
銀はヨーロッパに行ったの?そうじゃないのよ。
ポルトガルは手に入れた銀を使って中国でとうじきを手に入れたり東南アジアでこうしんりょうを買ってヨーロッパにもち帰ったのよ。
へえ〜石見銀山の銀でいろいろなものが買えたんだ。
そうよ。
石見銀山のじゅうようせいはわかったみたいね。
でもそのじゅうような遺跡に今もんだいがおきているの。
え?それは何?つぎはそれをしらべてくるのよ!今石見銀山の遺跡では竹がふえています。
もともと竹は鉱山ではたらく人たちが生活で使っていたものです。
しかし人がさった山には竹がのこりました。
もんだいになっているのは竹の根。
のびる力が強く岩のすきまに入りこんで遺跡をこわしはじめています。
そのため町の人たちはていきてきに竹を切る活どうを行っています。
町の小学生たちもさんかしています。
みんながんばれ!すごい生えていたからきれいにしてみんながよろこんでくれればいい。
世界遺産の石見銀山。
みんなで力を合わせて守っています。
みえるくん島根県についてしらべてどうだった?そうよ。
よくわかったわね。
世界遺産を守るのはたいへんなんだね。
そうなのよ。
こんな形の都道府県どこだかわかるかな?ヒントは3つ!都道府県の中でめんせきがいちばん広い。
酪農がさかん。
雪まつりでゆう名なところ。
答えは北海道!北海道は日本のいちばん北ここにあるよ。
できたかな?ここは知床半島。
ゆたかできちょうな自然がのこっていることから2005年に世界遺産にとうろくされました。
ワオ!クマだ!年間およそ200万人の観光客がおとずれます。
間近で野生どうぶつやしょくぶつが見られるのが人気です。
ただ観察をするのは歩道から。
この歩道はなるべく自然をこわさないようにと考え出されました。
自然を守りながら観光客にもまん足してもらうそんなこころみがつづいています。
世界遺産はみんなで守っていくものだよね。
そうね。
みんなも自分のすんでいるところの自然や文化についてしらべてみて!それじゃ…。
またね!バイバ〜イ!2014/09/17(水) 10:00〜10:15
NHKEテレ1大阪
見えるぞ!ニッポン「島根県」[解][字]
毎回1つの都道府県の地理と産業を学ぶ小学校中学年向けの社会科番組。今回取り上げるのは島根県。石見銀山をテーマに、伝統文化を伝えようとする人々の思いを伝える。
詳細情報
番組内容
毎回1つの都道府県の地理と産業を学ぶ、小学校中学年向けの社会科番組。今回取り上げるのは「島根県」。ユネスコの世界遺産に登録された石見銀山は、およそ500年前に発見された銀鉱山。良質な銀を産出し、ポルトガルのアジア貿易に重要な役割を果たした。世界遺産には、鉱山跡だけでなく銀で栄えた町や街道、港も登録された。こうした遺産を後世に伝えようとする地域の人々の努力を伝える。
出演者
【出演】石見銀山ガイドの会…和上豊子,【声】代永翼,釘宮理恵,【語り】村上由利子
ジャンル :
趣味/教育 – 幼児・小学生
ドキュメンタリー/教養 – その他
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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日本語(解説)
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