FNNスピーク 2014.10.03

御嶽山噴火の行方不明者は16人。
きょうの捜索は悪天候で注視されました。
こんにちは。
10月3日、金曜日のスピークです。
噴火被害としては、戦後最多の47人が死亡した、御嶽山の噴火から、きょうで7日目です。
悪天候のため、きょうの御嶽山の捜索は、中止が決まりました。
また長野県の対策本部は、けさ、会見を開き、現在までに県が把握している行方不明者数を、16人と発表しました。
詳しい内容を、会見が行われた長野県庁から中継でお伝えします。
長野県庁です。
47人が死亡し、戦後最大の火山災害となった御嶽山の噴火。
行方不明者がまだ16人いることが分かり、被害の全容はまだ見通せません。
現在の行方不明者は、16名であり、依然として、多くの方々が取り残されております。
災害対策本部はきょう午前、噴火のあと、家族から安否が分からないと問い合わせのある行方不明者が、16人に上ると発表しました。
人数は県警がまとめたもので、今後も変動する可能性があるということです。
当初、検討された不明者の住所や名前などのリストの公表は、家族の意向や、対策本部も広く情報を求める必要性がないと判断して、公表しないことになりました。
雨による捜索の中止や、台風接近のおそれなどを受けて、不明者の関係者には、焦りと疲れが広がっています。
では、関係者の待機所が設置されている、木曽町役場から中継でお伝えします。
現在はやんでいるんですが、昨夜から断続的に降り続く雨により、きょうは早朝の段階で捜索の打ち切りが決定しました。
それを受けて、ご覧のように、きょうは関係者の集まるこちらの駐車場もがらんとしています。
安否が分からない家族や友人の情報を待っている関係者は、きのうの夜の時点でおよそ50人いましたが、きょうの捜索中止や週末に台風が接近するおそれがあることから、いったん自宅に戻る関係者もいました。
きょうはこれから?
一度帰ります。
雨で捜索が中止となりましたが?
残念だと思います。
一方、
御嶽山のきょうの捜索は、雨のため中止されました。
では現場から中継です。
野平さん。
きのう午後から雨が降り始め、きょうも断続的に降っています。
県の対策本部は、夕方まで天候が回復する見込みがないとして、午前5時にきょうの捜索中止を決めました。
隊員たちは早朝、登山口に向かい、捜索の準備を進めましたが、捜索中止の決定を受け、次々に引き返してきました。
まだ安否が分からない登山者がいるだけに、隊員たちはもどかしさをにじませていました。
また、県の対策本部は昨夜、雨のあとの捜索再開の判断基準を作成しました。
雨がやんでから3時間後にヘリで偵察し、異常がなければ山頂に行き、現地を確認。
その上で、7時間後まで雨の降る予定がない場合などで、捜索を再開するとしています。
二次災害を防ぐうえでも、今後の捜索は天気をにらみながら、慎重に行うことになります。
以上、中継でお伝えしました。
きょうの御嶽山付近は、雨が強まったり、弱まったりと、不安定な空もようで、局地的な雷雨にも注意が必要です。
また山頂付近では、風速15メートル前後の強い風が吹きそうです。
風下に当たる北から東側を中心に、遠い場所まで火山灰が飛ばされるおそれがありますので、ご注意ください。
あすはきょうより大気の状態が安定してきます。
雲が広がっても、大きな天気の崩れはなさそうです。
強い風も、いくぶん、収まりそうです。
では次です。
非常に強い勢力の台風18号が、日本に接近しています。
この週末は、沖縄だけではなく、西日本でも影響が出てきそうです。
大型で非常に強い台風18号は、北西に進んでいます。
大東島地方では、あすにかけて、大荒れとなり、きょうの最大瞬間風速は35メートル、あすは65メートルと予想されています。
すでに波浪警報も発表されていて、海上では猛烈にしけるおそれがあります。
沖縄本島地方も、あすは非常に強い風が吹き、海はしける見通しです。
台風18号は、あすも勢力を保ったまま、北上を続け、火曜日にかけて本州付近を進む見通しです。
日曜日には特に西日本で、月曜日には、日本の広い範囲で荒れもようになるおそれがあります。
今後の台風情報にご注意ください。
神戸市で小学1年の女の子の遺体が遺棄された事件で、逮捕された男の自宅の浴槽から、女の子の血液が検出されていたことが分かりました。
君野康弘容疑者は、自宅近くの雑木林に、小学1年の生田美玲ちゃんの遺体を遺棄した疑いが持たれています。
その後の取材で、君野容疑者の自宅からは、広範囲にわたって複数の血液反応が確認され、浴槽でも血痕が見つかっていたことが分かりました。
DNA鑑定の結果、血痕は美玲ちゃんのものと確認されたということです。
また遺体が入れられていたポリ袋からは、君野容疑者の指紋が検出されたことも、新たに分かりました。
けさ、君野容疑者に接見した弁護士によると、君野容疑者は事件について、今も黙秘を続けているということです。
警察は引き続き自宅周辺を捜索するなど、犯行の裏付けを進めています。
おととい、北海道南幌町の住宅で、母親と祖母を殺害したとして逮捕された17歳の女子高校生が、強盗の犯行に見せかけるために、現場を荒らすなど偽装した可能性があることが分かりました。
この事件はおととい、北海道南幌町で、47歳の母親と、71歳の祖母を包丁で殺害したとして、同居する17歳の女子高校生が殺人の疑いで逮捕され、きのう午後、身柄を検察庁に送られたものです。
捜査関係者によりますと、当時、事件があった室内は、たんすの引き出しが開けられるなど、荒らされた形跡がありましたが、女子高校生が強盗の犯行に見せかけた可能性があることが新たに分かりました。
10年前、児童相談所が、家庭内で女子高校生への虐待があったのを確認しているうえ、
香港の大規模デモは6日目に入りました。
昨夜、政府とデモを主催する学生グループが対話することで一致し、衝突は避けられましたが、現在も道路の占拠は続いています。
では香港中心部から中継です。
これまで道路を埋め尽くしていたデモ参加者は、だいぶ少なくなりました。
それでも行政長官の官邸前では、デモ参加者と警察が今もにらみ合いを続けています。
政府側のナンバー2と学生グループが対話することで一致し、警察とデモ隊の衝突はひとまず回避されました。
ただけさも、庁舎に入る職員たちを、デモ隊が阻止しようとして、どなり合いになる騒ぎがありました。
市民生活にも影響が出ていて、政府はデモ現場周辺の小中学校を休校とする措置を取りました。
株価も連休前と比べてさらに1%下落し、経済への影響も変わらず出ています。
双方の話し合いがいつ行われるのかが決まっていませんが、落としどころの探り合いが今後も続くことになります。
国会はきょうから与野党の本格論戦の場となる衆議院の予算委員会が始まり、安倍総理大臣が、いわゆる従軍慰安婦問題について、国際社会で日本の名誉回復に努める考えを強調しました。
午前の委員会は、自民党議員の質問が続き、稲田政調会長は、いわゆる従軍慰安婦問題で、日本の名誉は地に落ちているとして、安倍総理に対応を求めました。
日本の名誉は地に落ちていると、あたかも日本が性犯罪国家のように見なされている。
誤報によって、多くの人々が傷つき、悲しみ、苦しみ、そして怒りを覚えた。
日本のイメージは大きく傷ついたわけであります。
いわれなき中傷については、そうではないという発信をしっかりしていくことが大切ではないかと。
一方、安倍総理は、拉致被害者らの再調査に関する、政府担当者の北朝鮮への派遣について、被害者家族をはじめ、関係各方面の意見に耳を傾け、政府として総合的に判断したいと述べ、時期など、慎重に見極める姿勢を示しました。
以上、国会記者会館から中継でした。
西アフリカから先月、アメリカに入国した男性が、エボラ出血熱を発症した問題で、CDC・疾病対策センターは、この男性の近親者4人を外出禁止にしたうえで、接触した可能性があるおよそ100人を調査中だと発表しました。
この男性は先月20日、リベリアからアメリカに入国後、エボラ熱を発症し、テキサス州ダラスの病院で隔離治療を受けています。
男性の親族らに発熱などの症状は確認されていませんが、エボラ熱は20日前後の潜伏期間があり、その間、男性の近親者4人は、外出や面会が禁じられ、隔離されます。
東京電力福島第一原発事故の除染で出た土壌などを保管する中間貯蔵施設を巡って、政府はきょう、保管を始めてから30年以内に、福島県外で最終処分を完了させるとした法案を閣議決定しました。
法案では、国が中間貯蔵施設を整備し、安全を確保するとしていて、国の責任を明確にしました。
また中間貯蔵施設で、放射性物質を含んだ土壌などの保管を始めてから30年以内に、福島県外で最終処分を完了するための措置を、国が講ずるとしています。
今回の法案の内容は、施設を建設するにあたり、福島県側が求めていたもので、政府は今国会で法案を成立させ、来年1月から汚染された土壌などの運び込みを始めたいとしています。
続いてワールドトピックス。
カメラは大胆かつちょっぴりまぬけな逃走劇を捉えていました。
アメリカ・マイアミのコンビニエンスストアに2人組の男がやって来ます。
男たちは防犯カメラも気にせず、堂々とビールケース3箱ずつを抱えて、支払いをしないまま店を出ようとしますが、ドアが思うように開きません。
男は体当たりを試みるものの、マットで足を滑らせ、あわや転倒。
腹が立ったのか、足蹴りでドアを開け放ちます。
勢いよく店を飛び出したもう1人の男も、ドアの外でつるり。
慌て者の窃盗犯は、ビールケース1つを残して、現在も逃走中です。
一方、こちらは中国・四川省のパンダ繁殖施設。
お母さんパンダが一心不乱にたけのこを食べています。
胸元には小さな赤ちゃんが。
このパンダ繁殖施設では、9匹の赤ちゃんが誕生。
大阪市住吉区の住宅で高齢の女性が腹部を刺されて死亡した事件で、司法解剖の結果、女性は失血により死亡し、首の骨も折れていたことがわかりました。
おととい午後4時40分ごろ大阪市住吉区東粉浜の住宅で、「女性が室内に倒れている」と男性から警察に通報があり、この家に住む井川英子さん
(86)が死亡しているのが見つかりました。
司法解剖の結果、井川さんは発見当日の午後3時頃に失血により死亡し、腹部には細く鋭利なもので刺された傷が7ヵ所ありました。
また、首を絞められて首の骨が折れていたこともわかりました。
通報をした男性は、現場から2キロほど離れた南海天下茶屋駅のホームにある公衆電話から通報し、その後所在がわからなくなっています。
警察は男性が何らかの事情を知っているとみて、行方を捜しています。
きょう未明、大阪府門真市で住宅の2階が焼ける火事があり、焼け跡から1人の遺体が見つかりました。
午前3時50分頃門真市下馬伏町に住む植田範夫さんから「2階が燃えている」と消防に通報がありました。
消防車11台が消火にあたり、火はおよそ45分後に消えましたが、木造2階建て住宅の2階の1室が焼けました。
この火事で、焼け跡から1人の遺体が見つかりました。
警察によると植田さんは4人暮らしで3人は避難して無事でしたが、息子の竜雄さん
(38)と連絡が取れていないということです。
警察は遺体が竜雄さんとみて身元の確認を急いでいます。
兵庫県尼崎市などで起きた連続変死事件で、母親を死亡させた罪などに問われた娘ら3人の裁判で、大阪高等裁判所は一審で実刑とされた1人についても執行猶予付きの判決を言い渡しました。
大江香愛被告
(46)と、妹の裕美被告
(43)、裕美被告の元夫の川村博之被告
(44)の3人は3年前、母親の大江和子さん
(当時66)を監禁・暴行を加え死亡させ、遺体を倉庫に遺棄した罪に問われています。
3人は一審で実刑を含む有罪判決を受けましたが、「角田美代子元被告
(当時64)の支配を受け心神喪失状態だった」と無罪を主張し控訴していました。
大阪高等裁判所はきょうの判決で「3人に責任能力はあった」と、主張を退けたうえで、「3人の事件への関与は同じ」と判断し、川村被告の実刑判決を破棄して3人全員に執行猶予の付いた有罪判決を言い渡しました。
2014/10/03(金) 11:30〜11:55
関西テレビ1
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