都内でひとり暮らしをする80代の男性。
年金支給日の前になると現金が底をつきます。
100円ぐらいしかないけど…ハハハハ。
恥ずかしいけどね。
月に10万円の年金でアパートの家賃6万円。
食べていくだけでもやっとの暮らしです。
これでもって1食だよね。
今ひとり暮らしの高齢者が600万人に迫る勢いで急増しています。
その多くが自分の年金収入だけを頼りに暮らしています。
年金収入が年間120万円未満の人は単身高齢者のうち半数近くに上ります。
そのうち生活保護を受けているのは70万人。
残りの200万人余りは生活保護を受けずに暮らしています。
その中には貯蓄も少なく医療や介護を十分に受けられないいわば老後破産の高齢者が数多くいます。
そして今年金の給付水準は段階的に減らされています。
月6万円の年金で暮らす80代の男性です。
3年前にガンを患い今も治療が欠かせません。
息吸って下さい。
フ〜ッて吐いて下さい。
医療費が重い負担です。
じゃあ本日のお会計ですが4,440円ですね。
四千いくらですか?4,440円。
じゃあ5,000円で足りるね。
足腰が痛みますが整形外科に行く費用は節約しています。
毎月3万円預金を取り崩して生活しています。
手持ちがずっとあればね別にいいんだけど何百万もない訳だから。
頼れる家族がなく頼れるお金もない。
老後破産の現実が広がっています。
今ひとり暮らしの高齢者が増えています。
その数およそ600万人。
このうち年収が生活保護水準を下回る人は半数ほどに上ります。
こうしたお年寄りが病気になったり介護が必要になったりすると年金だけでは安心して暮らしていけなくなるおそれがあるのです。
憲法は全ての国民に健康で文化的な最低限度の生活を保障しています。
それが生活保護の水準です。
年金額が生活保護水準の月およそ13万円に満たない場合は不足分を生活保護費用として受け取る事ができます。
つまりこの仕組みによってお年寄りたちは救済されるはずなのです。
ただ預貯金や保険などの財産があると生活保護は受けられません。
また年金を受け取っていると生活保護を受けられないと思っている人も少なくありません。
更に既に受けている人は70万人。
残り200万人以上が全て生活保護に殺到すれば制度そのものが破綻しかねないのです。
制度のはざまの中生活保護を受けず年金だけでギリギリの生活を続ける高齢者たち。
私たちはこうした境遇に置かれた高齢者の現実を老後破産と呼ぶ事にしました。
なぜこうした実態が今広がっているのか。
老後破産に陥った高齢者たちの実情をまずご覧頂きます。
ひとり暮らしの高齢者が急増し高齢世帯の4割に上ります。
港区がひとり暮らしの高齢者の生活実態を調査し始めたのは3年前。
孤独死が急増し深刻な問題となっていたからです。
区の相談員はひとり暮らしの高齢者の自宅を訪れ経済的に困っている事がないか聞き取り調査をしています。
この女性は経済的に苦しく病院にも行けないと訴えていました。
相談員は生活保護の手続きに来てほしいと繰り返し説明をしました。
区内の独居高齢者はおよそ5,700人。
それに対して相談員は11人しかいません。
増え続ける高齢者の数に対策は追いついていません。
区が行ったひとり暮らしの高齢者のアンケート調査です。
年金だけでは安心して暮らせないという声が多く寄せられました。
「月10万の収入では生活できない」。
「医療費が高くて困っています」。
経済的な理由から将来に不安を感じるという人が少なくありませんでした。
この日港区の相談員はアパートでひとり暮らしをする男性のもとを訪ねました。
あ〜田代さん。
待っててもらって。
ちょっとお邪魔してもいい?はい。
ごめんなさいね。
田代さんの年金は月10万円。
アパートの家賃6万円を払うと残りは4万円しかありません。
家賃の安い住宅に移りたくても引っ越し代がありません。
(取材者)年金は月だとおいくらぐらい?一日500円以下の切り詰めた生活を続けてきましたが電気代も払えなくなりました。
電気って止めてあります?止まってる。
止まってる?やっぱり。
金がないからそっちの方まで回らなくなっちゃって止められたからそのままにしてる。
そのままになってるんだ。
あ〜なるほどね。
食べてる?食べてます?お食事。
こういう時があるんじゃないかなと思ったからね冷や麦を買っておいたの。
買って置いてあった訳。
それで助かってる訳。
じゃあちょっと買いだめしてあるやつを今ちょっと食べてらっしゃる。
そうそう…。
月10万円の年金収入があるのは国民年金に加え企業で働いていた時加入していた厚生年金があるからです。
ビール会社で正社員として23年間働いた田代さん。
その後40代半ばで独立し飲食店を経営してきました。
しかし店は赤字が続き倒産。
貯金も無くなりました。
仕事一筋結婚をしなかった田代さんには頼る家族もいません。
友人と旅行した時に作った写真入りのキーホルダーです。
働いていた頃老後の事は心配した事がありませんでした。
当時絵を描く事が趣味だった田代さんは老後の自分の姿を描いていました。
(田代)老後。
自分の老後はこんなんなんじゃないかと思って。
病気もしないでこんなんじゃないかなと思った老後。
黒い背広を着て口ひげを生やした自画像。
社長になる自分を思い描いていました。
(田代)まさかこんなんなるとは思わないですね。
若い時は老後の事なんて考えてないじゃないですか。
その日その日が楽しみじゃんね。
こんなんなるとは思わなかったですね夢にも。
暑い日が続いた8月。
田代さんは毎日朝早く自宅を出て区の施設に通っていました。
地域のお年寄りに交流してもらおうと設置された施設です。
田代さんがここに通っているのは暑さをしのぐためです。
自宅は電気が止まりエアコンが使えないため夕方までここで過ごしています。
この日朝から体調を崩していました。
頭痛が止まらず座っているのもつらい状況でした。
しかし買い置きしている市販の頭痛薬をのむだけでした。
ここ数年具合が悪くなっても病院には行っていません。
田代さんは施設の部屋で3時間近く寝込んでいました。
夜電気のつかない我が家に戻ります。
節約のため十分に食事もとれない生活が続いていました。
ガスの炎の明るさを頼りに夕食を作ります。
よいしょ。
ここ数日冷や麦しか食べていません。
食事の時間はいつも一人。
訪ねてくる人もいません。
緊急の事態に見舞われても頼る人もいません。
これはうまい。
かつて社交的だった田代さん。
今の暮らしを知られたくないと人づきあいを避けるようになりました。
港区が行ったアンケート調査によれば年金収入が少ない人ほど周囲から孤立しがちな事が分かりました。
年金支給日の前日。
所持金が底をつき食べ物を買うお金さえ無くなっていました。
今現在所持金はおいくらぐらいあるんですか?だから今そのものは100円ぐらいしかないけど…。
一円玉でわ〜っとある。
こんなもんこんなもん。
中は全部一円玉。
これ結構あるんじゃないかな。
100円ぐらいあるんじゃないですか?ハハハハハ…恥ずかしいけどね。
大変ですよ。
思い描いてきた豊かな老後。
これからどうやって暮らしていけばいいのか。
全く先が見えません。
思いも寄らなかった老後破産の現実です。
港区の相談員はこの男性に生活保護を勧め男性は生活費の不足分について保護を受ける事になりました。
港区のように行政が積極的に相談員を派遣してひとり暮らしの高齢者の実態を把握しようという取り組みはほかの自治体ではあまり行われておりません。
全国的に見ると老後破産の実態はほとんど把握されていないのが現状です。
失礼します。
港区のアンケート調査を分析した…河合さんは年金などの社会保障制度が時代に追いついていないと考えています。
国民全員が加入する国民年金制度が出来たのは今から50年以上前。
高度経済成長の時代です。
子どもや孫と同居するのが当たり前の時代に作られた制度でした。
しかしその後同居率は下がり続け今は10%程度です。
更に働く世代の暮らしも厳しさを増し離れて暮らす子どもには頼れないという高齢者も増えています。
年金を全て生活費に充てているという状況だったと思うんですけども年金というシステムが出来た当時考えられてた家族形態っていうのは恐らくまあ家族がいて子どもに養ってもらってお年寄りが受け取る年金というのはどちらかと言うと孫へのお年玉とかお小遣い程度という事だったと思うんですけど。
国民年金だけでお年寄り一人がこれで生活して下さいよというそういう意味での仕組みではかつてはなかったという事ですね。
かつては確かに日本の年金制度の水準というのがあってやっぱり家族形態とかそういうところにある程度依存した形で年金額がスタートしてる訳ですよね。
現実今の高齢者が暮らしているその生活年金の収入状況というのは本当に生活できる条件なのかっていうそこのところをやっぱり見ないといけないと。
ビデオにもあったような本人はどんどん生活状況が悪化して多少は認識していてもあまり問題点も感じないような中で半ば諦めて暮らしていると。
人間の尊厳とかですねそういう原理がやっぱり問われてるところだと思います。
例えば命に関わるような生活状態にあるにもかかわらず放置状態。
これはもうまさに尊厳が損なわれてる訳ですよね。
ひとり暮らしの高齢者の老後破産。
それは都会ならではの現実だと思われるかもしれませんが実はそうではありません。
高齢者を支える若者の流出が続き急速に高齢化が進む地方でも深刻な事態が広がっています。
高齢化率が31.6%と全国で最も高い秋田県。
その中でも高齢化が急速に進む湯沢市です。
米農家をしていた…今は農作業を続けられなくなり田んぼは親戚に任せています。
農家や自営業の人の多くは国民年金で暮らしています。
(西館)駄目…。
40年間保険料を払えば月6万4,000円もらえますが払えない時期があると減額されます。
そうした人は少なくありません。
西館さんの年金も月2万5,000円です。
夫専二郎さんは15年前病気で亡くなりました。
専二郎さんは心筋梗塞で倒れ10年余り入退院を繰り返しました。
医療費の支払いで家計は赤字続き。
年金の保険料を払う余裕もありませんでした。
コツコツとためてきた預金も医療費の支払いで無くなりました。
ふるさとを離れ嫁いでいった娘に頼る事もできません。
若者の流出が続きこの10年で2倍に増えました。
西館さんは食費に回すお金がほとんどありません。
おかずの材料は自分で野山に採りに行きます。
光熱費を払うと手元に残る生活費は1万円ほどです。
食費は毎月4,000円しか使わないと決めています。
貧しさが見えにくい農村で誰にも頼らず暮らしています。
今最も不安なのが心臓に狭心症の持病があり発作がいつ起こるのか分からない事です。
発作を抑えるには薬が欠かせません。
近くに総合病院がないため街の中心部まで1時間かけて通っています。
(医師)はいどうぞ。
発作を起こし入院した事もある西館さん。
医師からは次に発作が起きれば危険だと言われています。
(医師)今回もねまた2か月分お薬出しますから。
できるだけ血圧ねしっかり測ってね書いといた方がいいと思いますよ。
じゃあお大事にして下さいね。
どうもありがとうございました。
病院で75歳以上の高齢者が支払う医療費は収入にかかわらず1割負担です。
診察代と薬代を合わせると費用は2,430円でした。
西館さんの年金は月2万5,000円。
医療費が重い負担となっています。
これ以上病気が悪化したらどうすればいいのか。
不安が募ります。
生活保護を受ければ医療費は免除されますが田んぼや自宅を持っていると原則受ける事はできません。
西館さんは先祖代々の田んぼを守りながらこの土地で暮らしていきたいと思っています。
高齢者が負担する医療費は75歳以上の場合は1割。
収入に関係なく一律に決まっています。
年金生活の高齢者にとっては重い負担となりますが命に関わる費用は節約する事はできません。
また高齢者の生活を支える介護サービスも原則1割負担です。
このため掃除や洗濯などのサービスを我慢して受けない人も少なくないのです。
港区が行ったアンケート調査によるとひとり暮らしの高齢者の80%が介護サービスを受けておりません。
経済的な理由から介護サービスを受けなかったり切り詰めたりする高齢者が増えているという実態が明らかになってきました。
古い団地が密集し高齢化率が50%を超える地区です。
訪問看護です。
入りますよ。
訪問介護や訪問看護を利用している80代の女性です。
月8万円ほどの年金で暮らす…むくんでるじゃんほら。
これこんなに。
(宝槻)でくのぼう。
リューマチが悪化し足の関節がむくみ歩く事もできないほどの痛みがあります。
うっうう…。
痛い?ここ。
アハハハハッ…。
「うううう」って言って。
ごめんごめん。
毎朝1時間掃除や洗濯などの介護サービスを利用しています。
費用は1割を負担。
月3万円ほどです。
歩行器がなければ一人で歩く事もできません。
しかし介護サービスの時間を増やすとお金がかかるためなるべく切り詰めています。
1つ見つけた。
介護ヘルパーがいない昼食事は作り置きしてくれたおかずを自分で冷蔵庫に取りに行きます。
ベッドから冷蔵庫までの1往復で精いっぱいです。
よいしょっと!はあ…これが私の日課。
疲れる。
生活費に余裕がなくなったのは2年前。
夫の三郎さんが亡くなってからでした。
三郎さんが生きていた頃国民年金は2人分合わせて13万円。
生活に困る事はありませんでした。
しかし三郎さんが亡くなったあと国民年金は半分の6万円余りに減りました。
頼りにしていた一人息子は7年前に病気で突然亡くなりました。
息子が生きていた頃老後の事は心配した事がありませんでした。
私なんかそんな老後なんて考えた事もないもの。
その日になったらその日でいいや。
なんとかなるだろうぐらいに思ってたから。
息子もいたから。
なんとかやってくれるだろうぐらいに思ってたんですよね。
ところが息子の方が先に逝っちゃったでしょ。
子どもでもいるなら長生きして孫のためにとか子どものためにって言えるけど誰もいないっていうのは本当さみしいよ。
今国は年金を毎年少しずつ引き下げています。
宝槻さんは年間およそ6,000円ほど引き下げられました。
12万…えっ!あっそうだ。
1,000円少ないわ。
100円か。
えっ900円?減らされてんだ。
宝槻さんの1か月の家計です。
国民年金や遺族年金など収入は7万9,450円。
一方支出を見ると介護費用は切り詰めても3万円。
夕食の配食サービスに2万円合計11万円で月3万円ほどの赤字です。
預金を取り崩してきましたが残り40万円ほどになりました。
介護をして長生きするにはお金がかかるって。
だから今いくらぐらいかかるのか分からないけど一生のうちどのぐらいかかるのか分からないけどもうそんなに長生きはしたくないと思ってま〜す。
フフフッ私は。
(宝槻)おはようございます。
一人では外出できない宝槻さん。
いつも窓から外を眺めています。
(子どもたちの騒ぐ声)車椅子を押してくれる介護サービスを頼めば外出できますがその費用を払う余裕はありません。
いつか散歩に出られる日を楽しみに準備しているものがあります。
ほ〜ら出た。
新しい靴です。
これ本当はこれ履きたくて…。
入るか…。
でもここが入んないでしょ。
自分の足で歩けず介護サービスを増やす事もできない宝槻さん。
駄目だねやっぱりどこか。
やだね。
本当涙が出ちゃうよ。
この部屋から外へ出られる機会はほとんどありません。
一日の大半を一人きりで過ごします。
ただ時間が過ぎていくだけでした。
(「ちゃつみ」)本当何て言うか年取ってて何にもできないのに長生きして生きてるのが申し訳ないなとは思うけど…。
まあそれだけ。
でも「まだお前長生きして」ってみんな言ってるのかもしれないから…。
まあ生きれるだけは頑張っていなきゃなとは思うけどね。
そのかわり皆さんにも心配かける…。
それは覚悟してるんだけどね。
つらいよ。
これまで自分でこなしてきた家事もいずれできなくなるかもしれない。
重いな。
いっぱい入れてったの。
しかし介護サービスを増やす余裕もない。
老後破産の現実です。
医療や介護の費用は低い額の年金で暮らす人たちにとっては重い負担です。
生活保護を受ければ医療や介護費用は無償となりますが全ての人が生活保護を受けるという事になると制度自体が破綻する懸念もあるのです。
それではどうすればいいのでしょうか。
河合さんはフランスで導入されている制度間調整の仕組みが参考になると言います。
年金収入が少ない場合医療や介護の負担が重くなり過ぎないようにするなどそれぞれの制度がバランスをとる仕組みです。
VTRで紹介した高齢者の方々というのはいずれも医療とか介護は1割負担つまり医療介護の負担をなるべく抑えたいというふうに思ってる方が多かったと思うんですけど…。
でこう…全て一律にある一定程度の負担をという事についてはやはり問題があるんじゃないかというふうに思うんですが…。
私もそう思いますね。
今の年金…例えば国民年金基礎年金額のみで暮らしているこの人たちの数と5万円程度の生活の状況を見た時に今のように一律に取るというのはこれは絶対無理が出てくると思いますね。
例えば月13万円なら13万円という生活費を設定したら各制度は13万円を下回らないようにきちっと費用負担とかそういう事を調整する。
例えば13万円で…13万円を下回るような形でもし医療費なり介護費用がかかるのであればそこについてはもうお金は取らないという事ですよね?そういう事ですよね。
それがやっぱり決定的に欠けてるんじゃないですか?本当に最低のところの生活をきちっと保障するという事は明日の自分の身にもかかってくる。
そういう見方というのが必要だと思うんですよね。
こうした老後破産に陥った高齢者に対して国は税金や保険料の免除や減額といった対策を講じています。
しかしその一方で国は少子高齢化の進展に合わせて年金の給付水準を一層引き下げざるをえないとしています。
超高齢社会を迎えひとり暮らしの高齢者が増える中老後破産に陥る高齢者の急増を食い止めるのは容易ではありません。
だからといって「結婚しないから」とか「保険料をちゃんと払わなかったから自己責任だ」としてこうした高齢者を見捨ててしまうような社会であって果たしていいのでしょうか。
老後破産の高齢者を支えるためにどのような対策が求められるのか。
超高齢社会に生きる私たちはもはや先送りする事ができない重い課題を突きつけられているのです。
ちっと伸びよカブトムシ。
せ〜のよいしょ。
お〜伸びた伸びた。
年金だけでは安心して老後を過ごせないひとり暮らしの高齢者たち。
残された気力だけが頼りです。
老後破産。
決してひと事ではない現実です。
お月さんが見えるじゃないの。
あら〜きれいだ。
わ〜きれい。
お月さんありがとう。
しばらくぶりで…。
お月さんが見えた〜。
あ〜いいな。
2014/10/02(木) 00:40〜01:30
NHK総合1・神戸
NHKスペシャル 老人漂流社会「“老後破産”の現実」[字][再]
独り暮らしの高齢者が600万人に迫る勢いで急増。その半数近くが生活保護水準以下の年金収入で切り詰めて暮らしている。いわば“老後破産”ともいえる厳しい現実を描く。
詳細情報
番組内容
独り暮らしの高齢者が600万人に迫る勢いで急増している。その半数近く、およそ300万人が生活保護水準以下の年金収入で暮らしている。そうした中には、医療や介護といったサービスさえ切り詰めて暮らす高齢者も少なくない。貧しい暮らしを知られたくないと周囲に助けを求めずに孤立する高齢者も増えていて、支援が行き届きにくくなっている実態もある。いわば“老後破産”ともいえる厳しい現実を伝える。
出演者
【キャスター】鎌田靖,【語り】柴田祐規子
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
ニュース/報道 – 報道特番
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