VOICE【土地買収する中国企業直撃▽原発作業員描く漫画】 2014.10.02

番組の一部に字幕のない部分があります。
ご了承ください。
火山災害として戦後最悪の被害となった御嶽山の噴火。
死亡が確認された47人のうち、関西ではきょう新たに兵庫県加古川市の親子ら3人の身元が判明しました。
兵庫県加古川市の西嶋浩基さんと息子で10歳の陸くん親子の死亡が確認されました。
また、大阪の工科高校の教諭池田啓亮さんの身元も確認されました。
池田さんは趣味で熱気球のパイロット資格も持っていて活動的だったといいます。
このほか関西では神戸市の富士通テンの社員山上貴史さんのほか、大阪府茨木市の看護師山本奈津子さんも死亡が確認されています。
警察と消防、自衛隊はきょうも早朝から捜索を行っていましたが、山頂付近で雨が降り始めたため、昼前までに打ち切られました。
長野県木曽町によりますと役場が把握しているだけでいまだ24人の安否がわからないままだいうことです。
大阪都構想をめぐる議論が続く大阪府議会。
きょうは野党の自民党の議員が代表質問にたちました。
自民党は今の議会で大阪府と大阪市、そして堺市の知事や市長、議員らが参加する「大阪会議」の創設を提案していて、都構想で特別区を設置する必要はないとしました。
これに対し松井知事はこのアイデアを認めたうえで行政の仕組みそのものを変えるのは都構想でなければできないと改めて訴えました。
大阪の大動脈、御堂筋の側道が自転車専用道路になるかもしれません。
現在、真ん中の4車線に加え東西に側道がある御堂筋。
近年、車の交通量が減る一方、自転車の通行が増えています。
そこで大阪市は側道を自転車専用道路にする計画を公表しました。
去年11月には社会実験を行い、長堀通りから難波駅までの1.2キロの側道を歩行者天国にしました。
その結果、一部渋滞が起きたものの大きな混乱はなかったとして市としてはまず2年後に、千日前通りから難波までの側道を自転車専用にする方針です。
その後、長堀通りより南に広げていきたい考えですが渋滞に加え荷物や客の乗り降りのための駐車スペースの問題など解決しなければならない課題も残っています。
【この部分は字幕がありません】今年3月の火災で39店舗が全焼した大阪・十三駅前の商店街。
きのう一部の通りが通行できるようになり、商店街に久しぶりに赤ちょうちんが灯りました。
「今、市職員がフェンスを撤去し、3月の火災以来、ようやく通行可能になりました」しょんべん横丁の愛称で親しまれている阪急十三駅前の商店街。
今年3月の火災後、一帯は通行禁止になっていましたが、きのう、十三駅側から2つめの通り、「なかすじ」がようやく通行できるようになりました。
早速、被害が少なかった3つの店舗が開店準備にかかります。
店を開けるのは7か月ぶりです。
営業再開を心待ちにしていた常連客が一人、また一人と訪れてきました。
商店街に久しぶりに賑わいが戻りましたが、店主たちは手放しに喜べないようです。
というのも、全焼した39店舗は営業再開の目処は立っていません。
「なかすじ」の道路幅を何メートルにするかなど、店主たちの間で意思統一ができていないのです。
今月中に新たに3店舗が営業を再開する予定ですが、横丁全体の復興にはまだ時間がかかりそうです。
【この部分は字幕がありません】鹿児島県内の、とある山林。
この広大な土地を中国系企業が買収しました。
その目的は…そして、その企業が大阪に…。
次なるターゲットなのでしょうか?木曜日の特集は「特命調査班」マル調です。
きょうは鹿児島県の山林を買収した企業の話です。
外国資本が日本の土地を買収することは、今に始まったことではありませんが、その場所がちょっと特別な場所でさらにその企業が大阪に移転してきたことで話題になっています。
狙いはいったい何なのでしょうか。
大阪市北区にあるオフィスビル。
ここに去年から、ある中国系企業が拠点を構えています。
数年前、鹿児島県のある場所に広大な山林を買収したことで話題となった企業。
マル調はこの企業の目的に注目しました。
マル調はまず買収に揺れた鹿児島県に向かいました。
場所は、霧島市にある鹿児島空港。
記者「鹿児島空港からも見えるあちらの山林の土地が次々と買収されていったということです」その土地は鹿児島空港に隣接した山林でした。
空港の北東に広がるおよそ250万平方メートルの山林は甲子園球場およそ192個分の広さにあたります。
もともとこの山林は18年前に、鹿児島市内の日本の会社が温泉やゴルフ場などのレジャー施設を作る目的で買収しました。
しかし、計画は頓挫。
その後、山林は7回にわたって転売が繰り返されました。
そして、3年前、鹿児島の「東昇」という中国人が代表を務める不動産会社の手に渡りました。
空港の横の広大な山林で中国系企業は一体何をしようとしているのでしょうか。
当初は山林を調査する中国人の姿が目撃されていましたが、現在は開発が進んでいる様子はありません。
住民らは不安を抱いています。
この大規模な土地買収について調査を続けている霧島市の市議会議員。
企業が県に提出した利用目的が記載された書類の情報公開請求をしました。
しかしー。
結局、空港の横に土地を買収した目的はわからないままだといいます。
そこでマル調は鹿児島県の担当者に話を聞くことにしました。
県は当初の開発目的は報告を受けているもののプライバシーを理由に公開できないといいます。
では、市民が知る術はあるのでしょうか。
開発が具体化すれば企業は住民説明会を開く必要があるということですが、今のところ企業から地元への説明は何一つありません。
一体何のための買収なのでしょうか。
中国資本による土地の買収で考えられるものといえば・・・。
まずは地下に眠る水資源が目的というもの。
奈良県の曽爾村では3年前、環境省が定める「平成の名水百選」にも選ばれた自然の湧き水を狙った中国系企業による山林の買収話が持ち上がり、地元では反対の声があがりました。
またメガソーラーの建設目的というものもあります。
温泉で有名な大分県の湯布院では去年10月、中国資本の企業がメガソーラーの建設を予定しおよそ93万平方メートルの土地を買収しています。
ほかにも木材が目的など外国資本による山林の買収は増え続けていますが、その背景の一つとして専門家はこう話します。
外国資本による土地の買収が増えている一方で、空港や自衛隊基地近くなどの土地は安全面などから不安視されているのも実情です。
そんな中、鹿児島空港近くの土地を買収した「東昇」は、去年2月に社長が変わり鹿児島から大阪に本店を移していました。
ということは、次は大阪の土地がターゲットになったのでしょうか。
マル調が交渉を重ねた末、社長がはじめてカメラの前で取材に応じました。
社長は20年以上日本で暮らしているという人物。
当初は中国の富裕層をターゲットに、別荘地付きのゴルフ場などをつくるつもりだったということですが、日中関係の悪化から計画を見合わせることになったといいます。
では、関西でも土地を購入するのではないかという疑問については…増え続ける外国資本による土地の買収。
進出する企業の次なる一手が注目されています。
【この部分は字幕がありません】【この部分は字幕がありません】続いてはキャッチザボイスです。
きょう発売されたこの週刊漫画雑誌。
防護マスクをつけた原発作業員の表紙が目を引きます。
これは、福島第一原発で働いた作者がその経験を元に不定期に描くマンガで、いま連載からちょうど一年。
作者は自分が漫画家だと職場で言っておらず、今回「まわりに迷惑がかかるから」と顔を隠し、声を変えることを条件に取材に応じてくれました。
リアルで異例なこの作品で作者は何を伝えているのでしょうか。
原発作業員を描いた一冊の漫画。
タイトルは「いちえふ」。
現場の作業員はみな、福島第一原発をこう呼んでいる。
克明に描かれる原発の敷地内や作業の様子。
あいさつは…「ご安全に!」現場へ向かう前には、息漏れを慎重にチェック。
作業中、線量計が4回鳴れば現場を離れる。
これほど細部まで描けるのは作者の竜田一人自らが「いちえふ」作業員として働いていたからだ。
元々「売れない漫画家」だった竜田は、2012年、復興の役に立てる仕事がしたいと「いちえふ」へ向かったところ—竜田は当初、作業員の休憩所の管理業務をしていた。
休憩所とはいえ、周囲の放射線量は高い。
にもかかわらず、末端の下請けのため、日給はたったの8000円。
その後、建屋内の配管補修作業を行うようになり、日給も2万円に上がった。
悲惨な現場に変わりはないがそこで目にしたのは、作業員のごく普通の日常だった。
作業中のこと。
全面マスクをかぶって何より困るのは…シリアスな現場にだって滑稽な出来事はある。
今年、竜田は再び福島を訪れた。
そこで目にしたのはごくわずかだが廃炉に向けて前進している「いちえふ」の姿だった。
なかには「原発被害を過小評価している」という声もあった。
しかし、未知の世界は幅広い読者をひきつけた。
セリフひとつひとつ、編集者と綿密に打ち合わせる。
除染のとらえ方も人によって違うからだ。
議論した結果、避難住民の考え方についてはこのように表現した。
声高に主張を訴えることはしない。
「一人の作業員の姿」を現場目線で淡々と描き、それを読者に伝えていく。
【この部分は字幕がありません】【天気予報は字幕がありません】時間まで最新のニュースです。
外れ馬券に費やした金は経費か否か、刑事裁判に続き民事裁判でも「経費」と認められました。
この裁判は、勝ち馬予想ソフトを使って5年間におよそ35億1000万円分の馬券を購入し、およそ36億6000万円の払い戻しを受けた大阪の元会社員の男性が、税務署から「経費は当たり馬券の購入費のみ」とされ、所得税など8億1000万円を課されたため、国を訴えていました。
判決で大阪地裁は「外れ馬券を含めた総購入金額が必要経費」として、7億4400万円分の課税を取り消しました。
男性に脱税の罪を問う刑事裁判でも1、2審とも「外れ馬券は経費」としましたが、検察側は上告、最高裁が初の判断を示す見通しです。
大阪市住吉区の住宅でひとり暮らしの86歳の女性が殺された事件で、事件を通報した男性が姿をくらましていて警察が行方を捜しています。
きのう午後4時半ごろ住吉区の住宅で「女性が室内で倒れている」と男性から警察に通報がありました。
1階の居間には井川英子さんが倒れていて、まもなく死亡が確認されました。
警察によりますと、井川さんの腹部に10か所以上の刺し傷があったほか後頭部には殴られたような痕がありました。
警察は通報した男性が事件に関する事情を知っているとみて捜査しています。
兵庫県新温泉町では、ブランド牛として知られる但馬牛の子牛の品評会が行われました。
地元で生産された72頭が出品されJAの審査員が、一頭一頭の体に触れながら毛並みや肉質などを入念にチェックしていきます。
但馬牛が成長して、一定の基準を満たした肉は神戸ビーフなど高級肉として市場に流通します。
日本産の牛肉はここ数年、海外への輸出が認められるようになり但馬牛のニーズも高まっています。
品評会で表彰されれば今後、競り落とされる値段にも影響することから品評会は盛り上がりをみせていました。
このあとはアジア大会。
・陸上男女で400mリレー決勝、・ソフトボール決勝で日本対台湾。
日本は4連覇を目指します。
2014/10/02(木) 17:30〜18:15
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マル調 次の狙いは大阪?土地買収する中国企業直撃▽原発作業員描く漫画

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