タイトル通りです。
都内にて、若者の「再チャレンジ」「学びなおし」を支援するための、無料のフリースクールを開校します。
「フリースクール」と言っても、月火水木金の平日に通うような、全日制の学校ではありません。活動日は週に1回、土日いずれかの週末を考えています。
ですので、無料の「学校」というよりは無料の「塾」といった方が近いかもしれません。時間は1回4時間、午後13時から17時までの開催です。
想定している生徒(参加者)は、高認取得を目指している高校中退者や、働きながら大学受験を目指す人などの、「学びなおし」「再チャレンジ」を目指す方たちです。今の日本には、そういった人たちが気軽に・無料で教育を受けられる場所がほとんどありません。
塾講師・家庭教師として活動していた頃から薄々気がついてはいたのですが、このブログを始めてから読者の方より多くの相談を頂き、改めて痛感しました。今の日本には「学びなおし」の場が明らかに足りていません。そのせいで多く若者が才能を摘み取られ、望まぬ苦しい生活を強いられています。そんな社会に、そんな日本にしてしまったのは子供ではなく僕たち大人の責任です。僕たち大人が、そんな現状を変えなければなりません。
というわけで、自分1人だけの小さな活動ですが、実際にそんな若い人たちの為のフリースクールを作ってみようと思いたちました。
本稿では開校を決意した経緯や、具体的にどのような形式で授業を行うのかなどをまとめていこうと思います。
【読者からの相談メール】
このブログを開設してから、毎日1,2通、多い時で1日に5通程度、読者のみなさんから相談のメールを頂くようになりました。
苦手な教科の勉強法についてや、引きこもりについてなど、主に教育問題に関しての相談です。様々な種類の相談があったのですが、目について多かったのは「再チャレンジ」を志ざす方からの相談メールでした。
何件か、本人の許可を頂いて転載します。
私は高校を中退してフリーターとして働いている18歳です。今は週に5日1日8時間ほど働いているのですが、もう1度勉強にチャレンジして大学に通いたいと思います。 ですが、何から手を付けていいのかわかりません。 本屋さんでワークやドリルを買ってやってみたのですが、 何から手を付けて良いのかわからないし、 自分のやり方が正しいのかもわかりません。 予備校などで先生に教わって勉強したいのですが、 経済的に厳しい状況です。 この先、どうすればいいのでしょうか?私みたいなのでも大学に行ける道はあるでしょうか? 教えてください。
失礼します。私は今中卒で介護の仕事を2年しています。高卒認定試験に合格して、看護学校を目指したいと思っています。 勉強しなきゃと思いますが、やる気が出なかったり、やっても結果がでないんじゃないかと心配になったり、 自分に自信が持てなかったりして、 全然前に進むことができません。 でもお金のかかる塾などには行けないですし、 自分で頑張るしかありません。 相談したいのは、参考書についてです。中学の先生から高認用のテキストをもらいましたが、ほとんど問題がわからず、丸付けの仕方が合ってるかも不安で、 どうすればいいのかわかりません。 初心者でもわかりやすく、自分で勉強できる方法はないでしょうか?ぜひ教えてください。
※個人情報が記載されている箇所や、日本語がおかしな箇所は筆者が編集しています。
こういったメールが1件、2件のうちは「なるほど、こういう子もいるのか」とまだ事態を甘く見ていました。しかし、5件、8件、10件と、同じような内容の相談メールを頂くにつれ、段々危機感を覚え始めました。
もしかして、この国には「こういう子」たちの受け皿がほとんどないんじゃないか?と。
【一度落ちたら這い上がれない日本の教育】
相談のメールを送ってくれた人たちと実際に会って話を聞き改めて痛感したのは、今の日本は「一度落ちたら這い上がるのが極めて難しい社会」だという現実です。
病気や怪我、経済的・家庭的事情などで学業を中断せざるを得なくなる人は、毎年何万人という規模で存在します。
その多くが、二度と学校に戻れません。
フリーターや派遣社員として生きることを強いられたり、もっと悪くするとニートや引きこもりなどになってしまいます。
なぜでしょうか。それは「再チャレンジ」の為の受け皿が存在しないからだと、僕は思います。
確かに高校資格取得のための通信制高校や高認取得の為の予備校は存在します。しかし、概して高額な学費が必要です。例えば高卒認定試験コースで有名な某予備校は年間で100万円近くのお金がかかります。
無料の公立通信制高校も存在しますが、極めて数が少なく、しかも私立の通信制高校に比べてサポートがずさんです。
「独学だけで大学へ」なんてのは一部の例外的な事例で、99%の人には不可能です。
要するに、今の日本は「一度落ちたら、お金がなければ這い上がれない」そういう社会になってしまっているのだと思います。
【あらゆる若者に学ぶ機会を】
一部の富裕層に高度な教育が独占された社会、そんな社会に未来はありません。
「教育が独占される」というのは、多くの本来発揮されるべきだった才能が潰されてしまうということです。
科学の分野で、経済の分野で、スポーツで、文学で、それぞれ発揮されるはずだった何万、何十万という才能が、発揮されないまま潰されてしまうということです。
「天才はどんな逆境からも這い上がる」というのは嘘です。フィールズ賞やノーベル物理学賞の受賞者に、アフリカの最貧国や中国奥地の出身者がいるでしょうか?どんな豊かな才能を持っていても、教育というゆりかごの中で暖められなければ、それは開花する場を失います。
今の日本で起こっているのはそれと同じことです。
何万、何十万の若者が「お金がない」「機会がない」そんな理由で学びから遠ざけられている。そして低賃金の単純労働や、引きこもりなどの苦しい生活を強いられている。そんな状況が続けば、そんな社会は遠からず活力を失います。
あらゆる若者に学びの機会は与えられるべきです。
小中の義務教育だけではなく、高度な高等教育まで、全ての若者に、全ての人間に、学びの機会は与えられるべきです。
中卒でも、高校中退でも、社会人でも、貧乏でも、引きこもりでも、15歳でも、25歳でも、65歳でも、全ての人間に、学びの機会は与えられるべきです。
今回発足するフリースクールは、僕のそんな思いから発足しました。
【フリースクール概要】
最後に、具体的にどのような形式で授業を行うかを書いておきます。
まず場所は東京都渋谷区内の地区会館の貸し会議室などを予定しています。現在の最有力候補は国立オリンピックセンターの貸し会議室です。人数がどの程度になるか現在ではちょっとわからないのでまだ予約はとっていないのですが、いずれにせよ渋谷区内のいずれかの施設で授業を行う予定です。
第一回の授業予定日は10月19日の日曜日を予定しています。以後、参加者が1人でもいる限り、毎週日曜日に授業を行います。
授業形式は、「東京個別指導学院」や「明光義塾」などの個別指導塾で採用している、1対多数の個別指導形式です。
流れとしては、こんな感じになります。
①まず生徒は任意の時間に教室に来校します。
②来校したら、講師と相談してその日の目標を決めます。
(例:参考書Aの12ページから15ページまで終わらせる)
③上で決めた目標に合わせて自習します。
④わからない問題があったら、講師に質問してヒントをもらいます。
⑤その日の目標を終えたら、講師と再び相談して来週までにやってくる宿題を決めます。
「普通の集団授業は行わないの?」
と疑問に思う方もいるかもしれませんが、恐らく生徒それぞれの進度が全く異なるため、学校や予備校のような集団授業は難しいと思います。
その代わりに、家庭教師や個別指導塾のような、自習中心でそれを講師がサポートするような形の授業を行います。家庭教師などをやったことの無い方にはいまいちピンと来ないかもしれませんが、この形式は「学びなおし」をする方にとっては極めて効率的な学習形態です。自学自習の習慣も付くので「今まで家で勉強したことなんかない」という方にも向いていると思います。
授業料は無料です。
ただ会場までの交通費などは支給できないので、そちらは自費でお願いします。また使用する参考書などは、みなさんの学力と目標を考慮した上で相談して決定しますが、そちらも自費にて購入をお願いします(せいぜい1000円程度です)。
参加を希望される方は
までご連絡ください。
参加に条件はありません。
どんな学歴の方でも、どんな年齢の方でも、どんなバックボーンをお持ちの方でも歓迎です。
ぜひお気軽に、メールを送って下さい。