(渡辺篤史)
見下ろすドライエリア
おぉ〜深いな
おはようございます渡辺篤史です
今日の建もの探訪は地下2階・地上2階の4層で広大な空間を獲得した建坪8坪の家
ご家族は建築家・近藤さんと奥さん・りうちゃんの3人
さてどんな空間が待っているんでしょうか?
(チャイム)ああどうも〜おはようございますよろしくお願いしますお嬢ちゃん?はいお名前言えるかな?1歳なのでまだかなりうです「こんにちはおはようございます」ってよろしくお願いしますさて早速外観ですけどもねとてもなんかすてきなまずコンクリートの建物ですよねこの壁の分厚さが…すごいねこれね壁のこの厚みは建物のしっかり感につながるわけですねそして縦格子・横格子ね色んなものを取り込んで屋根がデザインに貢献してる角度といいますかねそしてこの部材ステンレス相性がぴったりのこの木ですよねこれは?
(正隆さん)これはブラジルのイペ材という材料です頑張ってるよね〜実に一点物の家具を丁寧に作り上げてる感じもしますよねじゃあ中のほうよろしくお願いしますではどうぞこちらへ失礼しますあぁ〜あっドライエリア地下がまた深いですね
(正隆さん)はい下の部屋から表へ出て見上げるとダイナミックだねグレーチングだ表へ出てね楽しめるしまたなんかこうして風が入ってきてこの辺こうね舞うような感じですよね失礼しますあぁ〜なるほどもうねすぐ下に下りたくなるわたくし地下室大好きでね見上げて階段階段も好きなんですよ階段フェチといわれてますからねいやいやいいデザインですよねコンクリートそして金物・木と相性がいいです実に…で1・2・3段上がってキッチンそしてダイニングスペースこちらソファーもう…何してんのそこでどうもお邪魔してますこれ…かわいいっすねご主人にちょっと似てんじゃねぇか?
(正隆さん)これは80kgまで座れるイスなんですそうなの!?
(みとのさん)是非どうぞよ〜しせっかくだからな顔見せようなあっほんとだこれいいっすねほんとはこうしたいこれがほんとのカウボーイいい子だねさてこのスペースは何畳ぐらいなんですか?
(正隆さん)13畳あります上ってきて少し抑え気味でそして吹き抜けるというこのなんか…いいですね高さもねぇ空がこれだけねわがものですよこれはね…でわぁ〜きれいですよねすごくうまくいったんじゃないでしょうかそれとこれ家具屋さんが作ったんでしょうね世界で1つの…
(正隆さん)特注のキッチンです奥さんに対する愛がねその証しでもあるんだよな失礼しますうわぁ〜これ…表から見てね斜めというか傾斜が感じられたんだけども中に入って実は奥がコンクリートのこの傾斜があったわけですねこれはすごいなぁ美しいねで日ざしを受けてこのちょっとした影がね映っていくわけですよねで大テーブルで…1・2・3・4・5・6…7人が掛けられるというねふだんはお嬢ちゃんと3人
(みとのさん)そうなんです年中お客さんがいらっしゃる?
(みとのさん)わりと多いですこの空間たまんない長いですよねでお2人とも料理はなさるんですか?大体は私ですけれど週末とかわりと主人も手伝ってそして家の中心は奥さんですよねはい奥さんのためにもう頑張りましたよねそうですねでも施主・建て主として結構うるさかった?特にキッチンは…キッチンはどんなところを?えーっとまず高さとあと食器が好きなのでそれを効率よく美しく収納したいということで家にある食器をほとんど測って2人で…それでこの棚の長さとかを決めてもらいましたそして長いですねこの作業台がねこれもお願いしたんですか?
(みとのさん)そうですね宴会が多いのでみんなでここで準備したりお片づけしたりってできるように作業スペースをできるだけ広く作ってもらいましたこちら表見えていいですよねちょっと借景という感じでねなかなかまたいいですねで気が付いたのはちょっとへっこみというかニッチ風にねこの辺も実に丁寧というかねで照明ね間接照明的にこっちありますしかしきれいね
さてランチタイム
メニューは…あっ手作りピザですね
おやおやご主人ちゃんとお手伝いしてますね
この日も友人が遊びに来ましたが大きなテーブルはおもてなしに大活躍
この辺からちょっと見ると…なんかコンクリートの冷たさというか寒さ感じないんですけどこれはどういうことですか?断熱を外側に配置してます
実はこの建物外断熱
コンクリートと同色のモルタルを塗って一見そうとは見せないのがおしゃれです
熱くて寒いんじゃ嫌だよっていうのが外断熱することによって内側でコンクリートの表情が楽しめるということですよねちょっと失礼して…ほらこっから見ると空だけだもんそら見ろあそこはハンドルであれで窓を開け閉めするんですよねはいこちらの窓が…
(窓の開く音)おっ!
(窓の開く音)
(正隆さん)風が感じられる…ちょうど花が…ほんとだ!こうしてうまい具合にフワ〜ッとこうねこれがうれしいですよね
(正隆さん)夏風がほんとによく抜けてくれるので涼しく過ごせてます心地いいですよねこの風はね
(正隆さん)そうですねでは上へどうぞうれしいのはねこの階段斜めねどうぞこちらへ隅切りあっ!こっちは大開口で開け閉めできてでグレーチングだねぇ失礼しますグレーチングの床見下ろすとすごい深いですね開いてますからね抜けですよねこれはあれですか?物干しざおですこれもデザインいいですね
(正隆さん)はい外の見え方もねこの格子によってずいぶんなんか変わりますよね見え方がねそうか見上げてこの斜めのラインが見えたんですけども実はここでコンクリートだったんだ失礼しますで水回り?
(みとのさん)はいまずトイレ失礼しますあぁ〜斜め天井をうまく利用しての決してその密閉というかね狭さを感じないそして…おっ!これまた…ここでね顔洗うとね美しくなっちゃう三面鏡だここでもう孤立しないまずは階段上でしょ何よりもこのダイニングテーブルの上の吹き抜けがこれですもんね会話ができるわけですよそしてかぁ〜…うわぁ〜気持ちいい風呂だなるほど!この窓ね
(正隆さん)はい開放感ありますよね
(正隆さん)はいありがたいねぇでFRP
(正隆さん)はいコンクリートとこのFRP相性が合うんだねこれねでこちらでゆっくり…お嬢ちゃん時々一緒に入ってねかわいい…こちらもね吹き抜け先ほどのねダイニングの横の大窓そっからの景色ですよねこれねこれもまた借景で緑が楽しめるというでこちら南ですよね
(正隆さん)こちらが真南です空だねぇしかしここでお風呂入って色んな角度見上げて
(正隆さん)特に朝風呂が気持ちいいですそうかやっぱりこの斜めが…どのポジションからもこの斜めは気持ちいいですよ
(正隆さん)そうですね
脱衣室として使う時は閉じられるよう180度回転するドアがあります
このあとはいよいよ地下空間へ深いなぁ〜
今日の建もの探訪は地下2階・地上2階の建坪8坪の家
ご家族は建築家・近藤さんと奥さんそしてりうちゃんの3人
続いて地下へ
収納あってそしてベッド今川の字3人でお休み周り収納はい奥は?これも収納?ここはですね…え〜っ!ちょっとすいませんそこに行かせてはぁ〜えぇ〜…第2の居間というかここが居間なんですか?
(正隆さん)はい真夏の暑い時だけは選択肢を増やそうと思いまして何よりもなんかいろいろ空間味わえることになるんですよね上・下の関係いいですよねで横スリットの窓はめ殺しですか?
(正隆さん)正面だけ開閉ができるようになってます先ほどの…あっあそこにハンドル付いたスイッチがありますからここ開けてここ開け放して階段からスーッと全体空気が流れますよね
(正隆さん)エアコンがいりません
地下1階に収納を集中させたので使いやすいようふだんは引き戸を全開に
休む時だけ閉じます
いやいやさらに下
(正隆さん)はいこのパイプはどこまでもねぇあぁ〜ワオ…う〜んご主人建築関係ご夫婦ともの本が飾ってあるお嬢ちゃんのもそうだけどねこちらテーブルどこまでもさて空間ですけどもこちらレールありますよね一部屋できますよねお嬢さんの部屋なんですか?ここは
(正隆さん)もう少し大きくなったら大体今こうして開けてね今はお使いでしょうからここは何畳ぐらいですか?
(正隆さん)ここは4畳弱ですこんな部屋もらっちゃったらうれしいだろうね失礼しますう〜んうわぁ〜これ気持ちいいね地下室の感じじゃないなねぇすごいよねですごく物事に集中できるっていうか心の平穏っていうのがね感じますよねだからちょっと疲れた時にここに来て横になってるとすごく癒やされる感じがするでしょう
(正隆さん)はい自分との対話もできそうなスペースになってますよね間接照明非常に長いテーブル向こう見るとなんか共に癒やされたいあの瓶がねいいですねライトアップされちゃってでレベル…深いですね何m?
(正隆さん)4.5mもうだから吹き抜け空間ですよね気持ちいいですでドライエリアにちょっと参りたいと思いますけども…すいませんあら〜ふ〜んドライエリアってそっけないですよね普通はでもなんかとってもこの空間は…ねぇうぉ〜気持ちいいはぁ〜なんかこんないい天気の日もねありがたいに決まってんだけどもまぁ雨とかね自然現象で刻々と変化があるわけですその楽しみもありますよねそうですねはぁ〜なんかこのうちさ上ばっかり見てるハハハ…姿勢がよくなっちゃうね日本の建築・設計力ありますよ
地下2階・地上2階の4層構造
寝室と浴室は地下・地上それぞれの吹き抜けに浮かぶような形になっています
広いドライエリアが光と風をもたらします
近藤さんのお宅いかがでしたか?16坪の土地ですよそこに建物建ってるんですが数値でこうなんか理解できるっていうことをはるかに超えてますよね平面まず精一杯拡大して立面この自由度といいますか開放感地下そして1階ですよね吹き抜けドライエリアからの上見てグレーチング越しの空といいますかねすごく生きててこんなに開放感が味わえんのかってことそれが外じゃなくて建物内部で…これは革命的なことだと思うんですね一生懸命ディテール部分までほんとに突き詰めてこの建物をあらゆる角度からものすごい工夫の数々挙げたらキリはないんですけどもすばらしい設計の仕事をなされましたね
次回はうーん…
アルゴリズムから生まれたネットワーク型建築?うん?
立体的に錯綜する空間大きく迂回する動線
ところでアルゴリズムって何だい?
2014/10/04(土) 05:13〜05:38
ABCテレビ1
渡辺篤史の建もの探訪[字]
「地下2階・地上2階 8坪の家」東京都杉並区・近藤邸
詳細情報
◇番組内容
地下2階まである4層構造として建坪8坪ながら広々した居住空間を獲得した家。明るく開放的な地上、夏も涼しい地下2階、2つの居間を持つ。深いドライエリアで通風も抜群。
◇出演者
渡辺篤史
◇おしらせ
☆番組HP
http://www.tv-asahi.co.jp/tatemono/
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
ドキュメンタリー/教養 – インタビュー・討論
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
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