(テーマ音楽)橋を渡ると水面に浮かんでいるような村が現れます。
家並みは村出身の商人たちが建てたものです。
中国・安徽省。
山に囲まれた盆地の中に宏村があります。
明清の時代に建てられた伝統的な小民家100軒以上が残る村です。
村は周りを人工の池に囲まれここに300世帯およそ1,300人が暮らしています。
村には600年も前に築かれたという水路が縦横に張り巡らされています。
水は川の源流から引き込まれ炊事洗濯など村の人々の生活に今も欠かせません。
村の中心に向かいます。
真ん中に造られた半月状の池。
周囲130m深さは1.2mあります。
なぜ半月の形かというと満月はすぐ欠けてしまうので長い繁栄を願うには半月の方がよかったのです。
この池に水をためておけば火事の時にも使えるそうです。
ここは清代末期の塩商人の家…900年余りの歴史がある宏村は安徽商人の出身地として知られています。
村で学問を修め外で活躍した商人たちは財を成して故郷に家を建てるのが習わしでした。
宏村で最も裕福だった塩商人は科挙の試験を経ずに官僚の地位を得たといいます。
水路を掃除している老人がいました。
商人の末裔で自分も最近故郷に帰ってきたそうです。
ここから水を家の下を通して中に取り入れているんです。
家の中に案内してもらいました。
この家は明の時代1600年ごろに造られたそうです。
外の水路から引かれた水で庭に池が造られていました。
更に家の床下に水が回り込み部屋の熱気を奪い取る仕組みです。
夏はエアコンで温度を20度くらいまで下げるでしょう。
でもこの部屋は何もしなくても涼しいんです。
家の物見やぐらへ上る階段です。
階段は垂直になっていてやぐらを支える柱の役割をしています。
階段を上ると…宏村が一望できます。
安徽商人たちはこぞって村に豪華な家を建てました。
家には火事による延焼を防ぐため馬頭墻と呼ばれる防火壁が造られました。
うだつと同じ意味で馬頭墻は富の象徴であり高ければ高いほど財力がある事を示しました。
宏村の人々は外に出稼ぎに行っても最後に必ずここに帰ってきます。
葉っぱが根元に落ちるようにね。
昔からの習慣をみんな守っています。
安徽商人が自分の故郷に戻って造った明清の時代の家々。
宏村の景観をつくり今に息づいています。
2014/09/12(金) 04:15〜04:20
NHK総合1・神戸
シリーズ世界遺産100「安徽省の宏村〜中国〜」[字]
故郷に錦を飾る ▽文化遺産 【語り】松平定知 【テーマ音楽】久石譲
詳細情報
番組内容
故郷に錦を飾る ▽文化遺産 【語り】松平定知 【テーマ音楽】久石譲
出演者
【語り】松平定知
音楽
【テーマ音楽】久石譲
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境
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