どきどきこどもふどき「ふむふむ なるほど 学校のなぞ」 2014.10.01

1つにとういつしたのです。
時だいのながれとともに地図記ごうの形もかわるのです。
「夏休みもおわりみんなきょうから新学期です」。
(かげの声)こちらは今から60年前の新学期。
(ジョージ万三郎)アハハ。
あっのぞいてる。
教室はじゅぎょうにさんかしたい子どもで大にぎわい。
しんけんだ!こちらは当時の生とが書いた文しょう。
どひゃ!なになに?「どうしてそんなに学校に行きたいの?」。
「そもそもなんで学校に行くの?」。
今回のなぞは「なんで学校に行くの?」。
そりゃ行くもんにきまってるでしょ。
ごちゃごちゃ言ってないで早く宿題やっちゃいなさいっておかあさんじゃないんだから!こんなんじゃない答えがわかるまるっと9分30秒!学校か〜宿題はやんなかったな〜。
いやでもねしかし学校は…。
いやいやそんなことよりこちらをごらんください。
これはむかし学校のやくめをしていた寺子屋です。
あ〜あなんかごちゃごちゃね。
あっいたずらされてる。
先生ピンチ!これでいいんです。
寺子屋は今の学校とはちょっとしくみがちがうんです。
えっどういうこと?気になるぎもんの答えはルーツに…。
(ふたり)ゴー!学校のはじまりの時だいへごあんな〜い!今から400年前。
ここが寺子屋です。
寺子屋は地いきごとに読み書きを教えるじゅくのような場しょでした。
あれ?黒ばんもないしみんな本の色がちがう。
寺子屋は教室は1つでも子どもたちはそれぞれべつべつのことをべん強していました。
こちらは往来物という当時の教科書です。
往来物はしょう来つくしごとごとに作られていました。
こちらは…中にはつかう道ぐの名前やしゅるいがまとめられています。
しょう人たるものいちげんのきゃくといえどもあいそよくふるまうべし。
ひゃくしょうたるもの田はたを見回りのうぐの手入れをおこたるべからず。
子どもたちはしょう来つくしごとでこまらないよう寺子屋で学んだのです。
しごとのべん強なんて…。
この時だいは生まれながらにしょう来つくしごとがきまっていました。
いくらべん強ができてもすきなしごとにはつけなかったんです。
えっそんな〜!その後新しい時だいになって大きなへんかがおとずれます。
なんと!寺子屋から300年。
明治という時だいになって新しいほうりつができました。
べん強ができればだれでもすきなしごとについてお金もちになれるとといたのです。
人々は学校のけんせつにお金を出し合いました。
こちらは長野県の学校をたてるためにあつめられたきふ金の名ぼです。
当時の1円は今の2万円ぐらい。
多くの人が教いくのためにとお金をきふしました。
この時だいに小学校から大学へつづく教いくのしくみができたのです。
しかし今から70年前せんそうで多くの学校がうしなわれました。
なかまと学んでもう一ど立ち直りたいと子どもたちはこぞって学校に通いました。
こちらの学校では校しゃが足りないためクラスが交たいでじゅぎょうをうけています。
つらい時だいをのりこえた子どもたちは学校に行けることが大きなよろこびだったのです。
たしかにみんなで学校に行くのって楽しいよね〜。
そんな学校にはみんながべん強しやすくなるようくふうがこめられているんです。
えっなになに?こちらはおよそ100年前にたてられた小学校です。
この学校にはみんながべん強しやすくなるくふうがあります。
それがこちらの大きなまど。
大きいまどは日本のたてもののとくちょうです。
読み書きしやすいよう光をたっぷりとりこむつくりを目ざしたのです。
みなさんの教室はどうですか?つづいてのくふうはこちら。
先生が絵をつかってせつ明しています。
これが150年前こうかわりました。
黒ばんです。
書いたりけしたりできるのでべんり。
今は電子黒ばんまで大しんか!みなさんのクラスにもありますか?3つ目のくふうはこちら。
きゅう食です。
70年前のせんそう中やせん後食べものはとてもとぼしくなりました。
みずうみの魚をつってきて虫めがねでやいて食べちゃった子がいるんです。
それでおなかこわして。
今当たり前にあるきゅう食ですが元気にべん強してほしいというねがいがこめられているのです。
なんだか学校がちょっとすきになっちゃったよ。
学校にはおとなたちが子どもにすこやかにそだってほしいという思いがこめられているんです。
人々の思いがつまった学校は今や地いきのシンボルとしてみんなのつどう場しょになっています。
それはいいですね。
大阪市西成区天下茶屋。
この町の学校に20年いじょう前からつづく夏まつりがあります。
中でも人気なのがお化け屋敷。
ぶたいはここ…学校の体いくかんが地いきと子どもたちをつなぐぶたいです。
(一同)は〜い!ないてたくせに。
お化け屋敷をきかくした田中さんです。
あっすみません田中です。
お化けの田中です。
田中さんはお化け屋敷にむちゅうです。
怖がらすだけとちごうてほごしゃの方と入ってこられたときにおかあさんの手をしっかりにぎりしめたりとかそういう親子のふれ合いが高まると思うしね。
この年もお化け屋敷のじゅんびがはじまりました。
近じょで切ってきた木をほごしゃやそつぎょう生がかざります。
これでじゅんびはととのいました。
夏まつり当日。
お化け屋敷には行れつが。
(ひめい)うわ〜びっくりした!
(なき声)6回!4回。
(一同)おもろいから!ことしのお化け屋敷も大せいこう!楽しかった?楽しかったです。
おれはいっつもみんなに言うてんねんけどしんでもお化けになって出てくるしって。
体のつづくかぎりやります。
夏休みの学校に一夜だけあらわれるお化け屋敷。
この日子どもたちに学校での思い出がまた一つふえました。
日本にはみんなの思いがつまった学校があります。
ハニーぼくといっしょに日本の学校に通おうよ。
ハニー!2014/10/01(水) 09:50〜10:00
NHKEテレ1大阪
どきどきこどもふどき「ふむふむ なるほど 学校のなぞ」[解][字]

日本の伝統や風習は「ふしぎ」がいっぱい。そのルーツを探り、こめられた気持ちを探る「どきどきこどもふどき」。今回のテーマは学校。学校に込められた人々の思いを描く。

詳細情報
番組内容
今回のテーマは「学校」。学校は、教育の場のみならず、地域の結びつきの象徴として大切に守られてきた。寺子屋が主流だった江戸時代、急速に学校が増加した明治期、そして現在。この番組では、学校の歴史を振り返りながら、教育を広めようと続けられた人々の熱い思いにふれる。【声の出演】柴田秀勝、市川展丈【語り】小郷知子アナウンサー
出演者
【声】柴田秀勝,市川展丈,【語り】小郷知子

ジャンル :
趣味/教育 – 幼児・小学生

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
日本語(解説)
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