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「引きこもり」するオトナたち

発達障害の当事者自らが考えた
引きこもりの6分類40タイプを一挙紹介!

池上正樹 [ジャーナリスト]
【第215回】 2014年10月2日
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 改めて見てみると、自分も引きこもりの傾向に当てはまるものもあるだろうし、こんなに数多く分類できることにも驚かされる。

 「心当たりがあってホッとしたり、相談に行けるきっかけになったりするだけでなく、サポーターとして勉強したい人たちにとっても、こういう傾向があることをわかったうえで対応することによって、当事者との心の距離が近くなるのではないか」

 高村さんは当事者目線から、支援する側にも、情報として活用してもらいたいと訴える。

 この分類の他にも、高村さんは引きこもりチェックリストを作成している。次回の記事で紹介したい。

※この記事や引きこもり問題に関する情報や感想をお持ちの方、また、「こういうきっかけが欲しい」「こういう情報を知りたい」「こんなことを取材してほしい」といったリクエストがあれば、下記までお寄せください。
otonahiki@gmail.com(送信の際は「@」を半角の「@」に変換してお送りください)

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池上正樹 [ジャーナリスト]

1962年生まれ。大学卒業後、通信社の勤務を経て、フリーに。雑誌やネットメディアなどで、主に「心」や「街」をテーマに執筆。1997年から日本の「ひきこもり」現象を追いかけ始める。東日本大震災後は、被災地に入り、震災と「ひきこもり」の関係を調査。著書は、『あのとき、大川小学校で何が起きたのか』(青志社)、『ドキュメント ひきこもり~「長期化」と「高年齢化」の実態~』(宝島社新書)、『ふたたび、ここから~東日本大震災、石巻の人たちの50日間~』(ポプラ社)、『ダメダメな人生を変えたいM君と生活保護』(ポプラ新書)などがある。最新刊は『石巻市立大川小学校「事故検証委員会」を検証する』(ポプラ社)。池上正樹 個人コラム『僕の細道』はこちら

 


「引きこもり」するオトナたち

「会社に行けない」「働けない」――家に引きこもる大人たちが増加し続けている。彼らはなぜ「引きこもり」するようになってしまったのか。理由とそうさせた社会的背景、そして苦悩を追う。

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