NHKニュース7 2014.09.11

北海道を襲った猛烈な雨。
昨夜から各地で。
西日本でも。
大気が非常に不安定な状態が続いています。
そしてこちらは、今も雨が降っている仙台市青葉区です。
現在の様子です。
道路がすっかり水につかっています。
数台の車が水につかって動けなくなっています。
車内に閉じ込められた人もいましたが、消防に救助されたということです。
現場付近では被害の通報が相次いでいて、仙台市が警戒本部を設置し、対応に当たっています。
こんばんは。
ニュース7です。
予想できない局地的な猛烈な雨が、各地で降りました。
数年に一度しかないような大雨のときに出る記録的短時間大雨情報は、きょうだけで、全国に8回出されました。
警戒は引き続き必要です。
あすにかけても北日本と東日本を中心に、局地的に非常に激しい雨が降るおそれがあります。
道路にたたきつける雨。
仙台市の午後5時ごろの様子です。
仙台市宮城野区幸町では、自治体が設置した雨量計で、午後5時半までの1時間に42ミリの激しい雨を観測しました。
さらに、道路は広い範囲で冠水し、車が動けなくなりました。
救助に向かった消防隊員は、ひざの下まで水につかっています。
消防によりますと、16台の車が動けなくなり、1人が車内に一時閉じ込められましたが、救助されました。
救助の様子を視聴者が撮影した映像です。
消防隊員が腰まで水につかりながら、男性の脇を抱えて、車から助け出しました。
ほかにも床上まで水につかったとか、斜面で土砂が崩れたといった通報も寄せられているということです。
これまでの雨で、宮城県では土砂災害の危険性が非常に高くなっている地域があるとして、土砂災害警戒情報が発表されています。
大気が不安定な状態は、西日本から北日本の広い範囲で続いています。
和歌山県新宮市では、午後5時10分までの1時間に自治体が設置した雨量計で33ミリの激しい雨を観測しました。
また午後6時半までの1時間には、栃木県益子町で、国土交通省が設置した雨量計で、45ミリの激しい雨を観測しました。
一方、きょう未明からの猛烈な雨で、北海道の一部に出されていた大雨の特別警報は、夕方までにすべて解除されました。
局地的に降る猛烈な雨。
東京では、きのう夕方から降り始めました。
台東区付近では、およそ100ミリ。
千代田区では、道路から水が噴き出し。
江戸川区では、道路が冠水して、車9台が立往生しました。
千葉では、道行く人も動けなくなりました。
夜には大阪でも。
国道の下をくぐる道路が水没。
カーブミラーが見えなくなりました。
午前0時までの1時間には、国土交通省が池田市に設置した雨量計で、115ミリの猛烈な雨を観測しました。
猛烈な雨はきょう未明には、宮城県で。
宮城県石巻市の上空です。
一帯が水に覆われています。
裏山の土砂が崩れ、住宅1棟が全壊。
住民にけがはありませんでした。
気象庁のレーダーによる解析で、宮城県の石巻市付近と東松島市付近では、午前3時までの1時間に、およそ120ミリの猛烈な雨が降ったと見られます。
大阪、東京、そして宮城。
猛烈な雨がこれだけ広い範囲で降ったのは、なぜなんでしょうか。
理由は気圧配置と寒気です。
昨夜からは、北海道の西にある低気圧に向かって、南から湿った空気が流れ込みやすくなっていました。
一方、日本の上空には、この時期としては強い寒気が広い範囲に流れ込みました。
この寒気と湿った空気とがぶつかり、各地で積乱雲が発生。
大雨を降らせたのです。
さらに、気象研究所によりますと、北海道付近の上空には、氷点下19度前後の非常に強い寒気が南下。
湿った空気の流れが、北海道南部付近に集中し、積乱雲が連続して発生する、バックビルディング形成という現象が起きたと見られています。
大規模な土砂災害に見舞われた広島市でも起きたとされる現象です。
北海道では猛烈な雨が断続的に降り、きょう合わせて6回の、記録的短時間大雨情報が出されました。
札幌では。
雨が激しく降り続いています。
時折、白く稲光が光ります。
道路は冠水。
住宅のすぐ前に水が迫りました。
雷が鳴り響く中、消防隊員が住民を背負って救助しました。
北海道の石狩と空知、それに胆振の各地方では、夕方まで大雨の特別警報が出されました。
北海道内では、一時12の市と町で、およそ45万1000世帯90万4000人余りに避難勧告が出されました。
ちゃんとつながってたんでね。
この大雨で次々に被害が。
こちらの道路は、川沿いの部分が大きくえぐられ、一部が崩落しました。
落雷が原因と見られる火事も。
北海道岩見沢市では、木造2階建ての住宅が全焼。
住民は避難していて、けがはありませんでした。
そこはちょっと。
同じころ、近くの家でも。
雷が鳴ったあとに、コンセントや台所の壁が焼けたということです。
この焦げたの、これ。
予測の難しい突然の大雨。
東京都内では、雨に備える動きが見られました。
きのう夕方、猛烈な雨に見舞われた東京・台東区では、区の担当者が、住民に土のうなどを配る作業に追われていました。
今後の雨の見通しです。
大気の不安定な状態はこのあとも続き、あすにかけても、北日本と東日本を中心に、1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあります。
気象庁は、土砂災害や低い土地の浸水、それに川の増水に警戒するとともに、落雷や竜巻などの突風にも十分注意するよう呼びかけています。
次です。
九州最大の暴力団、工藤会。
過去に、市民を狙った複数の襲撃事件に関わったとして、全国で唯一、特定危険指定暴力団に指定されています。
きょう、トップの幹部が、16年前の殺人事件に中心的に関わっていた疑いが強まったとして、逮捕されました。
警察は、組織的な犯行と見て、解明を進めています。
弁護士によりますと、容疑を否認しているということです。
けさの強制捜査。
工藤会トップの自宅へ、捜査員が入っていきます。
画面の左側は、黒いスーツを着た工藤会の関係者。
白いワイシャツ姿が警察官です。
ものものしい雰囲気に包まれました。
逮捕されたのは、北九州市に本部がある指定暴力団、工藤会のトップで総裁の野村悟容疑者です。
警察の調べによりますと、野村容疑者は16年前の平成10年、北九州市小倉北区の繁華街で、地元の漁業協同組合の元組合長、梶原國弘さんが拳銃で射殺された事件で、殺害に中心的に関わっていたとして、殺人の疑いが持たれています。
また警察は、トップに次ぐ立場の工藤会会長、田上不美夫容疑者についても、指名手配して、行方を捜査しています。
この事件では、発生から4年後の平成14年に、工藤会系の暴力団員らが逮捕され、このうち暴力団員2人の有罪判決が確定しました。
警察のその後の調べや、これまでの裁判によりますと、実行犯とされた暴力団員が、事件の直前に、おやじの用事を済まして戻ってくるなど、上層部の意向に沿って殺害することをうかがわせる話をしていたということです。
警察は、工藤会トップの幹部らの意向で、組織的に殺害に及んだ疑いがあると見て、実態の解明を進めています。
一方、きょう、野村容疑者に面会した弁護士によりますと、野村容疑者は、事件を知ったのは、事件発生のあとなので、自分が指示しているはずがない。
自分は関与していないと、容疑を否認しているということです。
東日本大震災から、きょうで3年半。
各地で多くの人が祈りをささげました。
津波の被害を受けた岩手県大槌町の旧役場庁舎です。
亡くなった人たちの遺族などが参列して、法要が営まれました。
行方不明者の捜索も行われました。
これまでに、1万5889人の死亡が確認された東日本大震災。
今も2601人の行方が分かっていません。
岩手県釜石市の海岸では、遺跡調査用のレーダーが使われました。
地面に電波を当てることで、土や砂とそれ以外のものを区別でき、警察官が反応があった場所を掘り起こしていました。
震災と原発事故の影響は、今も続いています。
福島県の帰還困難区域にある検問所では、けさも早くから原発の廃炉作業に向かう車が、列を作っていました。
町の大部分が避難区域になっている福島県楢葉町。
避難先から一時帰宅する住民の姿が見られました。
自宅に戻る日に備えて、床の修理などをしていました。
漁船が次々と港に戻ってきます。
福島県沖のシラス漁が、最盛期であるこの時期に行われるのは、震災後初めてです。
津波で被災した地区の住民が移り住む住宅の建築も、急ピッチで進んでいます。
来年の夏には、スーパーも進出する予定で、300世帯が暮らす新たな街になります。
震災後、初めて植えたソバが、実をつけ始めました。
この農地は、津波でがれきや泥に覆われるなどしましたが、住民たちが土を入れ替えて、この夏、ソバを植えました。
重要な証言が公開されました。
福島第一原発の事故で、現場の指揮を執り、去年亡くなった吉田昌郎元所長が、政府の事故調査・検証委員会の28時間にわたる聞き取りに答えた証言、いわゆる吉田調書。
最初、現場からは四十何人行方不明と、私そのとき、死のうと思いました。
肉声に近い形で、事故当時の状況が記録された重要な資料。
事故から3年半となるきょう、政府はその証言記録を公開しました。
初めて公開された証言。
吉田元所長をはじめとする、19人分の記録です。
注目すべきなのは、当時の菅総理大臣や閣僚らの証言も、同時に公開されたことです。
それぞれの証言を突き合わせることが可能になりました。
原発事故の翌日、菅元総理大臣は、ヘリコプターで原発に乗り込み、吉田元所長に状況の説明を求めました。
吉田元所長の証言では、こうなっています。
十分に説明できたとは思っていません。
自由発言できる雰囲気じゃないじゃないですか。
厳しい口調で問いただされ、状況を伝えるのに苦慮したと証言しています。
これに対し、菅氏は証言で、やはり現場の責任者ときちんと会って話をしたほうがいいと、私なりに判断しました。
放射性物質を使った実験ぐらいは、学生実験でやったことがありますから。
普通の文系の政治家よりは理解できる私自身が行ったほうが、いいのではないかということもあわせて考えたことは考えましたとしています。
一方で、細野元総理大臣補佐官は、指揮官が離れるということに関しては反対だったんですとしたうえで、ものすごくあの人は、苛烈な性格なんですよね。
自分がなんとかしなくてはならないと、その総理のスイッチが入ったというかと話し、説得は難しいと考えていたと話しています。
事故と人間の関わりに詳しい作家の柳田邦男さんは。
当時問題になった、原発からの全員撤退ということばでは、東京電力と当時の政府との認識の食い違いが、改めて浮き彫りになりました。
2号機が危機的な状況に陥った3月14日の夜、吉田元所長は、必要な人員を残して、退避することを本店に相談。
証言で吉田元所長は、官邸にいた細野氏に電話で、ものすごい危ない状態です。
ぎりぎりです。
水が入るか入らないか、かけるしかないですけれどもやります。
ただ、関係ない人は退避させる必要があると私は考えています。
今、そういう準備もしていますと伝えたと証言しています。
しかし、その細野氏は、本当に人生で初めての緊張感の中でやっていたので、そこは覚えていないと証言。
そうしたやり取りがあったかは明らかになりませんでした。
一方、当時の枝野官房長官は、東電が撤退の話をしているみたいな話も、どこかで出てきて、そうしたら、私宛てにも東京電力の清水社長から電話がかかってきて、同じ趣旨のことをおっしゃった。
生のことばはこの件に限らず、あまり正確な記憶をしていないが、ただ、間違いなく全面撤退の趣旨だったと、これは自信がある。
みんな、別々に電話を受けているから、勘違いとかはありえないと証言しています。
政府と東京電力の間で意思疎通が図れず、互いに不信感を高めて、混乱を招いた様子がうかがえます。
吉田元所長は証言記録の中で、何をばかなことを騒いでいるんだと、現場は逃げたのか、逃げていないだろう。
これははっきり言いたいんです。
逃げろなんて、ちっとも言っていないではないかと、強い不快感を示しています。
朝日新聞社は、東京電力福島第一原子力発電所の所長を務めていた吉田昌郎氏が、政府の事故調査・検証委員会の聞き取りに答えた証言記録、いわゆる吉田調書を巡ることし5月の記事について、誤った部分があり、訂正する考えだとするコメントを発表しました。
朝日新聞社は今夜7時半から東京本社で記者会見を開き、説明するとしています。
朝日新聞社は、ことし5月20日の朝刊で、事故当時の福島第一原発の所長で去年死去した吉田昌郎氏が、政府の事故調査・検証委員会の聞き取りに答えた証言記録、いわゆる吉田調書を入手したとして、記事を掲載しました。
この中で朝日新聞社は、福島第一原発の2号機が危機的な状況に陥っていた3月15日の朝、第一原発にいた所員の9割に当たる約650人が、吉田氏の待機命令に違反し、10キロ南の福島第二原発へ撤退していたと報じました。
この記事では、証言記録の中で吉田元所長が、本当は私、2F・福島第二に行けと言っていないんですよ、などと話した部分を掲載しています。
しかし、きょう政府が公開した証言記録には、このあと吉田元所長が、よく考えれば、2Fに行ったほうが、はるかに正しいと思ったと話したことも記されており、吉田元所長には、撤退が命令違反との認識はなかったのではないかという指摘が出ていました。
これについて朝日新聞社は、吉田調書を巡る記事には誤った部分があり、訂正する考えだとするコメントを、きょう夕方発表しました。
朝日新聞社は、今夜7時半から、東京本社で記者会見を開き、説明するとしています。
一方、安倍総理大臣は、ニッポン放送のラジオ番組に出演し、朝日新聞が先にいわゆる従軍慰安婦の問題を巡る自社のこれまでの報道を検証する特集記事を掲載し、一部を取り消したことなどについて、個別の報道機関の報道内容の是非に関してコメントすべきではないと思うが、例えば慰安婦問題の誤報によって、多くの人が苦しみ、国際社会で日本の名誉が傷つけられたことは、事実と言っていいと思うと述べました。
その上で、安倍総理大臣は、一般論として申し上げれば、報道は国内外に大きな影響を与え、時としてわが国の名誉を傷つけることがある。
そういうことも十分に認識しながら、責任ある態度で、正確で信用性の高い報道が求められているのではないかと思うと述べました。
プロ野球は、雨でパ・リーグの2試合が中止になり、ナイトゲーム4試合です。
気象情報は寺川さんです。
こんばんは。
雨雲の様子を未明から動かして見てみます。
けさに比べると、雨雲の範囲、次第に狭くはなってきていますが、この時間もまだ北海道や東北、そして関東周辺、活発な雨雲がかかっています。
このあともまだ警戒が必要だということですね。
そうです。
このあと、東日本は今夜遅くにかけて、北日本、特に北海道は、あす日中も大雨のおそれがあります。
その理由です。
北海道の西にある低気圧はあすも居座って、湿った空気の流れ込みが続きます。
またこのあと、三陸沖に新たな低気圧が発生します。
この低気圧周辺の湿った東風も北海道、ぶつかって、あすも大雨のおそれがあります。
では、雨の予想です。
関東甲信、今夜遅くにかけて非常に激しい雨が降るおそれがあります。
そして北海道は、今夜からあすにかけても次々と海上から活発な雨雲が流れ込みそうです。
また日本海側にも新たな雨雲がかかるおそれがあります。
北海道を中心に、あすも大雨に警戒をしてください。
では、あすの全国の天気です。
北海道から北陸付近、あすも曇りや雨でしょう。
東日本の太平洋側も、局地的に雷雨のおそれがあります。
続いて3時間ごとの天気です。
北海道は断続的に雨で、秋田や新潟、午後から雷雨でしょう。
東京は朝晩を中心に、にわか雨の所がありそうです。
続いて名古屋から那覇です。
こちらは乾燥した空気が入ってきます。
からっとした晴れの所が多いでしょう。
ただ鹿児島は雲が広がりやすくなりそうです。
では週間天気です。
お伝えしていますように、あすにかけても北日本と東日本を中心に、非常に激しい雨が降るおそれがあります。
仙台市青葉区では、夕方から激しい雨が降り、一時、道路が広い範囲で冠水し、車が水につかるなどの被害も出ています。
北海道千歳市支笏湖付近では、レーダーによる解析で、午後7時までの1時間に、およそ110ミリの猛烈な雨が降ったと見られます。
災害の危険が迫っていることから、気象庁は、記録的短時間大雨情報を発表して、安全を確保するよう呼びかけています。
大気の不安定な状態はこのあとも続き、あすにかけても北日本と東日本を中心に、1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあります。
2014/09/11(木) 19:00〜19:30
NHK総合1・神戸
NHKニュース7[二][字]

▽各地で大雨 厳重警戒を ▽北海道には特別警報 【キャスター】武田真一,【サブキャスター】上條倫子,【気象キャスター】寺川奈津美

詳細情報
出演者
【キャスター】武田真一,【サブキャスター】上條倫子,【気象キャスター】寺川奈津美

ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 天気
スポーツ – スポーツニュース

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 1/0+1/0モード(デュアルモノ)
日本語
英語
サンプリングレート : 48kHz

OriginalNetworkID:32080(0x7D50)
TransportStreamID:32080(0x7D50)
ServiceID:43008(0xA800)
EventID:24301(0x5EED)