オトナへのトビラTV「ネットにひそむストーカー」 2014.10.02

心の声また来てる…誰なの?怖い…もういや!「君のことなら何でも知ってるよ」インターネットを巧みに操りつきまとってくる。
そんなストーカーがいます。
一方的に送られてくる大量のメッセージ。
会ったこともない人からつきまとわれる恐ろしさ。
イヤ〜!私はふとした事でSNSで知り合った男性とやりとりを楽しむようになりました。
ところがある日男性からいやらしいメッセージが。
無視すると次々とひわいな言葉が送られてきました。
メッセージが来ないようにブロックをしても男は追いかけてきます。
楽しかったSNSがある時から突然恐怖となる。
もしも見えない相手に追い詰められたらあなたはどうしますか?今日はネットで見知らぬ男につきまとわれた2人のアイドルが登場。
ぞっとする体験を初めて告白します。
私は…さらに自宅の近くで私に声をかけてきたんです。
自宅がバレるなんてホントに思ってもいなかったしすごく怖かったです。
私は…最初は普通のメッセージだったけれどだんだんエスカレートしていって「お前を殺すぞ」というコメントも来るようになってしまいました。
毎日帰り道が怖かったり本当に恐怖の日々を送っていました。
怖い怖い。
ネットでつきまとわれるっていうのは不気味で恐ろしいお話なんですが実際そういった経験のある「仮面女子」から立花あんなさんと川村虹花さんに来て頂きました。
篠田さんはネットでつきまとわれたこととかありますか?私経験があまりなくてですねでもまあネットを自分から見ることはないんですけどSNSとかでその返信ですかね皆さんのコメント見てると毎日日記のようなものを書いてくれる方もいますけどあんまり変なコメントとかを見たことがない…。
ないんですね。
どんな感じなんスか?若い人なのかおじさんかとかそういうのも分かんないので防ぎようがないと言いますか…。
ホントに…その過程がおっかない…。
(2人)はい怖いです。
そうなんです顔が分かったらちょっと見かけた時とか怖いなって自分で防御というか避けれるじゃないですかでも本当に…いつどこで襲われるか分かんないから…。
実はですね今回は新企画といたしまして皆様の身に起こった事例を集めて小説にいたしました。
ミステリータッチになっておりますのでよりドキドキしながらご覧下さい。
どうぞ。
番組ではネットのつきまといに関するアンケートやインタビューを実施。
悩める10代の姿が浮かび上がってきました。
今回は実際にあったさまざまなケースを踏まえネットで追い詰められる10代を小説化。
人気作家がリアルに描き出します。
高校生になったばかりの波留。
最近クラスではやっていることはSNSを使った友達作り。
凛子がさぁ市原さんと会う約束したらしいよ。
え?ホントに?凛子のほうから会おうって誘ったんだって。
ああ…そうなんだ。
SNSで知り合った年上の男性と会う凛子がとてもかっこよく思えた。
凛子に憧れて波留も最近新しいSNSを始めた。
(通知音)あれ?ryo−ji?誰だっけ。
ちょっと年上の男の人からのメッセージだった。
SNSで知り合った年上の彼のことをうれしそうに話す凛子の顔が浮かんだ。
波留は思い切ってそのryo−jiという男にメッセージを送った。
波留は出せば必ず返事をくれるryo−jiとのやりとりにすっかり夢中になっていた。
まるで恋人同士のような会話。
波留は胸がドキドキした。
しばらくするとryo−jiから写真が。
かっこいい〜!え〜タイプ!本名は…ちょっと迷ったけど波留も思い切って自分の写真を送ってみた。
うれしかった。
もっと2人の距離を縮めたくて部屋や友達との写真も送った。
メールアドレスと学校名も教えた。
会ったことはないけれど波留にとって亮司はいつの間にか大切な存在になっていた。
亮司と知り合って3か月。
数え切れないほどやりとりをしてきた。
え?何で?え?どうして?心の声もしかして最初からいやらしい写真が目的だったの?亮司さんを信じていたのに。
たくさん写真を送った自分がバカだった。
波留は二度と呼びかけには応えなかった。
しかしこれは終わりのない恐怖の始まりに過ぎなかった。
ここからは高校生の時にIT関連の会社を起業するなど若きSNSの達人と呼ばれる梅崎健理さんにも参加して頂きます。
というわけでまずは小説の前編を見て頂いたんですがいや…ちょっと怖かった。
怖いですねぇ。
(川村・立花)怖いです。
最初はねいい話だなみたいな感じだったじゃないですか心を通わせている感じで。
恋をしてる感じがかわいらしかった。
ね!あと…心を許したってことですよね。
意外とツイッターで検索してみると…え〜。
ホントに普通の子なんですよ。
でふだんは人からかわいいとか興味持ってもらえないのにツイッターでたまたまセクシーな写真を上げたらみんなから反応が返ってきてかわいいって言われて…だんだんだんだんその…。
エスカレートしていくんですね。
最近…これはね私思いましたけども見えない相手ということで恋愛に落ちやすい。
さらに…リゾットやっぱ思った?あそこで落ちましたね。
(笑い)
(篠田)おしゃれですもんね。
高校生ですもんね。
何なんだろう…それも怖いですよね。
ちょっと…3か月で自分たちの心の内を全部キャッチボールしていたら…え?何で?どうして?SNSで知り合った年上の男亮司に裏切られ落ち込む波留。
しかし本当の恐怖はここからだった。

(目覚まし時計の音)亮司のアカウントをブロックすると今度は他の見知らぬ男たちからひわいなメッセージが届くようになったのだ。
たとえブロックしてもまた別の男が現れ次々と送ってくる。
そこにはなぜか波留の通う学校や友達のことまで書かれていた。
不気味なメッセージは日に日に増えていった。
波留にはわけが分からなかった。
そんな時友達がそっとある掲示板のことを教えてくれた。
掲示板を見た波留はがく然とした。
「波留の男あさりライフ」と題し波留がいかに男を欲しているかおもしろおかしく書き立てられていた。
「波留は大の男好き。
みんなかまってあげて」。
さらに亮司にしか送っていないはずの写真やSNSのアカウントまであった。
いやぁ〜!取り返しのつかないことになった。
SNSだけではなく誰でも見られる掲示板にまで自分の全てをさらされてしまったのだ。
(篠田)腹いせというかどっかに貼り付けたのかみんなにお知らせしちゃったのか…。
大型掲示板にその子の…。
そういう感じがします。
おもしろがって情報を逐一…え〜。
こわ〜い…。
その3か月間が実は…。
ずっと実況してる場合もあります。
普通に今スマートフォンのアプリとかで掲示板のそういう情報がまとめられてたりするので普通にニュース見ようと思ったら流れてきたりするので。
みんなでその女の子を祭り上げて楽しんでるってことですね。
ネット犯罪に詳しい常盤大学の諸澤英道先生に伺ったところ…に分類されるそうです。
先生は今後特にストレンジャー型が増えるのではないかと言っておられます。
欧米ではすでに大きな社会問題になっているそうです。
知らない人のネットのつきまといに悩まされたのが…過激な言葉による見えない恐怖が10か月にわたって続きました。
去年4月ある男のブログがあんなさんのファンの間で話題となっていました。
「好きだから殺したいんだよ」殺害までほのめかす不気味なものでした。
やがて男はあんなさんのSNSに直接つぶやくように。
1日数十件届くこともありました。
あんなさんは警察に相談。
身の安全を考えライブ活動を制限することを決めました。
今年2月あんなさんにメッセージを送り続けた男は脅迫の疑いで逮捕されました。
これはひどい目に遭いましたね。
見えない相手なので…ホントに10秒ぐらいでバーッと10件ぐらい来た時があって…。
(篠田)何ていうふうに来るんですか?もう…「今から行くぞ」とか。
(篠田)今から行く?こわ…。
しかも来られる可能性があるわけですから。
はい。
見えない相手なので。
見てないふりをする…。
ブロックって相手に分かってしまいますもんね。
燃料を投下してしまうということですね。
そうですね。
そうなんですよ。
メッチャメチャ怖いっすねそれ。
お…お〜う!でも名前も書いてないから怖いと思ってそのケーキは置いといたんですけどその次の日に…おお…なるほど。
何で自宅がバレたのかも分からないし何でそういうことしてきたのかも分からないし…。
パニックになるね。
何で家バレちゃったんスか?なんかあの原因はケータイで…「帰ってきたよ家」つって?はい。
それで…え?シラミつぶしに探して「あった!」って?これだって。
何気ない投稿が危険につながることもあります。
ヒャたろうがSNSにアップしたつぶやきと写真を見てみましょう。
この1日目9月19日の買い物はまあ…。
(篠田)これはまずくなさそうですねあんまり。
渋谷で遊んでるぞぐらいで。
遊んでる場所ぐらいは大丈夫そうですが2枚目どうですか?これはかなり初歩的なミス。
分かりやすく住所が映り込んでいますね。
気をつけているつもりでも意外なところから居場所が特定されることもあるんです。
例えば…3枚目どうですか?「いい眺めだろ!!でも今日もまたひとりだ。
さみしい…」。
100パーアウトですよね。
(ヒャたろう)何が?スカイツリーが見えていて代々木体育館が見えてる時点で方角とか…ね。
家から撮っちゃダメですよ。
俺の家分かったの?もう。
(2人)分かった。
これあなたNHKに住んでますね?何で分かったの!
(笑い)
(梅崎)今回15日2230日って抜き出してるんですけども1年間のタイムラインの中でたまたま拾ってきた場合もあるので…
(2人)ええ〜。
(篠田)なるほど。
そっか過去のものを全部さかのぼって…。
怖くなってきました自分のブログが。
ホント全部消したい消したい。
そうですね1回見直したいですね。
ですよね。
いやぁ〜!SNSで知り合った亮司という男につきまとわれ掲示板でさらし者になった波留。
人と会うのも怖くなりふさぎ込む日々が続いた。
もうSNSはやめようとアカウントを削除しようとした時…。
あるメッセージが目に飛び込んできた。
「智子」という大人の女性だった。
美大の講師をしているという。
智子の言葉はいつも優しかった。
智子と知り合って波留は少し救われたような気がした。
心の声きっと女同士なら安心だよね。
波留は次第に智子に心を許していった。
心の声あれ?私そんなこと話したっけ。
まあいっか。
楽しいし。
智子とのやりとりはただただ楽しかった。
そんな中でも波留には1つだけ心配事があった。
あのいやらしい掲示板だ。
思い切ってサイトを開いた。
波留は驚きで息が止まりそうだった。
波留はネットの住人たちの書き込みで亮司の正体を知った。
亮司は北関東に住む40代のサラリーマン。
(川村)怖い!若い女の子に近づくため大学生になりすまし写真や個人情報を引き出すのが手口だと書いてあった。
さらなる衝撃はその先にあった。
いやっ!あの「智子」は亮司だったのだ。
亮司はどこまでも追いかけてくる。
怖いですね…。
怖い。
「智子」になりすました亮司はそのあとどうするつもりだった…。
もう会おうとしてましたもんね。
やっぱり女の子が落ち込んでる時に女の方が相談にのってあげるよって言われちゃうと女の子からしたら「ああ優しい人だ」ってなっちゃう。
今回のネット小説から見えてきた3つの手口。
プライバシーを抜き取る。
掲示板などで情報を拡散させる。
そしてなりすまし。
対処法を探ります。
自分のさっきあったようなお風呂の画像とか出してしまった後だったら恥ずかしくて誰にも言えないっていう時もあるかもしれない…。
だけど言わなきゃいけないんですよね。
実際こうやって被害にご自身が遭われたからこそ10代のみんなに言えることって…?SNS自体はすごくいいものだと思うんですけれども…もうここまで極端に被害に遭ってたら…相談することができない子たちもすごくいると思うしそれが今は気づきましたけど…今の場合は気づいたと思うんですけれども「なんか見知らぬ人から話しかけられるなぁ」とか異変に感じた場合は自分の名前やIDで検索してみるとエゴ検索っていうのが有効ですね。
エゴ検索って…みんなが話題にしていたら検索でパーッと出てきますし掲示板だったりまとめられていても出てくるんでそれでまず最初に自分が炎上していないか確認する方法があります。
掲示板に書き込みがあったじゃないですかああいう書き込みって…その場合はどの法律に適用するかケースバイケースなんですけども…諸澤先生いわく…最近ですね警察のそういう相談を受ける所生活安全課だったりネットのトラブルや仕組みに詳しい人が増えてきている印象はあるのでここは迷わず相談するのが一番いいのかなと。
この番組見て自分もそうですけどおかしいなと思ったり周りの友達でもそういうのを聞いたりしたら教えてあげるだとか。
自分の対処法としてはまず知らない方からのメールは返信しないっていう。
そうですね。
1回持ち帰って相談してみる。
返信する前に。
ていうのが第一段階かなと私は思うんですよね。
というわけで本日の小説は「オトナへのトビラTV」番組ホームページから読むことができます。
ネットのつきまといについてその手口さらに詳しく書いてあります。
ぜひご覧下さい。
ヒャダさんネットの中のつきまといに悩む10代にアドバイス!一番知られたくない部分を親だったり警察友達に知られてしまうかもしれないけどそれ以上に取り返しのつかないことになるから…絶対相談。
じゃヒャダさんに相談しよう。
俺に相談かそっかうん…力になります百人力です。
ヒャダさん返信遅いからね。
返信は2日後ぐらいかな。
それでもいいんだったら相談するってことね。
うん。
2014/10/02(木) 19:25〜19:55
NHKEテレ1大阪
オトナへのトビラTV「ネットにひそむストーカー」[字]

SNSなどに全く面識のない人からしつこく送られてくるメッセージ。それは一方的な恋愛感情から、いやらしい言葉まで様々。見えない恐怖にどう対処すればいいのか。

詳細情報
番組内容
SNSなどで、全く面識のない人からしつこくメッセージが送られてきて困っている、といった声が10代からあがっている。一方的な恋愛感情や、悪意にみちたものも多く、楽しいはずのSNSを脅かす見えない恐怖。その手口は巧妙で、誰かに成りすましたり、数種類のIDを使いわけるなどして、繰り返しアクセスしてくるという。見えない恐怖におびえる10代を取材。対処法について考える。
出演者
【出演】ヒャダイン,篠田麻里子,IT企業代表…梅崎健理,川村虹花,立花あんな,石崎日梨,【語り】片山千恵子,松田大輔

ジャンル :
趣味/教育 – その他
バラエティ – トークバラエティ
情報/ワイドショー – ファッション

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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