エデュカチオ!「わが子を“いじめっ子”にしないために」 2014.09.13

子育てや教育に関する悩みに答える番組…考えてみた事ありますか?子どもがいじめをするなんて親には大ショック。
想像するのも難しいという声が多かった。
去年「エデュカチオ!」でいじめを取り上げた時も家庭内で「いじめはダメと子どもに教えている」と答えた人は僅か13%だった。
我が子がいじめをしてしまった経験を持つ親は現実をなかなか受け入れられなかったという。
実はこんなデータが。
小学4年生から6年生までの3年間でいじめられた経験がある子は9割近く。
一方いじめた経験のある子も同じぐらいいた。
つまり多くの子どもが被害者と加害者の両方を経験しているのだ。
これはひと事では済まされない。
今回はわが子をいじめっ子にしないために親には何ができるのか考える。
最近LINEがあったりとかして…この子がそんな事するの?みたいな。
ニュース見るじゃないですか。
こういうふうになっていくんだなって。
東山さんはご自分のお子さんの頃とかっていじめを見聞きしたりとかってご自分の頃ってありましたか?ありましたありましたやっぱり。
でも守るやつもいました彼を。
みんな止めに入ったりとかする機会は多かったですね。
そういう意味ではまだまだ良き時代というか表面的に見えるので。
で正義の味方が必ずいる。
これ大前提。
それがね今2007年からの新しい文科省の定義でいうとこれが「当該児童生徒が」という主語になったんです。
当該というのは…いじめを受けたと思った時点でいじめは起こっているという…。
いじめの見方が非常にハードルが低くなってるんですよ。
どうも先ほどのデータを見ても…娘がいじめをしていた事に気づけなかった。
つらかった体験を語ってくれた方がいる。
当時5年生だった娘のいじめ行為はまさに青天の霹靂だったという。
4月転校生の女の子を高橋さんの娘のまりさんとクラスメート数人がいじめるようになった。
6月何も知らない高橋さんのもとに…もしもし。
クラスでトラブルがありまりさんが友達を泣かせてしまったという。
担任の口ぶりがそれほど深刻に聞こえなかったため高橋さんは女の子同士のよくあるもめ事だろうと受け止めたという。
そりゃそうだわね。
しかしその後もいじめは続き…これなると大変だ。
10月今度は校長先生から呼び出しがあった。
校長先生からか。
校長室行くっていうのは気持ちいいもんじゃないですよ。
僕も行った事あるんだけどフフフ。
こちらをご覧下さい。
渡されたメモを見ると…。
これはうちのまりがいじめてたという事なんですか?お子さんを信じたいでしょうしね。
いじめの中心にいたようなんです。
それは娘のまりさんがしたという…娘のした事が単なるトラブルとはいえない深刻ないじめだった事を高橋さんは初めて知った。
友達や地域の人の目撃証言も書かれていた。
それでも高橋さんは受け入れがたい気持ちだったという。
そういうのほんとにさやめてくんない?何考えてるか分かんな〜い!いじめてるって事をなかなか分からないって事ですよね。
お気持ちが分かりますね。
分かりますよね。
なかなかやっぱり…「いじめをしてるわけじゃありませんうちの子は」と。
私立中学でも受けようかなと思ってる子は進路が途絶えるだとか。
事実に向き合うというよりは自分の子どもの事を思ったりして…。
その守り方の方法が違うって事ですよね。
間違ってるんです。
自分の子どもがしてるって分かってほっといたら自分の子にもよくない影響があるわけですか?それからもう一つこれは警告的な言い方で申し訳ないんですけど僕が中学校の教師やってる時にはよく言ったんですけど…見事ですそれは。
私VTR見てて1回目に先生から電話がありましたよね。
はっきり言ってくれないと。
よほどの事があったという…。
よほどの事だという構えをつくってほしいんですけども。
うちに電話がかかってきたわと思ったらあらうちの子まずいわと…。
思った方がいいわね。

(まり)ただいま〜。
あっお母さんいたんだ。
ちょっと…ここに座って。
怖いぞ。
あなた…クラスの子をいじめてたの?これ見て。
学校で渡されたメモを見せた。
(高橋)まり…本当なの?まりさんは何も答えずただ押し黙るばかりだった。
高橋さんは必死だった。
あのね…お母さんね実は…小学生の頃いじめられてた事があるの。
えっ…。
自分の経験を話す事にした高橋さん。
つらくて毎日死んじゃいたいって思ってた。
こんな世界消えればいいってずっと思ってた。
こんな思い他の誰にも味わってほしくない。
ごめん…ごめんなさい。
私いじめちゃってた。
クラスの子の事いじめちゃってた。
まりさんはようやく自分がいじめをしていたと認めた。
どうしていじめたりなんかしたの?どうして娘はいじめをしてしまったのか。
高橋さんは理由を尋ねた。
しかし娘は「分からない」と泣くばかり。
高橋さんは娘が自分から話せるようになるまで待ち続けようと心に決めた。
東山さんはあのお母さんの立場になったらどうご自分のお子さんと向き合いますか?理由を聞かないといけないですしやっぱり原因があってその根本を直さないと分からないと思うんですね。
知りたいと思っちゃいますからね。
何て言うのかなこのお母さんはすごい対応が優れているなと思ったんですよね。
「どうしていじめたの?」って聞いても「分からない」って泣きじゃくるだけでしょ。
そしたら娘の気持ちが整理できるまで待ってみようとなかなか思えない。
信頼できてますよね子どもの事を。
忘れてはならないのは被害者への対応だ。
高橋さんは相手の親に謝罪した。
やっぱり相手の気持ち…お互いガチンコでいくとちょっと難しい時もあるかもしれない。
小さいうちは親や先生など身近な大人に影響を受けて大人の決めたルールに従う他律期と呼ばれる時期だ。
しかし学校に入り友達との関係が強まると仲間はずれになりたくない気持ちが生まれ大人よりも仲間とのルールが絶対になる。
これが社会律期だ。
やがて自分の中に善悪の判断基準が出来上がると仲間のルールよりも自分の心を信じて行動するようになる。
これで大人の仲間入り。
自律期だ。
いじめが起きやすいのは仲間の影響を強く受ける社会律期。
しかし見方を変えれば自律期に向けて試行錯誤している大事な時期でもあるのだ。
自分も過ごしてきた道ですから分かりますもんね。
ギャングエイジ。
しかもルールも先生が指導してるわけでも親が「こうしたら?」って言ってるわけでも…それもあって大人になっていくんですもんね。
どうアプローチするのがいいんですかね?ここで今日の…あるいじめの事例。
登校してきたAくんはげた箱に手紙を発見した。
Aくんは深く傷つく。
Aくんはふだん気に入らない事があると友達にきつい言葉を投げる傾向がある。
その事でクラスの中に不快な思いをする子がいた。
ある日の放課後4人の子どもがそれぞれAくんへの不満を口にするとAくんは嫌なやつだと共感し合う空気が漂い始めた。
Hくんはそばにいたが会話には加わらず「塾があるから」と教室を出ていった。
4人の中のCくんが……と言いだした。
…とBくんがペンを持つ。
弱気なEくんは…と言うがDさんに……と言われて黙る。
嫌がらせの手紙はこうして書かれたのだ。
いじめに関わった子どもの関係を整理してみよう。
手紙を書いたのはBくん。
いじめの張本人だ。
だが言いだしたのはCくん。
手紙を書くといういじめの方法を提案している。
DさんとEくんは見ていただけだがBくんの気持ちに共感し手紙を書く行為を止めなかった。
Hくんは関わらないようにしていたが見て見ぬふりは黙認しているのと同じだ。
つまりいじめを行う張本人以外の共感者や傍観者がつくりだす空気がいじめを後押ししているのだ。
被害者加害者もいろいろあるなあと人間関係の…。
要するに積極的な共感者それから弱い共感者とかあるいはアドバイスした子とかいろんな役割ありますよね。
(塚原)今4人っておっしゃったんですけど書いた子「手紙書いたら」って提案した子以外に今2人女の子と男の子がいてこの2人が「やめなよ」って言ったら手を下した2人もやめたかもしれない…。
やめてます。
実は多くの子どもはHくんのような傍観者の立場にいるという。
僕学生に必ず調査するんですよね。
「自分は傍観者でいた」というのが大量にいるんです。
みんなねそれを…よく見てみたら…A子さんとBくんだっていったらねその2人を誘って…そのアドバイス僕ね一番いいと思います。
そういう子が増えていけばいじめをほっとくという空気は変わる…。
完全になくなって…そういう学級が出来るんです。
それでは友達にきつい言い方をしてしまうAくんの行動にはどう対処したらいいのだろうか。
あの場合例えば先生が指導して下さるのが一番ありがたくて嫌な言い方になってる原因を先生が一緒に探ってあげるとか。
被害者の側であっても人に嫌な言い方しちゃう子になったのはうれしいわけではありませんから。
これ見てると両方に問題がありますもんね。
これはAくんの嫌な面よりももっと嫌な事をしてるんでどん底の最低な事なんですよ。
よく言われるんですけど軽度ないじめだとか重いいじめだとか言われるんですけど僕らから見ると…悪口言われただけで不登校になっちゃう子とか仲間はずれになっただけで命を絶つ子だとかいろいろいるんです。
そうですよね捉え方が傷つき方が違いますしね。
そんな時子どもの心はどんな状態になっているのだろうか。
子どもが発する言葉から探ってみよう。
子どもの口からこれらの言葉が出てきたら要注意だ。
他人を攻撃したい気持ちが強くなり思いやりの気持ちがしぼんでいるのかもしれない。
例えば「ムカつく」。
塾で偏差値競争にさらされたり家族との関係がうまくいかなかったりしてストレスをため込んでいないだろうか。
「キモい」などの言葉の裏には「相手を自分と同じ人間と思えない」という差別や排除の心が潜んでいる。
もしこうした言葉が出てきたら何かストレスになっている事はないか子どもをしっかり観察し取り除く方法を一緒に考えよう。
娘のいじめの経験を語ってくれた高橋さんはこの出来事をきっかけに自分と娘との関係を振り返ってみた。
そして手のかかる下の子の世話に時間を取られて娘としっかり向き合う事ができていなかった事に気付いたという。
それ以来高橋さんは意識して娘と話す時間をとるよう心がけた。
最近では娘も学校であった事を積極的に話してくれるようになってきたという。
お母さんもすてきですね。
こういう経験が家族の絆をまた強くするでしょうしこれから未来に対しての強い思いみたいなのも出てくるでしょうから。
やっぱりお母さんが気付いてあげられたって事が大きいですよね。
僕もそうしていかないといけないですね。
東山さん今日はいじめ特にする側の親になった場合というのを見てきましたけど。
絶対その立場にはなると思うんですね。
いじめる方なのかいじめられる方なのか。
僕もその立場になった時には今日の事を思い出してなるべく忍耐強くいたいなとは思いますけどね。
尾木さんはずっといじめに取り組んでいらっしゃいますし今回のこういうテーマ含めていかがですか?親の方も大体小4ぐらいになるとほっとするんですよ。
これで手が離れたみたいな。
これがポイントだと思いますね。
そして心と心はつながり合ってる状況というのはつくってほしいと思いますね。
「エデュカチオ!」も参加しています。
活動の一つが「めざせ!100万人の行動宣言」。
いじめを減らしたい。
そのためにもう黙って見ているのはやめる。
そんなあなたの気持ちを行動宣言にして送って下さい。
子どもから大人まで個人でも学校やクラス単位でも参加できます。
皆さんの行動宣言は20日夜7時から放送する「いじめをノックアウトスペシャル」でもご紹介します。
お父さんお母さん子どもたちみんなで考えてみませんか?いじめの事。
・聞いてんの?・…じゃねえし。
うざいんだけどほんとさ。
・おめえがそうやってんのがムカつくんだよおい。
・聞いてんのかよ!・ごめんなさい…。
年々深刻度を増す地球温暖化。
2014/09/13(土) 12:00〜12:30
NHKEテレ1大阪
エデュカチオ!「わが子を“いじめっ子”にしないために」[字][再]

文科省の調査では、8割以上の子どもがいじめた経験があるという。わが子がいじめてしまったら親はどうすればいいのか、いじめっ子にしないためには何ができるのか考える。

詳細情報
番組内容
親にとって、わが子がいじめの加害者だという事実を受け入れるのは難しい。しかし、最近のいじめは、加害者と被害者が頻繁に入れ替わり、文科省の調査でも8割以上の子どもが、加害体験があると答えている。そこで今回は、わが子が加害者になってしまったとき、親はどうすればいいのか、また、いじめっ子にしないために、何ができるのか、わが子が加害者になってしまった人の体験談や、発達心理学の知識などをもとに考えていく。
出演者
【出演】教育評論家、法政大学教授…尾木直樹,東山紀之,【司会】塚原愛
おしらせ
※一部地域で別番組

ジャンル :
趣味/教育 – 教育問題

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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