(上條)ミツバチがいる場所には豊かな自然と変わらぬ暮らしがあります。
残していきたいその風景。
美しき地球。
養蜂に欠かせない道具の1つが煙を出すこの燻煙器です。
ミツバチは煙を感知すると火事だと錯覚。
遠くへ逃げようと大量のハチミツを体内に蓄えるため攻撃本能が薄れ養蜂がしやすくなると言われています。
アメリカ南部の町ブライアンで燻煙器を収集しているのがポールさんです。
今回特別に自宅倉庫を見せてもらいました。
収集歴は40年以上。
コレクションの数は130点を超えます。
アメリカ国内に限らずメキシコや南米ヨーロッパなどで使われていたものを譲り受けたそうです。
これはとてもユニークですよ。
確かに不思議な形をしています。
筒の中にワラなどを入れ吹子を使って煙を出します。
350年ほど前の書物にも描かれている貴重な品です。
これらはクインビ−式です。
1870年代に開発された今日の燻煙器の原型モデル。
この燻煙器がすばらしいのは煙を下に向けられる点と片手で作業できる点です。
クインビーはアメリカで最初に大規模養蜂を行った人物。
自らの養蜂体験をもとに開発しました。
その改良版がこのビンガム式。
筒の下部に穴を開けることで吹子を押さなくても空気が入るようにし燃焼効率を上げました。
燻煙器の多くはアメリカで開発されています。
わが国の先人たちが近代養蜂の礎を築いたことを誇りに思います。
養蜂への情熱。
受け継がれるその風景。
2014/10/01(水) 20:54〜21:00
テレビ大阪1
Beeミュージアム〜ミツバチのいる風景〜[字]
アメリカ編「燻煙器の歴史」
詳細情報
番組内容
養蜂に欠かせない道具の一つが、煙を出す「燻煙器」です。ミツバチは煙を感知すると攻撃本能が薄れ、養蜂がしやすくなるとされています。今回は、そんな燻煙器の歴史とアメリカ屈指の燻煙器コレクターのお話です。
番組概要
ミツバチのいる風景には、ミツバチの無限の能力や可能性、共に生きる人々の暮らしや知恵、文化がある。世界中の養蜂家やハチミツを通して素晴らしい自然の営みを紹介する。
ナレーション
上條恒彦
ホームページ
http://www.tv-tokyo.co.jp/bee/
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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