ごきげんよう。
さようなら。
ごきげんよう。
さようなら。
毎朝の定番となったこのセリフ。
美輪明宏のナレーションは連続テレビ小説「花子とアン」を時に切なく時に温かく締めくくってきた。
ごきげんよう。
さようなら。
本日の「SWITCHインタビュー達人達」は美輪明宏があのセットに降臨!着物姿で待ち受けるのは…?「花子とアン」の生みの親脚本家の中園ミホだ。
まあ…ありがとうございます。
そうなんです。
お衣装お借りしました。
へえ〜いいですよね昔の衣装。
お掛けあそばせ。
ここはドラマでも数々の名場面が繰り広げられてきたカフェー・ドミンゴ。
「花子とアン」の主人公は「赤毛のアン」の翻訳で知られる村岡花子。
明治大正昭和にわたる波乱の半生を描く。
差し上げますよ。
とんでもないこんな高価なもの!正直僕の英語力では歯が立たないんです。
あなたのような人に持っててもらった方が本も喜びます。
ありがとうございます。
花子と生涯を通じて友情を結ぶ蓮子。
夫を持つ身でありながら駆け落ち事件を起こす。
(伝助)お前の身分と顔以外…どこを愛せちいうとか!名ゼリフの数々。
ドラマチックな展開で最高視聴率25.9%をたたき出している。
ある女性誌ではドラマに登場する男性たちの人気投票が行われたほどだ。
伝助様から朝市君まで…ああいうのは…今だから語れるあの名場面の舞台裏。
もう本当に今思い出してもまた…泣きっ放し。
すみません私…。
2人が感極まってしまった訳とは?徹底した取材で知られる取材の中園が美輪の華麗なる恋愛遍歴にも切り込む!あっそうなんですか?中園は1週間前に「花子とアン」の脚本を書き終えたばかりだという。
今のご心境は?こういう経験初めてなので花子はじめ蓮子ほかの人たちも…それではここで「花子とアン」に登場する男性たちの魅力と素顔に肉薄!というのは鈴木亮平さんが「村岡花子みたいな人が僕はすごくタイプです。
もし目の前にいたら愛してしまいます」っておっしゃったのであっこれはいいわと思って…村岡英治は印刷会社の跡取り息子。
後に花子の夫となるが最初2人は全くかみ合わない。
(英治)似てるんですね。
似てる?ナマケモノに。
それにほらよく見ると外見もちょっと…。
もう結構です。
えっ?翻訳家になるという花子の夢を誰よりも応援したのが英治だった。
(英治)英語の翻訳も続けて下さい。
どこにいてもあなたなら大丈夫です。
結婚後も2人はさまざまな苦難に見舞われるが英治は花子を支え続ける。
君は歩が選んだ…最高のお母さんじゃないか。
…でそこも鈴木亮平さんって外語大出て世界遺産だとか珍獣だとかいろいろ博識なんですよあの方。
この方も中国語英語がお得意でね。
ドイツ語もお話しできる。
ねえびっくりしました。
いいですよね〜。
花子の親友蓮子と結婚する嘉納伝助。
一代でばく大な富を築き上げた石炭王だ。
みんなお前の着物を見たがっちょるき。
立て立て立て〜!
(歓声)粗野な伝助との結婚生活は華族の出である蓮子には耐え難いものだった。
蓮子は年下の帝大生龍一と恋に落ちついには駆け落ちしてしまう。
伝助は激しいショックを受けながらも男気あふれる姿を見せる。
この嘉納伝助が一度はほれて嫁にした女やき。
手出しするやつがおったら俺がただじゃおかんぞ!末代まで一言の弁明も無用!駆け落ち事件から数年後偶然再会した蓮子に伝助は…。
幸せか?はい。
じゃあ…元気でな。
ごきげんよう。
さようなら。
私やっぱり…そんな事してたら本当に膨らんじゃって。
ネットでもう…大変な事になってましたね。
そうですね。
そうなんですよね。
まず…皆さんそれで大人気になられて。
一方蓮子と駆け落ちする情熱的なインテリ青年宮本龍一。
熊本のお父様のご実家の方まで何か…とにかく調べ歩いたりして。
珍しいですよ。
花子の幼なじみ木場朝市。
子どもの頃から一途に花子の事を思い続ける。
何ずら?大事な話って。
うん…。
あのな…おら…。
ずっとはなの事が…。
(リン)はなちゃん!はなちゃん!てっ!おかあ!ふじちゃんが…ふじちゃんが!でも周りで見て下さった方に伺うと…そうですか。
ええ。
そうですか。
ええ。
ですからね…「ああいうタイプいたな」っていう感じでしたよ。
そうですか?そうですか!花子の義理の弟にあたる村岡郁弥。
あなたは僕の女神です。
てっ…。
かよさん?郁弥さんの…バカっちょ!かよさん!?では亡くなる弟さん…。
そうですか。
はい。
事実ですね。
でもキャラクターなんかはちょっとあんまり書いたものが残っていなかったのでお兄さんの方は学者肌で弟さんの方は経営…そういう事に長けていたという事だけ書いてあったんで…そういう明るい方っていらっしゃるじゃないですか。
そういう人にしたいなと思っていたんで…。
そうです。
オーディションで…あまり演技なさった事なかったんですけど。
そうなんですか?何一つ知らねえくせに…。
続いては花子の兄安東吉太郎。
この人はあれなんですよね…架空なんですか?そうなんですよ。
それで…目が美しいでしょ彼。
やっぱり一番お父さんに愛されたかった人なんじゃないのかなと思いながら無口で朴とつなんですけれど…みんな食われちゃいましたね。
本当すばらしかったですね。
本当そうですね。
ですから…昔民放で…そこでやっぱりすてきな男性役しか出てきませんからそういうものには。
そこで…それで女の子たちは「あの人優しい人だ」っていうかなり安易な手ですけれどちょっとそれは使ったかもしれない。
だけど…新聞記者黒沢一史。
嘉納伝助を取材中蓮子と知り合う。
後に花子が出演するラジオ番組のディレクターになる。
この人はあれです多分蓮子さんって…この人だけは蓮子さんから働きかけてもびくともしない人にしようというふうに思ってたんですよ。
そのイメージにぴったりだったので伝助も言うけど…そういうところを分かって…孤独とかねそういう人がいたらいいなと思いながら…。
そのあとも花子とJOAKで会いますけれどその時も花子ってちょっとあがり性だったりあんまりラジオの前でお話ししたりするのが得意そうじゃないんだけど…そういう存在にしたいなと思って。
彼の事は女のファンの方がおっしゃってたのは…お酒飲もうと言われてもネクタイあげるって言ってもネクタイも受け取らない。
アハハハハ!そうですか。
知識教養のあるまともな男っていうのが初めて出てきたのよ。
そういえば…もう面白いですね皆さんおっしゃる事が。
更に美輪様いちおしの登場人物がいるそうで…。
白鳥かをる子さんが…そうですか!かをる子は女学校の先輩。
やたらと花子の方言を正そうとするいわば敵役だったが卒業式のあと花子のもとにやって来て自分も花子と同じ山梨出身だと告白する。
おまんが最初に寄宿舎に来て挨拶したときゃあおらも「てっ!?」って思ったさ。
なまりが懐かしくてたまらんで。
てっ…。
おらのしごきにも華族のお嬢様たちにも負けんでよく頑張ったじゃんね!おまんは山梨の誇りじゃん!本当におめでとう!あの…ごめんなさいね本当失礼な言い方で美輪さんも人間なんだと思ってとってもうれしかったですね。
私もあそこ大好きなんですけれど。
ああいう仕掛けを随所にちりばめてありましたでしょ。
あれもみんな書いてて計算なさるの?白鳥かをる子さんの「私は勝沼の出身で」っていうのは実は明け方…私夜型なので…と思ってそのまんま「じゃあ勝沼の出身の人にしましょう」って何でか分からないけど…。
降りてきたんですか?降りてきたっていうほどの…。
ああいうの降りてきたっていうのかしら。
そこを褒めて頂いたのでもう本当に感激しました。
花子が通う女学校に編入してくる伯爵家の令嬢葉山蓮子。
「花子とアン」は2人の友情の物語でもある。
私絶望のどん底ですよ!あなたのせいで!大げさね。
衝突を重ねながらも次第に友情を育んでいく。
私の腹心の友になってくれて?ええ。
しかし蓮子は没落の危機にある伯爵家を救うため九州の石炭王嘉納伝助と政略結婚させられてしまう。
純粋な花子は反対するが蓮子はあえて冷たく突き放す。
そもそも伯爵家で育った私と山梨の貧しい農家で育ったあなたとでは住む世界が違い過ぎるんです!…さようなら。
蓮様…?それをね仲間さん上手ですね。
男の方たちがおっしゃってたのは皆さん…女の方自身もやっぱりいくら友情とか何とか言っても…どちらがお金持ちかどちらがお金持ちの男を捕まえるかどちらがおっぱい大きいかって…やっと50半ばになって思うようになってそういう腹心の友のような人も…。
「この人は私にとってうるさい人だな」と思っていたら「この人が腹心の友だったんだ」と思うような人にもずっとお友達でいてもらったりして…きっと年重ねていくと…寿命も男性の方が短いから。
というのはねたみそねみひがみとか競争心とかそういったところがなくなって初めて…「この人私より肌がきれいだわ」とか「私は生理がひどいのにこの人は軽くて済むなんて許せない」とか…なるほどそうですね。
そうかもしれない。
それもっと早く伺ってればよかった。
もう書き終わっちゃったんですけれど。
中園のライバルでもあり友人でもある大石静。
大河ドラマ「功名が」や「セカンドバージン」などヒット作を生み出し続ける人気脚本家だ。
私2回「朝ドラ」やってるんですけど…でも中園さんだからこれは見なくちゃなと思って。
そういうカッチリとした構成があれば誰でもできるのかというと…直感的でアーティスティックなセリフは中園の真骨頂だ。
仕事ですが何か?私失敗しないので。
中園の描く女性たちの痛快な決めゼリフは時代の心をわしづかみにしてきた。
全て絶対に致しません。
えっ?霊感とかそういうもの全くないんですけれどちょっと勉強して占い師してた事があってそこに…そこにいるとね本当にね…その時にね美輪さんおっしゃったとおり…必ず「この人はこんな清らかな真っ白な人」と思っていたらそうじゃない部分も…。
20代の頃ですけれどそういうふうに人を見るようになってしまったんでテレビでドラマ書いてても…でも占いやってらしたっていう事は…でもう勝手に調べさせて頂いて。
恐れ入ります。
そのころ私ね美輪さんってちょっとおっかない方っていうイメージがあったので。
皆さんにそう言われます。
そこを周りを包んでいるのが厳しかったりあらゆる荒波を越えていかなければならないみたいなまあ本当すごい星だなという事と何か特別なカンとかひらめきとかそういう事がおありになる。
本当におっしゃるとおりでそれはぴったしの占いです。
中園は美輪のナレーションの物語を包み込むような力に支えられたと感じている。
ごきげんよう。
さようなら。
ごきげんよう。
さようなら。
ごきげんよう。
さようなら。
美輪さんが「ごきげんようというのは魔法の挨拶だ」というふうにおっしゃってていろんなつらい事なんかがあるけれどどうぞ今日も…。
私はただご機嫌よくお過ごし下さいという言葉かと思っていたらそうではなくてお幸せに良い事がありますようにという祈りを込めた魔法の挨拶で会った時にもできるしお別れする時にもできるというような事をおっしゃってたので「あっこれだ」と思ってそれそのまんまセリフに使わせて頂きましたけれど。
いろんな方がいらっしゃいますからね。
ドラマのシチュエーションによってどの程度温かく言って…。
これは温かく優しく言うとこれはドラマに合わない。
だけど冷たく悲しげに「ごきげんよう。
さようなら」と…そこの間のバランスをどういうふうにやるかという事でああいういろんな種類の「ごきげんよう」になったんです。
「朝ドラ」の最後に「ごきげんよう。
さようなら」ってまた毎回違うでしょう言い方が。
私自身がなれたんで恐らくテレビの前の方たちもそういう方何人かいらっしゃるんじゃないのかなと思って。
中園がとりわけ感動したシーン。
失恋した花子の妹ももが父の持ち込んだ縁談に従い遠く北海道に嫁ぐ決心をする。
もも偉かったじゃんねえ。
もも。
ももいっぱいお泣きなさい。
(泣き声)ごきげんよう。
さようなら。
やっぱり花子の家族ってみんな…かよちゃんは製糸工場に行っていたりももは北海道に嫁いだりそういう時に特にももの時にね私…大好きな朝市はお姉ちゃんの事が好きだとかそうすると「ももお泣きなさい」って言って下さるんですけどもうそれが…。
あのまま終わっちゃうとなんて意地悪な脚本家かしら…悪い者は悪いなりに。
富やお金が欲しいから。
なぜお金が欲しいのか。
貧しいからだ。
とにかくいろんな理由があってそれで十重二十重にいろんな後ろに理由があるんですよね。
だから登場人物や何かの…朝市も武もみんなねいとおしいから愛情というものがねナレーションの底にふつふつとず〜っと人類愛みたいなものが流れてた方がとにかく膨らむんじゃないかしらと思ってねうんとクールなやり方一切やめたんですね。
そして季節は巡りいよいよ吉太郎の入営の日がやって来ました。
すごく温かい語りこういうふうにおっしゃるんだなってあそこはちょっと意外なぐらいだったんですよ。
もっと厳しい声でおっしゃるかなと思ったら何て言うか母性に満ちたような声だったので。
汽車が出る寸前にタラップに立っててねこういうふうにやって皆さんに挨拶してたんですよ。
そうしたら後ろで小さくなって遠慮深い田舎のお母さんが来てて列車が出る寸前になったらあのお母さんどこに力があったかしらと思う。
こんな小さな方が私たちをバ〜ッとどかして…そしたら憲兵みたいなの何人かいまして…お母さん…振り返ったら鉄柱で額ぶつけて血がダラダラ流れてらして。
そして私さんちゃんの顔ふっと見たらねものすごい目でしたねあれ一生忘れませんけどね。
あらじゃあそれ最後に…。
あんまりかわいそうじゃありませんか。
その後お兄さんがね私たちの父親のところへね「さんこうが立派にやりました」って…ですから私吉太郎が出征していきますでしょ。
さんちゃんも目がきれいでハンサムだったんですよ。
それが重なってたんですよ。
ですからねそれ一つ一つがね自分の思い出として見ながらナレーションやらせて頂いてたんです。
じゃあこちらへどうぞ。
はい。
ここからは二次会に!?カフェー・ドミンゴを出て向かった先は…。
こちらがステージでございます。
これはそれこそ異空間。
美輪自らデザインしたコンサート用の舞台美術。
照明を変化させると昼と夜四季の移り変わりまで表現できる。
・「いざ燃ゆる頬を」「花子とアン」にも使われた「愛の讃歌」。
NHKで46年ぶりに日本語バージョンを披露した。
・「貴方がいる限り」・「私は恐れない」・「いつか」美輪の「愛の讃歌」は蓮子が駆け落ちするシーンに使われた。
・「貴方を奪っても」・「この愛があればそれで幸福」後に残された伝助。
何も知らずに蓮子の訪問を待つ花子。
セリフも語りも入らない。
愛に走る蓮子とそれを取り巻く人々が描かれる。
あらまあ。
フフフフ…。
なぜかしら。
その時の何て言うのかな…あの放送後にね「一日中頭の中であの曲が流れてた」っていうネットが多かったですね。
もともと子どもの頃聴いてたのは…ラブソングなんだけれど…子ども心に…こんなに強く激しく…特に私あそこが好きなんですよ。
「貴方がいるなら愛する祖国も友も捨てる」って…。
天が頭の上に落ちてきたってこの地面大地が割れてひっくり返ったって世界中のどんな重要な出来事はどうって事はありゃしない。
みんな一人一人が祖国愛がすごいですから。
あなたが言うんだったら人前だろうと何だろうと構いやしない。
どんな恥ずかしい事だってあなたがやれと言うならやってのけるわよ。
ブロンドも染めろって言ったら染めるし世界の果てへ行けって言うなら私はどこだってついていくし盗めって言うんだったらどんな宝物だってお月様だって盗みに行くわ。
すてきな詩でしょ。
そういう歌なんでね。
あっそうなんですか。
それ二股って事ですか?二股どころじゃなくてね。
三股四股…。
ヤマタノオロチぐらい。
え〜そうなんですか?こんな小さい頃からあっちでもかわいがられこっちでもかわいがられしてね。
ありがたかったですね。
お慈悲深い方がいらっしゃるからじゃないでしょうか。
天上界の美。
妖艶なシャンソン歌手として美輪は一躍時代の寵児となった。
一方で同性愛者である事を公言し激烈なバッシングを受けるなど浮き沈みの多い人生を送ってきた。
いつも愛に恵まれてましたからね。
だから社会還元するためにそれがお芝居であったりコンサートであったり。
ですから美輪さんの芝居やコンサートに行くとわ〜っと愛情で包まれてるような気がするという方が多いんですね。
温かくなるんですよね。
あれ何でしょうね?会場全体が何か本当に満たされますよね。
だからそういう方たちをお慰めしたり思い出す度に温かくなるような…だからそれが届くんじゃないかと思いますね。
だって私が一番嫌なのは「ウザい」とか「うるさい」とかね「重い」とかね「しつこいな」って思われるのが自分のプライドが許さないんですね。
私かなり…。
そう思われるっていうのが許せないんですよ自分自身を。
それはプライドですかね何ですかね。
どうしたらって…だから私…といいますのはね…そうですけどああいう漫画をお読みになるんですか?私いろんなもの見ますから。
実はあれ私連続ドラマ初めて書いたの「白鳥麗子」なんですけれど…。
あの人思い込みだけで「愛されてる」って決して疑わないんですよ。
自分がねある人を好きになってそれが振り向いてくれないと。
普通だったら泣いて嘆いて落ち込んで大変じゃありませんか。
だけどね「あの人は謙虚な人ね。
私の事をとても手が届かない高根の花だと思って遠慮してるのね」。
吉高由里子と鈴木亮平からも人生の達人である美輪に相談が寄せられた。
「以前美輪さんに若い子は宝石を身につけてはいけないと言われてそのお言葉を今まで守っています。
美輪さんは何歳から宝石を身につけるようになられたのですか?それから大人になる年齢を重ねるというのは美輪さんにとってどういう事ですか?」という質問です。
ですからお若いのにちっちゃな宝石ぐらいだったらねいいでしょうけれど…ゴテゴテし過ぎる。
ですから若いうちはもう若いというだけで…だけどその輝きが肌の張りがなくなったりしだした時に宝石の力を借りればいいでしょっていう…。
そういう意味だったんですね。
そうなんですよ。
そして年を重ねるのっていうのは…本人のつまり…あの〜これは…「30代の男はどのように生きていったらいいのですか?」っていう質問なんですけれど…。
だから30になったから40になったからどうしなきゃとかね…鈴木さんは遅咲きの俳優さんなんで今本当にヒロインの夫役なさっているけれどここまで下積みがとても長かったらしいんです。
脇役をずっとなさっていて…。
多分そういう事で「さあ30代どうしたらいいんだろう」ってきっと気合い入ってるんだと思いますけどじゃあ「勝手にすれば」というふうに伝えておきます。
だってずっとセリフのないところでの芝居が一番大事なんですけどね。
それは喜ぶと思います。
彼はとても真面目にもう…。
ああいう方が活躍なさるといいですよね。
ああうれしい。
褒められた。
一流の方ご存じでしょうから…。
じゃあ今度は私の身の上相談なんですけどよろしいでしょうか。
「花子とアン」以外の時ももう最悪のスランプになると…そういう感じになっちゃうんですよ。
でもそれでは連続ドラマの脚本家続けられないんでこれどうやって克服したらいいんでしょう。
どうしたらいいんですか?同じ悩みをおっしゃいますよ。
あの方武者でねこわもてで…そういう感じの方でしょ?そうじゃないんですよ。
えっ?うれしい!そうですか。
そうおっしゃっててね。
遠藤周作さんもね…気分転換で。
それで吉行さんや安岡章太郎さんの声色で…無駄話したり笑い話しちゃって気分転換して…。
皆さん同じ。
あんな天才たちもそんなにのたうち回って…スランプにのたうち回ってると思うと私が苦しむのは当たり前ですね。
大体皆さんそうおっしゃるんですよね。
スランプって私の仕事の事だけじゃなくって人生の逆境の時にも今伺った事そのまま使えるんだなと思って…。
何にももう立ち上がれなくなってうずくまるしかないような事も起こるじゃないですか。
はい何度もありました。
新宿の西口の駅のとこで寝泊まりしてた時も2日3日何も食べられないからもうろうとしてくるんですけどその時でもやっぱりいつまでもこういう状態である訳がないって思ってましたしね。
自分を信じる事の強度がねどうあるかという事だと思うんですね。
そのころホームレスですから鏡がございませんでしょ。
ビルやいろんな所のガラスに…それは貧しいボロボロの服装で…。
でも……でああ私小さい頃にこういう病気もしたな。
原爆にも遭って後遺症で随分何度も倒れたりなんかしてたな。
それで肺結核で死にかけてそれも治ったな。
「もう駄目だもうおしまいだ」って何年今まで言い続けてきただろうと。
それなのに…だったらもののついでだから…そう思ってたんですね。
それは私とっても強く今響きました心に。
あの…そうよね。
生きてるんですもんね。
鏡見ます。
本当に駄目になりそうになったら。
そうすると全身が映りますからね。
「花子とアン」はいよいよクライマックスに向かう。
激しさを増す空襲。
戦争に翻弄される花子たちの運命は?花子は祈りました。
生きた証しとしてこの本だけは訳したい。
花子の祈りは届くのでしょうか。
ちょうど放送してるのが太平洋戦争の最後の辺りで東京は大変な事になっていて…。
私ね…きっと美輪さんはもっと感じてらしたと思うんですけれど書いてて苦しくなってきて今放送している辺りはもう東京もめちゃくちゃになっているのでそろそろ敗戦するしかないんですけれどここからどうやって立ち上がっていくかっていうところなんで…。
その物語が日本の人たちをどれだけ救ったかという事を一番伝えたかったんですよ。
それがいよいよ始まるので最後まで見て頂きたいなって思ってます。
本当にね日本人って偉いもんだなあと思いますしね。
復活力とか復元力とか生命力。
これは大したもんでそれがね「花子とアン」の中に十分に込められていると思いますしね。
ですから二度とねああいう…間違った戦争を起こす気配に今ねだんだんだんだん世界中がそうなってきてますでしょ。
もうとにかく「花子とアン」というのは文学ですけども文学美術音楽スポーツにしても文化が全て戦争をなくす一番の鍵だと思うんですね。
ですから今「花子とアン」というのはねものすごく…普通の「朝ドラ」というふうな簡単なものではなくてね大きな責務というか使命のあった番組だと私は手前みそじゃなくてつくづくそう思いますよ。
はい。
これからねああいう「花子とアン」のようなすばらしい作品を次から次へと生み出して皆様にねやはり文化の楽しさを味わって癒やし慰め励ましにして頂きたいと思います。
ありがとうございます。
中園は早くも次なるドラマの執筆に取りかかっている。
時代を超えて自分の足で立ち力強く生きる女性たちを描き続ける。
美輪は全国21か所を巡るコンサートツアーを開始した。
テーマは「ロマンティック」。
人々に愛と癒やしを届けるために今日も歌い演じ続ける。
2014/09/13(土) 22:00〜23:00
NHKEテレ1大阪
SWITCHインタビュー 達人達(たち)「美輪明宏×中園ミホ」[字]
「花子とアン」の脚本家中園ミホと「ごきげんよう、さようなら」でおなじみの美輪明宏が、朝ドラを表からも裏からも語り尽くす!美輪の恋愛観から女の友情まで白熱トーク!
詳細情報
番組内容
人気沸騰中の石炭王・嘉納伝助、花子を一途に思い続ける幼なじみの朝市など、ドラマに登場する“イイ男”たちを美輪が徹底分析!名シーン名セリフの舞台裏が明らかに。「女どうしに真の友情は成り立つか?」という永遠の命題から、「愛の讃歌」の本当の意味、嫉妬しない方法に至るまで、話題は縦横に展開する。元占い師という異色の経歴を持つ中園が占う美輪の運勢は?ヒロイン吉高由里子らからの人生相談に美輪が答える一幕も!
出演者
【出演】歌手・俳優・演出家…美輪明宏,脚本家…中園ミホ,脚本家…大石静,【語り】吉田羊,六角精児
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – インタビュー・討論
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
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