時論公論「吉田元所長証言公開 事故対応の教訓に」水野倫之解説委員 2014.09.12

テニスの四大大会に、初めて日本人が出場したのは1916年。
結果は2回戦敗退。
それから98年。

ケイ・ニシコリ!
ついに世界の頂点が見えてきました。

体格の違い。
圧倒的なパワー。
男子テニスで世界と日本との間には大きな差がありました。
歴史を変えたのは今週、日本人初の全米オープン準優勝を果たした錦織圭選手。
早くから非凡な才能を認められ13歳で単身渡米。
世界中から集まるトップレベルの選手と、しのぎを削りました。

試行錯誤の末に編み出したのは体格の差を補う新たな戦法。
その威力に世界が目を見張りました。

歴史を変えた24歳。
世界の頂点を目指す戦いに迫ります。

こんばんは。
「クローズアップ現代」です。
今夜は近田が担当します。
多くのプロスポーツの中でも男子のテニスといいますのは世界のトップと日本人の選手の間に大きな差があるといわれてきた競技です。
それが今週、錦織圭選手が日本人として初めて四大大会の一つ、全米オープンのシングルスで準優勝。
日本テニス界の歴史を塗り替えたのです。
テニスのツアー大会というのは世界各地で行われます。
その最高峰が、グランドスラムと呼ばれる四大大会です。
錦織選手が出てくる前日本の男子は95年に松岡修造さんがウィンブルドン・ベスト8まで行きましたが、それを除きますとなかなか勝ち進めないという時代が長く続いたんですね。
その大きな理由が体格とパワーの違いです。
80年代まではサーブ&ボレー。
サーブで相手を崩し前に出ていくプレーが主流でした。
それがトレーニング方法の確立やラケットの進化などによってサーブに対するレシーブ力が向上。
最近はベースライン、後ろに下がって打ち合うストローク戦が主流です。
いずれにおいても体格に差のある日本の選手というのは世界のトップに遠く及ばなかったんです。
錦織選手も身長は1メートル78センチ。
世界のトッププロとしては小柄なほうです。
ここ10年の男子シングルスを引っ張ってきましたいわゆるビッグ4と呼ばれるトップ選手と比べますとご覧のとおり大きな身長差があります。
ただ、ことしに入って錦織選手は急成長します。
3月にフェデラー。
そして今回、ジョコビッチとビッグ4のうちの2人に勝利を収めているんですね。
躍進の背景には体力に勝る相手に打ち勝つため10年かけてたどりついた錦織選手ならではの新しいテニスの姿がありました。

決勝戦から一夜明けてインタビューに応じた錦織選手。
今大会のベストプレーは何か聞きました。

一番はやっぱりストロークのよさがすごい際立って特に、中にステップインしてベースラインの中に入って、入る攻めるショットが一番よかったかなと思います。

世界ランキング1位ジョコビッチ選手との準決勝。
ジョコビッチ選手はベースラインから2メートル50センチほど離れて打っています。
これに対し錦織選手の立ち位置はほぼベースラインの上。
深いボールが来ても下がりません。
速いテンポで相手が構える間もなく打ち返す戦術です。
相手の反応が遅れ甘いボールが返ってきたところでさらに前に出ます。
ジョコビッチ選手は全く反応できませんでした。
前に出てボールを返せば相手にあまり振り回されません。
今大会、1ポイントを取るために走った距離はジョコビッチ選手よりも2メートルほど短くなっています。
その分、体力も温存できるのです。
テニスプレーヤーの松岡修造さんです。
深いボールもベースライン上で打ち続けるこのプレー。
素早いフットワークと相手のボールを予測する高い能力を持つ錦織選手だからこそできるテニスだと言います。
2014/09/12(金) 00:00〜00:10
NHK総合1・神戸
時論公論「吉田元所長証言公開 事故対応の教訓に」水野倫之解説委員

東京電力福島第一原子力発電所の事故から3年半。対応にあたった吉田元所長の証言が公開された。事故への対応の教訓に、公開された証言をどういかしていくべきか解説する。

詳細情報
番組内容
【出演】NHK解説委員…水野倫之
出演者
【出演】NHK解説委員…水野倫之

ジャンル :
ニュース/報道 – 解説
ニュース/報道 – 定時・総合
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 1/0モード(シングルモノ)
サンプリングレート : 48kHz

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