流れ星 #04 2014.10.02

入れ替えなどが行われます。
(神谷)梨沙さんの肝臓はマリアさんに移植可能です。
(健吾)そうですか。
(神谷)美奈子って?
(マリア)お兄ちゃんの婚約者だよ。
(神谷)美奈子さんっていうんだ。
(健吾)おはようございまーす!
(田沢)おう!
(川本)田沢さんどうも。
(田沢)おはよう!いつもんとこに入れてあるから。
(川本・健吾)はい。
(川本)助かります。
(健吾)ありがとうございます。
ああっ!ホシザメ。
ああ元気いいなぁ。
(川本)おう。
おおっ。
健吾。
イカ揚がってんぞ。
マリアちゃんにもらっていくか?肝臓にいいって言ってただろ。
マリア今ちょっと入院してて。
(川本)そっか。
でもすぐに元気になると思います。
(川本)退院したらまたうちに連れてこいよ。
千鶴も楽しみにしてるから。
ハハハ。
ありがとうございます。
(和子)梨沙さん。
朝よ。
起きて。
(梨沙)うーん。
(和子)病院に行くでしょ?今日。
(梨沙)そうだった。
(和子)起きてね。
でもどうしてまた病院に呼ばれたのかしら?検査は終わってるのに。
(梨沙)さあ。
よろしくお願いします。

(梨沙)マジヤベえ。
おいしい?うん。
それね健吾の大好物なの。
煮物とか作ったことないな。
あら。
梨沙さん料理なんて作るの?料理ぐらい一人で作れるっつうの。
ホントに?余裕だし。
(神谷)突然すいません。
いえ。
(神谷)写真を見ました。
えっ?
(神谷)別の方と婚約されてたんですね。
ええ。
(神谷)いや驚きましたよ。
マリアちゃん梨沙さんとの結婚のこと知らなかったから。
すいません。
マリア前の婚約者と仲が良かったのでなかなか言いだせなくて。
(神谷)そうですか。
先生はどうしてここへ?正直に言うと不安なんです。
婚約してた人と別れてすぐに別の女性と結婚してその人がドナーになるなんて。
いやまるで…。
まるで何ですか?すいません。
(神谷)でもこのまま手術していいとは思えないんです。
梨沙はマリアの病気のことも僕が婚約していたことも全て受け入れてくれたんです。
ですので心配しないでください。
じゃあ仕事に戻りますね。
(マリア)あっ。
(マリア)あのう。
こないだはありがとうございました。
ああ。
(マリア)お見舞いですか?うん。
まあそんな感じ。
(マリア)あっ。
カワイイ!えっ?
(マリア)ネイル。
自分でやったんですか?あっ。
うん。
(マリア)すごーい!フッ。
別にすごくないよ。
わたしつめちっちゃいからいまいちかわいくなんなくて。
自分でやっても。
ちっちゃ。
フフフ。
やってやろうか?いいんですか?うん。
どうせ暇だし。
今度いつ来ます?それはまだ分かんないけど。
はい。
ああ分かりました。
はい。
今行きます。
それ。
わたしも持ってる。
フフフ。
ああ。
(マリア)フフフ。
じゃ。
(マリア)はい。
(神谷)実はけさご主人に会ってきたんです。
えっ?
(神谷)マリアさんがあなたのことを知らなかったみたいなんで。
ちょっと心配になって。
そうですか。
マリアさんにはお会いになったこともないんですか?はい。
ありません。
何か特別なご事情でもあるんですか?ああいえ。
結婚は最近になって決めたことなのでまだお会いしてないだけです。
ずいぶんと急なご結婚だったんですね。
男と女なんてそんなもんじゃないですか?ああいえ。
それとも電撃婚だとドナーになれないんですか?いえそんなことは。
だったら。
ドナーになることをそんなに簡単に決めていいんですかね?ハァー。
先生はマリアさんを助けたいと思わないんですか?えっ?助けたいでしょ?はい。
もちろん。
わたしも同じです。
大切な人が困ってるから助けたい。
そう思ってるんです。
・ねえ?何かあの医者疑ってるみたいだけど。
うん。
けさ水族館にも来てた。
まあ適当に言ってごまかしといたよ。
でもさいきなり「結婚しました」なんてわたしのこと連れてったらショック受けんだろうな。
あんたの妹。
おやすみ。

(修一)あっ。
どうも。
(男性)いい車乗ってるねぇ。
(修一)あっ。
ええ。
(男性)返済期日過ぎちゃってますけど。
(修一)あっ。
あっ。
ちょうど連絡しようと思ってたんですよ。
(男性)返せないの?
(修一)いやいや。
来週中には必ず。
乱…乱暴はやめましょう。
いやあの。
ちゃんと当てはありますから。

(カーテンの開く音)・
(留美)何してんの?
(マリア)見つかっちゃった。
(留美)とっとと寝なさい。
(マリア)あと5分だけ!ねっ?
(留美)5分だよ。
(留美)失礼しまーす。
どうしたんですか?先生。
(神谷)あのさ。
婚約してた人と別れてすぐに別の人と結婚するなんてすごいことだよね。
(留美)えっ?でもあるんじゃないですか?よく聞きません?略奪婚って。
(修一)すいません。
(千鶴)はい。
(柏原)あっ。
こないだの。
(修一)どうも。
今日は岡田さんは?
(柏原)ああー。
ええと。
あっ。
川本さん。
健吾さん今どこにいるか分かります?
(川本)今日は早退して病院行くって。
(柏原)あら。
だそうです。
(修一)あっそうか。
そうだそうだ。
今日はそうだ。
えっと。
何病院でしたっけ?あのおっきいとこですよね?
(川本)あの。
失礼ですが岡田とは?
(修一)あっ。
ハハッ。
ちょっとした知り合いで。
(柏原)この間も訪ねてこられて。
(川本)そうなんですか。
じゃあまた来ます。
(千鶴)イルカに乗った王子さまって感じの人じゃない?
(柏原)あんなのただのもずく頭ですよ。
あっ。
あっ。
(マリア)へえー。
どれにしようかなぁ?こっち?ああ。
でもこれもいいなぁ。
フフッ。
そんなに悩む?
(マリア)いつもならわたしがそっちなのになぁ。
えっ?わたしお兄ちゃんがいるんだけど無駄にイケメンでね。
「早くして」って言うのはいつもわたしの方なの。
へえー。
決めた!海の色。
これかこれ?ううん。
これ。
フッ。
オレンジ?
(マリア)うん。
(マリア)おうちこの辺なんですか?うん。
最近だけど。
へえー。
いいところだよね。
海のそばってさ住んだことなかったから。
わたしも昔は海なし県。
えっ?わたし山梨生まれだから。
フフッ。
何だよ?それ。
(マリア)フフフ。
誰か家族が入院してるんですか?わたし家族いないから。
あっ。
ごめんなさい。
フフッ。
全然。
独り慣れてるし。
わたしも同じようなもんです。
えっ?いや。
あんたには家族いるだろ。
ほら。
無駄にイケメンの兄貴とか。
アハハ。
そうでした。
フフッ。
ハハハ。
はい。
完成。
(マリア)うわぁー!カワイイ!ありがとうございます。
ああー。
早く退院できますように。
星に願いを。
何つって。
ウフフ。
フフフ。
(マリア)あっ。
写真撮ろう。
・まだ乾いてないから。

(マリア)あっはい。
あっ。
じゃあメール教えてよ。
・うん。
(マリア)あっ。
お兄ちゃん!おう。
(マリア)ハハハ。
今ねネイルしてもらってたんだ。
見て。
フフフ。
あっ。
こちら…。
えっと。
あっ。
名前まだ聞いてなかった。
あっ。
槇原梨沙です。
どうも。
どうも。
(マリア)あっ梨沙さんか。
あっ。
わたしは岡田マリアです。
うん。
(マリア)見て!うん。
(マリア)ねえ?この星かわいくない?付けてもら…。
あっじゃあ。
あのうこの辺で。
(マリア)ありがとう!またね!
(マリア)ああー。
美奈子さんにも見してあげたいなぁ。

(留美)ああ岡田さん。
今日面談でしたっけ?あっいえ。
今日はちょっと。
岡田さん?まあ。
(留美)じゃあまた。
あっ。
すいません。
(留美)はい。
あの。
こちらに岡田健吾さんという方が通院されてると思うんですが。
(留美)あのう。
どちらさまでしょうか?
(修一)ああ。
同僚の者です水族館の。
岡田さんはこちらの病院ではどういった?
(留美)患者さんのことはお答えできないので。
(修一)あっ。
じゃあ看護師さんのことなら聞いてもいいですよね?
(留美)はい?あっ。
まずは連絡先から。
(留美)失礼します。

(足音)あっ。
おう。
ごめんな。
うん?ああ。
妹だって知らなかったから。
いや。
謝ることないよ。
俺だってちゃんと言いだせなかったから。
ありがとう。
うん?マリアうれしそうだった。
フッ。
あんたホントいい兄貴だな。

(涼太)うん。
うまい!・
(瑞希)おいしい。

(涼太)ありがとう。
(マリア)あっ。
(涼太)おう!どうしたん?
(マリア)うん?ああー。
あのいや。
新しい落語のCD借りようかなぁと思って。
(涼太)何や?はまったんか。
(マリア)ただの暇つぶしです。
(涼太)正直になりなさい正直に。
ああっ。
またわたしんとこ来ないでこの部屋直行?
(瑞希)いいじゃん別に。
(涼太)「こないだ芋みたいな顔した奥さんがよく似た娘を連れて歩いてたんでぃ」「あっ。
そいつは煮物屋の親子だな」「なるほど。
どうりで似てた」ああ。
(涼太)「ああ」って。
(瑞希)えっ?
(マリア)あのだから。
あの。
「煮物を煮てる」ってのとね「娘が似てる」ってのが…。
(涼太)ちゃいちゃいちゃい…!こういうのは説明したらあかんの。
チッ。
(瑞希)ああ!面白い!うん。
逆に悲しなる。
(マリアのくしゃみ)何や?鬼の口にもくしゃみか?うっさいなー!じゃごゆっくり。
(涼太)おい。
(マリア)うん?
(マリア)ちょっ。
マフラーまだ早くない?
(涼太)ええからええから。
(マリア)だってこれお姉ちゃんが持ってきてくれたやつでしょ?いいよ。
悪いから。
(涼太)特別に許すわ。
あっ。
お前が寝込んだりしたら暇つぶしするやつおらんくなるやろ。
ほな。

(谷中)よかったな。
(神谷)えっ?
(谷中)マリアちゃんだよ。
適合したんだって?
(神谷)あっはい。
(谷中)いやー。
うれしいよ。
小さいときから診てきたからな。
(谷中)どうした?
(神谷)あっいえ。
(谷中)これで助かるんだ。
しっかり頼むぞ。
はい。
(美奈子)もしもし?
(マリア)美奈子さん?どうしたの?
(マリア)えっ?別にどうもしないけど。
美奈子さんと久しぶりに話したくなっちゃって。
そっか。
フフッ。
美奈子さん全然お見舞い来てくれないんだもん。
ごめんね。
ううん。
あっ。
ねえ?結婚式の準備進んでる?お兄ちゃんさ誰かがお尻たたかないと何もしないでしょ?うん。
進んでるよ。
ドレス似合ってたからなぁ。
楽しみ。
マリアちゃん。
うん?ごめんね。
美奈子さん?早く元気になってね。
うん。
結婚式までには治してみせます。
うん。
じゃあね。
うん。
じゃあこれもよろしくね。
(スタッフ)はい。
(川本)健吾。
はい。
(川本)お前ホントに大丈夫か?えっ?
(川本)いや。
昨日も何か変な男がお前訪ねてきたぞ。
変な男?
(川本)ああ。
何かこうモズクみたいな頭した30代半ばの。
ああ。
変なことに巻き込まれてるわけじゃないよな?大丈夫ですよ。
だったらいいんだけど。
ビールは駄目だって言っただろ?ノンアルコールだよ。
おばさんが買ってきてくれたの。
そっか。
そういえばこないだ流れ星はクラゲみたいに消えてなくなるって言ってたよね?うん。
海に潜ると消えない流れ星が見れるんだよ。
えっ?フフッ。
沖縄でダイビングしたときにねスカシテンジクダイってこんな小さな魚がいるんだけど。
その大群を見てさ。
透明な体に太陽の光がきらきら輝いててさ。
ふーん。
いやー。
ホントにたくさんの星が降ってくるみたいだったなぁ。
ハァー。
いいなぁ。
めちゃくちゃ願い事できんじゃん。
そうだよね。
新婚旅行で連れてってくれる?行ってみる?手術が終わったら。
ウフフ。
バレバレ。
えっ?本気で思ってないでしょ?フッ。
ホント芝居下手だよね。
そんなんじゃ神谷って医者だませないよ。
でもサンキューね。
えっ?こんなことでもなかったらやり直せなかった。
あのさ。
うん?お兄さんなんだけど。
何があったの?いや。
言いたくないんならいいんだよ。
うちはさあんたたちとは真逆のきょうだいなんだよ。
借金つくるわ嘘つくわ。
どうしようもない兄貴でさ。
もうかかわりたくない。
っていってももう会うことないんだけどね。
あっ。
ねえ?そういえばさこないだマリアが言ってたよ。
何て?無駄なイケメンだってあんたのこと。
フッ。
あいつ。
隠し事なんてしないでさ全部話せばいいじゃん。
いい家族なんだから。
あっ。
見て。
カワイイでしょ?
(神谷)へえー。
(マリア)フフッ。
(神谷)でもマニキュアされちゃうと健康チェックできないなぁ。
(マリア)いいじゃんちょっとぐらい。
好きなことしたってさ。
(神谷)あしたまでには落としましょう。
(マリア)はーい。
・神谷先生。
先生。
少しでいいのでマリアを退院させていただけませんか?家族でゆっくり話がしたいんです。
梨沙さんと結婚されたことを話されるんですか?はい。
一つだけ聞かしてください。
ドナーになってもらうために結婚されたわけじゃないんですよね?はい。
そうですか。
いや。
そうですよね。
すいません変なこと聞いて。
いえ。
外泊の件谷中先生に頼んでみます。
お願いします。
あれ?味付け変えたの?ヤバい?ヤバい。
どっちの?おいしい。
フフッ。
梨沙さんが作ったの。
料理ぐらい一人で作れるっつったろ。
・うーん。
あっ。
俺出るよ。
・もしもし。
あっ先生。
はい。
分かりました。
ありがとうございます。
はい。
そうですね。
じゃああした。
はい。
失礼します。
あのさ。
あしたマリアが帰ってくることになった。
あした?うん。
1日だけ外泊許可が出て。
そう。
いよいよご対面か。
あの子きっと驚くんだろうな。
ごめん。
まずは3人で話をさせてくれないか?うん。
そうだよな。
大丈夫大丈夫。
家族だんらんの邪魔しないから。
どっか泊まるし。
(マリア)ああー。
よし。
(神谷)準備できた?
(マリア)ばっちり。
(神谷)あれ?マニキュア落とすって言ってたのに。
(マリア)えっ?そうだっけ?
(神谷)お母さん何時に来るって?
(マリア)先生さ今日夜勤明けでしょ?
(神谷)うん。
(神谷)ハァー。
タクシーじゃないんだけどなぁ。
フフッ。
(マリア)フフフ。
あっ。
そこ右。
(神谷)えっ?
(マリア)いいから。
(神谷)何か忘れ物?
(マリア)うん?まあそんなとこかな。
よし。
(神谷)へえー。
不思議な作品だね。
(マリア)先生にはこの芸術の良さが分かんないと思うけどね。
フフフ。
(神谷)外泊許可は出したけど体に負担が掛からないようにね。
(マリア)時間がないんだよね。
(神谷)うん?
(マリア)高校最後のコンクールの締め切りが近くてさ。
(神谷)ああ。
そうなんだ。
(マリア)あっ。
先生高校んときさ何か部活とかやってたの?
(神谷)うん。
サッカー部だったよ。
(マリア)サッカー!?カッコイイじゃん。
(神谷)2年の春に辞めちゃったけどね。
(マリア)えっ?何で?
(神谷)国立の医学部に入るって決めたから。
それからはひたすら勉強かな。
後悔してないの?サッカーあきらめたこと。
医者になることあきらめてたら後悔してたかもね。
わたしはこれをコンクールに出せなかったら後悔すると思うな。
分かった。
でも無理はしないように。
(マリア)大丈夫。
もしまた倒れても今日はそばに名医がいるからね。

(和子)梨沙さん。
泊まるとこあるの?大丈夫大丈夫。
じゃあ。

(チャイム)
(和子)はーい。
おい!
(修一)おお梨沙。
何してんだよ?
(和子)はい。
(修一)おい。
兄としてはきちんとあいさつぐらいしとかなきゃ駄目だろ。
いいから乗れよ。

(マリア)ただいま!久々のわが家だ!
(和子)こら。
先生にちゃんとお礼言いなさい。
(マリア)フフフ。
ありがとう。
またデートしてね。
次は夜勤明けじゃない方がいいな。
はーい。
あの。
お兄さんは?
(和子)まだ帰ってないんです。
ああ。
そうですか。
まあ問題はないと思いますが何かあったらすぐに連絡下さい。
(和子)はい。
ありがとうございます。
(マリア)ああー。
帰ってきた。
ハァー。

(修一)岡田梨沙か。
うん。
結構語呂もいいじゃない。
妹が嫁にいくなんてお兄ちゃんうれしいなぁ。
まあでもちょっと寂しい気もするけどね。
別に結婚なんかしてねえし。
(修一)岡田さんってさ結構まじめそうだけどやっぱ貯金とかしてんのかな?今度は幾らだよ?
(修一)フフフ。
何だよ?幾らだって聞いてんだよ!
(修一)うーん。
ちょっとだけ借りれないかな?100。
いやー。
まあ50万でいいんだよね。
わたしが働きゃいいんだろ。
その代わりあの家族には近づくな。
分かった。
おい。
アハハ。
梨沙!何怒ってんだよ?・おい!行こう。
離せよ。
ほっとけよ!あんたには関係ないだろ。
(修一)そういうことなんで。
岡田さん。
約束は守るから。
もうこれ以上彼女に付きまとわないでください。
フフフ。
そう言われても僕ら二人っきりのきょうだいなんで。
梨沙は僕の妻です。
連れて帰ります。
芝居うまくなったな。
えっ?そう?フフッ。
フフフ。
早く帰んな。
待ってんだろ。
じゃあ。
梨沙!帰ろう一緒に。
お母さん。
今日の夕食何?
(和子)今日はマリアの好きなコロッケ。
(マリア)わあー。
ホントだ。
(和子)おいしそうでしょ?・
(ドアの開く音)
(マリア)あっ帰ってきた。
おかえりなさい。
ただいま。
梨沙さん?えっ?
(マリア)状況が全然読めないんだけど。
(マリア)っていうか梨沙さんと知り合いだったんだ。
結婚したんだ梨沙と。
はっ?何?意味分かんないんだけど。
だって美奈子さんとは?どういうこと?えっ?お母さん。
大丈夫だからよく聞いて。
(マリア)大丈夫って何が?梨沙がドナーになってくれる。
えっ?マリアの体はもう移植しないとね助からない段階に来てる。
俺も母さんも親戚は誰もドナーになれなかった。
適合しなかったから。
待ってよ。
ちょっと待ってよ!後はマリアが。
マリアが同意さえしてくれれば手術ができる。
助かるんだよ。
どういうこと?えっ?何か分かんない。
(和子)マリア。
マリア!ちょっと時間ちょうだい。

(和子)お父さんとあの人が生きてたらマリアを助けられたのかしら?母さん。

(和子)気を付けてね。
(マリア)うん。

(マリア)お兄ちゃん。
うん?わたし手術する。
そっか。
ここでいいよ。
仕事でしょ?いいよ中まで。
(マリア)いいよ。
ほーら。
遅刻したら千鶴さんに怒られちゃうよ。
じゃあね。

(マルオ)まったく主婦が麻薬ってどういうことだよ!?2014/10/02(木) 14:57〜15:53
関西テレビ1
流れ星 #04[再][字]

「衝撃の告白」
二組のまったく異なる兄妹、せつない想いが交錯して…。
竹野内豊 上戸彩 松田翔太 北乃きい 原田美枝子 稲垣吾郎

詳細情報
番組内容
 ある朝、新江ノ島水族館にいた岡田健吾(竹野内豊)を神谷凌(松田翔太)が訪ねてきた。神谷は、健吾が相澤美奈子(板谷由夏)と別れた直後に槇原梨沙(上戸彩)と結婚し、その後、梨沙がマリア(北乃きい)のドナーに立候補したことを都合が良すぎると感じていたのだ。
 その後、梨沙は神谷に呼ばれ、ドナーになるのは義務ではなく肝臓を提供しないという選択肢もあると言われるが、
番組内容2
梨沙は自分はマリアを助けたいし、そのために臓器を提供したいのだ、と断言する。
 岡田家では健吾と和子(原田美枝子)が、何も知らないマリアにどうやって梨沙のことを話せばいいのか、と案じていた。
 そんな折、健吾を訪ねて、梨沙の兄の修一(稲垣吾郎)が水族館にやってきた。川本順二(杉本哲太)は、妙に馴れ馴れしく健吾の行き先を尋ねる修一を不審に思う。
 その頃、梨沙はマリアの病室にいた。
番組内容3
ふたりはお互いの素性を知らぬまま出会い、親交を持っていたのだ。と、そこへ、健吾がやってきた。健吾と梨沙は目が合うが、すぐに逸らすと、梨沙は病室を出ていく。
 そんな日の夜、健吾と梨沙は、自宅の庭で空を見上げていた。沖縄の海中には、流れ星のように見える魚の群れがいると教える健吾に、梨沙は、新婚旅行で連れて行ってくれ、と冗談めかして言う。すると健吾は、手術が終ったら行ってみるかと笑顔を見せ…。
出演者
竹野内豊 
上戸彩 
松田翔太 
北乃きい 
川口春奈 
桐山照史 
ちすん 
北川弘美
 ・ 
杉本哲太
 ・ 
板谷由夏 
原田美枝子 
稲垣吾郎 

ほか
原作・脚本
【脚本】
臼田素子 
秋山竜平
監督・演出
【企画】
金井卓也

【プロデュース】
中野利幸

【演出】
宮本理江子 
石井祐介 
並木道子
音楽
井筒昭雄

【主題歌】
「流星」コブクロ(ワーナーミュージック・ジャパン)

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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