奇跡体験!アンビリバボー奇跡の絶景2時間スペシャル 2014.10.02

地球はまだまだ知られざるアンビリバボーに満ちている
今夜は…
気温44℃
世界一過酷ともいわれる灼熱の大地
(スタッフ)すごい。
日本をたって70時間
たどりついた先に存在した…
わずか30分後…
(スタッフ)すっげえ。
息をのむ魅惑の光景に豹変する
(設楽)うわうわうわ。
何?何?何?何?
全てが水晶でできているという神秘の砂漠
(スタッフ)広い。
想像を絶する世界が
(日村)すげえこれ。
高さ100m。
断崖絶壁に囲まれた奇跡の村
2,000年の歴史を変えた絶景
岩肌の穴に隠された感動のドラマとは?
こよいあなたは見たこともない地球の姿に驚愕する
(たけし)皆さん。
お待たせいたしました。
今夜は…。
自分の足じゃ行けないけど死ぬまでに一度は見なきゃもったいない。
そんなにすごい絶景を揃えました。
まずは…。
そう。
それでは早速いってみよう!
アメリカネバダ州
砂漠の真ん中で今も毎年7cmずつ巨大化し続けているという…
北海の孤島アイスランド
地上からは決して見ることができない幻想的な七色に輝く大地と川など
番組ではこれまで大自然が生んだ七色の絶景をお送りしてきた
そんな七色絶景シリーズ第5弾
今回お届けするのは…
温泉。
それは…
荒れ果てた大地にあるとなればそれこそ究極の秘境温泉
さらにそれは七色に染まっているという
究極の秘境温泉をこの目で確認しようとわれわれが向かった先はアフリカ東部の国エチオピア
日本から飛行機を乗り継ぐこと…
標高およそ2,400m。
首都アディスアベバに到着
人口300万人の国内最大の都市
この町から七色の温泉を目指すことに
温泉といったらやはりジャパニーズスタイル…
日本人をよく案内しているという今回のガイドテディさんに浴衣姿で挨拶に行くと…
(スタッフ)じゃあちょっと早速なんですけど…。
(スタッフ)えっ?
厳しい旅とはいったいどういうことなのか?
(テディ)でも安心しろ。
(スタッフ)同行してもらう?
何と銃を装備したガードマンが現地まで同行するという
忠告どおりに着替えた
七色の温泉のあるダロールへ向かうことに
移動中町の中である気になるものを発見した
(スタッフ)何か…。
確かにデパートの垂れ幕に大きく「HAPPYNEWYEAR」と書かれている
撮影でエチオピアを訪れたのは9月
これはいったい…
あした2007年を迎えるというエチオピア
この後その謎が明らかとなる
うん?9月に大晦日があってあしたから2007年
その秘密はこの国独自の暦エチオピア暦にある
これは彼らの多くが信仰するエチオピア正教が定めたもの
そのためこのような日付のずれが生じているのだ
しかし驚くのはそれだけではなかった
町の人にこの日の日付を聞いてみると
これまたどういうことなのか?
エチオピアの暦は通常の暦と違いひとつきは30日
しかしこれだと1年で360日
5日足りない
そのためこの5日間を13月として計算
帳尻を合わせているのだ
そのため13月5日が大晦日になり翌日が新年1月1日となる
さらにガイドのテディさんがどうしてもスタッフを連れていきたいところがあるという
ということで連れてこられたのは…
フィルオハ温泉という大衆温泉施設
エチオピアにはお湯を沸かすことができない家やお風呂がない家庭が多くたまに入る温泉が人々の癒やしの場となっている
しかしエチオピア特有の温泉とはどんなものなのか?
まずは入り口でお金を払い入場する
せっけんもらえるんですか?
手渡されたのはせっけん
そして中へと進むと施設内には同じ造りの建物がたくさん
どうやらエチオピアの温泉はこの建物の中にあるらしい
入ってみると…
そこは病院の待合室のような空間
受付でチケットを渡し…
建物の中を見渡すと番号が振られた幾つもの部屋が存在する
その数全部で15部屋
実はこの中に温泉があるという
名前と番号を呼ばれた
タオルを受け取って指定の部屋へ入る
とそこにあったのは…
何とエチオピアの温泉は…
見掛けは簡素だがシャワーや蛇口からはもちろん温泉が出る
お湯は無色透明
ぬめりがあり日本の温泉と変わらない
料金は大きさによって異なり70円から440円の部屋がある
今回利用した部屋は…
エチオピアの新社会人の平均月収がおよそ1万円と考えれば決して安いものではない
エチオピアの温泉事情を教えてもらったところで首都アディスアベバから国内線でメケレという町まで移動
そこから目的地ダロールまでは車で向かうことに
町を抜けて山間部を走ることおよそ3時間
田舎の小さな村に到着
(スタッフ)休憩?分かりました。
行きましょう。
そう言って連れてこられたのは…
(テディ)ここは…。
エチオピアはコーヒー発祥の地ともいわれるコーヒー大国
そんな国ならではのコーヒーセレモニーという伝統文化がある
それは…
必ず生の豆をいるところから始め1時間ほどかけコーヒーを入れるというもの
その間家族や友達とのコミュニケーションを楽しむのだ
コーヒーを入れる過程全てを大切にするのがエチオピア流
ちなみに肝心のコーヒーは…
砂糖が大量に入っているためとっても甘い
(スタッフ)ああ。
おいしい。
(テディ)おいしい?
再び車を走らせること4時間
先へ進むにつれ道のりも険しくなっていく
やっとのことで…
しかしすでに辺りは暗くなっているため…
キャンプ場でスタッフ全員で食事を取る
さらなる過酷な環境に負けないよう精をつけ野ざらしのベッドで就寝
再び車で移動すること15分
七色の温泉があるというダナキル砂漠へと突入
何もない広大な大地を走りぬけているそんなときだった
われわれの前にアンビリバボーな光景が
何もない広大な大地を走りぬけているそんなときだった
行く手にラクダのキャラバンが
キャラバンの民に何をしているのか聞いてみると
彼らはこの近くで塩を切り出し60km離れた自分たちの村まで2日がかりで持ち帰るという
とはいえ辺り一面何もないこの場所の…
先発隊がいる塩の採掘場へと向かってみると…
何やら作業している人がいた
板のような岩をひっくり返すと裏側が白くなっている
確かに塩だ
実はこの辺りの大地一面全て塩
太古の昔地殻変動により…
その湖が干上がったことによって厚さ最大4kmに及ぶといわれる広大な塩の大地がつくられたのである
広さは実に…
採掘場の辺りの地面はめくれていて塩が掘り出しやすい形状になっていた
ひっくり返した塩を専用のゴドマというおので1枚3kg程度の四角い板へと奇麗に形を整えていく
そうこうしているうちに先ほどの…
切り出した塩の板を積む
1頭につきおよそ100kg積むことができる
こうして彼らは採掘した塩を2日かけて自分たちの村まで運ぶのだ
別れの前に地元人のキャラバンに七色の温泉のことを聞いてみる
(スタッフ)ここら辺の近くに。
(男性)だから…。
地元のキャラバンにとっても特別な場所だという七色の温泉
期待を胸にさらに車を走らせる
日中になり気温が上がってきたためしばし休憩
水をがぶ飲みするスタッフ
すると…
(テディ)この先何があるか分からない。
(スタッフ)はい。
テディさんがなぜこんなに怒るかというと
ここダナキル砂漠は標高が海より低く海抜マイナス120m以下の場所にあるため気圧が非常に高い
従って気温も上がりやすく…
地上で最も過酷な土地ともいわれるこの場所で…
ちなみにこの日の日中の気温は44.5℃
この地域一帯では11時から午後3時の間は人体に影響を及ぼすほどの高温になるため外出する際にはかなりの注意を要する
さらに車を走らせること30分
到着したのは小高い丘の麓
実はこの小高い丘こそ目的地のダロールと呼ばれる火山
火山といっても溶岩が噴き出しできたものではない
火山活動によってつくりだされた高さ50mほどの小さな山である
そして七色の温泉はこの山の上にあるという
険しい山道と厳しい暑さが襲う
そして火山を登ること10分
ついに目的地に到着
この後神秘のベールに包まれた七色の温泉
その全貌が明らかに
火山を登ること10分。
ついに目的地に到着
スタッフの目の前に…

そこに広がっていたのはこの世のものとは思えないカラフルな光景
まるで別の惑星に降り立ってしまったかのよう
ここからはSFさながらの異世界に迷いこんだ感覚をお楽しみください

訪れたときの七色の温泉の大きさはおよそ70m四方
しかし自然現象故その形色大きさは年々変化するという
それにしても七色の温泉はなぜこうも色鮮やかなのか?
秘密は地底の…
地下水には塩分硫黄カリウムなど鉱物の成分が溶け込んでいる
その成分が地表の空気に触れ様々な形や色をした結晶となるのだ
成分の混ざり具合や地下水の流れ方によってその姿を変えるという七色の温泉
ちなみに1色ずつの色の成分はというと…
白はダナキル砂漠一帯にある塩が地中から流れ出たもの
黄色は七色の温泉の成分の多くを占める硫黄の色
赤と緑はこの地に生息する微生物の色
微生物がダロールの大地に沈着
色鮮やかに染め上げているのだ
また不思議な形状をしたこちらは…
ソルトマッシュルームと呼ばれるもの
地中から噴き出た塩と硫黄が地表で冷えて固まりその名のとおりキノコのような形状になっている
中でも一番特徴的なのが段々畑のような形状をしたこの池
なぜこのような形が生まれるのかというと…
まず地下水に含まれる鉱物の成分が水たまりの縁に結晶をつくり一つの池ができる
その池から…
こうして同じ形状の池が段々畑のように広がっていくのだ
ついにその奇跡の温泉が目の前に
ところが源泉の温度を測ってみると何と100℃以上
ちなみについ最近もフランスの旅行者が足を滑らせて温泉に入り大やけどしたという
さすがに入浴は諦めるしかない
荒れ果てた大地に存在する七色の温泉
それは入ることはできないが…
(久本)すごい。
(日村)すごい。
(剛力)すごいですね。
さあ始まりました。
(剛力)『アンビリバボー』今夜は奇跡の絶景2時間スペシャルです。
(設楽)いいね。
(剛力)もう早速。
(設楽)まだまだあるんですね。
(剛力)七色シリーズ第5弾と。
(日村)第5弾?
(剛力)久本さんいかがでしたか?
(久本)わあすてき。
これ覚えてるわって言ったら2人とも全然分かってなくて。
「現地に行ったんですか?」とか。
(久本)ここで見たわ。
(設楽)すいません。
久本さんが来たのを全然覚えてなかったんです。
「死にたいのか!」って。
(日村)すごい言われてたね。
(設楽)でもすごかったですね。
(久本)素晴らしかった。
あんな美しい光景見たことないね。
いやぁ。
70時間かけて行く価値はあると思います。
(剛力)小芝さんは今回番組初登場ですが。
(設楽)『魔女の宅急便』ね。
(久本)見たよ。
(小芝)ホントですか?
(久本)かわいかった。
(小芝)やったー。
うれしい。
(設楽)魔女ですもんね?
(設楽)「飛びたいのか!」って。
(久本)飛びたいのか!
(小芝)すごい奇麗でした。
(日村)入ってほしかった?
(設楽)ものすげえ超えてんだよ?
(日村)残酷なこと言いますよね。
(久本)どSだな。
(日村)100℃超えましたよ。
(小芝)びっくりしました。
(日村)びっくりしますね。
(久本)カワイイね。
(剛力)ダレノガレさんいかがでした?
(ダレノガレ)すごいですね。
しかも行くまでにいろんなところに行けるから楽しそうでした。
(日村)そうだね。
(設楽)塩すごかったですね。
(ダレノガレ)すごい。
あの塩ってだって…。
(設楽・日村)超天然。
(ダレノガレ)絶対おいしいですよね。
これぐらい分厚かったよね。
(ダレノガレ)そう。
すごかったね。
(ダレノガレ)しかもあれ手作業でこうやってるから。
(久本)そう…。
(設楽)かわいそうじゃない。
ああいう生活で運ぶんだから。
昔はだってそうだった。
日本のラクダ?
(日村)日本のラクダはたぶん向こうのラクダなんだよきっと。
(日村)何言ってんだ?
(剛力)さあ続いては季節限定今しか見ることのできない奇跡の絶景です。
あり得ない!
そんな神秘の海をこの目で確かめようとわれわれが向かった先は中国遼寧省
早速多くの近代的な高層ビルが立ち並ぶ瀋陽で聞き込みを開始
真っ赤に染まる海のことを知っているのだろうか?
そしてわれわれは有力な情報を得た
どうやらその海は紅海灘という名前らしい
真っ赤に染まる海紅海灘があるというその場所は瀋陽から170km離れた盤錦市
われわれはすぐに向かうことにした
盤錦市までは高速鉄道に乗って移動
1時間半ほどで盤錦駅に到着
すっかり日も暮れ街にはネオンが輝き始めた
紅海灘には翌日向かうことにしてタクシーで情報収集することに
ドライバーさんが言う真っ赤に染まる食べ物
それは…
真っ赤に染まる海があるという盤錦市は川ガニが多く捕れるのだという
翌日われわれはいよいよ紅海灘と呼ばれる真っ赤に染まる海がある場所へ向かった
盤錦駅から南に30km
車で30分ほど行ったところにその場所はあった
ここからはガイドと合流し案内してもらうことに
(スタッフ)あのう。
ここは今門閉まってますけど…。
(李)あなたとてもラッキーです。
(スタッフ)今日見られる?
いったいこのゲートの奥には…
ここ紅海灘風景区は世界最大規模の湿地帯であり総面積は3,000平方km
東京23区のおよそ5倍に当たる
国によって保護区に指定されておりタンチョウヅルなど200種類以上の鳥が生息している
そんな巨大な…
この地方に多く生息しているというカニ
それが関係しているのだろうか?
どんな光景が待ち受けているのか?
想像もつかないままわれわれは真っ赤な海を堪能できるという最高のポイントへと向かった
目の前に広がっていたのは普通の…
まったく赤く染まっていない
見渡す限り青い海がどうやって真っ赤に染まるというのか?
そのときをじっと待つスタッフ
すると…
(李)さあ見てください。
これが赤い海です。
(スタッフ)へえー。
すげえ。
(設楽)うわうわうわ。
何何何?
待つこと30分
(李)さあ見てください。
これが赤い海です。
(スタッフ)へえー。
すっげえ。
何と先ほどまで青かった海が一面真っ赤に
見渡す限りの赤い海が広がっているではないか
それでは奇跡の…
引き潮になって海水が引いていくと…
満潮からわずか30分で突如現れた真っ赤な海
いったいこの赤い色の正体は?
赤い色の正体はマツナという植物の色だという
ここ紅海灘風景区は入り組んだ湾の奥に位置し…
この環境こそが広範囲にわたってマツナが生育している理由だという
だが実はマツナは日本の浜辺でも生育している
しかしその色はどれも緑
なぜこの地区のマツナだけが赤くなるのか?
(李)それは…。
それはいったいどういうことなのか?
マツナが赤く染まるには2つの条件が必要とされる
土地がアルカリ性であることと適度な塩分量だ
これらの条件が揃ったときマツナの中で赤ワインなどに含まれる成分ポリフェノールが生成され葉が赤く色づくのだ
ここ紅海灘は淡水と海水が交わる場所
さらに潮の満ち引きによって塩分量が高くなり過ぎずマツナが赤く染まるのに最適な条件をつくりだしている
この土地の自然環境が絶妙に働き奇跡の絶景が出来上がるのだ
紅海灘の赤い海
その総面積は渋谷区の5倍以上の広さに相当
これだけ広い範囲でマツナが赤く染まる場所は世界でここだけ
この風景はマツナが芽吹く…
奇跡の土壌が生みだした真紅の大海原
それはまさに地平線に果てしなく広がる赤いじゅうたんのようである
そして時がたち潮が満ちてくると…
再び青い海に
壮大な手品のように真っ赤に染まる海
それは奇跡の自然環境が生みだした絶景スポットだった
(日村)すげえ。
(久本)素晴らしい。
(日村)超すごい。
超すごい。
(設楽)いや。
すごい。
(剛力)もう見事な絶景でしたね。
(設楽)見事。
裏切らないね。
もうホントびっくりするもん。
(日村)知らないねあんなのね。
(泉)いやー。
(日村)ありがとありがと。
(泉)私もいろんなところ行ってるの。
自慢じゃないけど。
(泉)だからいろんな。
見てきてるんだけど。
まだまだあるんだと思って。
(日村)ホントだよ。
(久本)渋谷区の5倍あって一面が赤いじゅうたん。
どーんみたいなね。
(ダレノガレ)ロマンチック。
(設楽)どんどん行っていなくなっちゃうみたいな。
渋谷区の5倍ですから。
(久本)どんどん歩いて…。
(久本)バカ野郎。
(設楽・日村)バカ野郎。
(日村)30分で変わる瞬間を見たいっすねあれね。
(設楽)ああ。
見たい。
(日村)あれすげえ見たい。
(剛力)戻ってくるのもすごいすてきでしたね。
(久本)知らないうちに連れていかれて君に最高のプレゼントあげるよって言われて目つぶっときなって言って…。
(日村)きついな30分これ。
(久本)きついなぁなんつって。
でもはって目の前にわあーって赤が広がったら鳥肌立っちゃうよね。
そこで君のバージンロードだって言われたら最高じゃない?
(ダレノガレ)ああー!
(久本)やだ。
早く行ってみたい。
(ダレノガレ)ヤバい。
(設楽)もう最後誰も今聞いてなくて。
「ああ。
いいですね」ってしゃべってたら「死にたいのか」ってやってるからもう…。
(日村)面白いよね。
(久本)もう駄目。
長過ぎる。
この後も一度は行ってみたい…
水晶でできたという砂漠
空から見るとさらに驚きの光景が
そして高さ100m。
断崖絶壁にある村
2,000年の歴史を変えた小さな穴の秘密に迫る
突然ですがここで…
まずは森泉が見た最高の絶景スポット
(泉)私は人工的なものと自然的なものが合わさったのがすごい好きなの。
例えばモン・サン・ミッシェルとかも。
あれなんか人間が造ったのプラスに月が出てて。
だからその景色とかはやっぱ神秘的というか。
(設楽)なるほどね。
人が造ったものと合わせた景色。
(泉)プラスしてちょうどいい絵になるんだよね。
あれもすごいなって思う。
続いて…
(設楽)ハワイなんだけど。
ハワイは家族で行ったことあるんだけど。
(日村)何回もあるね。
(設楽)でもハワイ島のマウナケアのものすごい日の出が奇麗なんだよね。
(一同)へえー。
(設楽)それ生で見たらすごいんですって。
(久本)へえー。
(設楽)で1回それはいつか行きたいなってずっと思ってんだけど。
(一同)ああ。
いいな。
確かに。
(設楽)でもなかなかそういう旅行になんないんだよね。
(久本)なるほどな。
(設楽)そしたら日村が行ったっつうんですよ。
(日村)マウナケア。
僕ホント。
僕ら星の方が見たくって。
行ったんですよ僕は。
(久本)どうだった?
(日村)あれはね2,800mんとこに1回ちょっとホントに泊まって。
(設楽)高山病になっちゃうからね。
(日村)高山病になっちゃうからっつって。
でも俺その辺でもううっすら頭痛くて。
でも絶対に行こうと思ってどんどん登ってって頂上まで着いたら…。
(久本)あら。
(久本)あら。
(設楽)そんなことないんですって。
(設楽)4,000m級の山の上だから雲の上じゃないっすか。
(日村)92%晴れるんですって。
8%雨降る。
その日に当たっちゃったんす俺。
(剛力)ああー。
(設楽)だから見られなかったんですって。
(一同)残念。
もったいない。
ある意味違うの持ってるね。
(日村)そう。
(泉)うん。
確かに。
ちなみにこれが日村が見ることのできなかった…
興味のある方はぜひ
続いては久本雅美が語るこれまで見た人生最高の絶景スポット
(久本)オーロラはもう感動する。
(一同)へえー。
(久本)めったに出合わないっていうじゃん。
お仕事で行かせてもらって3日間しかなかったんだけど。
1日目見えず。
(泉)アラスカ?アラスカじゃない。
アイルランドの方。
ノルウェーの方。
ノルウェーの方。
もう諦めてたのよ。
寒くて。
「ああ。
もう出ないんだろうな」なんつって「どうしますか?」って。
「じゃああしたに懸けますか」「最後の泣きの1日だね」「出なかったらどうしよう」ってスタッフさんにこうやってもう。
行きかけたら「久本さん」っつって。
「おっ?」っつったらもうしゅーしゅー。
(設楽)えっ?そんな急に出るもんなの?
(久本)ゆっくりゆっくりこう。
出てきて。
じっと待ってたらうわーってゆっくり。
(日村)へえー。
(久本)もうグリーンのベルトが。
波のベルトがうわーって。
カーテンが。
もう私包まれて「ああ。
このまま死んでもいい」って思うぐらい。
(日村)何ですぐ死んじゃうんすか?死なないでしょ。
(久本)死なないけど。
そこに流れ星が1回しゅって飛んだんだよ。
(ダレノガレ)えー?
(久本)ちょっと流れ星すーって。
(日村)した。
(設楽)何てしたんですか?
(久本)言っていいの?
(設楽)アハハ。
言っていいのかな?
(設楽)やっぱり。
(久本)「やっぱり」じゃねえよ。
(日村)それ何年前の話なんすか?いまだに結婚してませんけど。
(日村)6年前。
続いて…
(ダレノガレ)宇宙好きなんですよ。
ちょっと宇宙が見たいんで。
何ていうの?宇宙人がいる火星とかに行って。
(設楽)宇宙人がいる?
(ダレノガレ)宇宙人が絶対にいるんでこの世には。
(設楽)うん。
(ダレノガレ)その人たちがいるところから日本を見たいです。
(久本)宇宙から日本見て青い地球を。
(ダレノガレ)青い地球を見て彼らが何を言ってるのかを私は聞きたいです。
宇宙人が。
(設楽)なるほど。
(日村)えっ?火星ってこと?行きたいの。
(ダレノガレ)あのあの。
あれです。
(久本)あのね。
宇宙。
えっとね。
えっと…。
(日村)そんなのあるの?
(設楽)宇宙人はいるよ。
宇宙人は俺もいると思うけど。
来れない。
来れる技術がないかもしれないね。
(ダレノガレ)あのう。
(ダレノガレ)宇宙に。
(設楽)宇宙人の話。
だから…。
(久本)そうだよね。
(設楽)だからそこから見た絶景なんだよね。
(ダレノガレ)でも結構うちのモデルの子たちでもそういう話になってます。
(ダレノガレ)はいはい。
ホントに。
あの。
(設楽)いつもねこう楽しい話してくれんの。
(ダレノガレ)みんなで仲良く宇宙を見たいよねっていうこういうモデルがいるんです。
でも…。
(久本)どっちなんだよ?
このまましばし彼女の暴走にお付き合いください
最近滝を見に行ってすごいマイナスイオンを感じたんですよ。
(日村)何の滝よ?
(ダレノガレ)滝。
(日村)だから何滝?
(日村)東京で?
(日村)外?ハハハ。
(設楽)多摩とか?
(ダレノガレ)はい。
(日村)東京23区外。
(ダレノガレ)いや。
ホントに2時間半かけて行って。
で見てきたんですけどすごかったです。
(久本)滝はいいとこいっぱいあるよね。
(設楽)洞窟行ってあれ吸血…。
ドラキュラになりたいの?
(ダレノガレ)ドラキュラになりたくて。
(久本)なるほど。
(久本)それで?
(日村)久本さんがこんなに困ることねえぞ。
(久本)いや。
いいなと思って。
なかなかいい世界だな。
ドラキュラになって人の血吸いたいの?
(ダレノガレ)違うんですよ。
ルールがあるんですよあの世界には。
(日村)何だよ?これよ。
おい。
(ダレノガレ)ルールがあるんで。
(日村)おい。
何だよ?これ今。
(ダレノガレ)あんまり吸っちゃいけないんですよ。
ゆっくりと吸わないと。
(久本)ゆっくり吸って。
(ダレノガレ)詰まっちゃってちょっと。
喉に詰まっちゃうからね。
うんうんうん。
うん。
で?
(ダレノガレ)あっ。
でもこれたぶん…。
(久本)あっ。
何?使われないから後で楽屋に来る?バカ野郎。
(日村)来るんじゃねえ。
来るんじゃねえ楽屋に。
続いては…
砂漠といえば一面砂に覆われ雨の降らない不毛の大地
そんな過酷な環境が水たまりだらけとはいったい?
しかもそこは世界で唯一の絶景なのだとか
そんな夢のような砂漠を確かめるべく向かったのは…
ことし世界中を熱くさせたサッカーワールドカップの開催国ブラジル
日本から飛行機を乗り継ぎ22時間
赤道に近いブラジル北東部の都市サン・ルイスへ到着
ここは別名タイルの町と呼ばれ至る所が色とりどりのタイルに彩られた世界遺産の町
建物の外壁はもちろん交差点の信号もこのとおりタイル張り
そんな世界遺産の町サン・ルイスで水たまりだらけの砂漠について聞いてみると…
(男性)もちろん知ってるよ。
いったいシーツと砂漠がどう関係あるのか?
さらにこちらの男性は…
見られなくなる?果たして…
疑問を抱えたまま早速レンソイスへ向かうことに
目指す砂漠はここからさらに400km
ひたすら車を走らせること5時間
ようやく砂漠から一番近い町バヘリーニャスに到着
夜の砂漠は危険ということで今日はここで1泊
翌朝水たまりだらけの砂漠へ向かうことに
ここからはガイドのアモースさんと合流し目的のレンソイスへ向かう
そしてしばらく車を走らせると…
(アモース)じゃあ…。
と着いたのは…
バヘリーニャスの町にはペギシュアス川という川が流れているが橋が一つもない
そのため目的の砂漠に行くには…
そして川を渡ること5分。
対岸に到着
目指す砂漠は荒れた道をさらに2時間進んだところにある
そして…
日本をたってから3日目
ついに水たまりだらけの砂漠があるレンソイス・マラニャンセス国立公園の入り口に到着
ブラジルの北東部に位置するこの国立公園には衛星写真でもはっきりと確認できるほどの広大な砂丘が広がる
大きさは1,500平方km
東京23区のおよそ2.5倍もの広さ
そんな広大な砂漠の中に無数の水たまりが存在するという
足を踏み入れてまず気付いたことが
確かに砂が白い
世界最大のサハラ砂漠と比べても違いは一目瞭然
なぜここレンソイスの砂はこれほどまでに白いのか?
(アモース)それは…。
クリスタルといえば水晶のこと
砂漠の砂が水晶とはいったいどういうことなのか?
実はこの白い砂はパラナイーバ川という大きな川によって内陸から運ばれてきたもの
そこに水晶の一種である鉱物石英が多く含まれているのだ
河口まで運ばれた石英は潮の流れによって国立公園に面した海岸近くまで運ばれる
そして強烈な海風で国立公園まで吹き飛ばされおよそ10万年をかけて現在の姿に降り積もったといわれているのだ
(アモース)この砂漠が真っ白に見えるのは石英が長い歳月を経て研磨された結果太陽光をあらゆる方向に反射しているからなんだ。
その結果レンソイスの名のとおり洗いたての真っ白なシーツが敷かれているように見えるのだ
そんなレンソイスの砂は…
つまりここは見渡す限り水晶でできた砂漠だったのだ
では水たまりだらけの砂漠はいったいどこにあるのか?
軟らかい砂に足を取られる上起伏の激しい地形がスタッフの体力を奪っていく
そして灼熱の…
ついに…
(スタッフ)えっ?
真っ白なクリスタルの大地にその水たまりはあった
目の前にはエメラルドグリーンに輝く水たまりが
大きさは…
周りに川はなく砂丘に囲まれた完全な水たまり
規模からいってもはや湖である
真っ白なクリスタルの砂丘とエメラルド色に輝く湖が見事なコントラストを成している
しかし水たまりは一つだけ。
これはいったい?
そこで言われるがまま高さ50mの一番高い砂丘の上から辺りを見てみることに
果たして…
クリスタルの砂漠が見せる幻想的な絶景がこちら

見渡す限りの白い大地
そこに繊細に編み込まれた湖

水は先ほどのエメラルドグリーンから青色へと輝きを変え…
流れる雲の影とともに神秘的な光景をつくりだしている
(アモース)この砂漠は昔先住民のインディオの間で神の大地と呼ばれ神聖なものとされていたんだ。
(アモース)そう思うだろ?だが…。
早速アモースさんに水たまりだらけの砂漠が一望できる絶景スポットに案内してもらうことに
やって来たのは…
そう。
空から見るレンソイスの砂漠こそ奇跡の絶景なのだ
(男性)レッツゴー。
セスナへ乗り込みいざ…

果たして砂漠と湖が見せる奇跡の光景とは?
目に飛び込んできたのは青く輝く無数の湖と白い砂丘が織り成すまさに奇跡の絶景
湖の数は実に…
一つとして同じ色がないという
深い青は水深が1m以上
対してエメラルドグリーンは水深が50cm未満の部分

白い砂丘がつくる波のような曲線が大地に美しい模様を描いている
決して同居するとは思えない砂漠と水の奇跡のコラボレーションこそ水たまりだらけの砂漠の正体だった
(アモース)でも実は…。
ということでスタッフはもう一つの絶景が見られるまで神秘の水たまりの調査をすることに
そもそもなぜ砂漠に無数の湖が存在しているのだろうか?
地下水とはいえどこからやって来たものなのだろうか?
(スタッフ)掘る?ここ?掘る?
すると…
(スタッフ)あれ?色が違う。
(スタッフ)湿ってる?
乾いた砂の下に湿った砂が
実はクリスタルの砂の下は粘土層になっておりもともと水が浸透しにくい土地なのだ
そしてこの土地一帯に1月から7月にかけて雨期が訪れる
すると大量の雨で粘土層の上の地下水の水位が増し砂丘の谷間から水があふれ出て無数の湖が出来上がるのだ
(アモース)5,000個以上の湖ができるのは5月くらいからだね。
でもそれも10月にはほとんどが干上がってしまうからこの風景が見られるのは1年のうち5カ月ほどなんだ。
それはまさに…
そんな神秘の水たまりにはさらに驚くべきことが
言われたとおり水の中に入ってみると…
(スタッフ)ここら辺?
何と魚の群れを発見
体長は3cmほどの小さな魚だが雨期にしかできない湖の中になぜ魚がいるのか?
乾期でも干上がらない湖がありそこに生息していた魚が雨期になって湖同士がつながった際に行き来をしている説
雨期の間に湿った砂の中に産み落とされた卵が砂の中で乾期を過ごし次の雨期が来ると湖ができるとともにふ化する説
そんな謎の多い湖には魚だけでなくカエルや亀の姿も
しかも…
(アモース)どちらもこの砂漠にしか生息していないとても珍しい種なんだ。
ピニンガというこちらの亀は…
クリスタルの白い砂漠に湧く水たまりはここでしか見ることができない生物が存在するまさに神秘の湖なのだ
そうこうしているうちに徐々に日が陰り始めた
すると…
そう。
もう一つの絶景とは太陽が沈む夕暮れ時に見られる景色のこと
そこには常識を超えた奇跡の光景が広がっていた
そこには常識を超えた奇跡の光景が広がっていた
赤く燃える夕日が湖面に映りこみ湖をオレンジに輝かせている
そして昼間は真っ白だった砂丘は夕日に照らされ黄金色に

砂丘の谷間で輝きを放つ無数の湖
夕日によって全てがまばゆいまでに染まったそのさまは絶景という他ない
水たまりだらけの砂漠レンソイス
それは期間限定で現れる大自然がつくりあげた奇跡の造形美だった
(日村)いいね。
(剛力)まさに神の大地と呼ぶにふさわしい奇跡の絶景でしたね。
(小芝)私今まで見た景色で一番好きでした。
(日村)今日の中で?
(小芝)はい。
すごく行ってみたいです。
(久本)行ってみたいね。
(久本)宅急便になって。
『魔女の宅急便』ほうきで。
(久本)いいんじゃない?
(剛力)そしてですね雨期にしかできない水たまりになぜ魚やカエル亀などが生息してるのか。
その理由はまだ…。
さっき仮説が2個出てきましたがはっきりしていないというのは不思議ですよね。
(日村)すげえ不思議。
(剛力)実は今から8年前にメキシコで同じように自然と動物がつくりだした奇跡の一瞬を捉えた写真が。
(日村)自然と動物?
(剛力)はい。
その写真をご紹介したいんですが。
まずはこちらをご覧ください。
撮影者は写真家のロバートさんです。
彼がメキシコのユカタン半島でヘリコプターに乗り空からフラミンゴの撮影をしてました。
(日村)ああ。
フラミンゴね。
これヤバいよ。
(久本)ねっ。
いい感じがする。
(日村)もう絶対ヤバい。
(久本)きた。
(剛力)もともとはですねこの辺りの湿地帯はフラミンゴの好む餌が豊富なので多いときには2万羽近いフラミンゴがこの場所に訪れるそうなんです。
ロバートさんは数百枚の写真を撮影してその場を立ち去ろうとしたんですが最後にもう一枚と後ろを振り返ると信じられない光景が広がっていたんです。
(設楽)何?
(剛力)ちなみに皆さん。
どんな光景だと思いますか?
(設楽)「サヨナラ」って。
(久本)いいね。
「サヨナラ」
(日村)日本語?日本語で?
(設楽)ぱって見たら「サヨナラ」っていう文字に。
違うか。
(久本)あれだってピンクだよ。
(日村)そういうことです。
(久本)私はフラミンゴがハート形になって。
(日村)そういうことでしょ?これ。
(久本)「サヨナラ」なんてそんな悲しいはずがないの。
ハート形。
(設楽)俺はじゃあハムみたいな。
ピンクの。
(ダレノガレ)やだ。
(設楽)ピンクの。
(ダレノガレ)何で?
(日村)ハートでしょ。
どう思う?
(小芝)ハートに1票です。
(日村)ハートだよね?
(設楽)ハート以外で何だと思う?
(ダレノガレ)ハート。
(設楽)ハート以外で何だと思う?
(設楽)ハート以外の答えも欲しい。
(設楽)外れちゃうかもよ。
(ダレノガレ)うーん。
(日村)ハムって何なんだよ?ハムってもう。
(ダレノガレ)ピンクの。
ピンクの。
(剛力)実はですねこちらです。
(久本)何何何?
(設楽)フラミンゴじゃん。
(剛力)縦の向きにしたいと思います。
(久本)何これ?嘘。
(設楽)これホント?
(久本)人間でも人文字つくるの大変なんだよ。
フラミンゴが?
(日村)こいつらこれつくったんじゃない?ホントに。
(設楽)たまたまがこう見えちゃったの?
(久本)これ奇跡の一枚。
すごい。
(日村)すごいよ。
(設楽)フラミンゴ撮ってフラミンゴみたいになってんじゃん。
(久本)見えないよ。
(日村)俺も一瞬ハムかと思った。
さて続いては絶景スペシャルの最後を飾るにふさわしいちょっと変わった奇跡の絶景です。
ご覧ください。
中国の山奥に2,000年の歴史を変えた絶景があるという
北京から南へ700km
河南省の北部に位置する小さな集落…
村があるのはまさに秘境
水墨画さながらの世界だ
その暮らしぶりが最近世界中から注目を集めるようになった
きっかけはこの断崖絶壁
よく見ると何やら穴が開いている
ここに秘密があるというのだが…
いったいこれはどういうことなのか?
その謎を解く鍵はこの村人たちの生活にあるらしい
そもそもこの郭亮村は…
高さ100mの断崖絶壁の上にある
しかも村の背後も切り立った崖
陸の孤島というにふさわしい
いったい彼らはなぜこのような場所で生活しているのか?
実はそこにはあるアンビリバボーな秘密があった
村人たちは…
伝説によるとそのきっかけは今からおよそ2,000年前
戦を逃れ避難してきた人々が命からがら崖を登りこの地にたどりついたのが始まりだという
以来彼らはこの場所でずっと生活をしてきた
周囲を崖に囲まれているため他の村との交流もない
農業を中心とした…
しかし問題がないわけではなかった
もし崖を下りなければならなくなったとしたらいったいどうするのか?
ここが天梯の頂上
高さ100mの階段天梯
その姿はまさに名前のとおり天空へと登るはしごのよう
早速この天梯を下りてみることに
もちろん手すりはない
最も幅の広いところで1.2m
狭いところは何と…
ほとんど垂直に切り立つ険しい崖
慣れた人で下りは30分から40分
上りは1時間から2時間はかかる
階段を下りてもそこから隣の村までさらに1時間以上歩かなければならない
小学校を卒業すると子供たちは下の村にある中学校に通った
平日は寮で暮らし週末だけ村に戻るという生活をしていたのだが
(悲鳴)
足を滑らせ…
さらに…
重症の患者が出たときも階段をゆっくりと下ろすしかなく…
だが…
手遅れになることもあった
天梯があるとはいえ村人たちはこうした問題に長い間悩み苦しんできた
だが今から43年前
一人の男の思い付きがこの村の歴史を変えることになる
彼の名は…
その年の秋
申書記は仕事で出掛けた山西省であるものを見て衝撃を受ける
(申)うん?ああ。
これは。
彼は村に帰るとすぐに集会を開き提案した
(一同)うん?何だ?これは?
(申)だったら…。
(一同)ああ。
やるぞ。
切り立った崖に囲まれた…。
家族のため未来を生きる子供たちのため男たちは立ち上がる決意をしました。
こうして始まった…。
それはやがて村の歴史を変える絶景として刻まれることになるのです。
村人たちはまず飼っていた1,000頭の羊と可能なかぎり伐採した木材を売って資金をつくった
さらにそれぞれが蓄えてきたなけなしの金を出し合った
その資金をもとに…
そして…
(一同)おう!
果たして申書記が提案した村の歴史を変えるものとはいったい?
(申)ああ。
これは。
申書記が出張先で見た…
(申)ああ。
これは。
それは…
河南省と山西省をつなぐ山を掘りぬき道路を通したトンネルだった
だがそれは国家事業として…
それに対し郭亮村で働き手となる男たちは…
規模にも資金にも圧倒的な差があった
にもかかわらず彼らは…
無謀にも郭亮村から崖下までのおよそ1,200mをわずかなダイナマイトと金づちなどの原始的な道具で掘りぬこうというのだ
そしてよくとしの2月
13人の男たちが最初の穴を開けた
大きな岩をダイナマイトで破壊しそれから金づちで少しずつ掘り進む
だが工事はなかなか進まない。
なぜなら…
この地域の岩盤は非常に硬く簡単には崩せなかったのだ
とはいえ資金に余裕もなく…
しかも洞窟の大きさの関係で…
100人の村の男たちは交代制で朝から晩までひたすらトンネルを掘り続けた
やがてトンネル内に大量の岩石がたまり始めた
どこかに捨てなければならない
だがそこで彼らが考えたのが…
そう。
冒頭で紹介したあの穴だった
工事中に出た大量の岩石を捨てるためトンネル脇に開けられたものだったのである
しかし工事開始から2年目
(申)どうすればいいんだ?
羊や材木を売り村人から集めた資金もついに底を突いてしまった
(男性)書記。
村では工事に携わる以外の男たちを他の村へ派遣して金を稼がせその賃金を工事に回すことにした
村人たちの努力で工事は継続された
だが開始から2年目。
悲劇が
巨大な岩が行く手に立ちふさがっていたのだ
何度ダイナマイトを仕掛けても硬く大きな…
(男性)もう少しだと思うんだが。
確認してくる。
(男性)分かった。
(悲鳴)
ついに犠牲者が出てしまったのである
トンネル工事を始めてから2年目
ついに犠牲者が出てしまった
村人の誰もがショックと悲しみで気力を失う中申書記は…
(申)さあ!
わずかな村人と共に自ら工事を続けようとした
だが一度恐怖を覚えた他の村人たちは戻ってこない
1カ月が過ぎ2カ月が過ぎたとき…
(申)うん?
(男性)なあ?
(一同)ああ。
やるぞ。
よし。
再び工事は再開された
そして…
6年の歳月をかけついにトンネルは開通した
村一丸となって取り組んだ血と汗の結晶は郭亮トンネルと名付けられた
(ギンシュウ)もうこれで…。
それではご覧いただこう
人の手だけで掘られた…

それはただ穴を掘るだけではなく崖の地形を生かし造られたトンネル
岩肌には人力による工法ならではの凸凹がそのまま残っている
村人が掘り進めている間ここは真っ暗闇の世界だった
そして岩を捨てるために開けられたのがこれらの穴
全ては家族のため。
そして…
少しずつ掘り進められたトンネル
その距離…
ガードレールは自然の岩の一部をそのまま利用した
わずかなお金をかき集め購入したダイナマイト
仕掛けた穴もそのまま
トンネルには男たちの手によって削られた跡が今も刻まれている
知らずに見れば自然がつくりあげた景観と見間違えてしまいそうである
そしてはるか眼下に見える谷底
どれほど危険な状態で工事が続けられたのかが今もしのばれる
かつて一日がかりだった道も車ならおよそ2分半でトンネルを抜け隣の村まで30分で行き来できるようになった
そしてトンネルの出口の先には麓までの道が
村人の努力を認めた政府が造りあげたものだ
トンネルは外の世界との新たなつながりをつくりだし村に意外な出来事をもたらした
映画のロケ地となったのだ
映画を通して手付かずの自然と昔のままの生活を送る郭亮村の存在が世界中に広く知られるようになった
2,000年の歴史を変えた断崖絶壁の穴
それは人々の思いがつくりだした奇跡の絶景だった
すごい。
(剛力)ホントにもう。
多くの人の思いがこうして奇跡の絶景をつくりだしていましたね。
(久本)素晴らしい。
(設楽)鉄のくいとトンカチで。
まあ信じらんない。
(日村)すごい。
(設楽)しかも結構大きなね立派な。
(久本)ちゃんとしてたね。
(一同)ちゃんと。
すごいよ。
(久本)イメージだと2人ぐらいしか通れないのかなと思ったら。
立派なね。
素晴らしい。
(剛力)しっかりガードレールも。
(設楽)絶景。
いろんな景色あるけど。
(剛力)そうですね。
でもホントに何げない風景も歴史を知るとまた違った。
(設楽)ホントだよ。
最初は外から見た穴って何だろう?
(設楽)そう。
(日村)穴でしかなかったもんね。
(設楽)何だろうなと思った。
(小芝)お金のために生活用品まで売ってというので。
たぶん生活もすごく。
家族も大変だっただろうにすごいなってホントに思いました。
(剛力)さてトンネルが開通してから村はどのように変わったのか?最後にこちらをご覧ください。
(久本)見たい。
(ダレノガレ)どうなったのかな?
郭亮村は2,000年前の風情を残す秘境として話題になり観光客でにぎわうようになった
最初にトンネルを掘ることを思い付き村のために奔走した申明信書記はトンネルの開通を見届けた後静かにこの世を去った
しかしその功績は今も確実に後世へと伝えられている
常識では考えられない出来事アンビリバボー。
あなたの身に起こるのはあしたかもしれません。
2014/10/02(木) 19:00〜20:54
関西テレビ1
奇跡体験!アンビリバボー奇跡の絶景2時間スペシャル[字]

【地球ってスゲェ!絶対見たい奇跡の絶景】
▽クリスタルの砂漠に突如出現!5000個以上の湖▽海が30分で真っ赤▽エチオピアの7色温泉▽村人が作った奇跡道

詳細情報
番組内容
 今夜は、「大自然が作り出した奇跡の絶景スペシャル」をお送りする。
 奇跡の7色シリーズ第5弾!今回はアフリカ東部エチオピア。荒れ果てた大地に存在する7色の温泉が!?さらにとんでもない道中が番組スタッフを待ち受ける。果たして無事に奇跡の絶景にたどり着くことができるのか?
 2つ目は、中国にある世界最大級の湿地帯。そこで真っ赤に染まる海を見る事ができるという。しかし、スタッフが現地ガイドに連れて
番組内容2
こられたのは真っ青な海。が、しかし時間が経つと突如現れる真っ赤な海が!
 3つ目は、ブラジルのとある広大な砂丘。ここには、毎年雨期になると水たまりだらけになる砂漠があるという。砂漠の水たまりの正体とは何なのか?さらに雨期にしかできないその巨大な水たまりにはなぜか生物が生息している!砂丘と水たまりが見せる奇跡的な自然の神秘をお送りする。
 絶景スペシャルの最後を飾るのは、中国2000年の歴史を変えた
番組内容3
という断崖絶壁に開いた穴。周りを断崖絶壁に囲まれた小さな村で2000年ほど前からこの村でひっそりと生活している人々がいた。だが、その暮らしぶりが世界中から注目を集めるようになった。きっかけはこの断崖絶壁に開いた穴。一体何の穴なのか、歴史を変えるほど大きな意味を持つというその穴の大いなる秘密に迫る。大好評「大自然が作り出した奇跡の絶景スペシャル」に乞うご期待!
出演者
【ストーリーテラー】
ビートたけし 

【スタジオメンバー】
剛力彩芽 
設楽統(バナナマン) 
日村勇紀(バナナマン) 

【スタジオゲスト】
小芝風花 
ダレノガレ明美 
久本雅美 
森泉
スタッフ
【プロデューサー】
角井英之(イースト・エンタテインメント) 

【演出】
藤村和憲(イースト・エンタテインメント) 

【編成企画】
清水麻利子 

【制作】
フジテレビ 

【制作著作】
イースト・エンタテインメント

ジャンル :
バラエティ – その他
バラエティ – クイズ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 1/0モード(シングルモノ)
サンプリングレート : 48kHz

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