あさイチ「どうすれば防げる?急増する“高齢者の暴力”」 2014.10.01

そして初めての日本の法事。
頑張ってエリー。
生字幕放送でお伝えしますおはようございます。
イノッチ⇒10月1日水曜日の「あさイチ」です。
エリーちゃん、かわいいですね。
頑張ってね認めてほしいですよね。
まずは、ピン子さんに認めてほしいですね。
有働⇒「渡る世間」を見ていたらね。
対応もいろいろあったけどね。
柳澤⇒今週の通しタイトルが鬼の目にも涙なんだよ。
玉ちゃん⇒玉山鉄二から玉ちゃんでたまたまリレーですね。
玉ちゃんつながりでね。
森⇒たまげたも出ましたね。
かわいいですね。
今なら当たり前だけどね。
あの2人を見ているとね毎朝見られるのはうれしいですね。
きょう最初のテーマは日本人が大好きな、この時期おいしいあれです。
中谷⇒そうこれが進化しているんです。
日本人の心、米。
こちらは都内のファッションビル。
秋物の新作やおしゃれ雑貨などに混じって並んでいるのが。
米は米でも、お肉専用で、魚でしょ、卵かけごはん…実はこれ、料理に合うようにブレンドされたお米なんです。
それを手がけたのは創業110年を誇る米専門店のおかみ・秋沢美佳さん。
日本一おいしいお米を選ぶコンテストの審査員まで務めている秋沢さん。
台所を預かる主婦として納得のいくベストなブレンドを目指しました。
例えば肉と相性がいいというブレンド米のポイントは。
このコシヒカリは口の中入れた瞬間にふわっと甘みが広がるようなインパクトとミルキークイーンの粘りがもっちりときて。
肉の味だけじゃなくてお米の味もしっかり楽しめると。
じゃあ、いただきます。
まずは、甘辛い豚肉からいただきました。
お肉用のブレンド米を一口。
一方、魚用のお米を食べてみると。
ポイントは米が主張しすぎないブレンドにしたこと。
ソフトな食感のひとめぼれとほんのり甘いあきたこまちで魚の味を引き立てます。
でも、なぜお米のブレンドを始めたのか。
きっかけとなったのは日本人の米離れです。
この50年で一人当たりの米の消費量は、なんと半分以下に。
秋沢さんはブレンドで新たな魅力を作れないかと考えたのです。
さらに、日本有数の米どころ新潟県では。
米の品種改良を行っている農業研究センターです。
研究開発になんと27年を費やしたというカレー専用のお米その名も華麗米。
比べると一目瞭然。
これは、表面が硬いためにお米どうしがくっつかない。
実験ではコシヒカリよりもルーが多くからみ中までよくしみ込むことが確認できたそうです。
やっぱり食べなきゃということでさらに先月、農業センターで開発された、国内初のあるお米が収穫を迎えていました。
リゾットのための、へえ。
イタリア産米と日本米を交配させたリゾット専用のお米です。
大粒で煮崩れしにくいのが特徴なんだとか。
ことしの収穫量はまだ5トン程度で一般に流通するようになるのはまだ先です。
しかし地元のイタリア料理店などではすでに使われ始めています。
この日、農家の力間さんはことし収穫以来初めて店を訪れました。
こんにちは。
いらっしゃいませ。
食感はイタリア産米に近く歯応えがありべたつかないのが特徴。
日本人が好む甘みも強いそうです。
森⇒すごくないですか。
だって日本にいて世界中のお米が楽しめるんですよ。
それも、日本産の。
中谷⇒日本で作りやすい米になっているんです。
それでリゾットに適しているということです。
いろいろ出ていまして品種でいうと、リゾット米華麗米を紹介しましたが、なんとすし専用米も開発されています。
酢飯とよく合って口の中でバラバラとほどけます。
おすし屋さんのほうに流通していくということですか。
おととしから流通が始まっていますが評判もよくて作付け面積が広がっています。
カレー専用米とすし専用米は一般に流通しています。
ブレンド米もいろんなものが出ています。
大体2合で売っているんですよ。
柳澤⇒値段が割高なんじゃない。
中谷⇒ブレンドして付加価値を付けることによって値段はちょっと高くなっています。
300gで500円ぐらい。
カレー用ね。
すごくこだわって作る人がいるじゃないですか。
そういう人はちょっとぜいたくしてみようかということで。
あとはギフト用で人気があります。
自分じゃ買わないけどもらうとうれしい。
でもちょっと割高だなと思っている皆さんに朗報があります。
実はこの時期だからこそわが家のお米が料理に合う米に変身しちゃうんです。
教えてくれるのはお米の味を知り尽くしたプロお米マイスター西島豊造さんです。
この日、西島さんの精米店にも新米が続々と到着しました。
家庭でもいろんな料理に合うのはやっぱり新米なんでしょうか。
実は、新米は古米と混ぜることでいろんな料理に合うようになるというんです。
お米のプロ西島さん直伝料理に合わせたブレンドのしかた。
まずは…。
みんな大好きカレー。
新米2に対して古米8の割合がおすすめだとか。
その理由は?ご覧のとおり粘りが強い新米だけだとごはんがダマになりルーが米粒全体にからみません。
そこで水分が少ない古米を混ぜるとルーが一粒一粒にしっかりからみカレーにぴったりのごはんになるのです。
続いては丼物。
たれが程よく浸透するように新米5、古米5がおすすめだそう。
では、これからの時期運動会や行楽に欠かせないおにぎりは。
さあ、皆さんもおうちの古米を生かしてレッツトライ。
森⇒この時期、古米は安くなるんですよ。
だからそれと新米を合わせていいんですよ。
おうちにいいよね。
家計にやさしいよね。
中谷⇒この時期だけなんです。
古米と新米がこの時期あるのがちょうど入れ替えの時期なのでだからこそ古米をうまく生かしてブレンドを楽しむのに最適な時期です。
古米が余っているけど新米を買いたいという人にはちょうどいいね。
柳澤⇒うまいね。
中谷⇒品種によっていろいろありますから自分にとってベストのブレンドをするといいですね。
いいかも新米というのがちょっとはやりましたね。
はやりましたねと僕は本気で言っていないじゃないですか。
それではきょうの特集です。
先月「あさイチ」で放送したどうするシニアトラブル。
生活習慣などの違いから高齢者のふるまいにイラッとするという声を紹介しました。
それに対しては反論も。
ところが放送後に視聴者から寄せられたのはさらに深刻な現実でした。
高齢者が電車の中で周りにけんかを売る。
市の職員の説明に納得せず突然怒りだし罵声を浴びせる。
怒りから暴言、暴力にまでエスカレートしてしまうというのです。
さらに、高齢者の犯罪も急増しています。
ここ20年で傷害事件で検挙された人数は9倍暴行事件では48倍に増加。
ほかの世代と比べ極めて高い増加率です。
4年前には60代の男性が飼っていた猫を巡るトラブルからアパートの大家さんを刺してしまうという事件が起きました。
なぜ男性は、犯罪にまで及んでしまったのか?この事件を担当した弁護士に話を聞くことができました。
取材を進める中番組宛てに70代の男性から手紙が届きました。
若者をたしなめようとして手を出してしまった経緯とそのときの率直な思いを告白した手紙でした。
この男性は、元大学教授。
これまでトラブルと無縁の人生を送ってきた男性に何があったのか今の思いを伺いました。
不安や孤独、疎外感。
決して人ごとではない心の内に迫ります。
玉ちゃん⇒高齢化社会で4人に1人は老人になっていると言うから僕らもいつかいく道でしょ身近な問題ですよね。
高齢化社会だから増えている。
高齢者の人が増えてるのも1つの原因になっているんじゃないかなと思うんですけれど。
ヤンキーの高齢化なのかな。
柳澤⇒増えているから問題というふうに、番組で取り上げているんだったら違うと思う。
なんで増えているのか。
それなりに理由があるような気がする。
VTRもそうだけど。
瀬田⇒それぞれに理由があります。
本当に暴言や暴力をしているのはごく一部の高齢者の方でそこはきちんと押さえているところです。
ただ取材をすると気になるデータがありました。
VTRでも紹介しましたこちらです。
65歳以上の暴行で検挙された人の数の推移です。
平成11年までは横ばいだったのが急増しているんです。
この急増に注目したところ実は理由はまだよく分かっていないんです。
警察庁でも、実態の調査に近年乗り出しているというところです。
そんな深刻になっているということですか?そこもとらえ方しだいでは、変わってくるんですけど。
どこまでが暴行かは分からないですが、手を払った程度で、何をするんだよということで、大ごとになる場合があります。
実際に増えているのは例えばおかしいなと思うことに、そういう形で手が出てしまったというものが多いんです。
柳澤⇒高齢者と聞いているけど暴行事件そのもので見たら、高齢者というふうに区切らなくても若い世代も含めて若い人もあるじゃない。
瀬田⇒そこで見過ごせないものもありましてそれがこちらです。
実は高齢者の犯罪の中の3分の2が初犯なんです。
これまで犯罪と無縁だった人が高齢になって犯罪に関わってしまっているということなんです。
暴行を加える人はそもそも荒い人だったりそういうイメージがあるけど、そうじゃない人が暴力をふるってしまっているんですね。
3分の2が初めての犯罪ということですが、私たちを含めた、高齢者を取り巻く環境に何か問題があるんじゃないか。
そこを考えて取材をすすめてみました。
柳澤⇒事件が起きるというのは原因が向こう側にもある起きていることが問題かもしれない。
だけど起こすような背景になっていることが問題だというとらえ方をしないと。
若い世代の人たちにも原因があるかもしれません有働⇒皆さんからもこのテーマについてのご意見や経験談お寄せください。
上手な怒りの鎮め方についても募集しています。
ファックス、いただいています。
62歳主婦の方からです。
私の夫は64歳、最近ささいなことにキレて困っています。
口で言わず、大きな音を立ててわざと嫌がらせをします。
台所のお鍋を床にたたきつけたりドアを乱暴にしめたりとにかく大きな物音を立てて何か怒っています。
瀬田⇒高齢者の暴言、暴力によるトラブルですがその現場となっている1つが、病院です。
実際に、高齢者から暴力を受けたという方に話を聞くことができました。
都内の病院に勤める田中章子さんです。
ある日の夕方主任看護師だった田中さんの元に若い看護師が駆け寄ってきました。
患者をひどく怒らせてしまったというのです。
患者は、その日、検査のために入院した60代の男性。
男性は、入院に必要なパジャマを持っていませんでした。
看護師に、病院が用意してくれと詰め寄ったといいます。
そのとき、若い看護師が…。
このことばに男性は激高しました。
事情を聞きすぐに病室に駆けつけた田中さん。
男性の怒りを鎮めようと謝罪しましたが収まりません。
男性は、田中さんの頭を数回殴り首をつかんで押し倒したといいます。
病院のスタッフが警察を呼びようやく事態は収まりました。
後日、病院と男性が話し合い和解しました。
その後、田中さんはインターネットで男性の顔写真を見つけある企業の会長だったことを知ります。
都内の私立病院のグループが医療従事者3万人近くを対象に行った調査では過去1年に44%の人が何らかの暴力や暴言を受けたと回答。
危害を加えた人を年代別に見ると暴言は、50代が24%。
次いで、60代が21%。
暴力は70代が24%で最も多く次いで60代が22%となっています。
都内のある大学病院では病院内でのトラブルを防ぐために院内交番と呼ばれる部署を設置。
警察OBが常駐してトラブルが起きた際にはすぐ駆けつけるようにしています。
さらに院内をくまなく回り被害の実態を明らかにする作業も行っています。
どう?最近は何も?なぜ、病院で高齢者によるトラブルが起きるのか。
失礼します。
院内暴力を調査している筑波大学の三木明子准教授です。
実際に被害を受けた医療スタッフの声を全国から集め実態を調べています。
病院側にも不備はありますが多くは、患者側の粗暴な行為だといいます。
一つ一つの事例を詳しく調べた結果暴力を振るってしまう高齢者には共通した傾向があると指摘しています。
森⇒わがままということもありますよね。
会長さんだったら、みんなからちやほやされてというような状況の中、普通に扱われたということだけでキレちゃうんでしょうね。
大半の方はちゃんとしたというか優しい方もいらっしゃるんでしょうけれども。
瀬田⇒病院側も一部の高齢者の方の話ではあるんですが現実問題として1つ問題となっているのでお話をしてくださいました。
ただ病院のほかにも、アンケートでは特に自分を大切に扱ってほしいという思いが原因のトラブルがいくつか寄せられています。
スーパーでのことです。
70代の男性、常連客なんですがいつもお弁当を買うとサービスでおしぼりを入れてもらっていました、ところがそれを知らない店員が対応して入れ忘れたことにキレてしまいレジで、怒り続けていた、ということがあったそうです。
こういうこともありました。
旅行先でのことなんですが70代の父親が、事故で電車が遅れたことに腹を立てて、駅員を大声で罵倒し続けた。
お孫さんも一緒にいたということなんですね。
お母さん自身が一緒にいて恥ずかしかったというより怖かったと気持ちを寄せてくださいました。
有働⇒ファックスです、神奈川県30代の方です。
電車で移動中に具合が悪くなってしまい、しかたなく優先席に座りました。
少し眠ればよくなるだろうと目を閉じていると、次の駅で乗ってきたおじいさんに突然頭をたたかれました、驚いて起きるとここは老人席だ、非常識だとどなられました、見ず知らずの女性を殴ってどなりつけて本人は優先座席に座って満足なんて横暴なんだろうと、10年たった、今も忘れません。
弱そうな若者だからと、強気に出る高齢者は少なくはありません。
瀬田⇒怒りがこみ上げてしまったときどんな気持ちになっているかは本人しか分かりません。
今回70代の男性からお手紙をいただきました。
実際に手を出してしまって危うく、大ごとになる一歩手前で踏みとどまった心境がつづられていました。
手紙は4枚の原稿用紙にびっしりと書かれていました。
「あさイチ有働キャスターはじめスタッフの皆様毎日見させていただいております。
私が若者に手を出した理由を語ることで、同じ世代がどんな不安や怒りを感じ行動しているのか知っていただきたい。
はた目には、感情がキレたように見えるかもしれません。
でも私自身の内面は非情に冷静です。
」手紙を寄せていただいた白石正さん、72歳です。
大学教授の職を、7年前に退き妻と2人で暮らしています。
来た来た来た。
海や山に出かけ自然と触れ合う悠々自適の毎日です。
自治会での出来事。
予算の使い方を巡って意見が合わない相手に白石さんが一喝!妻が制止しても怒りが収まらないといいます。
ことし散歩をしていた白石さんにトラブルが起きました。
白石さんの横を原付バイクが通りすぎたあとUターンをして目の前で止まりました。
乗っていたのは見知らぬ若い男性。
何か用かと言ってきました。
実はそのころ、近所で恐喝の被害を耳にしていました。
白石さんは地域の安全のためにも引き下がれないと怒りがこみ上げました。
ここで白石さんは手を出してしまいました。
顔を見ようとヘルメットに手を掛け持ち上げたのです。
その後、若者も白石さんにつかみかかりもみ合いとなりました。
しばらくして駆けつけた警察官の仲裁で大ごとになるのは免れました。
意味なくキレたわけじゃないですね。
仕事を辞めるまでトラブルを起こしたことがなかった白石さん。
この出来事をきっかけに自分の身の回りについて考え始めています。
大学教授だったころ、白石さんは半導体の研究などに携わりエレクトロニクス産業の発展に貢献してきました。
論文や書籍の執筆後進の指導に全力を注ぎ忙しくも充実した日々でした。
定年後、暮らしは一変。
旅行、写真、釣り。
夢中になれるものを探しています。
いい色だな。
またことしも行こう。
自分が今、置かれている現実は受け入れる一方で、もっと自分にできることがあるのではないかと焦りを感じています。
どうですか?柳澤さん。
玉ちゃん⇒俺は聞いていると武勇伝を聞いているような感じがして。
柳澤⇒僕はそこまでいっていませんけれど意欲を感じる部分があるんですよ。
普通のおじさんじゃないとかいっているところが変だな。
瀬田⇒話を伺うと白石さんも受け入れてはいるんです。
自分が置かれている、かなりのギャップがあることに少し葛藤というか戸惑いを感じていて。
急に変わっちゃったということなんですよね。
だけど恵まれているよ、今の人は。
家庭内では妻の喜久江さんによると暴言や暴力もなくて穏やかな人ということなんです。
2つの暴力事件の例を聞いて理由はありましたね。
なんとかしなくてはいけないという理由。
だから突然キレたというのはちょっと違うような気がするんですよね。
バイクの事件も何か用かと言ってくるやつもおかしいじゃないですか。
瀬田⇒あえて目の前で止まったということなんです。
今の事件と比べても高齢者だからそうなったというわけではありませんよね。
有働⇒愛知県70代の方です。
年を重ねて自分の言っていることがうまく表現できなくなる自分の心のいらいらがうまく抑えられないこれが現実です。
でもプライドは高い、ばかにされていると思ってつい手が出たり暴言を言ってしまったということなんです。
柳澤⇒ばかにされているという気持ちは高齢になればなるほど、ここまでやっていたのにという気持ちがなぜ理解してくれないのかいうことなってしまいます。
ギャップを感じて、何かひと言何気ないひと言がばかにされているような気持ちになってしまうんですよね。
瀬田⇒専門家の方に加わっていただいて話を進めていきます。
精神科医の斎藤環さんです。
よろしくお願いします。
斎藤さんはどのようにご覧になりましたか。
斎藤⇒白石さんのような方は多いと思います。
ポイントは疎外感だと思います。
人間はやっぱり余裕とか成熟というのは社会的なつながりがあってこそ、可能なもので特に大学教授までされた方が退職されますと一気にそういったものがなくなってしまいます。
まさにVTRでおっしゃっていたように先生と言われてちやほやされていた人が普通のおじさんの扱いになってしまってギャップは分かってても耐えられない。
孤立はしていないけれども疎外感があるんですね。
そういうもとではもう一度自分のいい場所を探しとかそれを始めなくてはいけないんですけれど、余裕がない感じが怒りの沸点を下げてしまいます。
いっしょくたにできないというか。
白石さんが病院で暴行を振るうようなことはないような気がするんです。
むしろそういう場所ではやらないかもしれませんね。
理由があって怒っているんで白石さんも気に食わないから急にキレるおじいちゃんと違うような気がするんですよね。
さっきのバイクのような場面でも大学教授の時代に手を上げたかというとそこはこらえられたと思います。
同じシチュエーションでも。
こらえられる人とこらえられない人、その差は何ですか。
白石さんの場合は一種の疎外感があって不安な状態があります。
老い先短いとおっしゃっていましたけれどそれが怒りの準備状態になっています。
奥さんと一緒に旅行に行っていたりとか悠々自適の生活その余裕はあるような気がします。
完全に孤立した場合はどうですか。
もっと危険な状態になってしまいます。
年齢は関係ありますか。
私はどちらかというと引きこもりやニートが専門なんですけれど若者全体としてはおとなしかったんですよね。
非行は減っていますし、でも通り魔が増えてきたり孤立が増えているんですね。
家族とのつながりがないとか友人関係がないとかそういう状況というのは人を攻撃的にするということが一般的に言えると思います。
玉ちゃん⇒病的なことはないんですか。
加齢によってということもありますね。
有働⇒白石さん正直な気持ちを送ってくださいまして、本当にありがとうございました。
瀬田⇒怒りが抑えられなくなる理由なんですけれどもう1つあります。
それが認知症です。
しかし、これについてはきちんとした対策があるんです。
認知症による暴力をいち早く見つけ治療しようという医師がいます。
園田康博さん。
70人の認知症患者を往診しています。
こんにちは、いかがです?この日、往診したのは70代の澤田昭夫さん。
ことしに入って、突然息子に暴力を振るい始めました。
園田さんの診断で、澤田さんには認知症による幻視という症状があることが分かりました。
幻視による苦しみを周りが理解してくれないイライラから暴力を振るっていたという診断でした。
澤田さんには、もの忘れなど典型的な認知症の症状がありませんでした。
そのため、家族も暴力が、認知症によるものだと気付かなかったのです。
認知症の症状には幻視のほかにも妄想、興奮など暴力行為につながるものがあります。
こうした症状が出た場合それぞれに合った薬を処方する必要があります。
園田さんは、症状を見極め幻視を抑える薬を処方。
さらに、定期的に往診し容体を見ながら薬の量を調整しました。
すると、2か月ほどで澤田さんの暴力は収まりました。
しかし、認知症による暴力を早期に鎮める治療は日本ではあまり広まっていません。
その原因は、家族が身内の暴力をないしょにする傾向があり医師が見逃しやすいからだと専門医は指摘します。
どうも、はじめまして。
80代の合田真紀子さん。
認知症の夫から暴力を受け続け気付いた親戚に助け出されました。
夫の暴力に戸惑い、自分からは言い出せなかったといいます。
夫の浩二さんには、認知症による妄想の症状がありました。
真紀子さんが財布を盗んだと思い込み暴力を振るっていました。
大野さんの診断で妄想の症状を鎮める薬を処方され今は穏やかさを取り戻しています。
この日、夫婦は久しぶりに2人で散歩に出かけることができました。
森⇒認知症、病気は進行していくんだけれど症状を抑えられるということですね。
周り人たちは助けられますよね。
暴力は深刻な問題としてとらえられています。
周辺的な暴力を抑えられるということは意味があるということです。
すべての認知症で暴力行為が出るわけではありません。
こういう兆候があったら注意をしてほしいということなんです。
こうした症状が高齢になって出始めた場合、認知症による暴力につながる可能性がありますので専門医を受診してください。
柳澤⇒難しいよね、ささいなことというけれどとんでもない大事なことかもしれないし、そういう気持ちで接していかないと見間違えてしまいますよね。
瀬田⇒そのへんも大切ですね。
確かに暴力には薬は効くんですけれどご高齢の方は薬に対して強く反応しますので相当きめ細かく量を調整しないと危険な面もあります。
逆に身体的に悪化してしまうこともあります。
それからお薬だけではなく最近は、ユマニチュードという新しい介護の方法で怒りを鎮めるということも言われています。
両面からやると、いいですね。
有働⇒介護職員の方からファックスをいただきました。
高齢者は加齢とともに理解力も低下します。
感情をあらわにするのは理解できない自分を認識していない場合があります。
時間がかかりますが相手のペースや気持ちに耳を傾けることが大事です。
お伝えします。
御嶽山の噴火で、自衛隊や警察、消防は、けさ、山頂付近や登山道での捜索を再開し、心肺停止の状態で見つかった24人の搬送を急ぐとともに、これまで十分な捜索ができていない場所についても、捜索することにしています。
自衛隊や警察、消防は、火山性微動は継続しているものの、振れ幅に大幅変化がない状態が続いているとして、けさ、1000人余りの態勢で、山頂や登山道での捜索を再開しました。
このうち午前7時過ぎからは、自衛隊の大型ヘリコプターを使って、捜索隊180人余りを山頂付近に運び、捜索を行っています。
そして心肺停止の状態で見つかった24人の搬送を急ぎたいとしています。
また自衛隊によりますと、山頂の周辺には、十分な捜索が行われていない場所があるということです。
自衛隊などは、こうした場所についても、取り残されている人がいないか、捜索を進めることにしています。
きょう未明、北海道南幌町の住宅で、親子と見られる女性2人が死亡しているのが見つかりました。
2人の遺体に傷があり、室内には荒らされたような形跡があることなどから、警察は強盗殺人事件の可能性もあると見て、捜査をしています。
きょう午前2時半ごろ、南幌町西町の住宅で、この住宅に住む70代と40代の親子と見られる女性2人が、血を流して倒れているのを、帰宅した家族が見つけ、警察に通報しました。
警察が確認したところ、住宅の1階と2階の部屋で、それぞれ1人ずつ女性が死亡していて、いずれの遺体にも傷があり、室内には荒らされたような形跡があったということです。
警察によりますと、この住宅には、70代の女性と40代の娘、それに20代と10代の孫娘2人の合わせて4人が住んでいるということです。
2人が倒れているのを見つけたのは20代の孫娘で、帰宅したとき、玄関に鍵がかかっていましたが、勝手口の鍵はかかっていなかったということです。
警察は、現場の状況などから、強盗殺人事件の可能性もあると見て、捜査をしています。
現場は南幌町中心部の住宅地にありますが、農地に隣接していて、夜間は人通りが少ない場所だということです。
日銀の短観・企業短期経済観測調査がきょう発表され、代表的な指標とされる大企業の製造業の景気判断は、プラス13ポイントと、小幅ながら、2期ぶりに改善しました。
それによりますと、景気がよいと答えた企業の割合から、悪いと答えた割合を差し引いた値は、代表的な指標とされる大企業の製造業でプラス13ポイントとなり、前回を1ポイント上回って、小幅ながら2期ぶりに改善しました。
一方、大企業の非製造業はプラス13ポイントで、前回を6ポイント下回り、2期連続で悪化しました。
国内の景気は、輸出関連産業の業績が改善している一方で、消費増税後、デパートなどの売り上げが伸び悩んでいるほか、円安による原材料価格の値上がりなどが収益を圧迫することへの懸念も強まっています。
では、全国の天気、雲の様子です。
西日本から東日本には、帯状の雲がかかり、九州南部では、局地的に雨雲が発達しています。
きょうの天気です。
日中は高気圧に覆われて、広い範囲で晴れる見込みです。
九州では、各地で、曇りや雨の天気が続くでしょう。
予想最高気温です。
北日本から東日本はきのうより低くなり、ほぼ平年並みに戻る所が多いでしょう。
イノッチ⇒きょうはシニアの感情暴走について考えています。
皆さんからのご意見です。
千葉県60代の方からです。
最近穏やかになったじじいからと来ています。
マニュアル的に簡単に分かるという態度が世の中にまん延していて十把ひとからげに老人をまとめて対応するからです。
真正面から理解してあげないかぎり老人は敵からの攻撃に反応しますということです。
森⇒いろんなシチュエーションで育ってきてどういう位置にいたかというのもすごくありますもんね。
神奈川県40代の方です。
シニア世代は体罰が当たり前な世代。
若い世代はそれに慣れていないから受け手側も、大げさになっているのではということです。
高齢者が不満や不安を抱えていることは理解できますが手を上げてしまった時点で正当防衛でないかぎりそれは許されない暴力になってしまうと思います。
それを不安や不満という形で正当化しないでほしいです。
大半の暴力に訴えない高齢者に対する誤解になってしまいますということです。
例えば高齢者に暴力を振るわれた場合どういうふうに言えばいいんですかご本人に。
斎藤⇒その場の返し方は難しいですね。
ただある程度こちらが怒りで返さないという形で言ったほうがいいと思います。
怒りで返さない。
怒りで怒りに返すと必ずエスカレートします。
こっちも感情的になってしまいますね。
ある程度謙虚にしたほうがいいです。
話に出てくるのはおじいさんが多いじゃないですか。
男性がやっぱり問題になってくるんですか。
女性よりも男性のほうが社会的に孤立しているパターンが多いですよね。
特に定年後仕事のつながりがないと。
それまで、ばりばりやっていた人が。
大体人間関係がすべて仕事関係という人が多いです。
瀬田⇒社会とのつながりが、怒りを抑えきれないというお話があったんですがこの怒りというのはへんとう体が反応してノルアドレナリンなどホルモンが分泌されている状態です。
それを抑えてくれるのが前頭葉なんですがさまざまなことを考えて抑えてくれるんです、それは例えば、家族に迷惑がかかるんじゃないかあるいは周囲の目はどのように見られるんだろうさらには当然、罰金や罰則も受けるかもしれない。
そういったことを頭の中で考えてふつふつと沸いてきた暴言や暴力を抑制する。
先ほどの話がありましたが疎外感を感じてい、孤立している方は家族が止めてくれるストッパーが効かない周囲の目もあんまり気にならなくなっているためになかなか、効かなくなっている、そういう方が多くなっているのではないかということなんですね。
通常、攻撃性や暴力を抑止しているものは、日本人の場合は世間体ですね。
ただ、これは社会とつながりがなかったりとか家族関係が希薄だったりするとなんとなくだんだん世間体にこだわらなくなってきます。
ストッパーが効かないという状況になりやすいと思いますね。
柳澤⇒社会との接触がどうなってくるかによってこういう出来事の背景の根の部分を広げているということですね。
孤立している方が増えているということが先ほどの急増につながっていると思います。
高齢者に限らず、われわれ世代でもぎりぎり抑えることだってしょっちゅうありますよね。
若者も孤立しているんですがただ若者の場合は家族が見離していないんです。
ご両親がね。
それがストッパーです。
それがなくなったときにそういうふうに考えるとね。
森⇒ツイッターでやったりしますからね、みんなね。
どう抑えるかということもアンケートで寄せられました。
例えば79歳の女性は同居する息子の妻に腹が立ったらアンベスィルと言うんですがフランス語で、ばかという意味だそうです。
相手には分からないことばを使う。
使ってるとだんだん分かってくるかもしれない。
勉強になります。
怒りをぶつけられたときの対処法は言い返すのではなくて私の悪いところを教えてくださいと相手に教えを請う姿勢をとるのも1つの方法ではということです。
優しいですね。
有働⇒ファックスもいただいています。
看護助手の方が私たち職員が傾聴をしながら根気よく接していくうちにだんだんと心を開いてくれるようになります。
入院当初は暴言を言う人もいつもありがとうおはようとふだんの会話ができるようになると私自身もうれしいですということです。
こちら側が聞いていくことも大事だということですね。
10代の方からです。
私は田舎に住んでいるからお年寄りもたくさん住んでいるんですが、若い人たちも理解しなければいけないことはたくさんあると思います。
高齢者にとって住みにくい町になっていくのは現実で、その中でもどうやって一緒に生きていくかが大事になってくる気がしますということです新潟県の10代の方からです。
そのほかにもいろんなご意見をまだいただいています。
また後ほどご紹介します。
続いては翔ちゃんお願いします。
小堺⇒おはようございます。
小堺翔太ですきょうもよろしくお願いします。
きょうは神奈川県鎌倉市に来ているんですけれども、実はこちら鎌倉彫の工房にきょうはお邪魔しています。
後ろでは教室も開かれていまして、皆さん鎌倉彫を体験されています。
皆さん、おはようございます。
おはようございます。
きょうのピカピカは鎌倉彫についてお送りしていきたいんですけど、今、僕のお隣にありますこちらも鎌倉彫の技術が使われているんです。
お弁当箱とかカップにもなっているということです。
鎌倉彫ですが今、新しいもの弁当箱にもなっているということですが伝統的なものがこちらです。
模様も出ています。
鎌倉彫ですが木彫彩漆と呼ばれていて木に彫刻をして漆を塗り重ねたものということで全国に木彫彩漆はたくさんあるんですが鎌倉彫はその始まりといわれています。
特徴はなんといってもこの立体感なんですね。
この模様の立体感を出すために職人さんたちが手をかけたり独自の技法というのがこの中に詰まっているということです。
きょうは、その技を見ていきたいと思います。
工房の中にお邪魔したいと思います。
皆さん、ありがとうございました。
お邪魔しました。
おはようございます。
よろしくお願いします。
こちらは彫り師の上村さんです。
よろしくお願いします。
今ちょうど彫っているこちらなんとエレキベースに彫っていらっしゃるんですよ。
エレキベースに虎の模様を彫っていらっしゃいます。
なぜエレキベースに彫ろうと思われたんですか。
若い人たちに少しでも興味を持っていただけたらと思って、エレキにしました。
47年もやっていらっしゃるということですがまさかこんなものに彫るとは思わなかったですよね。
どきどきしています。
今模様を彫っている柳生彫りという方法で3mmから5mmぐらい細かく模様を彫っていくわけです。
模様はこのように出していくわけですが、実はさらに模様をより細かく立体感を出すための技があるということできょうはそちらを見せていただきたいと思います。
見せていただいていいですか。
こなし、と言います。
今形を取ったところですがこれから、表情をつけたり立体感を出します。
目の周り、やってみますね。
虎の柄の虎の目の周りを、こういうふうに彫っていくわけなんですが非常に細かい作業になってくるわけですよ。
柳生彫りとまた違って陰影を出すためにこういうふうに彫っているということです。
見ていて気持ちがよく彫れていくなという感じがあります。
薄く薄く彫っていくということですね。
森⇒きれいに彫れるな。
目の下の部分もこのように彫られるんですね。
こうやって立体感を出していくということです。
本当に細かい作業。
今、皆さん見ていただいていますけど、どれぐらいの薄さなのか気になりますよね。
ここから私がちょっと実際にこれを使ってどれぐらい薄いのかというのを見させていただきたいと思います。
せーの、翔ちゃんズ、アイ!ベロ出したね。
ベロ出しちゃいました。
すみません。
このカメラを使って虎の模様なんですけど今いれたのがこの目の周りです。
やってみますよ。
どうでしょう寄ってみますよ。
どうでしょう。
分かりますかね、本当に薄く入っているんですが。
森⇒分かります、分かります。
色がちょっと変わっているんだよね。
こなしが入っているところということでこの、こなしが後ほど漆を塗ったとき完成したときに生きてくるということです。
今は、ちょうど黒い漆、下地を何回か塗っていただいたものを用意していただきました。
これ実は周りの彫りの部分が埋まらないように色は濃いんですが薄くなっていくことが非常に大切になってくるということです。
すでに立体感が出ているんですがさらに立体感を生み出すために秘密の粉が登場します。
岡さんです。
工房を主催されている方です。
よろしくお願いします。
秘密の粉をちょっと見せていただいてもよろしいですか。
はい。
じゃじゃん。
ちょっと茶色みがかったこの粉何の粉ですか。
これはマコモダケから取ったものです。
マコモ墨です。
マコモダケに寄生する菌から取れるものです。
これは菌から取れたマコモ墨です。
この黒いものから朱色の漆を塗りまして朱色の漆が乾かないうちにマコモ墨を振りかけたものが岡さんの目の前にあるものです。
もうすでにかかったものです。
ここからといでいくと立体感が出てきます。
お願いします。
まずは水で全体をふいていきますね。
このあととぎの作業に入っていきます。
色も変わってくるのでその辺りも注目です。
花のところをといでいただいています。
大体とぎは何回ぐらいされるものですか。
1回やりますね。
何でといでいらっしゃるんですか。
との粉です。
ちょっと色が変わってきたのが分かりますか。
だんだん色が出てくるのは下に塗っている色ですね。
マコモ墨の色も反応してちょっと黒みがかった色も出てくるということです。
とぎの作業が終わりました。
花のところに黒いマコモ墨が入るところがあるんですがこのこなしを入れたところにマコモ墨を入れることで立体感が出てきます。
この作業が終わったら、漆を塗ってどんどん磨いていくんです。
咲き乱れていた花の部分こなしが、生きてきて黒の陰影が出ていますよね。
こなしと、マコモ墨がないと鎌倉彫に欠かせないということですね。
♪〜このウクレレも岡さんが作っているものなんです。
ヘッドの部分も彫刻になっています。
ボディーには漆が使われているということです。
かっこいい。
これもまた、おしゃれですよね。
高そうだな。
僕らの目の前にあるものは、今一般の方々が作っている新しい鎌倉彫を使ったものです。
新しいものもどんどん出てきています。
技術を使ったもの漆や彫りを使ってこういうものもできています。
岡さん、新しいものがどんどん出ているのは職人さんにとっては刺激になりますよね。
非常に刺激になりますね。
今後も新しいものをどんどん作っていこうと。
長年やっていると、だんだんマンネリ化していくので、皆さんのアイデアは非常に刺激になります。
まだまだ可能性は湧いてきているという感じですね。
鎌倉彫についてきょうはお送りしました。
皆さんせーの、ごきげんよう。
ウクレレです。
漆と間違えてごめんなさい。
森⇒すごいね、細かくて。
きょうは、もう1つ特集があります。
先月放送した、お産トラウマ。
出産の体験が、深い心の傷やわだかまりとなって残ってしまうことです。
こちらの40代の女性。
19年前の1人目の出産によってお産トラウマになったといいます。
女性は赤ちゃんのためにと安産を目指し、運動や食事などできるかぎりの努力をしました。
しかし、実際のお産は思いどおりにいきませんでした。
たった1人で4時間以上陣痛に耐える孤独と不安。
そして最後は陣痛促進剤を打って医師がおなかを押すという理想と程遠いものになってしまったのです。
お産トラウマはその後の育児にも影響を及ぼしていました。
母親としての自信を持てない状態が3年以上続いたといいます。
放送中は、お産トラウマについて自分の経験や周囲の接し方など1700通を超える意見が寄せられました。
反響が大きかった、お産トラウマ。
どうしたら解消できるのか改めて考えます。
このお産トラウマ、大変な反響をいただいたんですが、さらに進めて、周囲の対応も含めてどうしたらいいのかというのを伝えていきます。
周産期医療の取材を続けている清有美子記者です。
清⇒よろしくお願いします。
有働⇒清さんも1年前に出産の経験があるんですよね。
清⇒出産は、女性にとって命をかけたことです、つまずいてしまうとトラウマになってしまう気持ちは何となく分かるような気がします。
専門家によると、出産のトラウマになる原因大きく分けて3つの要素があるということでした。
理想の出産とのギャップ、思いどおりにいかなかった、怖かったとか痛かった。
突然の医療処置帝王切開になってしまったり会陰を切らなければいけなかった。
周囲の無理解旦那さんやお医者さん心ないひと言で傷ついている人がたくさんいると思います。
こういうトラウマを抱えないように出産直後から女性のメンタルケアに力を入れている病院を取材しました。
年間3000人の赤ちゃんが生まれる東京都内の病院です。
10年以上前からお産の振り返りを取り入れています。
看護師長が出産したばかりの女性一人一人を訪ね、話を聞きます。
この女性は早産しかかったことを気にしていました。
お産を振り返り聞いてもらうことで満足できたお産の場合はより達成感を得られます。
また、わだかまりが残ったお産の場合は、気持ちの整理につながるといいます。
病院では、看護師や助産師が産後に悩んだり、思い詰めたりしている人はいないか情報を共有しています。
失礼します。
特に気になる場合にはバースレビューという作業を出産に立ち会った助産師が行うようにしています。
母親が出産について書いた紙をもとに、丁寧に振り返るのです。
この女性は出産が長引いたことや出産直前のトラブルなどについて書いていました。
すごいですね。
とにかく一大事業ですからね周りのサポートはすごく大切だと思う。
これらの3つの原因なんですが結構、経験豊富な病院の人たちの手助けがあると出産って理想どおりにいかないよとか突然、帝王切開になることもありますよとか、最初から知っておけば家族の人たちもフォローしてあげてくださいねというアドバイスがあれば。
カンファレンス、みんなで話し合う場があったらこういうときはこうしようとかいろいろな対応ができますよね。
39時間になるようなことがあるんだよと、前もって知っていれば。
多くの病院は言っていないんですか?清⇒事前に言うこともあるんですが、まさか自分が帝王切開になるとは思わなかったとかそんなに長時間はかからないだろうとそこまで耳に入っていないことのほうが多いと思うんですよね、もちろん事前にいろんな本も読みます。
お医者さんから話も聞きます、勉強しているんですがまさか自分が、ということのほうが多いんじゃないですか。
柳澤⇒ますます出産後のケアが必要になってくるんですね。
清⇒こちらの病院では帝王切開で傷ついた人、会陰切開になんでなってしまったの、という方が多いと思いますし、医療処置で気になる方はお医者さんにこういう理由でなりましたとかそのおかげで赤ちゃんもお母さんも救えたんですよという説明をすることがあるということです。
有働⇒自分からそういうことを聞くことはできないですか?清⇒聞けるんですが、初めてだと聞いていいのかなというのが分からなかったり、助産師さんも看護師さんもお忙しそうにしているのでなかなか自分から話しかけるのは難しいと思うので、向こうから来てもらったり話しましょうかという形で来てくれるとより安心して話せる雰囲気になるかなと思います。
お産トラウマということばがあるとそうならないために妊婦さんはどんどん知識をつけていけばいいんじゃないかなと思います。
実際に勉強もそうなんですがここまで病院でやってもらえるといいと思うんですが、実際は助産師さんも忙しいですしなかなか、ケアをしてもらえる体制があるかというと、難しいのが現状だと思います。
お産を経験した人たちがそうやってお産をした人にこういうことがあるよというそういう場があってもいいんじゃないかなと思います。
後半でそれをお伝えします。
お産の振り返りですが、出産直後だけではなく、時間がたってからすることも効果的だということです。
ある子育てサークルを取材しました。
齊藤麻紀子さんです。
横浜で妊娠中や産後の女性を支援するサークルを主宰しています。
この日、集まったのは産後8か月から10年以上のママたち8人。
一人一人、妊娠や出産のことを思い出しながら話していきます。
叫んだ人。
体重増加との闘い。
3人の子どもを出産した齊藤さん。
自分の周りに、出産の経験を引きずっている人が多くいたことが気になり20年前から、お産の振り返りを行うようにしました。
ママどうし語り合う中で次第に、出産当時にはなかなか人に言えなかった不安や葛藤を話すようになります。
つらかったり、嫌だったりした気持ちを無理に抑え込まずすべての感情を出すことが大事だと齊藤さんは考えています。
森⇒本当に、時間がたってからというのはとても大切だし妊娠したときにこういうお話を聞くこともいいことなんじゃないかなすごく。
先輩のお母さんにお話を聞いてもらうだけでも、ちょっと違うんでしょうね。
清⇒お産の振り返り、家庭でもできると思うので、ぜひやっていただきたいですがそのポイントを専門家に聞きました。
まずはことばを遮ったりせずに聞く、ということです。
途中で遮ってしまうと本当は言えないかもしれないので出し切るようにする。
どんな状況になっても頑張っているのでその気持ちをちゃんとくんで、頑張ったよね、と頑張ったということを感謝したりことばに出してあげるねぎらいのことば、いちばん大切なことばは、ありがとうという感謝のことばです。
ことばにすることで、気持ちの状況が変わるということでした。
柳澤⇒思いのほか孤立している、孤独感を女性は味わっているんですね。
お母さんどうしで分かり合えるのは大切男の人には分からないことだからどういうフォローをすればいいのか分からないですね。
清⇒ありがとうということばですべて意味合いを込めていただきたいなと思います。
続いてはこちらのコーナーです。
駒村⇒いやあ、朝晩寒くなってきたね。
寒くなってくるとみそ汁がうまいんだよね。
暑いときもうまいんだけどね。
うまいみそ汁あったかいみそ汁。
これがおふくろの味なんだよね。
おっかさ〜ん!一緒に暮らしているんだよね?それを言っちゃだめじゃないですか。
みそ汁は、永遠におふくろの味ですよ。
ということで、きょうはみそ汁に関するお悩みです。
石川県の方からです。
しかし一瞬にして夕焼けになってからすも鳴いて、すばらしいですね。
皆様に支えられて生きています。
ありがとうございます。
解決してくださるのは、家庭料理の温かさを今に伝える料理研究家の清水信子さんです。
清水⇒よろしくお願いします。
清水さんに教えていただくみそ汁のキーワードばっちりリクエストにお応えいただきます。
晩のみそ汁から教えていただきます。
具だくさんです。
晩ごはんにぴったり野菜がたくさんとれますね。
根菜類がいっぱいです。
体にもいいし。
もう1つは朝のみそ汁のかぶとベーコンのみそ汁です。
ベーコン?おわんで1つ、朝食が終わっちゃいますね。
しかもなぜ、かぶかというと。
かぶは大根よりも火の通りが早いので5分ぐらい煮ると火が通りますから。
いろいろな気遣いもあるんですね。
きょうはもう一品小鉢といいますかみそ汁と白いごはんに合うかぶと干しあんずの甘酢あえも教えていただきます。
おめでたい感じですね。
まずはさつま汁から教えていただきましょう。
材料は2人分です。
何を笑っているの?紹介している間にイノッチさんが靴ひもをちょうど結んでいた。
せっかくあの間にやっていたのにばれちゃった。
きれいに尺に収まりました。
お鍋に大さじ半分ぐらいの油を入れます。
熱いところにいきなり鶏肉を入れてしまうとくっついてしまいます。
剥がれないことがありますね。
ですから少し熱くしてというか油が鍋になじむし材料にしみやすくなります。
一度下ろします。
ジューっという音がしましたね。
ここに一口大の鶏肉を入れます。
全然くっついてないですね。
くっつかないでしょう。
これで火にかけます。
そしてこれをちょっとなんて言うんでしょうかコーティングするというか周りの色が変わるぐらいまで炒めてください。
さつま汁は骨付きの肉を使った薩摩地方の郷土料理なんです。
今ブロイラーの関係がいろいろあって骨付きの肉がなくなってきてしまっているんです。
それで買うのがとても大変なのでもも肉を使っています。
全体の色が変わってまいりました。
そうすると、この鶏肉のうまみを逃がさないでできるわけです。
コーティングされているしね。
そしてここで入れる順番はないので大根です。
どれから入れてもいいんですね。
大根は8mmぐらいの厚さです。
そしてごぼうです。
ささがきにしてお水でちょっと洗ってください。
次に、にんじんです。
次にこんにゃくです。
里芋をあとで入れるのはお鍋にはり付きやすいからです。
あえて里芋はあとからなんですね。
そして里芋を入れます。
結構ごろんとした切り方ですね。
食べ応えがありそう。
混ぜて全体に油が回るようにしてください。
お鍋を振ったほうが早いでしょう。
そうすると材料がピカピカしているでしょう。
本当ですね、コーティングされている感じがしますね。
全体的に油がいきわたって。
分量のだしを入れてください。
鶏肉は骨付きのときは水でも大丈夫なんですけれどこのようにしてコーティングしてしまうと時間は早くできるんですけれどうまさが出ませんので、だしを使ったほうがいいですね。
ここで秘密の昆布です。
秘密なんですか?しまっちゃおうかしら。
こんな小さくてもなぜ入れるかというと、昆布を入れることによってアクが取れやすくなるんです。
アクを取る役目があるんです。
昆布を入れることによって。
私はシチューを作るときも昆布を入れてアクを取りやすくしているんですよ。
アクが出やすいようには昆布を入れればいいんですか。
お母様の代からやっていらっしゃったんですよね。
そうです、味もよくするし昆布は取りやすいのでコツとして覚えておかれると便利ですね。
取りやすくなるというのはどういうことなんですか?アクが昆布に寄ってくるんです。
昆布はネバネバしているじゃない。
ネバネバがアクを全部まとめてくれるんです。
面倒見てくれるんですよ。
きょうは、ちょっとその様子は見られないんですけれど。
じゃあさしかえちゃおうか。
これ僕、見ててもいいですか。
アクが出ていますよ。
でもこれは取ってあるんですよ。
野菜は生で入っていますのでかなりアクが出ました。
この昆布は取っても取らなくてもいいんですけれど、煮ていくとこの中にも半分のみそが入っていて煮えているからそれぞれの材料に味がしみているんです。
だからこれだけ食べてもおいしいんですけれど最初からおみそを入れるとみその香りが飛んでしまうのでぎりぎりに入れるといいですよ。
煮立ってからみそは、分量の半分を入れて最後に香りづけのためにもう一度入れるんです。
おみそが硬いので汁をとってやるんですけれどきょうは時間を急いでいますので脇のほうに入れて溶いていきます。
普通はお皿のほうに汁を入れて溶いてから入れるんですね。
最初のみそはボンと入れてしまって煮えている間に溶けていきますけれど。
これで、ひと煮立ちしたら。
大根もすき通ってきておいしそうですよね。
味がしみてきて、とてもおいしいんですよ。
そうしたらここでねぎを入れます。
くし切りじゃないんですね、大胆がんです。
青ねぎですからね。
おいしそうです。
七味とうがらしを入れるとおいしいですよ。
では朝のみそ汁にまいります。
かぶとベーコンのおみそ汁です。
かぶなんですけれどもこのような形ですね。
かぶは葉の付け根のほうは汚れているので包丁で入れて半分に切って茎のところに、ごみが入っていますのでよく洗ってください。
切り口を下にして切っていけばいいですね。
厚さは7mmから8mmです。
ベーコンのほうは縦に短冊切りにしてください、1cmぐらいです。
ここでまずベーコンは油などは入れないでやってもいいです。
脂が出てきますね。
脂が出てきたらかぶを入れてまず炒めますね。
炒めたら、だしを入れるわけです。
だしを入れて、ことこととすき通ると、かぶは火が通ったことになります。
5分ぐらいで火が通ります。
軸のほうが火が通りませんので軸を入れて先に火を通してねという感じですね。
ぼちぼち色が変わってきました。
そうしたら葉っぱを入れてください。
全部使います。
中の柔らかいところを使うとかぶの葉っぱが元気がいいので取ってゆでてごまあえにするとかご利用していただければいいと思います。
ここに、おみそを入れます。
時間がないので、きょうは入れますね。
これでも溶けていますからね。
大丈夫そうです。
これで火を止めて出来上がりです。
おみそを入れたらすぐに火を止めてください。
ぎりぎりに、みそは入れるということなんですね。
こしょうを添えました。
ベーコンと合いそうですね。
こしょうというといわい粉といっておひな様のはまぐりにも使いますよ。
結構昔から使っています。
こしょうと合わせていただきます。
こちらは、かぶを使った料理です。
薄くいちょう切りにしてお塩でもんでありますね。
これは時間がかかるので合わせて置いておいてください。
塩を振ったらしっかり絞って使います。
調味料を合わせます。
甘酢調味料を作ります。
お酢と水の量は同じです。
これは溶けたかどうかよく皆さん困るんですけれど、私はきれいに手を洗って台所に立っていますから、手で混ぜてしまうんです。
そして溶けたかどうか手が指が知っているからざらざらしていれば溶けていないということなんですね。
これがいちばん、私は五感を発達させることになると思います。
かぶはよく絞ってくださいね。
この中に入れてください。
あんずも入れます。
今ごろでしたら、柿だとか冬になったら干し柿でもいいですね。
今は生の柿でもいいですよ。
ぶどうや梨など、果物でもいいですよ。
紅白でおめでたいとおっしゃったけれど、お正月なんかは干し柿を入れておせち料理の1つにこれを使っています。
甘酸っぱくてあんずはそのままいただいてもおいしいから、とてもおいしくできておりますので、こういう感じです。
あんずがアクセントになっていますよね。
では皆さんに試食していただきましょう。
森さんは?私、きょう人間ドックなんです。
すみません。
それは残念。
私2回目です「あさイチ」のあとの人間ドック。
玉ちゃん⇒大丈夫だよ、食べちゃおうぜ。
森⇒大丈夫かな?汁ものだし。
森さんに召し上がっていただけると思ってすごく楽しみにしていたんですよ。
そうなんですか、11時からなんですよ。
すみません、それではいただきます。
玉ちゃん⇒朝と夜、どちらからいったらいいかな?夜からいってみようかな。
さつま汁から。
森⇒すごいよね、もも肉の肉厚さもあってごはんがすすむよね。
豚汁みたいな味の深さがありますね。
鶏肉なのに。
森⇒鶏肉からも味が出るからね。
悔しい。
お茶でも飲んで。
朝のほうも食べてください。
森⇒ベーコン、どうですか?すごく合う!ベーコンのくん製の香りがかぶの淡泊さを補ってくれるんですよね。
あえてかぶにされているというのは朝だとたまねぎなどは香りが残ってしまうので。
出かけて行ったあと人に会ったときにもちょっと考えてしまいますけれどそういうものは朝は使わないようにしています。
これは意外な感じですよね。
甘酢あえも召し上がってみてください。
玉ちゃん⇒まんまいけますよ。
おいしいです。
おいしい。
ぜひお試しください。
きょうは清水信子さんに教えていただきました、ありがとうございました。
ありがとうございました。
有働⇒たくさんのファックスをいただきました、きょうの特集高齢者の感情暴走の中でVTRに出てくれた方に対しスタジオで不適切な発言がありました、申し訳ありませんでした。
それから東京都50代の方です。
森⇒私と同い年だ。
そのとおりですね。
敬語で話すということは1つありますかね。
コミュニケーションの作法の問題は大きいと思います。
高齢者と、ひとくくりにされたくないというところもあると思います。
次のファックスです。
お産トラウマについていただきました。
清⇒まず話をすることが大事ですけれど、書き出してみるということも自分の考えの整理につながることがあるということです。
自分がどのようなことでどういう状況だったとかどんな気持ちだったとか何が嫌だったかとか。
自分で書き出してみるということは大事かもしれませんけれど集まったりするところはないんでしょうかね。
ずいぶん前に出産したけれども抱えているという方が集まれる場所はないんでしょうかね。
サークルみたいなところとかね。
清⇒サークルもいい場所ですし外来もあります。
それでもやはり足りないという場合は専門の精神科に話を聞いてもらうということも大事です。
話を聞いてもらうだけというふうに行けばいいですよね精神科でもね。
次のファックスです、新米についてです。
華麗米の字が違うのではないですかということです。
中谷⇒品種名では、舞という字を使います。
有働⇒中谷さん実は番組をするそうですね。
お米について語ります。
思いいれなどをラジオ第一放送にお送りください。
2014/10/01(水) 08:15〜09:55
NHK総合1・神戸
あさイチ「どうすれば防げる?急増する“高齢者の暴力”」[字]

どうすれば防げる?急増する“高齢者の暴力”▽手軽に楽しむ新しい“鎌倉彫”(小堺翔太)▽揚げさんまのサラダ仕立て&中国風マリネ 【ゲスト】森公美子、玉ちゃん ほか

詳細情報
番組内容
どうすれば防げる?急増する“高齢者の暴力” ▽ピカピカ日本「手軽に楽しむ新しい“鎌倉彫”」(小堺翔太) ▽解決!ゴハン「揚げさんまのサラダ仕立て&中国風マリネ」 【ゲスト】森公美子、玉ちゃん ほか【キャスター】井ノ原快彦、有働由美子、柳澤秀夫 ※「解決!ゴハン」はデータ放送 <中断>9:00−9:05[字]ニュース・気象情報
出演者
【ゲスト】森公美子,玉ちゃん,筑波大学教授…斎藤環,【講師】料理研究家…清水信子,【キャスター】井ノ原快彦,有働由美子,柳澤秀夫,駒村多恵,【リポーター】小堺翔太,瀬田宙大

ジャンル :
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
情報/ワイドショー – 健康・医療
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事

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音声 : 2/0モード(ステレオ)
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