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御嶽山 半数以上は「多発外傷」で死亡か
10月4日 19時34分

御嶽山 半数以上は「多発外傷」で死亡か
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御嶽山の噴火で死亡した人のほとんどが、噴石が当たって亡くなったことが分かっていますが、さらに詳しく調べた結果、このうち半数以上の26人は、いくつもの噴石が直撃して重いけがが体の複数の部位に及ぶ「多発外傷」で死亡したとみられることが、遺体を検視した医師への取材で分かりました。

御嶽山の噴火で死亡した人のうち、警察は47人の死因について、1人が噴火による熱風を吸い込んだ「熱傷死」で、ほかの46人は噴石が当たったことが原因とみられる「損傷死」だとしています。
今回、遺体を検視した医師に取材したところ、「損傷死」の46人のうち半数以上に当たる26人は、いくつもの噴石が直撃して重いけがが体の複数の部位に及ぶ「多発外傷」で死亡したとみられることが分かりました。
また、14人は噴石が頭に当たったことで死亡した「脳挫傷」や「脳挫滅」が死因とみられ、3人は首に噴石が当たって深刻なダメージを受けて死亡したとみられています。
多くの遺体には、頭や背中、足などに大小さまざまな噴石が当たったとみられる深い傷や骨折があり、噴火直後に激しく噴石が飛び散った状況がうかがえます。
検視に当たった奥原佐医師は、「体には無数の石が当たった痕や、焼けた石が当たったようなやけどした痕もあった。雨のように降った石が全身に当たったのではないか」と話していました。

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