(乃里子)ふーん。
(乃里子)それがあなたの本当の顔なんだ。
(乃里子)あなた。
私がこの人の妻だと知って近づいてきたんでしょ?最低ね。
(紗和)誤解よ。
(乃里子)しらじらしい。
陰で笑ってたんでしょう?
(北野)違う。
紗和さんはホントに何も知らなかったんだ。
何が「紗和さん」よ。
かばうわけ!?
(北野)行こう。
(乃里子)ちょっ…。
放して!
(北野)帰って話そう。
(乃里子)ちょっと。
やめてってば。
(警備員)どうされました?
(北野)いえ。
何も。
(乃里子)ああっ。
これを修羅場というのでしょうか?
私にはとうてい実際に起こっている出来事とは思えませんでした
泥棒猫。
ただかばってくれた彼の手のぬくもりが現実だと教えてくれました
(三島)事情がおありなんでしょうが通報があった以上何も聞かずにお帰しするわけにはいかないんですよ。
(乃里子)ご想像のとおりです。
主人とこの人が不倫をしていたんです。
(三島)なるほど。
それで話し合っておられたと。
(乃里子)話し合いなんかになるわけないじゃないですか。
この人は私の友達だったんですよ。
(三島)ご主人。
事実でしょうか?
(三島)笹本さん。
どうでしょう?
(乃里子)答えませんよ。
この人は結婚してるのに友達の夫を奪うようなずぶとい女なんです。
(北野)やめよう。
人前で話すようなことじゃない。
(乃里子)どうして?私こうなったら出るとこ出るわよ。
絶対にこの女許さない。
(三島)被害は出ていないので今日のところは厳重注意としておきます。
公共の場所であのようなことは二度としないでください。
(乃里子)行くわよ。
裕一郎。
それともここに残る?
(三島)少々お待ちください。
(マネジャー)39歳か。
とても見えないね。
(利佳子)ありがとうございます。
(マネジャー)手。
えっ?
(マネジャー)手を出して。
顔はごまかせても手はごまかせないからね。
へえー。
よく手入れしてるね。
水商売の経験は?ございません。
ハッ。
「ございません」って。
何でホステスしようと思ったの?お小遣いが欲しい程度じゃ勤まらないからね。
私夫と子供置いて好きな男性のところに転がり込んだんです。
彼は芸術家でお金がありません。
私も結婚以来ずっと高収入の夫の元でぜいたくに暮らしてきましたので会社勤めができるような能力もありません。
彼を支え2人で食べていくためには水商売しかないと思いました。
ハハッ。
いいね。
そんな陳腐な作り話を大真面目にできるなんて大した玉だよ。
あら。
陳腐でしたか?いつからでも来てよ。
うちは若い子が多いから年齢なりのテクニックで客を転がして稼いでちょうだい。
(チャイム)
(チャイム)
(俊介)どうなってんだ?
(俊介)あっ。
どうもこんばんは。
(俊介)あのう。
確か7時のお約束でしたよね?いや。
紗和が買い物に出掛けたまま戻ってこないので先にこちらに来てるのかと…。
違いますね。
(北野)申し訳ありません。
われわれに急用ができたので食事は中止にさせていただきました。
ああ。
そうでしたか。
あっ。
紗和はそのこと知ってますか?連絡しまし…。
(乃里子)もちろんです。
奥さんなら今の今まで一緒でしたから。
何で僕に連絡ないんだろう?いや。
さっきから電話何回もしてるんですけどつながらなくて。
あなたもお気の毒な方ね。
(俊介)えっ?後で紗和さんから詳しくお聞きになってください。
奥さんどうかされましたか?
(北野)すいません。
(俊介)いやいや。
別に謝ってもらわなくても。
(北野)申し訳ありません。
えっ?どうして謝るんです?
(俊介)どうして?・
(シャッター音)・
(シャッター音)ただいま。
(シャッター音)お仕事の方?
(亜紀)初めまして。
絵画の仲介をしている佐倉です。
(亜紀)『BONITO』からご紹介を受けました。
『BONITO』?あっ。
ご苦労さまです。
今お茶を。
(亜紀)お気遣いなく。
お茶なら台所をお借りして入れましたので。
ご苦労さまです。
(亜紀)私国内のアートを海外のレストランや画廊に売る仕事をしております。
きっとお役に立てると思います。
よろしくお願いします。
(亜紀)お任せください。
他ならぬ修のためですから。
(加藤)やめてください。
加藤です。
いいじゃない。
知らない仲じゃないんだから。
(バイブレーターの音)
(加藤)もしもし。
はい。
えっ?あっ。
ちょっと待ってください。
(加藤)君に。
警察って言ってる。
警察?もしもし。
はい。
滝川利佳子は私ですが。
はい。
えっ?
(三島)そういえばあの事件の前日にあった火事覚えてますか?はい。
うちのバルコニーから見えました。
(三島)一部ではすでに報道されましたがあれあそこの奥さんが不倫の果てに放火したものだったんです。
昼顔妻っていうんですか?本気になっちゃってね。
家を出ていくために自分の家に火を付けたそうです。
人間ひとたび道を踏み外すと自分がどこにいるか分からなくなる。
一日も早く考え直した方がいいですよ。
・
(ノック)
(三島)はい。
紗和ちゃん。
ごめんなさい。
ううん。
大丈夫よ。
(亜紀)すてきな人ね。
絵を見れば分かるわ。
あなたがいかにほれてるか。
私の絵はまともに描いてくれなかったじゃない?
(加藤)からかうなよ。
(亜紀)それにしても滝川利佳子って。
ハッ。
あなたも相当ね。
あの編集長の奥さんを奪うとは。
(亜紀)平気で使ってる滝川編集長も変態だけど。
(加藤)元女房を捜し出すなんてやつらしい復讐だよ。
(亜紀)私はうれしかったわ。
あなたと別れた後絵の仕事を始めたのはどこかで会えることもあるかなって思いもあったのよ。
(亜紀)「俺もうれしいよ」って言えないの?憎み合って別れたわけじゃないんだから。
ここ結婚当時借りてたアトリエに似てるわね。
あのころはどんなにおなかがすいても海外の珍しい画集を買い集めてたわよね。
(亜紀)これもでしょ?このこと彼女は知ってるの?心配しないで。
誰にも言わないわ。
あなたと私の秘密。
でしょ?紗和ちゃんと乃里子さんがあわや乱闘とはね。
笑い事じゃありません。
だっておかしいじゃない。
不倫なんてあり得ないって言ってた紗和ちゃんが不倫相手の奥さんと図書館でつかみ合い。
不倫なんて遊びだって言ってた私が何もかも捨てて男の家に転がり込んでる。
こんなおかしなことないわ。
3カ月前は今の私想像もしてなかった。
あなたはここで踏みとどまりなさい。
変化のない生活にも貴さがあるわ。
失わなきゃ分からないけど。
私もずっとそう思ってました。
激しい幸せは望んじゃいけない。
ささやかな幸せこそ大切なもの。
だからご飯作ってお弁当作ってパート行って。
つまらないけどそれが幸せなんだって思い込もうとしてた。
でも…。
ご主人と別れて北野先生と一緒になりたいのね?紗和ちゃん。
ひどいですよね私。
でもとっくにうちは壊れていたのかもしれません。
それをただ気付かないふりをしていただけ。
何かを手に入れたいって強烈に願うだけの自信がなかったから。
分かるわ。
痛いくらい分かるわよ。
でも無理よ。
彼は奥さんと別れない。
女は自分の好きになった人を特別だって思いたがるけど特別な男なんていない。
女には遊びの恋ができないのと同じよ。
主人の雑誌にね昼顔妻は家庭を壊さず器用に情事を楽しむって書いてあったけど私がなって分かったわ。
そんな余裕ない。
深い関係になって「ああ。
この人好きかも」って思ったときには本気になってる。
しょせん昼顔妻なんてどこにもいないのよ。
・
(ドアの開閉音)
(俊介)あれ?ママ帰ってたんだ。
北野さんとの飯なくなったんだってな。
もう早く言ってよ。
ごめんね。
ちょっと連絡できなくて。
いや。
じゃあ私はこれで。
利佳子さん。
はい。
ああ…。
いつも色々お世話になってるみたいで恐縮なんですが。
もう紗和とは付き合わないでください。
何言ってるの?こないだの乃里子さんの話は間違い。
俺はそうは思わない。
利佳子さんと知り合ってからママは変わった。
利佳子さんのせいじゃない。
紗和ちゃん。
いいの。
お邪魔しました。
おやすみなさい。
利佳子さん。
ママ。
俺今ママが先に行ったと思って北野さんの家に行ったんだ。
それで?乃里子さんに言われた。
「あなたもお気の毒な人ね」って。
パパ。
ママが悪いんだぞ。
ちゃんと連絡くれないからあたふたしてバカにされちゃったじゃないかよ。
ああ。
腹減ったな。
よし。
たまには俺が作るわ。
おっ。
冷や飯あんじゃん。
チャーハンにしよう。
夫は私が告白するのを封じました
私との生活を守りたいのでしょうか?
それとも聞きたくないことに耳をふさぎたいのでしょうか?
心の中はこんなに変わってしまったのにいつもとまったく同じように夜は更けました
(乃里子)1週間の猶予をあげる。
ここを引き払って私の実家に引っ越してきて。
(北野)同居しろってこと?
(乃里子)私もうこの町にはいたくないの。
分かるわよね?詳しいことは聞かない。
聞きたくもないし。
私の言うとおりにしてくれたら今回のことはなかったことにしてあげる。
(乃里子)あなたも私も社会的な立場があるしつまらない不倫で離婚するのはやめましょう。
ただし彼女とは二度と会わないで。
連絡も取っちゃ駄目。
それだけは守って。
裕一郎愛してるわ。
私の愛情に応えてね。
・
(ドアの開閉音)
(博美)かしこまりました。
(一同)かしこまりました。
(博美)ありがとうございました。
(一同)ありがとうございました。
(博美)はい。
では今日も一日笑顔で業務に励んでください。
よろしくお願いします。
(一同)よろしくお願いします。
おはようございます。
(博美)ああ。
そのことだったら大丈夫だから。
(従業員)でもお客さまとって…。
(博美)うんうん。
あのねこっちで何とかしとくから。
おはようございます。
何かありました?
(峰子)ごめん。
紗和ちゃんごめん。
えっ?
(智也)ちょっと。
大丈夫か?えっ?
(智也)変な噂が広がってるみたいだ。
(博美)お客さまとトラブルになってるそうですね。
すみません。
ちょっと個人的なことで。
(博美)個人的じゃ済みませんよ!スーパーは客商売です。
従業員がお客さまの家族と不倫なんて表に知れたら店の評判がた落ちです。
(博美)さっき北野乃里子さんから電話がありました。
あなたに夫を誘惑されたと。
ハァー。
幸い今は公にする気はないとおっしゃっていましたが店長もどう対応すべきか頭を抱えておられます。
首ということでしょうか?
(博美)解雇はしたくてもできません。
労基法がありますからね。
泥棒猫でも飼うしかないんです。
(北野)誠に申し訳ありません。
(教頭)北野先生。
この際転任を希望されたらいかがですか?夏休み中なら引き継ぎもスムーズにいきます。
(北野)学年の途中で生徒たちを放り出すような無責任なことしたくありません。
生徒たちに迷惑掛けないよう行動を正して指導に当たります。
(教頭)そんなに責任感があるならなぜ人の道に外れるようなことをした!
(校長)奥さんは将来有望な研究者だそうじゃないか。
なぜあんなにも美しく聡明な妻がいながら何の取りえもない人妻と過ちを犯したりするんだ?私の妻にお会いになったんですか?
(校長)けさ報告を受けた。
(乃里子)《教育者という立場でありながら夫がしたことは…》《ホントに許されることではありません》《夫に代わっておわび申し上げます》
(校長)教育者としてはもちろん男としても身辺を整理しなさい。
(美鈴)珍しいですね。
課長がランチに誘ってくれるなんて。
今日は愛妻弁当じゃないんですね?
(俊介)まあね。
(美鈴)ケンカでもしたんですか?奥さんと。
(俊介)ならいいんだけど。
(俊介)あっ。
いや。
何でもない。
あっ。
たまにはごちそうするよ。
1,000円のランチじゃ偉そうなこと言えないか。
(美鈴)何があったんですか?
(俊介)えっ?
(美鈴)今日の課長すごく孤独って感じ。
私毎日ずっと課長のこと見てるから分かるんです。
うちのやつに聞かしたいよ。
そのいじらしい言葉。
(美鈴)やっぱり奥さんと何かあったんですね?何かっていうか…。
(加藤)夜の仕事?ええ。
この年でどうかと思ったけど画家加藤修のモデルは即採用だったわよ。
水商売なんかできんのか?さあ?甘くないのは分かってる。
取りあえず行ってみるわ。
水商売させたくないとか言わないでよ。
言わないよ。
言えないだろ。
そうよ。
お金は必要だものね。
すごい服でしょう?支給品。
39にはきついわよね。
何?あんまり見ないでよ。
見るのが仕事だよ。
そう。
じゃあどうぞ。
お願い。
・
(チャイム)
(亜紀)こんにちは。
お邪魔します。
こんにちは。
(亜紀)ねえ。
急だけどハイリッジホテルまで行くわよ。
ハイリッジホテル?
(亜紀)シンガポールのデベロッパーの集まりがあるの。
うまくいけば今度オープンするショッピングモールのメーンロビーにあなたの絵を飾ってもらえるかもしれない。
早く支度して。
芸術だって営業がいるのよ。
ねえ?行ってきたら?
(亜紀)ちょっと。
その格好はないでしょう?スーツかジャケット着なきゃ。
(加藤)持ってない。
(亜紀)しょうがないわね。
すぐ調達するわ。
急ぎましょ。
いってらっしゃい。
(亜紀)お借りします。
(亜紀)失礼だけどそのお洋服お似合いじゃないわよ。
率直でごめんなさい。
修を売り出すに当たってアトリエに出入りする人も増えるから。
ありがとうございます。
私は絵のことは素人ですので何でも教えてください。
(亜紀)教えるなんてそんな。
じゃあ。
恋する女は美しいなんて嘘です
恋は女を嫉妬に狂わせ人のものを奪えと唆し人を傷つける痛みまでまひさせます
私はこの年まで知りませんでした
醜くなれない女に恋をする資格はないのです
もしもし。
(慶子)紗和さん?ハロー。
あっ。
ハロー。
(慶子)今から行っていいかしら?いつも断りなく来るじゃないですか。
(慶子)たまには聞いてみようと思って。
だったらすみません。
あしたでもいいですか?今日ちょっと疲れてて。
家も散らかってるんです。
(慶子)水くさいこと言わないの。
私が掃除してあげるわよ。
じゃあ後でね。
聞いても一緒じゃない。
フフッ。
ホントはもう来てるのよーだ。
感動の嵐よね。
帰ってきたらご飯も完璧。
洗濯物も完璧。
掃除も完璧。
「お母さん!ありがとう」「いいえ」・
(エレベーターの到着音)ププッ。
(美鈴)笹本課長の奥さまですか?はい。
(美鈴)初めまして。
笹本課長の部下で長谷川美鈴と申します。
・いつも主人がお世話になってます。
・どうぞ。
お入りください。
・
(美鈴)いえ。
こちらで結構です。
(慶子)あの女。
・でも…。
前略。
ご主人を私に下さい。
(美鈴)お姑さんからお聞きになってますよね?私課長が好きなんです。
ちょっと待ってくだい。
課長は意気地なしだし私も最初は暇つぶしだったんです。
男として自信をなくしかけてる年代って振り回すと面白いから。
(美鈴)でもいっつも真に受けておたおたする課長が本気でかわいく見えてきたんです。
・
(美鈴)それに奥さま不倫してますよね?何よそれ?・
(美鈴)課長気付いてますよ。
すごく悩んでました。
・やめてください。
・
(美鈴)やめてほしいのはそっちですよ。
失礼しました。
とにかく早く課長と別れてくださいね。
私は奥さまと違って結婚したら不倫なんてしません。
それじゃあ。
はっ!お母さん。
あのう。
ううっ。
あのう。
来ないで。
汚らわしい!
(叫び声)
一つずつ確実に私の世界は壊れていきました
全てから逃げ出したくて家に火を付けたという奥さんの気持ちが分かるような気がしました
もしもし。
(乃里子)引っ越しの日程決まった?いや。
どうして学校に行ったの?
(乃里子)図書館でのことが知られたら裕一郎問い詰められるでしょ。
先に謝っておいたの。
問題になってからじゃ遅いでしょ。
あの人のスーパーにも言っといたわよ。
大ごとにする気はありませんからって。
裕一郎。
早く荷物をまとめてきてね。
父も母も待ってるわ。
(英語)
(亜紀)何してるの?早く。
(加藤)まるでピエロだな。
(亜紀)似合うわよ。
胸を張りなさい。
(滝川)おお。
ワオ。
一流画家の風格にあふれてますね。
(亜紀)ほらね。
(滝川)佐倉さん。
ミスターラーマンにはわが社からもプッシュしておきました。
(滝川)後はお任せしますよ。
(亜紀)分かりました。
来週バルセロナの絵画コーディネーターとアポイントを取りましたので加藤さんにも一緒に来ていただきます。
(滝川)それはいい。
楽しみだな。
バルセロナって何だ?聞いてないぞ。
(亜紀)今言ったわ。
話題になってるときに一気に攻めなきゃ。
(亜紀)どうしたの?話進めるわよ。
(加藤)考えさせてくれ。
(亜紀)はい?ホントに成功できると思ってんのか?
(亜紀)あなたのいるべき場所は薄暗いアトリエじゃない。
まばゆいライトの下。
・
(音楽)
(亜紀)レディース&ジェントルメン。
&ミスターラーマン。
こちらの絵を描かれたミスター加藤です。
(一同)おおー!
(拍手)
(拍手・歓声)駄目。
ここはそういう店じゃないでしょう。
(男性)チッ。
気取るなよ。
ばばあが。
(男性)何だよ?・
(マネジャー)お願いします。
ごちそうさまでした。
(マネジャー)顔に出さないで。
次はあっちのボックス。
お邪魔します。
お一人です…。
何驚いてるんだよ?お前が何をしているかをちゃんと見守ってるんだよ。
ようこそ。
(滝川)一番高いシャンパンもらおっか?すいません。
(従業員)はい。
ドンペリお願いします。
(従業員)かしこまりました。
(滝川)堂に入ってるじゃないか。
家でもホステスしてましたから。
(滝川)冗談きついよ。
離婚の件でしょうか?
(滝川)離婚はしないよ。
真菜たちから母親を奪うわけにはいかないからな。
(滝川)昨日もな陽菜が「お母さんお母さん」って泣いたんだ。
(滝川)意地を張るな。
いずれ加藤には捨てられるぞ。
アトリエに生意気そうな女が来たろ?あれ加藤の元女房だ。
離婚こそしたがもともとは大恋愛で結ばれたらしい。
しかし焼けぼっくいに火が付いたんだろうな。
近々2人で海外に行くそうだ。
んっ。
あなたが彼女に会わせたのは復縁させるためだったの?
(滝川)まさか。
ビジネスだよ。
んっ。
ひどい人ね。
なあ。
戻ってこいよ。
そんな下品な格好お前には似合わないよ。
あなたにお金で縛られたくないから働きだしたの。
あんな男のために落ちるとこまで落ちる気か?いいかげん目を覚ませよ。
まだ分からないの?目を覚ましたから家を出たのよ。
ありがとうございました。
すいません。
チェンジご希望です。
(俊介)ハハッ。
長谷川君思い込みが激しい子でさ俺がちょっと疲れた顔してたら勝手に「奥さんが不倫したんですね」って言いだしたんだよ。
いや。
前にも言ったとおり俺何とも思ってないしママのことも信じてるよ。
いやぁ。
参ったな。
しかしおふくろが聞いちゃったっていうのはちょっと厄介だよな。
あの人も思い込み激しいから。
あっ。
俺ちょっと今から行って誤解解いとくわ。
うん。
待って。
ああ。
飯なら先に食ってていいよ。
場合によっちゃすし屋か何かに連れてくから。
待って。
誤解じゃないの。
気付いてたんでしょう?私他の男の人を好きになって…。
やめろ!くだらない冗談やめようよ。
なっ?ハハハ。
冗談じゃないの。
・「あるひもりのなかくまさんにであった」・「はなさくもりのみちくまさんにであった」はい。
ママ。
はい。
ママ!・「くまさんの」パパ…。
はむすけたちも一緒に。
はい。
・「くまさんのいうことにゃおじょうさんおにげなさい」・「スタコラサッサッサッのサスタコラサッサッサッのサ」何で言うんだよ?せっかく見ないようにしてんのに。
ごめんなさい。
私もう…。
黙れ!ママはさ平凡だけどカワイイ奥さんじゃないか。
ちゃんと家事もやってくれるし毎日パートで一生懸命働いてくれてる。
子供はいないけど一緒に買い物だって行くし一緒にテレビ見て笑うし誰がどう見ても仲いい夫婦だ。
このままはむすけたちと一緒に穏やかに年取ってくんだよ。
嘘よそんなの。
そんなの私じゃない。
ごめんなさい。
どこへ行ったらいいか分からなかったけど私はもうあの家へ帰ることはない
そんな気がしました
思い出の場所は変わらずそこにありました
神様が私に与えた罰の中で一番大きな罰でした
バルセロナ?ずいぶん急ね。
(加藤)向こうの人間が会いたがってるそうだ。
佐倉さんと2人?いや。
スタッフも一緒だ。
彼女ずいぶん頑張ってくれてるのね。
あなたのために。
最後のチャンスらしいよ。
行ってくる。
帰ってくるわよね?当たり前だろ。
待っててくれるかって聞かないの?どうした?好き。
行ってくる。
気を付けてね。
ああー。
気持ちいい。
子供のころの遠足みたい。
(北野)遠足か。
あんまいい思い出ないな。
ああ。
好きな女の子の隣に座りたかったけど座れなかったんでしょ?
(北野)何で分かんの?フフフ。
私もそうだったから。
いっつも外れ。
(北野)じゃあ今日は?もちろん大外れ。
あっそう。
怒った?ちょっと待って。
昼顔という花は地下にのばした茎でどんどん増え刈り取っても刈り取ってもなかなかなくなりません
そのため昼顔は昔から雑草として嫌われていたこともあるそうです
まるで別れようとしても別れられない不倫の恋のように
誰か教えてください
私たちはどこへ向かっているのでしょう?
2014/09/11(木) 22:00〜22:54
関西テレビ1
<木曜劇場>昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜 #09[字]【崩れていく日常…夫の涙】
図書館で密会していた紗和と北野の前に逆上した乃里子が現れ大騒ぎに。3人は警察から任意同行を求められる。利佳子がアトリエに戻ると加藤と共に亜紀がいて…。
詳細情報
番組内容
図書館で密会していた紗和(上戸彩)と北野(斎藤工)の前に、北野の妻・乃里子(伊藤歩)が現れる。そこで、逆上した乃里子が紗和につかみかかるなど大きな騒ぎになり、3人は警察から任意同行を求められる。乃里子は不倫のことをぶちまけ、絶対に紗和を許さないと声を荒げた。
利佳子(吉瀬美智子)は、ホステスの面接を受け採用される。利佳子が加藤(北村一輝)のアトリエに戻ると、佐倉亜紀(高橋かおり)という女性が
番組内容2
訪ねてきていた。亜紀は、国内のアート作品を海外に売り込む仕事をしており、滝川(木下ほうか)が編集長を務める『BONITO』の紹介でやってきたのだという。それを聞いて嫌な予感がする利佳子。そこに、紗和の件で警察から連絡が入る。
紗和を迎えに行った利佳子は、一緒に笹本家へ行く。経緯を知った利佳子は、俊介(鈴木浩介)と別れて北野と一緒になりたいという紗和に、気持ちはわかるが無理だと返す。するとそこに
番組内容3
俊介が帰ってくる。俊介は、北野夫妻との食事会のためにマンションを訪ねたが、中止になったと聞かされて戻ってきたのだという。俊介は、帰ろうとしていた利佳子に、もう紗和とは付き合わないでほしいと告げる。
あくる日、パートに出かけた紗和は、店長に呼び出される。乃里子から、夫を誘惑されたというクレームがあったというのだ。一方、北野も、校長の高橋茂子(りりィ)と増沢教頭(螢雪次朗)から転任を勧められるが…。
出演者
笹本紗和: 上戸彩
滝川利佳子: 吉瀬美智子
北野裕一郎: 斎藤工
北野乃里子: 伊藤歩
長谷川美鈴: 木南晴夏
滝川徹: 木下ほうか
萩原智也: 淵上泰史
笹本俊介: 鈴木浩介
笹本慶子: 高畑淳子
加藤修: 北村一輝
ほか
スタッフ
【脚本】
井上由美子
【プロデュース】
三竿玲子
清水一幸
【演出】
西谷弘