くうちゃ〜んよし行くぞくうちゃんいけッ直子！やった〜やった！うわ〜！
（及川・心の声）≪ワンハンドトス！≫バシン！
（一同）よっしゃ〜〜!!
（滝ノ上）同点！土壇場で追いついた！
（ハルカ）なんだっけこれ？
（ユウコ）デュース。
（日向・影山）≪先に２点差つけた方が勝つ！≫・深呼吸を２回して・心を着地させていく・左足の一歩から・沈黙を解き放て・緊張を撫で回して・なんとか集中力を飼い慣らせ・吼えるのは内に潜む・魔物をうためだ・運命と偶然・問いかけと答えが交わって・合図が鳴る・Ａｈｙｅａｈ!!・世界が開いていく・くぐり抜けたドアの向こう・一直線に前だけ向いて・逃げる選択肢を捨てろ・Ａｈｙｅａｈ!!・この掌を・ぐっと胸に押し当てる・確かに感じ取れるんだ・僕が居るって証拠・打ち鳴らせ、心臓の音ピィーー！
（烏野一同）よっしゃ〜！オーオオーオ青城！
（青城応援団）青城！
（部員たち）オーオオーオ青城！
（青城応援団）青城！
（部員たち）オーオオーオ青城！
（岩泉）焦んなよ！声出していくぞ！
（渡・金田一・花巻）おお！国見ちゃんいけるね？
（国見）はい。
（西谷）うお〜い！すげぇぞ日向影山！
（影山飛雄）≪国見もあんなふうに必死になってボールを追うのか…≫
（回想）最後まで追えよ！
（日向翔陽）影山！はっ。
ブロード何回でも打つかんな！決まるまで！おお。
ピィーー！
（澤村）行くぞ！
（一同）っしゃ〜！ピッ！
（縁下）流れはこっちだ！
（菅原）思いっ切り行け田中！
（田中）っしゃ〜行くぜ！せい！
（嶋田）ちょっと乱れた！
（滝ノ上）ブロックブロック！
（西谷）チャンスボール！バシン！チャンスボール！もう一本！バシン！
（渡）くっ…。
（岩泉）ナイスレシーブ渡！１０番戻んの速い！ナイスワンタッチ！もう…いっか〜い！
（岩泉）上がるって分かっててフリーにしてやる理由はねぇよ！くっ…。
≪日向のジャンプ力が落ちてる！タイミング合わない！≫ぐっ…。
（３人）あっ！
（渡）うっ…。
おおっ。
ピッ！
（烏野一同）よっしゃ〜！翔陽！うお〜い！今のは日向に救われたなおい！今度は…。
（澤村）一気に取るぞ！
（一同）おお！
（滝ノ上）烏野が王手だ！
（及川）落ち着いて行こう。
取り返す。
（一同）おう！ピッ！
（澤村）田中もう一本ナイッサー！
（渡）花巻さん！
（花巻）っしゃ！バシン！ピッ！
（青城一同）っしゃ〜！
（嶋田）点数は同じでも青城がブレイクしないかぎり今度は烏野が常に優位に立った状態。
でも…。
（嶋田）ここでまた及川のサーブかよ。
（２人）はぁ…はぁ…。
≪君らの思いどおりには攻撃させない≫≪勝つのは俺たちだ≫≪もっと高い舞台へ行く≫
（及川）今度こそ白鳥沢へこましてやるピッ！≪この一本でアドバンテージを取り戻す≫
（東峰）西谷〜！ピッ！ナイスジャッジ西谷。
うっす。
（得点係）ミスった…。
及川がサーブミスった。
また烏野のマッチポイント。
あんだけ決めてたサーブミスるってことはかなり焦りがあるんじゃねぇか？ああさすがの及川も…。
バシン！
（２人）あっ…。
これでチャラな。
どっちだって同じ１点だ。
（２人）岩泉さんかっけ〜！
（及川）岩ちゃんに負けた気分。
お前は今までのいつ俺に勝ったんだ。
（入畑）≪実際にはブレイクかサイドアウトかで１点の重みは違うかもしれない。
でも今それよりも重要なのは岩泉の１点とひと言でチームが崩れるのを免れたということ≫青城一回も全国行ったことないってうそじゃねぇの？全然崩れねぇ。
でも青城が追う立場なのは変わんねぇ。
体力的な消耗は一緒でも精神的にきついのは圧倒的に青城の方だ。
逃げきれ烏野！
（ハルカ）うわぁ…３０点越えた！どっちもきついな。
けど烏野の方がギリギリで繋いでるって感じか？攻撃も単調になってきてる気がする。
精神的にきついのは青城の方なんだろうけど。
（３人）及川君ナイッサー！げっ！今のでローテ１周か！でもさっきのサーブミスもまだ頭にあるだろうし及川はどう出るかな？及川試合中にウシワカの顔ちらついてんならぶっ飛ばすからな。
ギクッ！目の前の相手さえ見えてないヤツがその先にいる相手を倒せるもんかよ。
ふっふふふふっ。
そうだね。
一本で切る！うっす！ピッ！
（及川）返ってくる！チャンスボール！
（花巻）オーライ！≪さっきミスったばっかって場面でおそらく今日見た中で最高のサーブ！≫くそっすまん！
（東峰）あんなの上がるだけでありがたいっつうの！≪落ち着け落ち着け囮に飛びつかないように≫
（東峰）≪速攻来るか？それともこの場面はやはりエースか！≫レフト！≪逆サイド!?≫≪また…≫≪国見!?≫国見！囮だって分かってても打つつもりで入ってこいよ！けど今のレフトに上がるって相手にもバレバレだったじゃんムダに疲れる必要ないお前うまいのになんで本気でやんないんだよ
（国見）常にがむしゃらなことがイコール本気なのかよバシン！うっ…。
（国見）チャンスボール！
（渡）オーライ！≪まだ余力が!?≫
（及川）国見ちゃん今囮に入るのサボったね？うっ…すみませ…もうちょい上手にサボりなよねまた溝口君にどやされるよ
（溝口）国見ボケェ！効率よく燃費よく常に冷静が国見ちゃんの裏の武器なんだからさでもその分みんなが疲れた終盤にがっつり働いてもらうからね≪味方の１００％を引き出してこそのセッター≫≪どんな選手だろうとも…だよ！≫
（２人）≪また１３番！≫
（３人）≪フェイント！≫くっ！
（武田）あっ！
（他校生）青城逆転した！青城またマッチポイント。
しかもサーブはまだ及川。
（青城応援団）あと１点あと１点！≪３年間一緒のチームだった≫≪けど試合中に普通に笑う国見を今日初めて見た≫ちょっとこのまま聞いて。
≪何なんだあんた≫≪あんたみたいな人にどうやって太刀打ちすれば…≫影山。
影山？影山君。
影山さん！おいまさかビビってんのか？だっせぇ。
ふがし！だっ大王様が王様よりすごいなんて当然じゃんか名前的にも！絶対お前より頭とかよさそうだし！
（澤村）すまん影山。
次絶対お前のとこへボール返してみせる。
そしたらあとはいつもどおりお前がベストだと思う攻撃をすればいい。
（菅原）影山！迷ってんじゃねぇぞ！うちの連中は！ちゃんとみんな強い。
（月島）王様は大王様にビビっちゃいましたかね？
（菅原）ふっふっ。
（山口）ん？
（菅原）大丈夫。
影山はもう孤独な王様じゃないからね。
（部員）行っけ〜行け行け行け行け青城！さっ来〜い！来いや〜！一本取るぞ！おお！
（及川）ああ…嫌だなぁ。
ほんと厄介。
（岩泉）ナイッサー！
（及川）≪飛雄急速に進化するお前に…≫俺は負けるのかもしれないね。
ピッ！
（及川）≪でも…≫
（青城応援団）そ〜〜〜れ！あっ前！上がった！でも乱された！速攻は使えない！
（繋心）≪どうしても身構えて硬くなってしまうこの場面で僅かな穴を狙ったフェイント。
勝ちをもぎ取るための恐ろしいほどの冷静さ≫レフト！センター！レフト！旭行け〜！
（花巻）繋げ繋げ！
（及川）岩ちゃん！バシン！うっ！
（武田）上がっ…あっ！
（岩泉）やれ金田一！
（金田一）≪スピードも反射も俺はお前に負けっぱなしだ≫≪でも高さの真っ向勝負なら負けねぇんだよ！≫
（他校生）上がった！おらぁ〜！オーライ！
（岩泉）金田一国見！
（２人）はい！
（東峰）レフト！≪今この位置このタイミングこの角度で…≫≪ドンピシャ！≫バシン！バチッ！
（及川）≪飛雄急速に進化するお前に俺は負けるのかもしれないね≫≪でも…≫≪それは今日じゃない≫ピィーー！
（一同）よっしゃ〜〜!!
（繋心）あぁ…。
（部員）ナイスブロック！
（部員）ははははっ！
（部員）やったな！
（菅原）行こう。
（澤村）日向影山整列だ。
キャプテンすみませ…。
（澤村）今のはミスじゃない。
ミスじゃないから謝るな。
ピィーー！
（一同）ありがとうございました！
（拍手）あっ…。
みんなちょっとこのまま聞いて。
次烏野に速攻使えそうな場面があったら飛雄は必ず神業の方を使ってくる。
頭に入れといてどうして最後のが神業速攻だって分かった？飛雄が烏野のあのメンツの中で進化したからだよ。
あいつは初めて信頼を覚え始めた。
そしてデュースが続いて身も心も疲労のピーク。
本当に追い詰められた土壇場そこへ与えられた貴重なチャンス。
そのとき今の飛雄の選択肢は…。
バシン！
（及川）１つしかないんだよ。
整列！ありがとうございました！
（一同）ありがとうございました！
（拍手）お疲れ。
いい試合だった。
（澤村）集合！負けたときにさ…。
ん？いい試合だったよって言われんのが嫌いだったよ。
でも負けたじゃんってさ。
けどいざ声を掛ける側になったときそれ以外に妥当な言葉って分かんねぇもんだな。
あの…最後の…。
（泉石一同）っしゃ〜！一本一本！すぐ撤収だ。
次のチームのアップが始まる。
クールダウンは上か外でやる。
（繋心）青城は少し時間空けてから続けて準々決勝だ。
「一人だけうまくても勝てないんだよドンマイ」って言ってやるんじゃなかったっけ？一人だけ強いわけじゃなかったじゃん烏野は。
お前めんどくせぇな。
ひどいな！２セット目のラスト岩ちゃんへのトスを読まれたとき飛雄が独裁の王様からまともな王様になろうとしてるのが分かった。
もし飛雄が昔の独裁者のままだったとしてもラストチビちゃんに上げたかもしれないけどその場合は可能性があるってだけで絶対に上げるとまでは思えなかった。
俺の攻撃を読んでみせたことが今度は俺に攻撃を読まれることになっちゃったわけだ。
（岩泉）あの影山が今やっと他人への信頼を覚え始めたってわけか。
ほんと厄介このうえないよね。
ミーティング始まる。
キュッ
（蛇口をひねる音）悪かった。
最後完全に読まれた。
謝ってんじゃねぇよ！俺に…俺に上げたのが間違いだったみたいに言うな!!
（武田）ミーティング始まってしまいますよ。
今日もすばらしい活躍でしたよ二人とも。
でも負けました…。
（武田）確かに負けました。
でも実りある試合だったのでは？
（武田）負けは弱さの証明ですか？
（武田）君たちにとって負けは試練なんじゃないですか？地に這いつくばったあとまた立って歩けるのかという。
（武田）君たちがそこに這いつくばったままならばそれこそが弱さの証明です。
・丸い滑走路を・皆飛べると信じ直走る・選り好みしないで・掴んだ未来では・何か窮屈な夜・平等を願うなら・皆殆ど同じ姿形・立ち止まる事と引き換えの未来では・もっと窮屈な夜・そして朝迄燃える感情・眼を閉ざして視る・無闇矢鱈に燃える感情でも・名前は云う・ヘッドライトの明かり・それだけ頼りに走り出した・他に何んな・今日があっても・生まれた体で笑っている・キミのテールランプの明かり・頼りに誰かが走りますか？・キミのもう迷わないとは・只群れを成して生きる事・溢れ出すイメージの上を・続きは誰かが走りますか？・何処にもう迷わない事・誓えれば又笑えるだろうかよしじゃあ飯行くぞ。
もちろんおごりだ。
（澤村）えっ飯っすか？いやでも…。
（繋心）いいから食うんだよ。
（繋心）おばちゃん悪い開店前に。
（おばちゃん）なぁんの〜。
こんなの前はしょっちゅうだったじゃないの。
（繋心）走ったりとか跳んだりとか筋肉に負荷がかかれば筋繊維が切れる。
試合後の今なんか筋繊維ブッチブチだ。
（繋心）それを飯食って修復する。
そうやって筋肉がつく。
そうやって強くなる。
だから食えちゃんとした飯をな。
いただきます。
いただきます。
（一同）いただきます。
は〜いどうぞ。
いただきます。
≪食え食え≫
（繋心）≪少しずつでも確実に…≫
（繋心）≪強くなれ≫
（武田）烏養君ここは僕が…。
（繋心）いいってことよ。
おうおばちゃんお勘定。
（おばちゃん）はいよこんだけ。
まけといたよ。
（繋心）サンキュー。
げっ！あいつら結構食ったじゃねぇか！2014/09/14(日) 17:00〜17:30
ＭＢＳ毎日放送
ハイキュー！！ ＃２４[字][デ]
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※応募締切９／１４（日）午後５時
番組内容
青城戦ファイナルセット、土壇場での日向（声／村瀬歩）・影山（声／石川界人）の連携プレーで、デュースに持ち込んだ烏野。
苦しい時間帯にも関わらず、影山のかつてのチームメイト・国見（声／田丸篤志）の力を、巧みに引き出す及川（声／浪川大輔）を前に、影山は——。
出演者
【声の出演】
（日向翔陽）村瀬歩
（影山飛雄）石川界人
（澤村大地）日野聡
（菅原孝支）入野自由
（田中龍之介）林勇
（東峰旭）細谷佳正
（西谷夕）岡本信彦
（月島蛍）内山昂輝
（山口忠）斉藤壮馬
（清水潔子）名塚佳織
（武田一鉄）神谷浩史
（烏養繋心）田中一成
（及川徹）浪川大輔
ほか
原作・脚本
【原作】
古舘春一「ハイキュー！！」（集英社「週刊少年ジャンプ」連載中）
監督・演出
【監督】
満仲勧
【シリーズ構成】
岸本卓
【キャラクターデザイン】
岸田隆宏
【総作画監督】
千葉崇洋、海谷敏久
音楽
【オープニングテーマ】
スキマスイッチ「Ａｈ Ｙｅａｈ！！」
【エンディングテーマ】
ｔａｃｉｃａ「ＬＥＯ」
【音楽】
林ゆうき、橘麻美
制作
【アニメーション制作】Ｐｒｏｄｕｃｔｉｏｎ Ｉ．Ｇ（『攻殻機動隊』シリーズ、『黒子のバスケ』）
【番組ＨＰ】
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【Ｔｗｉｔｔｅｒ】
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