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皆さんこんにちは〜!日笠陽子です。
今日はねとっても楽しみなんです。
何と言っても今日ははんこなんですって。
こっちにもポン。
あっちにもポン。
婚姻届にもポン。
書道の重要なジャンルの一つ篆刻を学びます。
「書を刻む」ってどういう事?篆刻とは石などの材料に文字を彫る事なんです。
主に篆書という書体を使います。
ほう…。
つまりはんこを彫るんですね。
篆書っていう書体があるんですか?そうです。
篆書は楷書や行書よりも古く格式を持った書体なんです。
印鑑だけでなく例えばこんな所にも。
はっパスポート!そう「日本国旅券」。
立派でしょ。
そっか〜。
よし今日は篆書を極めるぞ!今日の舞台は大東文化大学。
ここには書道学科があるんです。
参加してくれるのは…印というのは彫る楽しみとそれから出来上がったあといろんな場面で使っていく楽しみがあります。
この彫る楽しみと使う楽しみ。
これを味わっていけるように今日は学習していきましょう。
今日は自分の作品に押せるようなオリジナルの印を彫ります。
印の材料となるのは石です。
そして印の彫り方は2種類。
文字が白く残ります。
文字を残すので文字が赤く押されます。
まず最初に…用いるのは…さまざまな時代の書体が載っています。
これは「光」。
好きな時代の書体を選んでいいのですが2文字以上の場合は同じ時代の書体を選びます。
書体が決まったら印稿といわれる印の原稿を作ります。
こうやって鉛筆と墨で書く方法や本格的に墨と朱墨で出来上がりそっくりに書く方法があります。
みんなの原稿はどうかな?自分の文字から1つ取って「光」という字を書きました。
4文字の大きさをそろえるのが難しかったです。
篆書とは違って楷書で印を彫ろうと思います。
ちょっとユニークにしてみました。
こういうふうに楷書で彫っても隷書で彫ってもほかの書体で彫っても一向に差し支えありません。
なるほど。
さあ5人の印稿はこのようになりました。
果たしてどんな印に仕上がるのでしょう。
これは昔の象形文字。
さて何と読む?あら?器のようなものに何やらたくさん入っていますね。
これ穀物がたくさん器に盛られた様子が「豊」という字になったのでした。
あ〜満腹満腹。
さて「書の実践」。
篆刻の次なるステップは?印稿を裏返しにして印に写していく布字というステップです。
布字には大きく2つの方法があります。
まず下書きを鏡に映してそれを見ながら直接印面に書いていく方法。
いや〜難しそうですね。
でも直接書く事で出来上がりをしっかりイメージできます。
もう一つ下書きは普通に書いて転写する間接法もあります。
こちらはコピー用紙から簡単に転写する方法です。
まず大きさを少しずつ変えて下書きをコピーしました。
石とぴったり合うサイズを選んだらこれを印に転写します。
その方法はまず朱墨を印面に塗ります。
そしてコピー用紙をぴったりと重ねたら…。
取りいだしましたる黄色のフェルトペン。
これをコピー用紙の上から塗り付けるんです。
おっ下書きが透けて見えますね。
筆の軸でしっかりこすって…。
でコピー用紙を剥がすとこのとおり。
(生徒)ちょっと薄いけど筆で直せば大丈夫です。
朱墨が薄い部分を筆で補えば出来上がりです。
うまく出来たか鏡を使ってチェックします。
おっなかなか上手に出来ていますね。
ここまでは順調ですよ。
書道を究めたい私。
今日も基本の「キ」から頑張ります。
先生頼もう!今日もよろしくお願いします。
今日はですね印について勉強しましょう。
印?はい。
書道には落款という署名と印という伝統的な形がありますのでそれについて勉強します。
は〜い!ではこちらをご覧下さい。
うわ〜。
3文字書いてあってあとにちょっと小さいんですけども「秋艸道人」と書いてあります。
これが落款といいます。
落款?落款。
印が朱で2つ押してあると思いますけども上が会津先生の姓名の姓名印。
下が秋艸道人の印。
雅号印といいます。
印!うんうん…。
ニンニンじゃないですよ。
ハハハ…隠そう。
印です。
最初の方にも印がありますけども。
あっ本当だ!これを引首印。
作品の最初に押す印。
この3つの印を押してセットという事になる。
これが伝統的なスタイルという事ですから。
何でこんなにたくさん印を押すんですか?これはやはり一つの書の文化というよりは美術の文化ですね。
署名を確実なものにしていくと。
自分が書いたものだよというのを示しているんですか?そういう事ですね。
それとあとになって例えば偽物を作りたいと…。
何ですって!?偽物だって?偽物。
絵とか書というのは偽物が作りやすいという事もあるかもしれませんけども印を押しておけば誰の作品かとかあるいは書かれた年代とかも分かるようになる。
すごい。
後々の事も考えて押すんですね。
はい。
じゃあ私も作らなきゃ雅号。
先生作んなきゃ!う…うん。
よ〜しこれでまた一つ賢くなったぞ!うん。
ひよっち…山人…。
篆刻に挑戦する「書の実践」。
いよいよ彫ります。
書道の場合は筆ですっと書けば1本の線が出来ますけど篆刻の場合は石に立体的に彫り込んでいきますので1本の線を作るには片側を彫って反対側を彫ってで線の最初と最後にちょっと刀を入れてそれで初めて1本の線が出来るようになります。
これが印を彫る…1つの印は基本的に同じ印刀で彫ります。
それでは先生お願いします。
白文の印と朱文の印の基本的な刀の扱い方を実演をしてみますのでよく見て下さい。
1本の線のこの最初の所。
刃の角が線の起筆の所の角に来てますね。
そのまま石の中にさくっと打ち込みます。
これが最初の打ち込んだ時の状態。
これを外してみると三角の小さな点が出来ています。
この状態でそのまま線の際に沿ってこういうふうに切り進んでいきます。
これが片側が彫れた状態。
で今度は石を回転してもう一度同じように今度は終筆から刀を入れてここで線の際に沿って彫り進みます。
これで線の中もきれいに取れて2回の動きで1本の線が出せる。
で最初と最後。
起筆と終筆の形が出来てない時はこういうふうに最初と最後をちょっと補うようにして1本の線に仕上げていきます。
今度は朱文で赤い線を彫り残す形になりますね。
これが最初に打ち込んだ時の線の際の打ち込みの跡ですね。
三角の形で反対側が欠けていくようになります。
これが片側が彫れた状態。
で石を回転して…。
長い線の場合には今やっているように少しずつ進められる範囲で切り進んで最初と最後起筆と終筆をこういうふうに最後形を作ってたち落とします。
これで1本の線が出来る。
じゃあ頑張ってやりましょう。
よし彫るぞ〜!いろんなジャンルの方に書との関わりを語ってもらう…今回は?どうもスキマスイッチです。
ボーカル大橋卓弥です。
鍵盤の常田真太郎です。
スキマスイッチは言葉を大切にしているアーティスト。
大橋さんと常田さんの2人が共同で作詞しています。
そんなお二人が今はまっているのが書道。
特に大橋さんは携帯用の筆を常に持ち歩いているほどです。
お〜さすが達筆!でこちらは?あぁ味で勝負ですね。
大橋卓弥を?大橋卓弥を。
ハハハハ!結婚したい!結婚したいよ〜!出来ました。
さて「書の実践」も大詰め。
印を彫り込んでいきます。
刀の角を使って彫り進めていきます。
先生のようにうまくはいかないけれど思い切りよく彫っていくのがポイントです。
でも安全には気を付けてね。
おっ出来てきましたね。
最後にわざと削ったりたたいたりして輪郭がまっすぐなままではなく自然な感じにします。
うんなるほどね。
出来たようですね。
ここで一旦水洗いをしてブラシをかけ細かい石を取り除きます。
書道用の印泥をしっかりつけて…。
試しに押印してみます。
どうかなぁ?
(生徒)ガタガタ…。
こっちはどうかな?あれっ彫り残しがありますね。
彫り残しや不満な部分を修正しましょう。
今度はどうかな?お〜きれい。
うん満足です。
今回の実践ではみんな本格的な印を作る事ができましたね。
作品に押すのが楽しみです。
うんいいです。
(生徒たち)出来ました。
篆刻に使われる書体篆書が統一されたのは秦の時代。
書体を統一したのが秦の始皇帝です。
広大な中国を統一した始皇帝は地方ごとにばらばらだった篆書の書体を統一しました。
それが小篆といわれる現在の篆書につながる書体です。
この古い書体が岩に刻まれていたという…始皇帝は当時自らの業績を中国各地の山の岩肌に刻みました。
そのうちの一つが…今では碑のごく一部しか残されていませんが始皇帝が統一した文字の姿を今に伝えているのです。
日笠さん印を作ったんですよ。
印?日笠さん用の印が出来ましたんで。
えっ私の!?わ〜すごい!陽子の「陽」ですよね。
そうですね。
これ一瞬「ヒヨ」って見えません?あ〜ちょっと見えますね。
見える気もしますよね。
見えますよ。
ハハハハ…ねっ?じゃあ日笠さんが人生を悟った言葉を書いて…。
先生!どこに印を押すかちょっと考えてみて下さい。
この印影をいろいろ動かしながらどこがいいかなと考えましょう。
う〜んこことか?でも何か印ってここら辺とかにあった方がいいんですかね?落款の左側が一般的ですから…。
左側。
なるほど。
そこがいいでしょうね。
じゃあここにします!こう上から押さえるようにして。
いってみます。
えい!ぎゅ〜。
インクを動かさないようにして。
ぎゅ〜…。
はい取ってみます。
はい取ってみましょう。
どうでしょうか?あ〜!いいですね。
上手に押せました。
皆さんに見て頂きたいと思います。
印があるだけで急にかっこいい言葉のように見えてきますね。
「結婚は人生の墓場」。
それでいインだ?印だけにね。
いインだよ。
実践では篆刻に挑戦。
どんな文字をどんな書体で彫るかを決め下書きした文字を石に刻んでいきます。
秦の始皇帝が自らの業績を刻んだ石碑「泰山刻石」。
そこには始皇帝によって統一された篆書の書体が残されています。
印を押すのは作品が完成している事そして自分の作品である事の証明。
更に印は書を引き締める重要な要素でもあるのです。
2014/10/02(木) 14:20〜14:40
NHKEテレ1大阪
NHK高校講座 芸術「書道 篆(てん)書と篆(てん)刻〜書を刻む〜」[字]
美術と書道の2本柱で芸術に親しみます。第一線の作家とともに楽しむ創作ワークショップや鑑賞のヒントを満載したアニメなどを通して、美術や書道の魅力を伝えます。
詳細情報
番組内容
今回は、篆書(てんしょ)と篆刻(てんこく)について学ぶ。実践の場所は大東文化大学。大東文化大学第一高等学校、武南高等学校の生徒たちが、大東文化大学教授・河野隆先生の指導のもと、篆刻に挑戦する。
出演者
【講師】東京学芸大学教授…長野秀章,大東文化大学教授…河野隆,【出演】スキマスイッチ,【きき手】日笠陽子,【語り】西脇保
ジャンル :
趣味/教育 – 中学生・高校生
ドキュメンタリー/教養 – その他
趣味/教育 – 生涯教育・資格
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