社会のトビラ「これからの自動車」 2014.10.01

こう覚えよう!ではまた会おう!トビラを開けると社会が見える。
よいしょっと。
こんにちは。
わたくし「社会のトビラ」こと温水洋一です。
今日のテーマはこちら。
自動車ってこれからどんなふうに変わっていくんでしょうか。
空を飛んだり海にもぐったりはたまた未来に行けちゃったり。
えっそれは無理?そんなことわからないじゃないですか!それじゃあ今研究されていることを見てみましょう。
ぶつかったときのしょうげきから体を守る…さらに…自動車には事故を起こしたとき乗る人の安全を考えた機のうがそなわっている。
こうしたぎじゅつの進歩によって事故で命を落とす人は年々へってきている。
しかし交通事故の数はそれほどへっていない。
そこで無事故を目ざし開発されたのがこの車。
しょう害物に向かって走らせてみるとブレーキをふまないのに止まったひみつはこのカメラ。
この2つのカメラで前方のしょう害物をにんしき。
きけんだとはんだんすれば自動でブレーキが作動。
ぶつかる前に止まってくれるのだ。
このそう置は20年以上研究を続けてきた成果だ。
長年開発にたずさわってきた碓井茂夫さん。
何度も失敗してはくふうする。
そのくり返しだったという。
そこで碓井さんたちはどんなじょうきょうでも正確に作動するようさまざまなじょうけんの道路を走って改良を重ねた。
なっとくのいくものができるまでに20万km以上走ったという。
なんと地球5周分だ!より確実に正確に止まれるよう研究は今も続けられている。
自動車の無事故を目ざして20年以上も研究を積み重ねているんですね〜。
そしてもう一つ。
無事故とともに大きなテーマがあるんですって。
温暖化って書いてありますね。
温暖化って地球があたたかくなることですよね。
いったい自動車とどんな関係があるんでしょうか。
世界じゅうで走っている自動車の数は…その車の多くが石油を原料としたガソリンや軽油で走っている。
そのときに出るのが…二酸化炭素は地球温暖化の原いんと考えられ世界じゅうで問題になっている。
そこで開発が進んでいるのは環境にやさしいこの3つの車。
ガソリンと電気の力で動く車だ。
ガソリンだけで走るよりも燃費がいいので二酸化炭素を出す量をへらすことができる。
電気の力だけで走るため二酸化炭素をまったく出さないのが特ちょう。
この車にとうさいされているのは…自分で電気を作り出すため充電の時間がいらない。
しかしまだ値段が高く燃料となる水素をほ給するスタンドが少ないことなどまだまだかい決しなければならない課題が多い。
さらに温暖化対さくとして注目されているのがバイオエタノールとよばれる燃料だ。
この新しい燃料はガソリンより二酸化炭素がふえるのをおさえることができしかもその原料は石油と違って無くなる心配がないという。
とつぜんですがここで問題。
正かいは…バイオエタノールはサトウキビやトウモロコシなどを発こうさせてつくるアルコールの一種。
植物は大気中の二酸化炭素をきゅうしゅうして育つ。
その植物からつくられたバイオエタノールなら車の燃料としてもやしても二酸化炭素をふやしていないと考えられている。
特にサトウキビの生産量が世界一のブラジルはバイオエタノールの先進国。
今ブラジルでは燃料にガソリンかバイオエタノールかを選べるフレックス車が人気を集めている。
車の持ち主は環境にやさしいバイオエタノールか燃費のいいガソリンかを車の使い方を考えて選ぶことができるんだ。
なるほど。
二酸化炭素をなるべく出さない車で温暖化対さくをしようとしているんですね。
それにかぎりあるしげんをむだにしない。
すばらしいことじゃありませんか。
最後にもう一つたいせつなテーマがあるんです。
ほらリサイクルってありますね。
車ってどんなふうにリサイクルしているんでしょうか。
日本で廃車になる車は…自動車の部品は今およそ80%リサイクルされているという。
見方を変えれば残りの20%はゴミとして埋められているということ。
埋め立て地の確保や環境汚染などが問題になっている。
そこでもっとリサイクル率を高める試みが行われている。
この工場ではしげんをむだにしないよう使える部品をていねいに取り外している。
そして中古の部品としてはん売しているのだ。
またふくざつに組み合わされた部品も素材ごとに細かく取りのぞきリサイクル。
最後は400tのあつ力がかかるプレス機でおしつぶす。
すると元の大きさのほどに。
小さくして運ばれたのは製鉄所。
鉄をとかす大きなかまに入れドロドロにとかされたあとふたたび船や橋などとして生まれ変わる。
この工場ではげんざいリサイクル率を95%にまで高めている。
また自動車メーカーでもリサイクルしやすい車の開発に取り組んでいる。
作業員がいともかんたんに…ほら内そうを外せる。
こっちだって…ヤッホ〜!この車はリサイクルしやすいように部品をきれいに取り外せるように考えられたもの。
これがこれからの車の大きなテーマだ。
わたしたちがこれからもずっと自動車を利用していくために多くの研究や開発がされているんですね。
自動車を見たり乗ったりしたときにこの言葉思い出してみてください。
そしたらまた新たな社会のトビラが開くかもしれませんよ。
ついでにわたしのかみの毛もリサイクルできないもんですかね。
トホホ…。
地きゅう上のさまざまな場しょを2014/10/01(水) 09:30〜09:40
NHKEテレ1大阪
社会のトビラ「これからの自動車」[解][字]

自動車は、これからどのように変わっていくのか?「無事故」「温暖化」「リサイクル」という3つのテーマを軸にして、これからの自動車のあるべき姿を考えていく。

詳細情報
番組内容
自動車は、これからどのように変わっていくのか? 「無事故」「温暖化」「リサイクル」という3つのテーマを軸にして考えていく。「無事故」では、車に搭載したカメラが障害物を認識すると自動的にブレーキがかかるシステムと、その開発秘話を紹介する。「温暖化」「リサイクル」では、二酸化炭素の排出を抑えたエンジンの開発や、廃車にするときにリサイクルしやすいようあらかじめ設計された自動車などを紹介する。
出演者
【司会】温水洋一,【語り】服部伴蔵門

ジャンル :
趣味/教育 – 幼児・小学生
情報/ワイドショー – その他
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
日本語(解説)
サンプリングレート : 48kHz

OriginalNetworkID:32721(0x7FD1)
TransportStreamID:32721(0x7FD1)
ServiceID:2056(0x0808)
EventID:5213(0x145D)