サラメシ 2014.10.02

こんにちは中井貴一です。
こちらはとある社員食堂の日替わり定食Aセット。
残暑厳しい季節。
豚しゃぶでさっぱりランチなんていいですね。
一方こちら豚は豚でも豚カツ。
ガッツリ食べて午後を乗り切るって人にぴったり。
実はこれもある社食の日替わり定食Aセット。
そう!両方ともAセット。
実はこの2つの定食ランチのライバルなんです。
特にこの方にとっては…。
藤田さんに負けられない昼がきた。
こちらの会社はプリンターをはじめとするOA機器やカメラなどを製造する大手メーカー。
この事業所で働くおよそ5,000人が昼に訪れるのはそう!社員食堂。
ちなみにここにいるのは製品の開発や設計に関わる人ばかり。
日々細かな作業が求められる皆さんにとってランチは大切な安らぎの時間でもあります。
そんな社員食堂でパートとして働いているのが…社食歴実に25年。
フフフフはいどうぞ。
ごゆっくりどうぞ。
いつもお世話になってるんで。
いやいつもありがとうございますという気持ちを込めて頂いてますんで。
ありがとうございます。
若い方だったら「お魚体にいいからお魚食べなさい」とか言えるじゃないですか。
迷ってるお客様とか。
そしたら「ありがとう」なんて。
「おいしかったよ」とか。
聞けば藤田さんこの食堂が開業した当初からずっとここで働いているんですって。
今では料理長よりも長い一番のベテラン。
役職はパートリーダーだそうです。
営業開始前その仕事ぶりを拝見させて頂きました。
(藤田)出るよ。
私もすごい汗かいて何もしてないんだけど。
アハハハッ。
もううるさい司令塔ですよねっ?ねっ?言っていいよ。
大丈夫です。
頼りにしてます。
後輩の指導から料理の味見。
パートスタッフのシフト管理まで仕事内容はさまざま。
25年間胃袋から会社を支えてきたいわば社食の母。
ところがそんな藤田さんの前にライバルが現れたそうです。
それが…。
見晴らしのよい地上13階。
これ分かります?そう食堂。
実は4年前同じ事業所内に違う業者が運営する新たな社食がオープンしたんです。
おいしいです。
会社がそれまでバラバラだった製品の開発拠点をこの地に集約。
すると従業員数がそれまでの3,000人から5,000人と大幅に増加。
そこで新たに食堂が作られたという訳。
7社に及ぶコンペで選ばれたのは最新型カフェテリヤのような食堂。
出来たてを食べられるライブコーナーなどこれまでにはなかった施設も充実。
社食が2つになった事でメニューを選ぶ楽しみができたと社員からは好評だそうです。
いやでもねそう簡単に割り切れないのがこの方藤田さんですよ。
…と思います。
思いませんか?負けてないです。
負けないです。
コーヒーとか。
カフェーがあるからね。
そこはやはりちょっと負けてるなとは思いますけど。
雰囲気もいいしライブでやってるところとかもあるのでそういうのとかこっちでも参考になるというか。
あらららら…ちょっと全然意見が違う。
ねえ。
いやいやでもね実は藤田さん新しい社食へまだ行った事がないんですって。
そこでおせっかいを百も承知で誘ってみたんです。
「藤田さん新しい社食行きませんか?」って。
そしたら藤田さん快諾。
…で約束の1週間後。
おはようございま〜す。
あれ?あれ?藤田さん?あれ?藤田さん?随分ちょっと印象違うなあ。
いつもねズボンはいてくるんですよ。
主人に「やっぱり清楚な感じで行かないとまずいんじゃない?」って言われちゃって。
えっそれは何?「サラメシ」に出るから?それとも新しい社食へ行くから?まあいいか。
まあとにかく気合いを入れて来たんですね。
藤田さんが働く社食は築20年を超えるビルの1階にあるのに対し新しい社食は新しく出来たビルの13階。
廊下やエレベーターに人が多いのも初体験。
まあいつもお昼どきは食堂で働いてますからねえ。
今日は特別!パ−ト仲間に仕事を任せ職場を代表していざライバルの食堂へ。
う〜んおっきいね。
うわ〜広〜い。
本当は藤田さん新しい社食にず〜っと来たかったんだとか。
でも自分はパートリーダー。
勤務中に抜け出したいなんて言えなかったんです。
参考にできるところはないか社食歴25年の目が光ります。
…にしても見るなあ藤田さん。
そう言って選んだのはこちらビュッフェコーナー。
ちなみにこちらは10gで12円の量り売り。
ちょっとずついろんな味が食べられてもってこいじゃないですか藤田さんこれ。
こちらが…白身魚の塩こうじフリットやキノコクリームうどんなど自分の社食にない6品をワンプレートにそろえました。
(藤田)頂きま〜す。
さあさあさあさあどうです?お味は。
あっうなずいた。
こちらは白身魚のフリットですねそれね。
すごく味がついててすごくおいしい。
白身魚っていうのは淡泊だからだからおしょうゆかけたりとかしなきゃならないけどこういうふうに味がついてるとバイキングにはもってこいですよね。
うわ〜なかなかの高評価。
やっぱね実際に食べてみないとね。
うん!?ごめんなさい今何て?すごく…ピリッとするのと甘いのだけが残って。
うわ〜藤田さんもしかしてお世辞とか苦手で何でもハッキリ言っちゃうタイプ?これちょっとまずいんだよな。
いやせっかくなんでねこんな方をお呼びしたんですよ。
こちらの方この社食の支配人杉山さん。
すいません勝手な事をたくさんおしゃべりさせて頂きました。
私は…私はですよ。
あっいやいや。
藤田さん言うね〜。
でも意外に和やか。
なるほど。
ライバル同士目指すところは同じって事ですね。
社員食堂で働いて32年という杉山さんと25年の藤田さん。
社員にとっては休憩だけどその昼休みが勝負の人もいる。
切磋琢磨する食堂これからも仲良く!社員のために!会社のために!日本に生まれた幸せを頬張ろう。
僕らにはおいしいおにぎりがある。
おにぎりの数だけ働く元気。
北海道の中央に位置する広大な富良野盆地。
一日の温度差は15度以上。
この寒暖差を生かして多くの農作物を栽培しています。
今の旬は大玉のメロン。
富良野でメロン栽培が始まったのは30年ほど前。
市内で最大規模を誇るこちらのメロン農園では今が収穫の最盛期です。
食べ頃を見極め手作業で収穫しこの日はおよそ1,000玉を全国へ。
糖度が高く肉厚な富良野産のメロン。
ツルが折れてしまうと商品にならないんだとか。
箱詰めにする前に傷はないか汚れはないか一つ一つチェックして。
暑いね。
このメロン農園のオーナーが寺坂祐一さん41歳。
地元の農業高校を卒業後実家の農園でメロン栽培を始めて15年目。
直売所もありますが実に9割以上が予約制の直送販売。
春先から予約を受けたメロンの数なんと3万玉。
もうあと数日寝かせてお客様のもとへ。
せっかくなのでおいしいメロンの見分け方教えてもらいました。
収穫スタッフの古谷さんが摘んでいるのはツルの先に実ったまだ成熟していない小さな実。
これ摘果という作業なんだとか。
1本のツルに実らせるメロンは2つまで。
そうしないと十分に栄養が行き渡らず実が大きくならなかったり糖度が下がってしまったり。
なのであとからツルの先に実ったメロンは摘み取り根元の実だけをじっくり育てる。
何だかちょっともったいない気もしますが…ご安心あれ。
そう!摘果したメロンは農園ならではの旬のごちそうになるんです。
その食べ方は後ほどランチタイムで。
それでは「おにぎり百景」。
北海道富良野のメロン農園でこんなおにぎり見つけました。
おにぎりを担当するのは祐一さんの妻恵里さん。
地元北海道産の米と炊き込むのはこれまた旬の味覚トウモロコシ。
ここで一工夫。
芯を一緒に炊き込むとダシが出ておいしくなるんですって。
だから味付けは酒と塩のみで。
このトウモロコシ朝近くの畑からもいできたばかり。
実は祐一さん地元の農家仲間に委託してトウモロコシを栽培してもらっているんです。
この日はみんなで50本ほど収穫。
バキッて向こう側に…。
生で食べても最高というこのトウモロコシ。
糖度はなんとメロンと同じ13度。
これでおにぎりを作っちゃうっていうんだからぜいたくですよね〜。
でもねこのおにぎりが食べられるのは収穫期の夏場だけ。
いや〜何とも色鮮やか。
トウモロコシの粒がポロポロとこぼれてしまわないようラップを使ってしっかりと。
でこれで完成…って訳じゃないんです。
おにぎりは収穫スタッフの古谷さんのもとへ。
いい音してるでしょう?そう!焼きおにぎりにするんです。
確かに焼いたトウモロコシって香ばしくて最高ですよね。
焦げ目が付いたらバターを。
そしてお待ちかねしょうゆを加えて。
これはもうたまりません!北海道の旬がギュッと詰まった焼きトウモロコシおにぎり。
さあ頂きましょう。
頂きま〜す!
(一同)頂きま〜す!週に1度は農園のスタッフみんなそろってテーブルを囲みます。
バターとしょうゆもね。
手間をかけた分なおさらうまい。
ちなみにおにぎりのほかにおかずが2品。
これ何だか分かります?そう!さっきハウスで摘んでいた摘果メロン。
ゴーヤーならぬ摘果メロンチャンプルー。
そしてもう一品は細く切ってきんぴら風に。
腕を振るったのは古谷さんの妻…農園経営を学ぶため夫婦住み込みで働いています。
スタッフの半数が春から秋にかけて住み込みで働くアルバイト。
大学で農業を専攻していたり実家が農家だったり。
ここで学んだ事が少しでもみんなの将来のためになってほしいと祐一さん。
バターしょうゆすげえ。
雪が残る春に種をまきやっと実った大地の恵み。
北の大地のメロン農園にはこんなおにぎりがありました。
皆さんにも日々の仕事を支えてくれる自慢のおにぎりありませんか?是非教えて下さい。
あの人も昼を食べた。
昭和の時代が終わる頃彼女はこの町でキッチンスタジオを構えていた。
料理研究家小林カツ代。
おいしく手早く心を込めて。
彼女が残した家庭料理のレシピは1万を超える。
スタジオで雑誌の料理撮影やレシピ作りをしていた彼女がスタッフとよく訪れたのは同じマンションに店を構える欧風レストラン。
仕事の合間のほっと一息。
お目当てはロールキャベツ。
タネを巻きやすいよう大玉のキャベツは丸ごと湯がく。
ごはんと水をつなぎに。
これがふっくら軟らかの秘けつ。
1枚ずつ葉の大きさを確かめながら空気が入らぬようギュッと…。
更に葉を幾重にも重ねていく。
香りづけにはタイムとローリエ。
そこにトマトベースのスープを注ぎ鍋ごとオーブンへ。
じっくり熱を加える事8時間。
スープのうまみをキャベツが吸い込む。
仕上げにはリンゴの皮を加えて煮詰めたトマトソースとサワークリームを添えて。
どこか懐かしくてやさしい甘さが広がる。
これが小林カツ代が愛したロールキャベツ。
よりトロトロになっているからとランチタイムの終わり間際2時半ごろに訪れるのをひそかな楽しみにしていたという。
家では食べられない味そして時間。
店ならではのぜいたくを楽しんだ。
おいしかった。
そのひと言が作り手には何よりうれしい事を彼女は知っていた。
仕事場ではいつも時間との闘い。
だからエプロンを外した料理研究家は外食でのお昼をゆっくりと楽しんだ。
これが小林カツ代が愛した昼ごはん。
ごちそうさまでした。
今日もお相手は中井貴一でした。
(亀山早苗)ご苦労さまでがんす。
ご苦労さまでがんす。
皆さんお変わりのうて。
2014/10/02(木) 12:20〜12:45
NHK総合1・神戸
サラメシ[字][再]

▽会社の中に社員食堂が2つある会社。それぞれ委託されている業者が別のため2つの食堂はライバル!▽北海道・富良野のメロン農家。短い夏のおいしいランチをのぞき見!

詳細情報
番組内容
▽神奈川県のある会社では敷地の中に社員食堂が2つある。それぞれ委託されている業者が別なため2つの食堂はライバルでもあり、社員のお腹を満足させるべく切さたく磨している。それぞれの食堂の奮闘ぶりをおう。 ▽北海道・富良野のメロン農家。短い夏の食卓には小さなメロンの実やトウモロコシの料理が並ぶ。大自然の恵みランチをのぞき見! ▽料理研究家・小林カツ代さんが愛したロールキャベツ。
出演者
【語り】中井貴一

ジャンル :
情報/ワイドショー – グルメ・料理
バラエティ – 料理バラエティ
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事

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音声 : 2/0モード(ステレオ)
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