(成宮)結局稲実の誘いを断ったのは一也ひとり…。
(成宮)けど…お前がいなくても今年のチームは最強だよ。
甲子園だけは譲れねえから!〜
(白河)うちに来なかったこと後悔すればいい。
10年後も20年後もずっと…。
試合が終わったばかりなのに…。
はは…本当に熱心な子たちですね。
止めたほうがいいんじゃないですか?
(片岡)待ちきれないんですよ試合が…。
(片岡)成長しているのは向こうだけじゃありませんから。
〜
(クリス)結局この試合チェンジアップは4球だけ。
(栄純)うぅ…白アタマ…。
(クリス)フォークは3球スライダーも7球。
あくまでストレート主体の組み立てだったな。
(伊佐敷)桜沢の打線が弱かったとはいえ俺たちの目を意識しながらあれだけのピッチングをしたわけか。
やはり右バッター胸元へのクロスファイヤーこの球を有効に使っていたな。
(春市)どうしたの?栄純君。
クロスファイヤー…。
どっかで聞いたことがある。
はっ!?
(御幸)おいおい…お前も今日の試合で投げただろ?《なんだと!?》6回裏真木に投げたあの最後のボール。
《あれが…》
(御幸)対角線に右バッターの胸元へえぐり込む…サウスポー特有のボールの軌道…それがクロスファイヤーだ。
おぉ…!もしかして知らないで投げたのか?バ…バカな!ファイヤーボールは昔から俺の決め球で…。
クロスファイヤーだよ。
そうそれ!はははは!その黒子ファイター!違うよ…。
《まっあれはただのクロスファイヤーじゃなかったけどな。
それを今のこいつに説明してもわかんねえか…》
(倉持)ヒャハハ!どんだけバカだよ。
クリス先輩も大変っすね。
あぁ…。
し…師匠!
(亮介)で去年成宮から唯一ツーベースを放った男はどう見る?
(結城)うちには相手をかき乱すことのできる1・2番がいる。
状況に応じたバッティングができる選手もいるし何よりも全員バットを振り抜ける。
今の俺たちなら必ず成宮を打ち崩せる。
最後まで俺たちの野球で戦おう。
(みんな)おっしゃ〜!
(春乃)すごい!一気に空気が。
(幸子)さすがキャプテン!
(貴子)結城君…。
(唯)応援頑張りましょう!うん!《礼:確かに成宮君相手でもうちの打線なら何とかしてくれそうな期待感はあるあとは…》
(丹波)クリス御幸。
(丹波)このあと投手陣でミーティングをしたいんだがお前らもつきあってくれるか?《丹波さん自ら…》あぁ。
丹波川上沢村は仲よく1点ずつとられたからな。
反省会は開くつもりだった。
沢村降谷行くぞ。
はっ!《降谷:投げてない…》降谷君出てるよオーラ。
(坂井)カド俺もうちょっとビデオ見てくわ。
(門田)あぁ俺もつきあう。
(白州)球種が多いから絞らないとな。
(楠木)一緒に振るかケンジロウ。
はい!《僕も…》
(貴子)これ。
吹奏楽のみんなからだって。
お〜千羽鶴じゃんなんかすげえ増えてきたな。
それじゃ私たちもあがるね。
(伊佐敷)あっマネージャー。
あと2日よろしくな。
俺たちも死ぬ気で戦うからよ。
伊佐敷君…。
先輩…。
私たちも一生懸命応援します!
(結城)あと2日じゃないぞ純俺たちにはその先が…。
うるせえなとりあえずだよ!ほんとだったらこういうことはお前が言わなきゃなんねえんだぞお前が口下手だから代わりに…。
夏休み短くなるから覚悟しておいてくれ。
だからお前は先走りすんな!
(結城)8月終わりまで。
(伊佐敷)それ全国制覇してんじゃねえか!
(増子)うが…してるな。
結城:うちには相手をかき乱すことのできる1・2番がいる《へへ…絶対結果出してやる》あっ亮さんこのあと…。
《倉持:亮さん…》ねみ〜もう寝てもいい?まだ8時…。
(原田)ちゃんと青道のバッターが頭に入っているならな。
ここ3試合平均7.7得点。
今までの相手と違い打線は全国クラスだぞ。
ふん甲子園の前哨戦だと思えば最高の相手だね。
そういう心の油断がチームの…。
(成宮)1番倉持の足は警戒が必要だけど塁に出さなきゃ怖くない。
むしろ怖いのは2番の小湊さん。
どんな球にも対応してくるしね。
3番伊佐敷さんは多少ボールでも初球から打ちにくることが多いし5番の増子さんはストレートに強い。
チャンスでの一也のバッティングも注意しなくちゃいけない。
けどいちばん注意しなきゃいけないのは4番キャプテンの哲さん。
去年きれいに1本打たれてるしあの人を完璧に抑えればこっちにも勢いがつくからね。
これ以上に何か知ることがある?もういい。
ちゃんとマッサージを受けてから寝ろよ。
は〜い。
(ドアの開閉音)鳴の奴いつの間に青道の打線をチェックしていたんだ?しっかり特徴つかんでんじゃん。
あいつは自分が対戦したい打者にだけは興味をもつからな。
それ以外は全部俺の仕事だと思ってやがる。
あっ大変ですね。
(原田)もう慣れたよ。
《それでもキャッチャーのリードを少しでも理解しようとするなんて去年までのあいつにはなかったことだけどな》
(林田)あさっての先発はやはり丹波ですかね?
(国友)どうかな。
(国友)たまに甘く入る丹羽のストレート。
その制球力を片岡監督がどう捉えているか。
《それでもあのデッドボールからよくここまで》恐らく投手をつないでくるとは思いますが。
《継投か》よく言えば投手陣の層が厚いとも言えるな。
悪く言えばここぞという試合を任せられる投手がいない。
まず崩すべきは青道の投手陣だな。
全員に言えることだがやはりフォアボール不用意なフォアボールが失点につながっていることが多い。
丹波は丁寧に投げてはいるがまだボールが抜ける。
(クリス)川上は慎重になりすぎてフォアボールが2つ。
沢村は先頭打者を歩かせ結果それが失点につながってしまった。
特に沢村は外野まで運ばれることも多いからな。
むやみにランナーは出さないほうがいい。
《外野まで運ばれる》御幸:ボールの出どころが見えづらくなっただけでスピードや球威が上がったわけじゃない。
まだまだお前はこれからの投手なんだからよ聞いてんのか?バカ。
るせえ!
(丹波)みんなに聞いてほしいことがある。
(クリス)丹波…。
(大和田)うわぁ…。
決勝戦前だけあってギャラリーがすごいですね。
記者の数も多いしさすが伝統ある名門校。
(峰)うん…。
どうかしました?フリーバッティングの投手を見ろ。
え?
(峰)速球派の投手を1メートル手前から投げさせそして右のサイドスロー。
変則フォームの左投手。
更にマシーンの設定は大きく縦に割れるカーブ。
これって…青道の4投手!選手の多い稲実だからできる練習だが青道の4投手による継投への対策は万全と見ていい。
おまけに今年の稲実は個性の強いくせ者が多い。
(カルロス)来いよゴールデンルーキー。
(峰)トリッキーな打撃と走塁で相手チームをかき乱すリードオフマン。
1番センター神谷カルロス俊樹。
ワンアウトランナー2塁ライト守備深め…。
(峰)エンドランにバント何でも抜け目なくこなす2番ショート白河勝之。
(峰)シャープなスイングでチャンスメイクもできる3番サード吉沢秀明。
そして4番と5番には稲実の黄金バッテリー…。
鳴ブルペン行くぞ。
もっと打ちたいのに。
(峰)キャプテンでキャッチャーの原田雅功とエースの成宮鳴。
息もつけない強力なクリンナップですね。
それだけじゃ終わらない。
え?
(峰)強力なクリンナップを乗り越えたとしても長打のある6番ファーストの山岡陸に7番には巧打者の平井翼がいる。
これだけの打線を封じ込められるか。
青道の投手陣にかなりのプレッシャーがかかりますね。
《いやかかるプレッシャーは打者も同じか…。
野球は点を取らなければ勝てない》成宮君調子どう?明日の意気込みとか聞かせてもらえるかな?相手は去年の準決勝であたった青道だけど…。
目標はあくまで日本のてっぺん!とりあえず東京とっときます!おぉ…。
調子に乗るな!
(多田野)出た鳴さんのビッグマウス。
あんなこと言ったら自分を追い込むだけなのに…。
(井口)樹ストレートいくぞ!あっはい井口さん。
シュシュッ!ナイスボール!球走ってますよ。
シュー。
《鳴さんの影に隠れてるけど井口さんもいい投手なんだよな。
他のチームなら間違いなくエースだよ》シュッ!
(多田野)ナイスボール!絶好調じゃないっすか。
シュー。
雅さん俺たちもブルペン行くよ早く!なにチームメイト相手にムキになってんだよ。
俺井口さんには負けねえもんね!へへっ。
嫌みにしか聞こえねえよ。
《あんたエースでしょ》
(峰)国友監督。
(峰)今や関東ナンバーワンの呼び声高い成宮君ですが去年の秋は調子を崩して試合に出てない時期もあったんですよね。
それはやはり甲子園でのあの敗戦が…。
去年の夏の甲子園…。
(峰)1回戦2回戦とリリーフで好投し全国にその名が知られ始めた1年生投手が臨んだ八広工業との3回戦。
6回からマウンドに上がり2対2の同点で迎えた8回表ワンアウトランナー3塁。
《ぷぷっそんな顔したってムダだって。
スクイズ狙ってんのバレバレ》《ほら来た雅さん!》
(峰)スクイズを読んでいながらまさかの大暴投。
結局その1点が決勝点となり稲実は3回戦で姿を消すこととなった。
先輩たちの夏を自分が終わらせてしまった。
試合後成宮君は人目をはばからず泣き続けたそうですね。
確かに甲子園の後あいつはフォームを崩し苦しみました。
ですがその間に井口が大きく成長することができたし何より天狗になりかけていた1年坊主が野球の怖さを知ることができた。
雅さん次ストレートね!
(国友)高校球児として最高の舞台。
あの場所でしか知ることのできないこともある。
そういう意味ではいい経験になったと思います。
《経験か…》あの舞台ほど選手を成長させる場所はない。
できることなら毎年選手たちを甲子園に連れて行ってやりたいですね《栃木の馬原高校をわずか5年で甲子園ベスト8に導き10年前満を持して母校である稲城実業の監督に就任。
春夏合わせて14回の甲子園出場。
野球部を強くするために学校から雇われた職業監督国友広重。
実績ある監督のもとに選手たちは集い監督は選手たちの成長を誰よりも望んでいる。
自分たちは甲子園で戦ってあたりまえ。
チーム全体に浸透している意識の高さと誇り。
これこそが伝統ある稲城実業というチーム》じゃあ次チェンジアップね。
いちいち記者にサービスするな。
ほらこの角度撮って撮って!いくよ〜!《峰:6年ぶりの甲子園を目指す青道にとってこのチームは今年もまた高い壁になることは間違いない》しゃ〜!いいとこ決まった!ギリギリ外れてるな。
だが気持の乗ったいいボールだ。
褒められた!!《昨日の丹波の言葉がいい刺激になったか》みんなに聞いてほしいことがある。
俺はエースナンバーをもらっておきながら初戦に間に合わなかった。
川上降谷沢村。
お前ら3人が投げてくれたから俺はもう一度マウンドに立てたんだ。
(川上)丹波さん。
あさっての試合…。
マウンドに上がった者がエースだ。
全員そういう気持で戦い抜こう!《丹波…》《丹波さん》
(3人)はい!頑張ります!エース…。
エース沢村。
はい!ワンアウトランナー1・3塁。
お前なら何を投げる?バッターは誰ですか?稲城実業の4番原田。
特に沢村は外野まで運ばれることも多いからな〜俺の決め球!2014/09/14(日) 08:30〜09:00
テレビ大阪1
ダイヤのA「寮にて、、、、」[字]
迫る決勝戦。結城の鼓舞に勢いづく青道。そんな中丹波が他の投手陣に声をかける。丹波が沢村たちに伝えたいこととは?一方稲実は青道投手陣を意識した対策を行っていた…。
詳細情報
あらすじ
準決勝の日の夜、寮の一室で成宮の投球ビデオを見る青道ナインに対しキャプテン・結城は決勝戦の行く末へ自信の程を伺わせる。その言葉の裏には、選手ひとりひとりがこれまで積み重ねてきたたゆまぬ努力があった。そんな中、丹波がほかの投手陣にミーティングを提案する。そこで語られる丹波の想いとは?一方、稲城実業もまた青道戦を意識して万全の投球対策を行っていた…。
声の出演1
沢村栄純:逢坂良太、降谷暁:島