(最終回)GTO #11【シリーズ完結!妊娠高校生の涙…鬼塚が一番伝えたい命の授業】 2014.09.16

(あゆな)妊娠したのは事実ですがもうおろしました。
(鬼塚英吉)何でおろしたなんてうそついたんだ?
(あゆな)小さい心臓が一生懸命生きてた。
(葛木)一緒に生きてくって決めたんだ。
(一美)あなたの将来どうするの?
(あゆな)いくら愛しててもちゃんと育てられる自信がない。
あぁ〜!これ以上俺の大事なもんに傷つけさせねぇって言ってんだよ!
(あゆな)私産むことに決めた。
この子を守りたい。
そのためなら何でもできるって思えた。
痛い痛いあ痛ぇあっ痛い。
(野上)生徒が心配なのはわかるけどさ。
(藤川ほなみ)1晩で病院抜け出すとかむちゃですよ。
産むって?彼女。
医学的な観点から見てリスクが大きすぎる。
10代での出産は早産の率が高い。
つまり未熟児で生まれてくる可能性が高いってこと。
それに17歳とはいえ骨格はまだ成長しきってない子供。
未発達な骨盤での出産は母子共に危険すぎる。
でも産みたいって。
そりゃ私だって実際そうなったら…。
でもね中絶するっていう選択肢も間違ってないとも私は思う。
キーンコーンカーンコーン
(チャイムの音)
(めいり)あゆな。
(あゆな)おはよう。
(つぐみ)あっ体大丈夫?大丈夫。
(芹澤)葛木は?
(社本)さあ昨日も休んでたけど。
(SNS着信音)
(智美)お〜い!
(加奈子)何何何?これ。
(智美)実名まで出てんだけど。
(楓)これヤバくない?
(麻理子)どうしたの?
(智美)書かれてる。
大丈夫?うん大丈夫。
(内山田)では生徒本人が産むと言ってるんですね?はい。
(入江)その場合やはり処分としては退学ですよね?待ってください。
(大前)もちろんです!学校全体の評判に関わります。
学校のためですか?そのとおり。
他に何が?
(神谷)どちらにしても育てるためには最低1年は休学せざるをえないですよね。
退学です退学。
最終的な判断は理事会が下すでしょうが。
産むって覚悟は変わんねぇのか?私小さい頃母に捨てられて母親がどういうものか知らないから自分が母親になれるわけないって思ってた。
でもエコーで赤ちゃんを見たとき小さい心臓が脈を打って小さい両手が自分の体を抱き締めるように…。
それを見たとき私がこの子を守ってやらなきゃって思えたんです。
(あゆな)母親がどうこうじゃなくて自分なりに精いっぱいこの子を愛そうって思えたんです。
・今までに感じたことのない愛情?おばちゃん。
(桜井)ははっ。
恋愛感情や友情とかとも違う全く新しいいとおしいっていう気持ち?はい。
私もそれ感じたことある。
えっおばちゃん子供…。
まあ縁がなかったけど私はふふっ。
でもねおなかに子供がいるときはとっても幸せだった。
私産みたいです。
志条さん。
あゆな。
学校も辞めます。
辞めてこの子をちゃんと育てます。
そこまで覚悟決めてんのか。
はい。
そっか。

(あゆな)お世話になりました。
鬼塚先生。
桜井理事長。
あっ…。
バレてた。
そうっすねははっ。
(つぐみ)あっ先生!おぉ〜どうした?
(めいり)ちょっとこれ見て。
おっ?
(智美)どんどん広がってる。
(加奈子)砂漠化並みだよ。
あっ鬼塚先生。
葛木君が昨日から家に帰ってないそうです。
えっ?
(葛木)おい何で無視すんだよ?覚悟できたんだよ。
わかってくれない大人なんてどうでもいい。
違う場所で3人で暮らそう。
(あゆな)何もわかってない。
(葛木)何だよそれ。
ちょっと待てよ!
(葛木)あゆな!うっ。
放して!はぁはぁ…。
覚悟って何?
(葛木)だから俺はお前と…。
(あゆな)隆一の覚悟ってそんなバッグ1つで足りるんだ?背負ってるもんってそんな軽いもんなんだね。
全然わかってない生きるってこと。
あなたとは無理。
訳わかんねぇよ。
あゆなと子供のためだったら何でもするつもりなのに。
(弾間龍二)なあお前それ本気なのか?マジで何でもするつってんのか?はい。
龍二。
だったら何でこんなとこいんだよ。
おやじになるってなそんな半端な気持ちじゃ到底無理だぞ。
あんまり実感湧かねぇし不安かもしれねぇけど女が産みたいって言ってる以上男が腹くくるしかねぇんだよ。
今のお前はそれが全然できてねぇように思えるけどな。
結局彼女にそれ見透かされてんだろ。
そんなんじゃな彼女も子供も幸せになんかできねぇよ。
俺こいつ送ってきますわ。
はい。
行くぞ。
(一美)家を出てどうするつもりだったの?
(葛木)学校辞めて働くつもりだった。
どっかに部屋借りて2人で一緒に。
そのお金はどうするつもりだったの?仕事が見つかるまでの生活費は?病院での検診保険は?最初にお金がなかったら仕事を見つけるどころかその前に生きていけなくなるのよ。
全然そんなことわかってないでしょ。
わかってるよ金がいることぐらい。
わかってない。
あなたは生活していくっていうことがどういうことなのか。
あの子だってそう。
私がどんなに説得しても産む!って言って聞かなかった。
どういうことだよ?あゆなに何言ったんだよ!?
(回想一美)これで。
慰謝料も払う。
いくらでも言って。
あなたがおなかの子を愛しているように私もあの子を愛してるのよ。
わかりました。
認知はいりません。
迷惑もかけませんから。
俺には医者になれ。
けど子供は殺せ。
どんな理屈だよ!家族を養っていくっていうことはそんな簡単なことじゃないの!あなたにはまだ無理よ。
あなたはまだ子供。
決めつけんなよ!血迷ってあの子と駆け落ちなんかしてもお母さんは絶対あなたを捜し出して連れ戻すから!隆一!どうしても認めてくれないなら…。
おい葛木やめろ!俺は死ぬ!何ばかなこと言ってんの!本気だよ!あゆなと生きられないんだったら。
来んな!来んな!!それがお前の覚悟なのかよ?わかってねぇな。
来い!・
(ドアの開閉音)何する気ですか?必要なんだろ?金が。
死ぬ気があんならついてこい。
ふぅ〜。
ほら早く早く早く!早く。
行くぞ。
ほら。
ちょっと…。
・はははっ!・
(葛木)おいちょ…どうすんだよ!ははっ!ヤベェよ何してんだよ!おぉ〜!・ウーー…
(サイレンの音)やっちまったな葛木。
やっちまったのは先生だろ!けどこれで当分あゆなと子供食わせられっぞ。
そりゃそうだけど。
まあ捕まんなきゃの話だけどな〜ははっ!ははっ!じゃねぇよ!どうして別れを告げたの?邪魔したくなかったので。
邪魔?彼のお母さんにも言われました。
彼には未来があるって。
私もそう思います。
葛木君の背負ってるものは夢とかみんなの期待とか私なんかよりずっと重い。
重い?あなたの中には今新しい命が宿ってるのよ。
それが軽いこと?2人にとっては一番大事なことのはずよ。
私はもちろん子供を持ったことないからあなたの今の気持ちを100%理解できるわけじゃない。
でもあなたが幸せにならないと子供は幸せにはなれない。

(大前)あららどんどん拡散してる。
写真まで。
(大前)はい。
(向井)切りがないです次から次へと。
こっちもです。
・はい。
「週刊チューズデイ」?妊娠騒動!?えっいやあの…あっすいません今担当者は席を外しております。
終わった。
・・今日は帰ったほうがいい。
すいません。
気を付けて。
はい。
あなた何言って…。
表に記者の人たちが。
こっちもマスコミ!
(神谷)野球雑誌でしょ!?・
(入江)はぁ〜ちっ。
だか…えっ?大変です!葛木さんがいらっしゃいました!えっ?
(入江)ネット記事について話があるってそれから…。
(大前)それから?昨日鬼塚先生が葛木君をどっかに連れてったまんま帰ってきてないそうです。
あの男何をやってんだ!鬼塚先生なら何か策があってのことだと思います。
きっと!多分!恐らく…。
今頃指名手配されてっかな〜俺たち。
まっ俺は慣れっこだけどな。
台湾で警察に追っかけられたときはちょっと焦ったけどよ。
今も焦れよ。
俺は子供持ったことねぇからわかんねぇけど覚悟ってのは何があってもふんばって子供が誇れるおやじでいることじゃねぇのか?少なくとも家出したり包丁を突きつけることじゃねぇよ。
どうしていいかわかんなかった。
育てる覚悟もねぇガキが。
母ちゃんが認めてくれねぇのは当たり前だ。
今まで誰よりもお前のこと見続けて理解して幸せを願ってきたんだよ。
子供を育てるしんどさもお前の浅はかさも全部わかって言ってんだ。
けどお前はそれをわかってねぇだろ。
そんなんで親になれっかよ。
俺ばかだ。
どうしよ先生。
間違えたならやり直せばいい。
はいド〜ン!うい〜。

(富士宮)痛ぇ…あの野郎。
(冴島)はぁはぁ!DK¥5$ですやん。
(冴島)正直芝居とはいえひどいっすよね〜。
くそ〜まだ痛いわ。
(冴島)ご協力ありがとうございました。
ふぅ〜!つうか突然英吉さんも人使い荒いっすよね。
(富士宮)いやいやいいんだよ。
パトカーに1度乗ってみたかったしさ。
こんなことにパト使ったのバレたら次はどこに飛ばされるんだろ〜?あぁ…。
(富士宮)運転したいな。
(冴島)だめっすよ富士さんだめだめ!あぁ?うわ〜。
あっいややっぱりだめっすよ!ちょちょ…あっちょっと…降りて!えぇ〜?捕まえるよ。
(富士宮)1kmだけ!1km!逮捕!逮捕逮捕!
(あゆな)うっ…あっ!うっあっ…。
(一美)あんな記事がネットに広がって私の所まで記者が来ました。
(大前)たいへん申し訳ありません。
(一美)主人の評判にもつながります。
即刻対処してください。
(内山田)対処と言われましても…。
事実無根だと言ってください。
私の息子は関係ないと。
桜井理事長。
志条さんと葛木君を退学処分といたします。
お2人共?退学?ちょ…ちょっと待ってください。
どうして私の息子まで?学校は慈善事業ではありません。
評判が悪ければ経営は破綻します。
そうならないためには秩序が必要なんです。
私は学校の代表として判断したまでです。
後先考えずにルールを乱したのは2人に言えることです。
当然の代償です。
待ってください退学だけは…。
・コンコン!
(ノックの音)
(神谷)失礼します。
志条が病院に運ばれたそうです。

(着信音)はい。
あっ鬼塚先生。
志条さんが!えっ?
(智美)あゆなが。
(加奈子)聞いて!
(智美)あゆなが…。
(加奈子)病院に運ばれたって。
(国分)はぁ?
(さつき)病院?
(橋本)病院?
(医師)このままだとね死産になるの。
本来なら帝王切開するべきなんだけど志条さんあなたはまだ若いわ。
だから母体へのリスクがとっても高くて今回は…。
(葛木)諦めろってことですか?
(医師)その判断が賢明かと。
(あゆな)嫌です。
私はどうなってもいいです。
赤ちゃんだけは助けてください。
(真知子)でもねまた今度しっかり準備して…。
今度?今度って何?先生。
私は何がなんでもこの子を守るって決めたんだ。
私は死んだっていい。
本気だよ。
そんなこと言うんじゃねぇよ。
志条さん。
自分はどうなっても子供を守りたいって気持ちわかる。
でもね生きるの。
ねっ?この子が生まれてきてあなたがいなかったらこの子どうなる?赤ちゃんにはお母さんが必要なの。
信じましょうこの子の生命力を。
ねぇ先生信じましょう。
赤ちゃんだって今必死で生きようとしてるはずよ。
産むって決めたんでしょ?この子を守るって決めたんでしょ。
だったら生きなきゃ。
生きてこの子を抱くの。
ねっ?はい。
うん。

(葛木)あゆな待ってるから。
俺はあゆなをほんとに愛してます。
(葛木)初め子供が出来たって聞いたときどうしていいかわかんなかった。
(葛木)おろすって聞いたときは正直ほっともした。
でも気付いたんです。
やっぱり俺はあゆなと子供と一緒に生きていきたいって。
諦めたら一生後悔するって。
自分がまだ甘いこともわかってる。
非力なことも。
だから母さんに協力してほしい。
勝手だとは思う。
でもどうか俺たちのことを認めてください。
力を…力を貸してください。
それがお前の覚悟なんだな?はい。
お母さん僕からもお願いします。
親が子供の不幸を願うわけないでしょ。
そんな親いるわけない!母さん…。
ありがとう。
俺学校辞めて働きます。
母さんの望む道には進めなかったけど…。
でも俺本気で頑張るから。
頑張れあゆな。
(遊沢)大丈夫だよ。
(徳山)うんそうだな。
頑張れ。
先生。
(医師)はぁ〜。
母子共に命に別状はありません。
あぁ〜良かった。
(医師)おめでとうございます。
(葛木)ありがとうございます。
(医師)さあどうぞ。
(真知子)ありがとうございます。
(医師)おめでとうございます。
(真知子)ありがとうございました。
はい。
はあ内山田でございます。
はぁ?ええはあ。
はあ。
ありがとうございましたはいありがとうございます。
どうもありがとうございました。
・パチパチパチ…
(拍手)
(神谷)俺クラス行ってきますわ。
(神谷)おい無事生まれたぞ。
母子共に無事だ。
(橋本)やった〜!
(森野)先生マジっすか?
(神谷)おうマジマジ。
(智美・加奈子・楓・由亜)生まれた!生まれた!
(看護師)女の子ですよ。
頑張ったねお母さん。
(心の声)ごめんねB)んでやることもできなくて。
けどありがとう。

(葛木)ごめん。
退学俺のせいだ。
(あゆな)後悔はしてない。
おかげでいろんなもの手に入れたから。
最後にみんなに…。
お別れの挨拶。
行かなきゃな。
また明日おっぱいあげにくるからね。
カシャ!理事長話があります。
ちょうど良かった。
私も鬼塚先生に聞いてもらいたいことがあるの。
みんながね2人を送り出したいって準備したの。
2人の卒業式。
内山田副校長にも協力をお願いしたの。
ふふっ。

(あゆな)鬼塚先生は?さあ。
どこにもいなかった。
どっかで飲んで寝てるんじゃない。
…ったくこんな大事な日に。
(あゆな)大丈夫です。

(内山田)「卒業証書葛木隆一殿」。
はい。
「あなたは仲間に見送られ立派に明修湘南高等学校2年A組を卒業したことをここに証明します。
平成26年9月30日副校長内山田ひろし」。
おめでとう。
ありがとうございます。
「卒業証書志条あゆな殿」。
はい。
(内山田)以下同文。
ありがとうございます。
いい仲間を持ったね。
はい。
おめでとう。
ふふっありがとう。
これからは1人じゃなく3人で幸せになってね。
ありがとな。
(佳永子)3人の元気な姿見せてね。
うん。
(佐奈)体に気を付けてね。
ありがとう。
(宇佐美)またすぐ会おう。
(葛木)おう。
ううっ…。
(麻理子)あゆなきれいだよ。
(つぐみ)笑顔いっぱいの家族になってね。
ありがと。
今度麺類食いいこうぜ。
頼んだ。
(徳山)はははっ。
(大場)子供には絶対ロックだぞ。
(葛木)お前みたいにはしないよ。
私もすぐ遊沢君と追いかけるから。
(あゆな)ほんとに?ほんと。
(智美)頑張り過ぎないでね。
ありがとう。
(桐谷)いい父親になれよ。
(葛木)おう。
(由亜)赤ちゃんの顔絶対見してね。
見せにくるね。
(芹澤)どんなことがあっても負けんなよ。
負けねぇよ。
ううっ。
(遊沢)泣いてもいいんだぞ。
(葛木)泣かねぇよううっ…。
羨ましい。
ふふっ。
ほなみ先生もきっと幸せになってください。
誰とは言いませんけど。
(あゆな・ほなみ)ふふふっ。
ありがとうございました。
最高の高校生活だったよ。
今までありがとう。
(あゆな)みんなのおかげで本当に楽しかった。
(徳山)まあぶっちゃけめっちゃ寂しいけど。
(加奈子)お別れでい!
(徳山)よ〜しいくぞ!
(あゆな)何何何?
(加奈子)おぉ〜!
(徳山)イェ〜イ!
(森野)うい〜!ありがとう。
・あのちょっとお話よろしいですか?志条あゆなさんと葛木隆一君の件です。
(大前)皆さん!・あのちょっとお話よろしいですか?志条あゆなさんと葛木隆一君の件です。
(大前)皆さん!不法侵入ですよ!
(内山田)何だ君たちは!勝手に校内に入って。
みんな下がって早く。
学校が妊娠を隠蔽したというのは本当ですか?・堕胎強要したとのうわさもありますが。
生徒さんたちに話聞かせてください!
(大前)ですから…。
ありがとう。
(大前)いやですから!妊娠した生徒もさせた生徒も退学処分になってますから!だからこれ以上生徒を混乱させるようなことはやめてください!・質問の答えになってないですよね。
(大前)何?えっ?・隠蔽はあったんですか?いやだから1週間前に退学処分にしました!だから関係ないんですよ!・それ質問の答えになってないでしょ。
(大前)えっ!?・隠蔽はあったんですか!?・堕胎を強要したんですか!?鬼塚先生。
(大前)1週間前に退学にしました。
だから今は関係ないんですよ!・関係ないことないでしょ!何がですか!?当校は全くもって無関係!だからこっちだって被害者だよ!あれはまさか。
君も何をやって…いや私にはそんな趣味は…。
あぁ〜!鬼塚先生だめだそれはだめ!あっ。
(入江)あっ。
いいもん見れた。
関係ねぇ?被害者?はぁ〜。
都合で生徒切り捨てて他人面してんじゃねぇぞ!でも2人は退学処分に…。
誰が卒業していいって言ったんだ?えっ?おめぇらを退学にさせねぇよ。
何言ってるんですか?葛木あゆな。
覚悟はよくわかった。
でもお前らはここで学ぶことがまだ残ってる。
人は1人で生きてるわけじゃねぇんだ。
親に支えられてる。
仲間に支えられてる。
俺は高校時代大事なダチを亡くして絶望して学校も辞めちまおうと思った。
けどそれを思いとどまらせてくれたのがそれこそダチや担任の先生だった。
俺はてめぇがどんだけ弱ぇ人間か思い知らされた。
でもその度にダチや周りの人たちが俺を救ってくれたんだ。
だから俺は今度は自分が周りのやつらを救ってやろうと思ってふんばれた。
高校出てからもつれぇことは山ほどあった。
でもそんなときに俺を支えてくれたのは高校3年間で教えてもらった倒れても倒れても倒れても立ち上がる強さだった。
それは今でも俺を支えてもらってる。
おめぇらはまだまだ弱ぇ。
だからここでこの学校で社会で闘える強さを少しでも身につけてほしいんだよ。
俺が先生にそれを教えてもらったように俺もお前らにそれを伝えたいんだよ。
おめぇらが立派にてめぇのその足で立派に立てるように。
だから俺は退学にはさせない。
それが俺の教師としての覚悟だ。
つまり高校生の不純異性交遊妊娠出産を認めるということですか?・それは倫理的にどうなんですか?精神論や感情論もわかります。
でももっと重大なことだと思うんですが。
ちょっとすいませんよろしいですか。
ご苦労さまです。
理事長の桜井です。
不純異性交遊を認めるわけではないんです。
新しい命が誕生した今その命の重さ尊さを生徒たちにしっかり伝えていくことこれが必要だと考えます。
生徒たちがいつか親になり子供に命の大切さを伝えそして未来へと命をつなげていけるようにすること。
これが我々の役目であり我が明修湘南高校の命の教育です。
・しかしここまで騒ぎが大きくなって世間は納得しませんよ?そんな簡単なことじゃないと思うんですが。
世間全ての方を納得させられる答えなどあるんでしょうか?批判は私が全て引き受けます。
この職を懸けて。
それが私の覚悟です。
今日のところは…。
・えっあっいや…。
(桜井)お帰りになってください。
(富士宮)随分みんなを振り回してくれましたね。
こんなに毎日が騒がしくなるとは思いもしませんでした。
年寄りにはこたえます。
すいません。
だけど我々のことなんか気にせずに君の思うままに君の道を行ってください。
子供たちの未来は任せました。
富士さん。
グレートな教師になりましたね。
こんな感じかな?こうっす。
うい〜っす!すいませんあいつらのために。
いいのよ。
かつて私が言ったの。
学校のために生徒がいるんじゃない生徒のために学校があるって。
それにしてもいいジャーマンだったわねははっ。
ニュースにもなってたけどははっ。
はぁ〜…さてと行きますか。
これからどうされるんですか?うんまた一から勉強よ。
私鬼塚先生と出会ってまだまだ教育者として教えられることが多かったのよ。
そんな…。
人生尽きるまで勉強です。
理事長もグレートっすよ。
ははっあっでもまた売店のおばちゃんで戻ってきたりして。
はははっ。
ははっ。
うい〜っす!ははっ。
しっかしまさか渚が妊娠してたとはな〜。
だからこっちに戻ってきたんすか?
(渚)言うの遅くなっちゃってごめんね。
だから龍二がおやじ論展開してたわけだ。
(冴島)うんうんけど龍二さんがおやじか〜。
何か俺らも大人になったんすね。
(渚)なってもらわないと困ります。
ねぇパパ?おうおう。
カシャ!消せ。
あっはい。
やっぱりうれしかったですか?
(渚)うん最高。
へぇ〜。
この子には未来しかないんだよ。
そんな宝物授かったんだもん。
最高に決まってる。
未来か。
(渚)そういえばどうなの?ほなみちゃんは。
えっ?えっ?何であんたが反応するの…。
えっ?えっ?えっ?
(ほなみ・鬼塚)えっ?
(渚)えっ?えっ?えっ?えっ?
(冴島)えっ?いや…ちょっくらあぁひとっ走りしてくる。
えっ?えっ?あっ…。
(冴島)えっ?はぁ?はぁ〜ん?
(冴島)はぁ?はぁ?はぁ〜ん?はぁ?まだまだガキだなははっ。
はははっ。
はぁ。
来るね〜。
はははっ。
バスケ部おはよう。
(遊沢)よう。
おはよう。
イェ〜イ。
(佐奈)おはよう。
(めいり)おはよう。
おはよう。
おっおはよう。
(加奈子)モーニング。
(由亜・楓・智美)モーニング。
(加奈子)スプリン…。
(4人)グッドモーニング。
グッドモーニング。
あっお前らそれ折ったのか?あぁ〜。
えっ?あっ危ないよ。
(加奈子)作ったんだよ拾ったの。
うそつけお前。
(智美)鬼〜。
(加奈子)いっぱい落ち…鬼〜。
(由亜・楓)鬼〜。
鬼〜じゃないよ。
鬼塚先生。
おぉ〜。
(加奈子)めいり!
(あゆな)外出の許可が出たからみんなに会わせたくて。
あぁ〜かわいい。
おぉ〜。
パパに似てきたわね。
(あゆな)ほんとにかわいいですよ。
ほなみ先生も。
えっ?鬼塚先生も。
あぁ?
(生徒たち)ふぅ〜!ちょっ大人をからかわないの。
(芹澤)先生男見せるときじゃない?なぁ?なぁじゃねぇ!
(生徒たち)はははっ。
やめろよお前。
先生に。
抱いてみてください。
先生がいなかったら生まれてこなかった命だから。
うぇ〜ん。
ふふっ先生ぎこちない。
はははっ。
泣かすね〜。
はははっ。
・「Highschool・love」あぁ〜危ない危ない危ない…。
あぁ〜!
(葛木)先生。
危ないもう。
あぁ〜かわいい。
見て見てかわいいよ。
ちっちゃいねふふっ。
きゃ〜。
ちっちゃ〜いははっ!ほらほら。
おぉ〜。
(大前)それでは内山田新校長よろしくお願いします。
えぇ〜んんっあの〜はっくしょん!
(大前)ふふふっ。
(内山田)新学期が始まって1週間がたちました。
新3年生はこの春から夏が進路を決める重要な時期です。
そこでこの校長内山田ひろし悩み多き生徒の声を聞くべく悩み箱を校内に設置することにしました。
(入江)まさかの手作りか?
(向井)頑張ってますね。
(入江)無駄に。
あれも鬼塚イズム?でこの席の男は?さあ?意外と放任主義?2年A組!
(一同)うい〜っす!2014/09/16(火) 22:00〜22:54
関西テレビ1
[終]GTO #11[字][デ]【シリーズ完結!妊娠高校生の涙…鬼塚が一番伝えたい命の授業】

「GTOシリーズ遂に完結!妊娠女子高生の涙…鬼塚が一番伝えたい命のグレート授業」AKIRA 比嘉愛未 山本裕典 松岡茉優 菊池風磨・田山涼成 城田優 黒木瞳 他

詳細情報
番組内容
子どもを産むと決心したあゆな(松岡茉優)を案じる鬼塚(AKIRA)とほなみ(比嘉愛未)。だが、大前(風見しんご)は学校の評判に関わるという理由で、産むならあゆなを退学させるという。改めて意思を確かめる鬼塚に、あゆなは自分に宿った命を守り抜くといい、子どもを育てるために学校も辞めると宣言。その覚悟を聞いた桜井(黒木瞳)に、ある思いが…。

そんな折、家出をした葛木(菊池風磨)があゆなの前に現れ、
番組内容2
子どもと3人で暮らそうと駆け落ちを持ちかけた。だが、あゆなは「何もわかってない」と拒絶。その理由がわからず、混乱する葛木は鬼塚の手で家に連れ戻されてしまう。

さっそく母親の一美(床島佳子)と口論になった葛木は、2人の仲を認めてくれなければ死ぬと自分に刃物を向ける。そんな葛木を鬼塚は「それがてめぇの覚悟か」と一喝。銀行へ連れて行くと、あゆなと子どもとの生活のため、
番組内容3
現金輸送車を襲って金を奪えと葛木をけしかけ、包丁を持って駆け出す!

一方、妊娠の噂は広まり、ネット上にあゆなや葛木の実名までさらされ、学校や葛木家にマスコミが押しかける事態に。PTA会長の一美は、葛木の関与をもみ消して騒動をおさめるよう学校に圧力をかけるが、桜井はあゆなと葛木の双方を退学処分にすると宣告。桜井の思わぬ決断に職員らも驚く中、あゆなが出血して病院に運ばれたと知らせが入り…。
出演者
AKIRA 
比嘉愛未 
山本裕典
 ・ 
小野武彦 
風見しんご 
丸山智己 
馬渕英俚可 
阿南敦子 
藤沢あやの
 ・ 
田山涼成 
城田優 
黒木瞳

【2年A組男子生徒】
菊池風磨 
竜星涼 
片寄涼太 
堀井新太 
新里宏太 
荒井敦史 
佐野玲於 
岡本カウアン 
西川俊介 
町山博彦 
武井証 
池田永吉

【2年A組女子生徒】
松岡茉優 
三吉彩花 
小芝風花