シリーズ世界遺産100「アルフェルドのファグス工場〜ドイツ〜」 2014.10.03

(テーマ音楽)モダンなデザインのガラスの建物。
実はこれ100年も前に造られた工場なのです。
ドイツ北部の町アルフェルド。
豊かな森に囲まれ木材加工業が発展しました。
1911年創業の…建物の角の柱を無くし巨大なガラスの壁を張り巡らせたデザインは世界初のモダニズム工業建築といわれています。
ここでは靴型を製作しています。
靴型作りは職人技。
ミリ単位で削る極めて繊細な作業です。
地下の倉庫には創業当時からの全ての靴型が保管されています。
年齢性別デザインなどあらゆる条件に合わせた靴型を作り世界中の靴工場に出荷してきました。
創業にあたってベンシャイトはこれまでにない新しい工場を造ろうと考えます。
19世紀の工場は重厚な壁に覆われていました。
窓は小さく内部が暗かったため職人のケガが絶えませんでした。
そんな状況を変えたいと考えていたベンシャイトのもとに売り込みに来たのが駆け出しの建築家…グロピウスは熱く語りました。
「これからの工場は光に満ちた楽しい場所でなくてはならない」。
「人々のやる気も向上し効率も上がるだろう」。
グロピウスの言葉にベンシャイトは全く新しい工場の誕生を予感したといいます。
2人は意見を出し合いながら何枚も図面を引き直しました。
そして実現したのが巨大なガラスの壁。
鉄骨の柱で建物を支え強度を確保しました。
建物の角には柱がありません。
内部の隅々まで光を届けるためグロピウスが最もこだわったところです。
こうして工場とモダニズム建築が初めて融合したのです。
職人たちは日の光の中で仕事をする事ができるようになりケガは減りました。
靴型の品質も大幅に向上しドイツの靴型シェア1位を獲得します。
建築家と経営者が手を取り合って追求した働く人のための宮殿ファグス工場。
大量のガラスを用いた革新的なデザインは世界に広まり工場にとどまらずさまざまな現代建築に大きな影響を与えたのです。
2014/10/03(金) 04:15〜04:20
NHK総合1・神戸
シリーズ世界遺産100「アルフェルドのファグス工場〜ドイツ〜」[字]

働く人たちの宮殿 ▽文化遺産 ▽バウハウスを設立したグロピウスが若いころに設計した靴型製造工場。巨大なガラスの壁を採用し世界初のモダニズム工業建築と言われる。

詳細情報
番組内容
ドイツ中北部の町アルフェルド。1911年に創業の靴型製造工場は、室内に光を届けるために巨大なガラスの壁を採用し、世界初のモダニズム工業建築といわれる。設計したのは、のちにバウハウスを設立するヴァルター・グロピウス。若きグロピウスは、靴型製造会社の社長に「工場は光に満ちあふれた楽しい場所であるべきだ」と語り、2人は意気投合。大量のガラスを用いた革新的なデザインは、その後の建築に大きな影響を与えた。
出演者
【語り】松平定知
音楽
【音楽】久石譲

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

OriginalNetworkID:32080(0x7D50)
TransportStreamID:32080(0x7D50)
ServiceID:43008(0xA800)
EventID:6142(0x17FE)