休日の
ショッピングゾーンは今も大賑わい
その一角にレムソンズというちょっと変わった店がある。
長い行列ができているけどいったい何の店なのかなぁ
ようやく順番が来たこちらの若者3人組
えっ手洗い?
更に消毒まで
でカップを手にとって…。
なに!?アイスクリームを自分で出してる!そうここはアイスのセルフサービスの店だ
味は定番のチョコやバニラをはじめ14種類から自由に選ぶことができる
こっちの彼はこれがなんと4種類目。
こんなことよそじゃできないもんね
お次はトッピングのコーナーへ
迷うはずだ!
新鮮なカットフルーツにカラフルなチョコも
出来上がり!
ずいぶん盛りましたね。
最後にお会計
これまでにないスタイルの店
さてさっき4種類も盛った彼は…
なんと1,500円オーバー!
自分で作った自分だけのオリジナルアイス。
どうおいしい?
作り上げたのはこの男
実はこの男数々の飲食チェーンを立ち上げてきた伝説の男だ
その1つに案内してもらった
22年前つくったというその店はカントリー風のおしゃれな一軒家。
その名は
作り置きではなく注文が入ってから1つずつ焼く
素材もフレッシュ。
ヘルシーにこだわり野菜たっぷり
注文から5分ほど待つけど大手チェーンじゃ味わえない
このフレッシュネスバーガーを一から築き上げたこの男の名は…
味だけじゃない。
個性的な店のつくりでも大人を引きつける
どこも似たり寄ったりの大手の店とは違ってさながら大人の隠れ処。
この雰囲気が好きなお客だけ来てくれればいいと考えたのだ
栗原の狙いは的中。
この個性が熱烈なファンを生み今や170店舗。
ハンバーガー業界で独自の地位を築いている
栗原の飲食チェーンを成功させる力はどこで生まれたのか?村上龍はこう指摘した
中学・高校時代はバンド活動に熱中した
卒業後
自ら志願して2年目から現場監督を務めた
設計から建築内装まで現場のすべてを任された栗原。
前途洋々の日々を送っていた。
だが26歳のとき突然かかってきた一本の電話が栗原の人生を変えることになる
呼び出したのはうどん店を経営していた義理の兄田渕
会うなりこう言った…
突然の突拍子もない誘い。
だが栗原はこれを受けた
栗原が義理の兄とつくった店とは…
これですよこれ。
おなじみ…
言わずと知れた持ち帰り弁当の専門店だ
から揚げあがりました。
おかずは店内で調理。
ごはんも炊きたてを盛る。
いつでも作りたてほっかほかの弁当を提供。
作り置きの冷めた弁当が当たり前だった時代にこれを日本で初めて栗原たちが打ち出したのだ
創業時から変わらない定番といえばこれ…
白身魚のフライがど〜んとのって当時は260円だった
あったかい作りたてで人気沸騰。
チェーンに加盟したいとのオファーも殺到し
常識破りのスピードで拡大していった
それにしても創業者の田渕はなぜ栗原を誘ったのか
積水ハウス時代の経験を買われ店づくりを担当した栗原。
弁当を作っているのが外から見えるオープンキッチンを取り入れた
それは今の店でも変わらない。
作りたてと親しみやすさを印象づけるためだ。
それだけではない
オープンのチラシからメニューのデザインも栗原の担当
飲食店経営のすべてをほっかほっか亭で身につけたのだ
その後店は順調に増え2,000店舗を超えた頃役員となっていた栗原にこんな思いが生まれていた
そんな栗原に
ほっかほっか亭の物件探しをしていた栗原。
住宅街の外れにある古びた一軒家を見にいった
その瞬間栗原の中であるイメージが浮かび上がった
すぐさま家に帰った栗原。
頭の中ではこれまでの経験や知識が一気に爆発。
溢れ出す店のイメージをひと晩で描き上げた
その絵は今も大切に保管してある。
それがあのフレッシュネスバーガー1号店だ
看板の絵やロゴもきっちりと描きこみ色づかいまで「モスグリーンで統一」と細かく指定
たったひと晩で仕上げたそのイラストはそのまま店ができるほどの完成度だった
業界で確固たる地位を築き上げたフレッシュネスバーガー。
だが栗原はそのすべてを手放した
いったい今は何をしているのか
2年前フライドグリーントマトという小さなベンチャーを興した
ここは飲食業態の立ち上げを専門とする会社だ
実は最初に紹介したアイスクリームのレムソンズも栗原の会社が生んだ新たな業態の店だ
今も栗原は新しい業態を世に出すため各地を飛び回っている
今夜は伝説の仕掛け人栗原。
そのヒットの法則に迫る
こちらがVTRにも出てきましたフレッシュネスの絵とノートですね。
栗原さんがお描きになったやつですけども。
ひと晩で描いちゃったみたいな…。
ワクワクしたんでしょうねきっと。
ワクワクですね。
小説書く方ほどあれかもしれない…。
いやそういうときあります。
ありますよね。
だからそのワクワク感を人生の基本にしちゃうと安定期に入ったときにですねちょっと違うことになっちゃうんですねきっとね。
栗原さんのビジネス人生を簡単にまとめさせていただきました。
栗原さんの本当の意味でのスタートっていうのはフレッシュネスバーガーをつくろうかなと思ったその瞬間じゃないかっていう気がするんですよね。
そうかもしれないですね。
でもすでに大手のハンバーガーチェーンがたくさんあるなかこのフレッシュネスを立ち上げたときっていうのはどういったお気持だったんですか?やっぱり挑戦というか…。
暇だからって…。
ご自分の家のそば?えぇ。
しょっちゅう通ってたので。
ちっちゃい頃からハンバーグ作るの上手だってそれじゃないですよね。
全然。
ハンバーガーが大好きだったみたいな…。
いやそうでもないです。
意味不明ですみません…。
ただ雰囲気のある一軒家を見てなんかああいうアメリカン風のハンバーガー屋つくろうかなと思ってもその前のほっかほっか亭と積水ハウスの…。
ここがなかったらたぶんこのトレーニングと経験がなかったら無理かもしれないですね。
えぇと思いますね。
自分は普通に一生懸命ただ毎日やってたんですが。
普通できないですよそんな。
いわゆるお客さんをこう…。
嗜好が分散化する時代でお金持ちと一般庶民を分けて考える時代はもう終わってると。
どのような時間どんな文化を提供するかっていうのが問われると。
そうすると必然的に全国的なメガチェーンっていうのはちょっともう必然的に古いわけですよね。
だから自分の考えとしては…。
そういうようなことが重要になってくると思いますね。
このあとは栗原がまた1つ時代の風を読んでつくった店。
女性客が押し寄せてあの人も大喜び
東京中目黒に去年オープンした人気の店がある
ピザの専門店だ
焼きたてをお客のもとへ。
材料はイタリアから直輸入した本格派
しかも驚くなかれ。
これがなんと500円。
ワンコインで楽しめるのだ。
仕掛け人はやはり栗原。
ピザの大きさにも秘密があるという
栗原はピザを女性が1人でも食べきれるサイズにしてその分安くした
すると狙いどおり女性客が殺到。
今や大人気の店に。
今後チェーン展開していく予定だ
しかし栗原が最も大事にするのはコンセプトを明快にした
で店のコンセプトは?
どういうふうにイタリアのピザ屋を演出したか。
まずは客席からよく見えるところにピザ窯を置いた
作っているところも見せて出来上がりまでの期待感を膨らませる
そして床は
わざわざ使い古した中古のタイルを買って敷き詰めた。
外観も栗原のイメージするイタリアのカフェ。
実はこの店去年まで本格的なイタリアンレストランだった。
改装を依頼したオーナーは
栗原の店づくりはイタリア人のジローラモさんにはどう映ったのか
ジローラモさんと会って1〜2時間話して
一方こちらはあの
この店のコンセプトは
女性スタッフの制服は昔の
そしてこの目を引くカラフルな壁は…
このおしゃれな店づくり栗原に依頼したのは…
栗原の感度の高さに一目置いている
そのセンスはどこから生まれるのか
ただいま。
秘密を探るために自宅におじゃま。
家に帰ると必ずやることがある。
取り出したのはレンタルDVD。
愛犬のララちゃんを隣に座らせて見始めた
あれ?ずっと早送り?
ここまでものの10分
更にもう1本。
また早送りだ。
すると画面を止めた
実は栗原が見ていたのは衣装や家具小物などのデザイン。
これを20年以上前から毎日のように続けている
こうして日々センスを磨いているのだ
早送り鑑賞は…映画の。
あれはせっかちなんですか?まぁそうなんでしょうね。
あぁそれはまたゆっくり見たりとかするんですね。
ひと晩何本くらい見ちゃうんですか?だいたいアメリカ映画ですか?いやそんなことないです。
なるほど。
さっきのビームスのアイスクリームもなんとなくこう…なんていうのかな。
アメリカングラフィティーみたいな感じがちょっとするんですが。
こちらに栗原幹雄語録ということでフリップを作らせていただきました。
嫌われることがオリジナリティ。
個性と言ってもいいかもしれないですね。
そうですね。
ブレストしてもいいアイデアは出ないってことは個人の強烈な思いとかモチベーションが何かを生むってことですよね言葉換えると。
えぇ。
あと飲食業界全体を見渡したときにですねメガチェーンはもう必要性がどんどん薄くなるってことはもうそのトレンドは止めようがないと思うんですね。
そういったときに今の「個」っていうかですね個人というものを中心としたいわゆるマーケティングというのはこの後もしばらく続くんですかね?フレッシュネス私行かない…スターバックスしか行かないとかね。
もう全然違う。
そこでの飲食業の商売っていうのはスリリングですけどおもしろいんでしょうねきっと。
そうなんですよね。
そのときにどうやって…どこにアンテナとか向けるんですか?ふだんどおり…。
よく見たり聞いたりすると…。
えぇ。
数々の飲食チェーンを立ち上げ成功させてきた男栗原
それはあの会社!
ご存じ…
いわずと知れた大手牛丼チェーンだ
その野家の子会社の中にグリーンズプラネットという会社がある
ここは14の飲食業態を持っている
主力の店はこの…
よくあるたい焼きやたこ焼きなどのテイクアウト専門店
こちらのピーターパンという業態はたこ焼きのほかカレーにラーメンまで。
いったい何屋さん?どの業態もこれといった特徴を打ち出せず会社は…
困った野家ホールディングスの安部会長がじきじきに頼った男がいる。
それが数々の飲食チェーンを成功させてきた栗原だ
立ち上げのプロ栗原。
次なる仕事は
早速動いた栗原
この日は
主力のたい焼きのメニューを増やそうとしていた
なぜか苦笑い。
まずは食べてみる
また苦笑い。
不安そうな担当者
まず栗原が指摘したのはたい焼きが13種類もあること。
売り上げを伸ばそうとやみくもに種類を増やした結果店のウリが何なのかわからなくなっていたのだ
早速改善。
テストキッチンに持ち込まれたのはこれまでとは違う鉄板。
普通のものより底が浅い
その言葉どおり甘さを控えた高級なあんこをたっぷりと
おぉいいじゃないですか。
これが栗原のイメージするたい焼き。
薄皮でお腹の中にはあんこがびっしり!生地の厚いこれまでのたい焼きに比べるとご覧のとおり。
個性が際立った!
まずは店の核となる定番メニューを強化。
これが栗原流改革の第一歩だ
栗原の改革はこんなところにも
すべての店舗にiPadを導入。
かつては月に1回FAXで報告させていた売り上げや客数食材の発注数などのデータを毎日入力させることに。
そのデータは本部が日々把握。
こうして店の生きた情報をリアルタイムで見える化したのだ
栗原の改革はすでに数字となって表れ始めている。
4期連続赤字だったのが栗原が来てわずか1年で黒字化。
今期の利益は大幅に増える見通しだ
栗原を訪ねてみた。
すると新たなプロジェクトに向かって動き始めていた
机の上には図面が。
屋台のように店が並んでいるが
その舞台となるのは
2階のフードコートをまるまるリニューアルしようというのだ
しかしご覧のように空席が目立つ
なかには撤退した店まで。
果たして勝算はあるのか
栗原のプランはフードコートすべてを自ら持つ業態で固めるというもの
早速どんぶりのメニュー開発。
ターゲットは男性。
だから山盛り
量的にはこの前のとそんな変わらないです。
こちらも山盛りだ
次に持ってきたのがから揚げ丼。
でっかいから揚げが4つも乗っている。
まさに男めし
しかし栗原…
から揚げをどんどん足していく
それが栗原流業態開発の真骨頂だ
ゼロから何かを立ち上げていくのと再建っていうのは微妙に違うかもしれませんけどどちらがどうなんですかね?はたから見てると例えば新しいゼロからの立ち上げと再建っていうのはまったく違うもののように見えますけど案外アイデアとか自分の中の経験値とかトレーニングしたものとか知識とかの組み合わせとかっていうことで考えるとそんなにまったく違うもんじゃないのかもしれないですね。
と私は思いますけど。
飲食店で新しい業態を考えたり実現したりしていくときに何が一番大事になってくるんですかね?つぶれちゃいますもんね利益が出なかったら。
このあといよいよ
ショッピングモールに栗原の姿があった
全面的に請け負ったフードコートのリニューアルオープンまで残り1か月。
進捗を確かめに来たのだ
こんにちは。
お疲れさまです。
伝説の男栗原にまた新たな伝説が加わるのだろうか
収録を終えて村上龍はこんなことを考えた
2014/09/11(木) 22:00〜22:54
テレビ大阪1
カンブリア宮殿【外食“伝説の立ち上げ人”新たなる挑戦】[字]
「ほっかほっか亭」「フレッシュネスバーガー」「魚がし日本一」…全く異なるジャンルの飲食店をことごとく成功させてきた“伝説の男”その驚きの手腕に迫る!
詳細情報
番組内容
温かい作りたて弁当「ほっかほっか亭」、こだわりの高級ハンバーガー「フレッシュネスバーガー」、寿司の立ち食いスタイルを導入した「魚がし日本一」…。これまで時代を先取りする数々の業態を立ち上げて成功させてきた伝説の男、栗原幹雄。栗原はすべて絶頂期にその会社から離れ、次々と別のビジネスを立ち上げてきた。
番組内容つづき
現在は、一昨年創業した「業態立ち上げ専門会社」フライドグリーントマトで新しい飲食業態の開発に挑んでいる。さらに、あの吉野家ホールディングスから子会社の再建を託されるという新たな挑戦も始まっていた。同じ飲食業とはいえ、全く異なる業態やジャンルの店を、ことごとく成功に導く秘訣とはいったい何なのか?外食業界伝説の男、その驚きの手腕に迫る。
出演者
【ゲスト】フレッシュネスバーガー創業者・
フライドグリーントマト社長 栗原幹雄
【メインインタビュアー】村上龍
【サブインタビュアー】小池栄子
関連情報
【ホームページ】
http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/
【公式Facebook】
http://www.facebook.com/cambrian.palace
【公式Twitter】
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