シニア世代に根強い人気のトレッキングや登山。
しかし増え続ける中高年の事故。
山の事故の7割を占めています。
事故はハイキングに行くような低い山でも起きています。
つまずいて引っかかってしまってですね。
骨折です。
山の遭難で鍵になる携帯電話。
携帯は山でつながるの?バッテリー切れを防ぐ方法は?心と体で味わう山登りのすばらしさ。
でもそこにはさまざまな危険が潜んでいます。
今日は山の事故を防ぐ方法を探っていきます。
ホントに今我々世代が山よく登ってますね。
ねえ。
事故の話もよくニュースで聞きますよね。
何か無理して行ったとかですね。
「この年でまだ」とかいろいろ。
同じ世代ですからね心配になったりもするんですけどね。
私は大体いわゆる百名山のうち20近く登りましたけどね。
じゃあまだまだ登る山がいっぱいありますね。
ほとんど仕事のために登ってる。
早速ゲストをご紹介します。
藤田朋子さんに来て頂きました。
よろしくお願い致します。
藤田さんも番組でよく山へ登られるんですか?3年前ほどにあれ八ヶ岳。
谷川岳ですね。
番組で仕事なのでしょうがなく行きました。
それは初めて?ホントハイキングみたいな感じで来たんですけどね。
山でしたね。
どうでした?そうですね初めての登山という感じで。
山に登る人はこういうふうな事をして登っているんだなという事が分かりました。
そうですか。
その「こういうふうな」が気になりますね。
後ほどいろいろ伺って参りたいと思います。
さて50歳以上の方にネットクラブの方アンケート調査しました。
およそ1,200人の方に伺ったところ4人に1人が何らかの山のトラブルに遭っております。
最も多いのが「道迷い」。
道に迷ってしまった。
多いですね。
断トツですね。
あと体が疲れて動けなくなった。
転んでしまった。
あとは不調病気になった。
あと滑ってね滑落する方。
これ危ない。
このようなトラブルは中高年に多い。
なぜこんなに中高年多いんでしょうか。
私たちがよく行くような身近な山での実態をまずご覧頂きたいと思います。
神奈川県伊勢原市にある大山。
標高1,252m。
年間およそ20万人の登山客が訪れる神奈川県有数の観光地。
関東百名山の一つに数えられています。
その人気は江戸時代にまでさかのぼります。
山岳信仰の対象とされた大山には大山参りをするグループ大山講が次々と生まれ入山が許される夏になると1日1万人もの人々が押し寄せたといいます。
まさに江戸の登山ブームを象徴する山の一つでした。
山の麓から標高600mの中腹までケーブルカーに乗っていけます。
終点で降りたその先にあるのが阿夫利神社下社。
ここから頂上の阿夫利神社本社まで気軽に登れるハイキングコースとして登山客でにぎわっています。
(取材者)皆さんリュック背負われてますけど今日は?
(取材者)山のご経験は?
(取材者)いつもお仲間で?はい。
この大山でも50歳以上の登山者の事故がおととしから今年7月3日までの2年半の間に38件も起きています。
一体それはなぜなのか?こちらの伊勢原警察署山岳救助隊の北條さんと共に検証してみます。
北條さんが所属する山岳救助隊は38年前に大山の登山者救助のために設立されました。
まずは頂上目指して登ってみます。
標高600mの阿夫利神社下社の登山口からこのコースをたどって1,252mの山頂までおよそ1時間半の道のり。
すぐにあるのは急勾配の石階段108段。
標高差およそ20mを登ります。
そこを過ぎると岩や木の根が横たわり間隔の空いた段差が続いてきます。
足元の注意も必要になり徐々に疲労がたまり始めてきます。
こんにちは。
疲れてますか?大丈夫ですか?大丈夫です。
汗びっしょりで。
そう汗かきなんですよ。
標高800mあたり大きな石が堆積したガレ場と呼ばれる場所。
足場は不安定で極めて歩きにくいところです。
疲労もピークに達します。
標高1,000mを過ぎた頃から次第に道はなだらかに。
山頂は間近です。
やっと着きました。
ここが大山の頂上標高1,252m。
神社本社の境内では登ってきた登山客の皆さんが休憩をとっていました。
この日はあいにくの天気でしたが晴れていれば富士山のこの絶景を望む事ができます。
登山者たちは元きた道を下っていきます。
しかし山の事故の多くはこの下山の途中に潜んでいるのです。
これは神奈川県伊勢原署が大山で起きたこの2年半の事故の発生地点を下社登山口から上の登山ルートの範囲で表したものです。
全部で23件。
そのうち登山中に起きた事故は4件。
下山中に起きたものは19件。
実に8割が下山中に発生しています。
下山中に起きた事故のうち山頂から標高1,000mまで下る比較的穏やかな勾配のこのルート上で7件の事故が集中しています。
一体どうしてなのでしょうか?現場で検証してみました。
山頂からおよそ200mほどの下り道。
去年ここで65歳の男性が転倒。
足を骨折しました。
急になだらかになってですね。
歩きやすくなっているように見えるんですけども非常に浮石とか多くてですねけがをされています。
こうまたいでいるつもりが足が上がっていなくてつまずいて引っかかってしまってですね転倒です。
転倒して足が残っているのでそれで骨折ですね。
さらにおととし11月に起きた転倒事故では…。
転んだ時に岩の間に指が挟まってしまいまして脱臼してしまったという男性もいました。
再び大山での事故マップを見てみます。
転倒が多発したエリアから更に下ったここ。
登山ルートから外れた場所で事故が起きています。
道迷いのケースです。
道迷いの危険は大山のような低山にこそ多く潜んでいます。
低山には地図に載っている正規の登山道と交わるように道のように見える踏み跡がたくさんあります。
林業者がつけた作業道地元の人が利用する生活道など正規の登山道との分岐点に道標などはいちいち設置されていません。
こちらですねどうしても下山したいという方がですねこっち上に上がっているので下に行こうという事で…。
林業者がつけたこの作業道をそのまま下ってしまうとその道もやがてなくなり林の中で完全に迷ってしまうのです。
ここはですね本来こちら側が登山道なんですけども巻き道というか。
正規の登山道のすぐそばにつけられたこの巻き道の先はどうなっているのでしょうか。
道迷いをはじめとする山でのさまざまな事故。
大山の山岳救助隊は24時間体制で救助に駆けつけます。
大山での事故の救助要請は最近ではほとんどが登山者の携帯電話によるものです。
それは迅速な救助活動に大変役立つと北條さんは言います。
あとはおのおのがですね登る時に…。
いや〜どうですか?何かさっきの登山道の方は見てて人がいなかったらホントそっち行っちゃうなという道ばかり。
迷い道にはまりますよね。
はまりそうです。
何か山の作業される方の印が。
作業のね赤いのありましたけど。
ピンクのかかってましたけど「あっここを通れば」という気にもなりますよね。
しかももう一つの方が先ほどおっしゃってたみたいに上がるってなってるけどその上がった先もそんなに開けたようにも見えなかったからこっちじゃないやっぱりこっちだろうなって間違った道行きそうな気がしますよね。
やっぱり山登ってると必死になって足元ばっかり見ちゃうんで大きな広い景色を見ない事が多くて。
どういう所歩いてきたのかもちゃんと覚えてないでしょ。
だって行きの道と帰りの道ってやっぱり背中にしてた道って覚えてないですから。
今の大山なんて1,250でそれほど高い山じゃない訳ですけど。
でもすごい事故の跡が続いてましたね。
しかも下りに多かったですね。
下りで8割とか言ってました。
石につまずくような話とか。
何かありがちというかそんなような事って「これでこうしてたらこうなってただろうな」という危ない事って結構ありますよね。
そうですよね。
だってさっきの男性の皆さんは「見てたら大した穏やかななだらかな山だと思って行ったら一生で一番疲れた」とか言ったくらいだから。
こういう山だと結構危険な事あるのかもしれませんね。
さてここから山の専門家にお越し頂きました。
越谷英雄さんです。
よろしくお願いします。
こんにちは。
よろしくお願い致します。
今の大山みたいなホント身近な山で結構事故が多いんですね。
そうですね。
日本の山の特徴は1,000mに満たないいわゆる低山って言われている山でも結構登り下りがあるんですね。
それでその中でも岩場が出てきたり土の急斜面だったり石がごろごろした所だとか非常に厳しい山が多いというのが特徴ですね。
あ〜そうなんだ。
先ほども迷い道出てきましたよね。
どうして低い山に迷い道…道迷いというんですか。
低い山の方が例えば生活の道で使ったりとかあとは林業の方がそのままもうショートカットしてうまく近道で行こうとかいろんな道が入り組んで道がつけやすいんですね。
ところが3,000m級の高山はですねもう大体ルートが決まってきてここじゃないと行けないというところが多い訳です。
ですから低い山の方が道が間違いやすいんですね。
それとあとは当然初心者が多いのも低い山が多い訳ですから余計に知識的にも経験的にもどうしても迷いやすいというケースが多いんですね。
特に注意が必要なところというのはあるんですか?やはりさっき藤田さんが言っていたように下ばっか見てないで上もきちっと見るって事なんですよ。
それは道標とか必ず印があるんですね。
それを見落としてるケースが非常に多いんです。
ですからやっぱり地図で確認するって事も大事なんですよね。
だから例えば自分はいいと思ってても自分で分かる場所というのは限られてくると思いますので分かる所で必ず位置確認をやってほしいなと思いますね。
それは地図でですか?ええ地図がいいですよね。
それとやっぱりあれですね。
低い山でも装備はどうなんでしょうね。
誰でも行くから何でもいいだろうというね。
やっぱりスニーカーで行ってしまったり。
トレッキングブーツをちゃんと履いてればいいんですけど。
ホントに私も一度谷川岳に登った経験があるからなんですけど雰囲気としてはスニーカーで大丈夫というイメージがやっぱりありました。
山に登る前に周りの方から靴だけはちゃんとしておいた方がいいよって言われた意味が登り始めてから分かりました。
そこでシニア向けの登山靴選びのポイントを説明して頂きます。
用意されているのは硬いタイプの靴と柔らかいタイプの靴。
まずこれ曲げてみてこんなに柔らかいんです。
外観はかなりごつそうに見えますけど。
この底が柔らかい靴というのは足首を支える力もないんですね。
斜面を下りる時体重をここに乗せた時ですね。
これがグニャっと曲がってしまったら私たちの体を支えてくれない。
こちらはですね簡単には曲がりません。
結構硬い靴です。
これは例えば斜面下りる時にここに体重をきちっと乗せて下りられます。
ですから私たちの足の負担を減らしてスリップする事が少なくなるんです。
更に中敷きのインソールもお薦めだそうです。
こんな薄いもんだけど。
硬いですよね。
私たちの足がね変化を起こすんです。
土踏まずの所に筋肉があってそれ緩んできて下がってくると当然こうも下がりますから中で足が動きやすくなってぶつかったりするんですね。
あとべた足になって力のない足になったりするんですね。
それを防ぐためにこういうものを入れると非常に楽なんですね。
ゲストの藤田さんに登山靴を履いて頂き山での歩行を補助する登山専用のストックトレッキングポールを使って歩いてもらいます。
こう持って頂いた方がいいですね。
それで高さは大体腰骨周辺です。
ちょっと歩いてみて下さい。
はいお疲れさま。
お疲れさまです。
ふだん歩いてて手を振るというのはこうやって振りますよね。
それと同じでいいんです。
例えばこういう事です。
だから右手と左足を同時にこうですね。
こういう感じで歩きます。
もう一回やりますよ。
踏み出した側の足が着地する時反対側のポールも同時に着地。
その位置は足のほぼ真横になっています。
だから右手と左足の同時着地こういう感じです。
もう一度歩いてみてもらいましょう。
いいですね。
これはバランスですかやっぱり。
いわゆる足への負担も減ります。
そうか。
あ〜ホントだ。
ちょっと楽だ。
今度は階段ちょっとやってみますかね。
ちょっと登ってみて下さい。
頂上だ!はいじゃあ下りて下さい。
え〜。
下りが。
はいどうぞ。
結構慎重な。
慎重ですね。
慎重派です。
これで大丈夫滑落しない。
下山しました。
ちょっと私やってみますね。
こうきましてこうです。
斜めに登ってる。
すごいねこれね。
歩き方だけで随分違いますね。
滑らかだ。
これだと滑らないですよね。
もう全然何だろう4本になってる足が。
下りも登りもこのつき方でしたら長さを変える必要はありません。
長さを長くしてしまうとどうしても下につきたがるんで腰の軸がぶれたりいわゆる体自体がぶれてしまうんですね。
垂直に必ず。
ええ。
ポールは必ず垂直に使う事が原則です。
さて今事故や遭難の際に携帯電話が重要な役割を果たすようになっています。
次の遭難のケースなんですけども携帯が重要な鍵を握っていました。
「今月4日東京・東久留米市に住む64歳の男性が山梨や東京などの境にある標高2,017mの雲取山に登山に出かけ帰宅予定のおとといになっても戻らず連絡が取れなくなっています」。
このニュースで報じられた遭難事故は東京山梨埼玉にまたがる百名山の一つ雲取山を目指す登山で発生しました。
遭難したのは…毎年大型連休中にスケッチをする目的で山に登るのが恒例でした。
5月4日三条の湯を出発。
飛龍山を経て雲取山を目指します。
飛龍山から雲取山へのコースはこれまで一度経験しています。
しかしなぜかこの日は飛龍山から迷走を始めます。
ルートを外れてからさまよう事およそ3時間。
夕暮れが迫った時点で完全に道を見失ってしまい自分が遭難者になった事を自覚します。
熊の恐怖におびえながら夜を明かしました。
2日目辺りの景色から必死に地図を読み取りながらどうやら自分がこの辺りにいるらしい事が分かってきました。
目指すはずだった雲取山からは全く反対方向に下っていたのです。
ここから沢伝いに下って下山しようとしましたが沢は滝や滑る岩で非常に危険なため西側の山を越えて一番近い人里山梨県の甲州市一ノ瀬高橋地区を目指す事を決意します。
遭難から4日目食糧が完全になくなり笹の柔らかい部分や山菜などで飢えをしのぐほかなくなりました。
しかしこの日ラジオから意外なニュースが飛び込んできました。
埼玉県の酉谷山で遭難した男性が自ら携帯電話で救助要請をし無事救出されたというのです。
酉谷山はAさんがいる辺りからおよそ10kmほどしか離れていません。
山で携帯がつながるとは思ってもいなかったAさん。
早速山に入る時はバッテリー切れを防ぐために電源を切っている携帯を取り出して確かめてみました。
ところがつながりません。
それでも諦めませんでした。
10分歩いては10分休む。
その繰り返し。
電波のつながりそうな尾根らしき所に出るたびに電源を入れて確かめます。
つながりません。
すぐに電源を切ります。
Aさんの携帯はつながる事なくバッテリーもどんどんなくなっていきます。
そして気力も体力も限界に達しようとしていた…。
目指した一ノ瀬高橋地区にたどり着く事ができました。
すぐさま携帯の電波を確認。
圏内になっていたため警察に連絡。
もしもし警察ですか。
私1週間前から遭難した…。
通話の途中でバッテリーが切れたものの30分後警察が場所を特定し救助に駆けつけました。
つながる事を信じて山の中で携帯のバッテリーを節約する事に努めた結果でした。
いや〜大変ですね。
遭難しちゃうと8日間。
いや〜ありえないですね。
8日間も山で迷うなんて怖い。
怖いですよね。
怖いです。
地図を持ってらした事とラジオとそれから携帯が。
しかもちゃんと電源を切って歩いてたというのがよかったですよね。
昨年の山岳救助の要請の70%強が携帯電話で要請している訳ですね。
今はやっぱり携帯電話って私もそうですけどもう必須ですね。
一番いいのは同じメーカーじゃなくてA社とB社バラバラに持った方がいいです。
分かる気がします。
片方がつながっても片方がつながらない場合がある。
そういう場合もよくあるんですね。
このA社の方が非常によくつながるよと言ってても実際山行くとつながらない場合よくあるんですよ。
ですからやっぱりB社の方を使うとつながったという。
私八ヶ岳でそういう経験ありましたから。
あ〜そうなんだ。
会社によって違ってつながったりつながらなかったり。
よく山小屋でも越谷さんあれですよね。
つながる所とつながらない所と。
場所はですね例えば5m動いて場所変えるとつながる場合もよくあるんですよ。
ありますよね。
よくアンテナ拾うというのありますよね。
それ場所をちょっと移動してみるって事も大事なんじゃないですか。
先ほどのVTRですと警察に電話されてましたけど家にかけるか警察にかけるか…。
電池がようやく範囲に入ったから家族にも安心してくれと連絡したくなっちゃう場合。
それはちょっとやめた方がいいですね。
まず警察ですね。
電池切れた携帯電話何の役にも立たないですからね。
これ携帯電話救急車を呼ぶのと同じでですねむやみに電話をかけられたら救助する側も難しいですね。
何年か前に白馬岳であったんですよ。
「私疲れちゃったからヘリ呼べ」とかいきなり携帯でね。
だからそういう携帯の使い方も安易にね警察を呼ぶって事はちょっと控えてほしいなと思うんですね。
なぜかというと本当に救助が必要な方が今度は救助をされなくなってしまう事がある訳です。
さて高齢になると自分でも気付かないところに山の危険は存在します。
大阪のご夫婦のケースをご覧頂きましょう。
大阪府箕面市。
この町で理髪店を営む夫婦がいます。
2人は60歳過ぎてから山登りを始めました。
お店の壁にはその時に撮影した山の写真を飾っています。
そんな増本さんは去年妻と登った山で心筋梗塞を起こし死にかけました。
5月13日2人が目指したのは日本百名山の雲取山。
埼玉県秩父の三峯神社を出発。
アップダウンのある変化に富んだ稜線を登っていきました。
標高1,921mの白岩山を越え雲取山への最終段階に入った時です。
増本さんは突然の胸の痛みに襲われたのです。
妻の茂子さんは助けを呼ぼうとしました。
しかし携帯は圏外つながりません。
増本さんが倒れた場所は雲取山荘まで1.3kmのところ。
茂子さんは助けを求め走りました。
幸いにも山荘の手前数百mで他の登山客の携帯電話を借りて救助を要請できました。
増本さんが倒れてから3時間半後に救助のヘリが到着。
診断結果は心筋梗塞。
あと救助が少し遅れれば命を失っていたと医師は言います。
年に一度受けていた健康診断では異常はありませんでした。
なぜこの時この山で心筋梗塞を発症してしまったのでしょうか。
救助にあたった秩父警察署がこの年に起きた遭難発生状況をまとめた記録です。
増本さんのケースを見ると「心筋梗塞」と記された横に「夜通し運転」とあります。
増本さん夫婦は前日の夜6時に店を閉め7時に箕面市を車で出発。
名神高速道名古屋から中央道500kmの道のりを増本さん1人で運転。
午前2時に登山口の三峯神社に到着しました。
車内で3時間仮眠をとりおにぎりとみそ汁の朝食を食べて朝6時に登り始めます。
そして4時間後心筋梗塞で倒れたのです。
70歳を過ぎた増本さん夫婦はなぜこんなハードなスケジュールを組んだのでしょうか?山で倒れる前は店の定休日は…地域の理髪店組合の取り決めでした。
しかし水曜日には必ず帰って店を開けます。
遠くの山に登る時はどうしても厳しいスケジュールとなってしまうのです。
共に理容師だった増本さん夫婦が結婚したのは47年前。
2人の娘を育て上げ孫たちも今では高校生と中学生。
そんな一家の暮らしを支えてくれたのは長年店に通ってくれる地域の人たちです。
だから自分たちの登山の都合で勝手に店を閉める訳にもいかなかったのです。
2人の山の思い出が詰まったアルバム。
10年前から始まった、本格的な山登り。
大自然の中2人で一緒に味わえる解放感と達成感。
その楽しさの虜になった2人に新たな目標も生まれました。
百名山79番目として登ろうとしたのが雲取山だったのです。
でも助かってよかったですね。
心筋梗塞山のあんな所で。
ラッキーでしたよそれだけでも。
ただちょっとすごいね7時間走らせて行くって。
むちゃがあったというのもあるだろうな。
休息もとったから自分では3時間だったけどまあ休んだつもりだったんでしょうね。
きっとそれまでそんなスケジュールを何とかこなされてきたんでしょうね。
きっとそんな経験があってだからそんな計画になったんじゃないかなってちょっと思うんですけど。
やっぱり目標があると達成したいですものね。
やっぱりこれは越谷さん百名山もあるし後期高齢者という意気込みと言いますかね。
どうしても団塊の世代の人たち私も含めてそうなんですけど「あいつが登ったのに俺登れねえのかな」とかね。
考え方ってよくあるんですよ。
「あいつが登ったのに俺が登れないのはしゃくだな」とかね。
そういう失敗する例ってのがここんとこ山の遭難では見え隠れしてるんですね。
今日は事故の話が多かったんですけどもやはり我々シニアの世代団塊も含めて山を楽しむって事はいろんな面で大事な事だと思うんですよね。
健康の面でもね。
そうですね。
健康には最高にいい訳ですよ。
体といわゆる精神的にもホントにリフレッシュしますしね。
でもいいですよねご夫婦で山に登って。
増本さんご夫婦の頂上での写真何枚もありましたけど。
生き生きしてすてきでしたね。
生き生きしてますよねホントに。
あれだとやっぱり100枚欲しくなる訳ですよね。
その気持ちものすごく分かりますね。
今増本さんは病気を克服して低い山って言いますかね。
散策するようにして楽しまれてるようですけどね。
あ〜良かったですよねホントにね。
すばらしい事だと思います。
そういう面でいえば中高年の登山で一番大事にすべきポイントというのは?端的に申し上げますとねまず無理をしないって事ですね。
それと自分の力量に合った山登りをして下さいって事なんですよ。
あまりにもね中高年…ってよく言われるんですけど無理をしないで力量に合った山登りをしてればそんなに事故ってのはね極端に増えないと思うんですね。
それと初心者単独というのは非常に厳しいです。
ダメなんだそれは。
中高年の男性に多いんですね。
単独で歩いてる方特に。
どういう訳かねお仲間がいないのかどうか分かりませんけど。
(藤田)いやいやいや。
分かるような気がしますそれは。
でも単独で登るんですね。
でもさ団塊とか今までやったとおりお仲間がいないという人もいるかもしれない確かに。
行きたいけど仲間がいないからつい一人で行くって事もあるかもしれないなそれは。
仲間もいないしじゃあ行くかと。
それは危ないですねやっぱり。
危険ですね。
もう夏山シーズンは終わりましたけれどもこれから先は紅葉の秋の山が待ってますから是非藤田さん山に登って撮りましたら一つこちらの方に送って下さい。
そうですね。
はい。
いつかお送りできる日が来るといいな。
越谷さん藤田さん今日はどうもありがとうございました。
ありがとうございました。
風吹さん今夜のお茶は何ですかこれは。
月光白。
白茶なんですね。
雲南省のプーアル茶を作る品種から作られたものなんですが名前の言われはこの茎や葉っぱの部分が夜空の月のようだという事で。
何かロマンチックな名前ですね。
いい名前だ月光白。
じゃあ頂きます。
白茶ですから香りも優しい。
あ〜ホントだねほんのりと。
甘さもあります。
甘いですね。
あとしばらくで中秋の名月そういう季節になりましたね。
早いですね。
早いです。
「24年前64歳の時に登山家の長谷川恒男さんの登山教室に通ったのがきっかけで以来その時の仲間と毎月のように山に通うようになりました。
長谷川さんの『山は年じゃない。
いくつになってもあなたの山はあるんだよ』の言葉が私の人生の指標です。
10年ほど前からは秘湯を探してはその近くの山に登っています」。
気持ち良さそうですね。
いいですね。
「去年は日本で唯一の人が入浴できる間欠泉の温泉に行きました。
大きなけがもなく続けてきました。
今はグループの最高齢が92歳私は米寿」。
88ですね。
「平均年齢は74歳」。
皆さんお元気ですね。
すばらしい。
「山と人との出会いで私の人生の終章は豊かなものになりました。
感謝です」という。
お元気そうですね。
ちょっと88とか90とか。
負けてられませんねホントにね。
頑張れば続ければ。
さて「私の団塊スタイル」では皆さんからの写真とお便りを募集しています。
趣味や仕事に打ち込んで輝いている姿を紹介したいと思っております。
皆様からのご投稿お待ちしています。
風吹さんも山へは?そうですね。
やっぱり自分の体力を思い知る事になるのでやっぱり年に1度はちょっと経験したいテーマではあります。
山登りって。
意外と強そうかもしれないね。
足腰意外と。
だけど見かけがちょっと似合わないらしくお仕事では一度もそんな事はありませんでしたけど。
でも好きですよ。
そうですか。
じゃあ仕事の方でこれから。
でも憧れますホントに。
9080で登ってらっしゃる方がいるとやっぱり頑張らなきゃなと思いますね。
2014/09/12(金) 11:00〜11:45
NHKEテレ1大阪
団塊スタイル「ここが危ない!シニア登山」[解][字][再]
増え続ける中高年の山の事故。道迷いや転倒など身近な低い山にも潜む危険、心筋梗塞などの突然の発病、緊急時の携帯電話など、実際の山の事故を例に未然に防ぐ方法を探る。
詳細情報
番組内容
中高年の登山ブームの中で、増え続ける山の事故。ハイキングに行くような山でも事故は多発している。道迷いや転倒など意外な危険が潜んでいる。経験を積んだ登山者でも、ハードなスケジュールが引き金になって、心筋梗塞などを発症することも。また、緊急時の携帯電話の重要性など、実際に起きた中高年の山の事故を例に、事故を未然に防ぐ方法を探る。【出演】藤田朋子、風吹ジュン、国井雅比古、越谷英雄(日本トレッキング協会)
出演者
【ゲスト】藤田朋子,【解説】日本トレッキング協会…越谷英雄,【司会】風吹ジュン,国井雅比古,【語り】秀島史香
ジャンル :
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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日本語
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