遠くへ行きたい近藤正臣「四国巡り!旅芸人に誘われて」香川県観音寺市〜徳島県徳島市 2014.09.14

(近藤正臣)
『遠くへ行きたい』
今回は人形遣いに誘われて夏の四国を巡ります!
夢がかないますように幸せになりますように。
観音寺で発見!
うわ〜お菓子の…。
伝統500年のこうじ作り
そして海辺に浮かび上がる巨大アートの謎!
瀬戸内海の島で出合ったのは漁師達の奇祭!
えびすさんと一緒に大宴会ですぞ!
古いもんがおもろいんですな〜
いざ四国へ!
…で四国の香川県へ
(拍手)さぁ両方とももう海ですからな。
車窓からは瀬戸内海の島々が
このラインに乗るのは僕初めてです。
うれしいですねこういうのね。
JRを乗り継いで僕が向かうのは観音寺
そしてその先にある小さな島が目的地です
JR観音寺駅に到着
こっから船に乗って謎の島へ渡るんです。
が…船に乗る前にちょっとこの町を歩いてみたいと思います。
ちょっと見たいものがあるんですよじゃ。
京都生まれ京都育ちの私
日本各地の古い伝統に引かれます
香川県の一番西の町観音寺は四国八十八ヶ所巡りの1つ観音寺の門前町
お寺のそばにちょっと不思議なものがあるんです
何だと思いますか?
は〜。
思ったよりデカいなあれな。
ほ〜らあれです
寛永通宝の巨大な「銭形」
銭形平次が捕物の時にこうスッと外してシャシャっチャチャっとかって。
あんなデカいんじゃ投げることもできないよね。
ハハハ。
この「銭形」に詳しい人に話を伺います
想像以上に大きいな〜。
(香川さん)あれが…。
自然な海岸が2kmず〜っとあるんです。
その海岸に寛永通宝が掘られているんですけれども。
造ったのはでもあなたですか?
(香川さん)いやそれがだから…。
えっ?その時からこんな規模あったんですか?はい。
1630年頃に…。
じゃあちょうどここにいるこの場所ぐらいからその堀り具合を見ながらデッカい声で「お〜い…」。
とかって言わなきゃ…高い所から見なきゃ分かんない。
「向こうの海側の…」。
…って伝令がずっと行って「こんでええか?」。
「こんでよろしいか?」「こんでよろしいか?」。
「もうちょっとや」「もうちょっとや」…。
話し掛けられたら僕こなんにしゃべる男じゃないんやけど何かペラペラペラペラしゃべっちゃってもう大変。
あっそうですか。
山を下りて「銭形」のそばへ行ってみます
は〜砂だねホントに砂だね。
あ〜。
そのぐらいの広さなんです。
甲子園球場と同じぐらい大きな寛永通宝
年に2回1000人もの町の人が力を合わせ補修して守り続けているそうです
昔の人の遊び心はまぁスケールがデカいな
観音寺にはもう1つ僕の気を引く古いものが残っています
それは甘酒
残暑を払いましょう
こんにちは。
・はい・よろしいですかここに掛けて。
「甘酒お買い求めのお客様資源節約のためできるだけ容器をご持参ください」。
僕飲むだけですからいいですか。
(浅野さん)はいはい…。
ハハハ…。
あら甘酒がグラスで出て来ましたぞ
頂戴しますうわ〜冷えてる冷えてる。
冷たい甘酒は初めてです
うわ何や…マタ〜っとしてますね。
(浅野さん)おいしいですか?トロ〜トロ〜っと。
これはこうじとお粥で作った甘酒
昔の甘酒はこういうもんでしたね
えらい古いもんですね。
(浅野さん)こうじを製造販売する許可証。
御免状やこれがあると行けるわけや。
永禄元。
永禄元?室町ですか?
500年も前からここではこうじを作り続けて来たんですな
今も続いているこうじ作り
2つもある。
2軒のこうじ屋が向かい合ってありました
こんにちは。
こうじ作りは米を蒸すところから始まります
すいませんこの辺にあるお米食べていい?
(宗大さん)どうぞどうぞ。
割と硬めに炊いてますね。
そうですね。
ふ〜ん。
硬めに蒸すとこうじ菌がよく育つそうです
このメリケン粉みたいなのがこうじ菌です。
こうじ菌はその家に代々伝わる独自のもの
門外不出の粉やそうです。
重たいよほら。
こうじ菌をまぶした米は奥へ運ばれます
こりゃ重労働だな〜
そしてすぐに米とこうじ菌をよ〜くまぶします
何か。
人ばっかりがやってるんですね機械ただ運んどるだけですな。
(知子さん)そうですそうです。
ホントに昔ながらのもう室町時代の作り方と一緒やな言いながら。
山にした米に布団を掛けてひと晩寝かせます
は〜!
2日目はこの室へ
温度は30℃
湿気を調節しながらさらに1日寝かせます
うわっえっ?これが…。
うわ〜お菓子の…。
何かお砂糖のホロホロみたいになってますね。
このふわふわ
米に花が咲きました
何をしますの?これ食べていただいたら。
いただくんですか僕。
このまま大丈夫です。
出来たばかりのこうじ一体どんな味がするんでしょうな〜
出来たてのこうじいただきます
半分。
甘っ。
甘いでしょ。
甘いし硬い。
ちょっと…。
うまいわ。
ホンマにおいしい。
甘みがね。
甘みが何ともこう上品な…。
こうじは味噌や醤油を造るのにも欠かせません
砂糖が手に入らなかった時代には庶民の砂糖代わりにもなったそうですぞ〜
さてさて僕の本当の目的はここから先なんです
フェリーで観音寺沖の伊吹島を目指します
この時期伊吹島に珍しいことをする人が来るんですな〜
多分あの島じゃないの?
それを見るために来たんです
伊吹島は漁業が盛んな島
伊吹島に到着しました
楽しみだな〜
港にはバイクがずら〜り
島の移動手段はこれなんですな
伊吹島はイリコの島
夏の3か月間イリコ漁で島は活気づきます
この漁は江戸時代から続いているそうですぞ
イリコとはカタクチイワシの煮干しのこと
捕ったイワシはすぐに茹でて干します
伊吹島のイリコはいいダシが取れると評判です
島の旅館ではイリコ料理が名物
ダシの取り方は独特ですよ
イリコと昆布に水を注ぎひと晩置けばクセのない濃厚なダシが取れます
そのダシを米に注ぎニンジンシイタケゴボウ油揚げさらに頭と骨を取ったイリコを加えて炊き込むイリコご飯
これがうまいんです
青のりを溶いた衣で揚げたイリコの天ぷら
イワシの甘みがギュっと詰まっております
イリコ尽くしの料理乙なもんですぞ〜
ついに僕の会いたかった人が港に着きました
は〜い。
やって来たのはこの2人
今やほとんど見られなくなったある伝統芸能を現役で続けている貴重な方々です
僕はお願いして一度見せてもらったことがあるんですがまだ本番は見たことがありません
それが見たくてたまらなかったんですな
ハハ〜早く見たい
何か昔の行商の人みたいですな。
このデカい風呂敷包み気になるでしょ?
何が見られるかお楽しみ
伊吹島にやって来た伝統芸能
この2人実は阿波徳島から来た人形遣いなんです
一軒一軒家を訪ねてある出し物を演じます
(中内さん)おめでとうございま〜す。
(南さん)おめでとうございます。
(中内さん)三番叟に来ました。
(中内さん)今の時期ほんでまた忙しいけん。
ほうですか!あら〜そうですか。
そうですか。
お父さん前に座っとってもろて玄関でお払いさせてもらいます。
中から出て来たのは4体の人形
(南さん)♪〜アイ〜ヤッホッ
(南さん)♪〜ヨッ
(中内さん)♪〜ト〜
伝統芸能阿波のでこまわし
伊吹島にはイリコ漁の季節にやって来ます
♪〜
4体の人形を使い厄払いと大漁祈願をするんですな〜
僕はこれを一度見てみたかったんですよ
♪〜♪〜
(中内さん)♪〜ガハガハ♪〜ア〜ヨ〜
江戸時代から続く阿波のでこまわし
旧正月や事始めなど節目節目に各地を訪れ一軒一軒門付けして回ります
最後に出て来るのは福の神えびす様
♪〜♪〜
(中内さん)本日は…。
(2人)おめでとうございます。
舞が終わるとえびす様が無病息災を祈って福を授けてくれます
(中内さん)あ〜ほうですよ。
両方のお手手にた〜んと福が来ますように。
どうぞ家内安全無病息災で「よべっさん」のご利益が…。
どうぞ元気にお仕事ができます。
脚の痛い所もございませんように。
本日は誠におめでとうございます。
一軒一軒祝福して回るので挨拶はいつも…
(中内さん)おめでとうございま〜す。
三番叟に来ましたここ借りてもいいですか?・いいですよ・
(中内さん)ここでええんです。
(中内さん)ありがとうございます。
でこまわしが来ると神棚にお灯明をあげるんですな
(中内さん)お光おまつりいただいてありがとうございます。
(祝詞)
門付けでは最初にその家の神様にお祈りをささげます
(祝詞)
人形を使い福を届けるでこまわしとそれを心待ちにする島の人々
こんな風習が今も残っていたんですね
♪〜本日はおめでとうございます。
これ。
(中内さん)恐れ入ります。
ではご祝儀をお預かりいたします。
誠におめでとうございます。
でこまわしはご祝儀で生計を立てています
今これ見てどうでした?子供の代わりに今日私がついて歩いて。
これどうぞ食べてください数は足らんか分からん。
もらいもんやから。
十分です頂戴いたします。
はいおおきに。
ほなまたおおきに。
ありがとうございます。
わざわざ遠い所ありがとうございました皆さん。
フフフ…はい。
ホントうれしかった。
(中内さん)ありがとうございます。
下ろしたらアカンの?ハハハ…。
お神さんやけれども。
もともと伊吹島では漁業の守り神えびすさんを大切にお祭りして来ました
夏祭りには特別な趣向があります
なんと大きなえびすさんを祠から力自慢が抱え出すんですな〜
えびすさんに大漁旗を立てた船にお移りいただき島を1周します
この島の人は「よべっさん」と呼びますな
大漁と航海安全を願い「よべっさん」と酒を酌み交わします
そんな島だからこそでこまわしも続いて来たんですね〜
(中内さん)誰の手にもいっぱいいっぱいいっぱいいっぱい来ますように。
江戸時代から連綿と続く門付けの風景
(中内さん)脚が痛い所がスッと楽になりますように。
小さい頃どうでした?子供の頃。
怖なかったですか?こういう人形が来て。
いやずっと小さい時にも終戦前から前やからな。
その当時から来よったからな。
ず〜っとこっち来よったんですわ回る人。
いつもここで見よったから。
子供の頃の京都の暮らしを思い出しました
歩いて…でも歩きながらいろんな発見があるしね人にも出会えるし。
いやまぁそらそうやけれども。
この暑い中で坂道どっせここ全部。
こんなとこまで来てはったとは思わなんだな僕は。
徳島の中だけで…。
(中内さん)あのね徳島から香川愛媛高知に三番叟さんえびすさんの文化をね先輩達は伝えて行ったみたいなんですよ。
そしたら四国全土に。
そうなんです。
思いがけない展開ですが2人と一緒に阿波徳島へ
でこまわしは節目節目に各地を回り徳島に戻ります
私らも一年に1回のお付き合いですけれどもお会いするのがごっつい楽しみなんですよ。
ほんであんたらよう覚えてみえるね。
その行った先々の人のこととか。
ありがとうございます。
2人と一緒にでこまわしを守って来た先輩の家に案内されました
はいありがとう。
(南さん)先生戻りました。
でこまわしの足跡を調べて回りこの芸能を受け継いだ一人…
おばあさんがこの地域最後のでこまわしだったそうです
(辻本さん)僕のおばあさん達が使ってたのがこういうお人形ですね。
えらい白いえびすさんですね。
(辻本さん)かわいらしいでしょ?あんたかわいらしいわホンマに。
(辻本さん)この村が。
ふるさとの文化を取り戻したい
その思いが阿波のでこまわしを支え懐かしさと共に受け入れられるようになりました
日本ってこんなことして歩いて来た国なんやな…みたいなことも分かったりして。
やってもらわんとアカンねんせやから。
続けてやっていただかんとアカンねん。
近所には「でこ」を仕立てる人形師もいます
江戸時代から続く巧妙な技術を今に引き継いでいるんですな〜
(甘利さん)こういうのもあるんですね。
うわ〜これはアカン!
奥深いカラクリ人形の世界
ゆっくりと。
あ〜怖っ。
うわ〜!アハハハ…!
(甘利さん)すごい優れもんでね。
3つ動くように…伝導してる。
うわ〜ホンマや。
手のカラクリも巧妙です
女性のしとやかさを表す…
タコでもつかめるほど器用に動く…
職人の技とそれを使うでこまわし
そしてそれを待っている人々がこの伝統をつないでいます
そういうことですね。
いつまでも残してほしい大切なこと
旅をするからこそ見えて来るんですな〜
あのね「遠くへ行きたい」っていうのは時代を少し昔に帰ってこのちょっと遠い昔に帰るっていう意味も僕の中にあります。
これからもう二度と見られなくなって行くものもあるかもしれない。
でも…今こういう世の中でああいうものがまだ生きててそれを待っている人がいる…っていうのはホッとする気分でした。
また。
(中内さん)本日は誠におめでとうございます。
ようけの福がまいりますようにおめでとうさんでございます。
2014/09/14(日) 07:00〜07:30
読売テレビ1
遠くへ行きたい近藤正臣「四国巡り!旅芸人に誘われて」香川県観音寺市〜徳島県徳島市

「知らない街を歩いてみたい♪」の主題歌で有名な、歴史ある旅番組。旅人を通じて、『人・景色・食』など、訪れた土地の魅力を紹介する。

詳細情報
出演者
【旅人】
近藤正臣
番組内容
俳優の近藤正臣が、四国・香川県と徳島県を旅する。
観音寺市にある、『銭形』と呼ばれる寛永通宝を模した巨大な砂絵を訪問。その不思議な建造物の謎に迫る。また、室町時代から続く麹製造所で絶品甘酒を頂く。
伊吹島では、人形を操りながら家々をまわる今ではほとんど見られなくなった『でこまわし』という伝統芸を見せてもらう。さらに、でこまわしが住む徳島を訪問。でこまわしに使う巧妙なカラクリ人形作りを見学する。
番組ホームページ
http://www.to−ku.com
取材地
香川県
徳島県

ジャンル :
バラエティ – 旅バラエティ

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音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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