ゆうどき ▽被災地忘れじの旅は、九十九里浜へ▽秋田名物の巨大栗登場 2014.09.11

生字幕放送でお伝えします山本⇒こんにちは「ゆうどき」です。
きょうは、まず雨の情報から伝えてもらいます。
平井さん今、どうなっていますか。
平井⇒今、北海道と東日本、太平洋側、関東周辺で雨雲が引き続き発達しています。
関東でも雷があちらこちらで起こっています。
こういったところでは今夜、非常に激しい雨が降るとみられています。
今夜は関東周辺と、北海道でも東部のほうです、日高山脈よりも東側、そして日本海側から別の雨雲が近づいています。
日本海側でも注意、警戒が必要です。
東京・江戸川青井さんです。
青井⇒私は東京・江戸川区役所前にきました。
この周辺の道路も昨夜冠水したそうです。
ちょうどこちら私のひざ下あたりまで雨がたまっていたということでした。
きのうに引き続き江戸川区では住民の皆さんに土のうの準備をしています。
きょうまでに2350個の土のうが住民の皆さんに配られました。
新たに880個の土のうが追加されています。
このあとの雨に準備しているそうです。
この辺り住居やお店もありますけれども、住民の皆さんも各自で土のうを取りにきて積んでいるそうです。
こちらの整骨院の方にお話を伺いたいと思います。
こんにちは。
はい。
小林さんです。
きのうはどんな状況でしたか?水が5cmぐらい入って奥のほうまでいきました。
きょうは、どういった準備をされるんでしょうか。
きょうは一応ガムテープでめべりをして土のうをして帰ります。
土のうを置いて、粘着テープも貼るということですね。
住民の皆さんも引き続き警戒している東京・江戸川区でした。
関東地方もこれから警戒が必要ですね。
平井⇒江戸川区も今後注意が必要です。
大雨に見舞われた北海道札幌と映像がつながっています。
合原⇒札幌の大通公園の映像です。
今、雨は降っていません。
きょう北海道内では苫小牧市で1時間に100ミリの雨を観測するなど各地で猛烈な雨が降りました。
ここ大通公園ではあすから北海道各地の秋の味覚や特産品を紹介するさっぽろオータムフェストが始まりますがこちらは予定どおり行われるということです。
山本⇒そうしましても本当にまとまった雨が降りましたね。
記録的な大雨が降りました。
9日からきょうまでの記録的短時間大雨情報といって1時間に100ミリから120ミリの猛烈な雨が降った地点を示していますけれども17あります。
同じ地点でも複数回出ています。
主に北海道を中心に、猛烈な雨が降っているという様子が分かります。
東京でも台東区大阪や宮城県でも100ミリを超える大雨猛烈な雨が降っています。
なぜこのように記録的な大雨が降っているのか見ていきます。
1つは北海道の西の海上に低気圧があってこれが停滞しています。
停滞しているがために蒸し暑い空気がそこに流れ込みやすい、特に北海道にそれが集中しているということです。
上空には寒気があります。
蒸し暑い空気があって上空には寒気があってあちらこちらで猛烈な雨が降っています。
今夜も続く見通しです。
今夜は関東地方、北海道ですけれども北海道などの北日本はあすも続くとみられます。
今夜の雨の見通しです。
今夜は関東地方周辺今、雨のやんでいる地域も再び雨が南部を中心に非常に激しく降りそうです。
それから北海道では東部を中心に日高山脈から東側の釧路にかけての地域ですね1時間50ミリ以上、非常に激しい雨が予想されています。
注意点です。
短い時間に集中的に雨が降ります。
1時間に50ミリ以上というふうにお伝えしました。
2、3時間続いて100ミリ150ミリと降ります。
急な川の増水低い土地の浸水に注意してください。
5時になりました。
ニュースをお伝えします。
北海道に出されていた大雨の特別警報は、午後4時過ぎに、すべて解除されました。
一方、北日本から西日本にかけては、このあとも局地的に非常に激しい雨が降るおそれがあり、気象庁は、土砂災害や低い土地の浸水などに引き続き、警戒を呼びかけています。
北海道では、きょう未明から断続的に猛烈な雨が降り、気象庁はけさ、北海道の石狩と空知、それに胆振の各地方に、大雨の特別警報を発表していましたが、午後4時10分までに、すべて解除しました。
この大雨で、北海道内では一時、90万人余りに避難勧告が出されていましたが、これまでに苫小牧市や夕張市、それに千歳市などでは解除されました。
一方、きょうは広い範囲で大気の状態が不安定になっています。
宮城県石巻市では、きょう午前7時までの12時間の雨量が150ミリを超え、平年の9月1か月分を上回る大雨となり、市街地の広い範囲で住宅が浸水する被害が出ました。
また、裏山の土砂が崩れ、住宅1棟が全壊しました。
この家に住んでいる人にけがはありませんでした。
このあとも北日本から西日本にかけて、局地的に雷を伴って、1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあります。
気象庁は、土砂災害や低い土地の浸水、それに川の増水に警戒するとともに、落雷や竜巻などの突風にも十分注意するよう呼びかけています。
アメリカのオバマ大統領が、イスラム過激派組織イスラム国の壊滅を目指し、イラクに限定してきた空爆を今後、シリアにも拡大する考えを示したことについて、アメリカ国内では、議会が大統領の方針を支持する一方、メディアからは軍事作戦の長期化を懸念する声も出ています。
オバマ大統領は10日、イスラム過激派組織イスラム国に対処する戦略について演説し、イラク同様にシリアでも軍事行動を取ることをためらわないと述べ、イラクに限定してきた空爆を今後、シリアにも拡大する方針を示す一方、大規模な地上部隊は派遣しないと、改めて強調しました。
これについて野党・共和党のベイナー下院議長は10日、大統領の計画を支持するという声明を発表し、議会は与党・民主党だけでなく、野党も大統領の方針を支持しました。
一方、アメリカの新聞、ワシントン・ポストは、空爆を拡大し、数百人規模のアメリカ兵を追加派遣することは、アメリカを戦争状態から脱却させると世界に約束した最高司令官にとっては大きな後退だとして、イラクとアフガニスタンからの軍の撤退をみずからの成果として強調してきたオバマ大統領にとっては、大きな誤算だと伝えています。
またニューヨク・タイムズは、ひとたびシリアで空爆を始めれば、後戻りできないのは、アメリカがイラクやアフガニスタンで学んだ教訓だとして、軍事作戦の長期化は避けられないと指摘し、懸念を示しました。
東日本大震災で被害を受けた自治体による高台への住宅の移転事業のうち、岩手県の自治体が、被災者に引き渡した土地の強度が、国の基準を満たしていないケースが相次ぎ、自己負担で補強した被災者もいることが分かりました。
岩手県陸前高田市が造成し、ことし3月に完成した団地です。
被災者に引き渡した7区画の土地のうち、3区画で、建築基準法で住宅を建てるために必要な基準を満たしていなかったことが分かりました。
いずれも土を盛って造成した部分で、住宅の建設前に業者が検査したところ、地盤の強度不足が判明しました。
引き渡しを受けた3世帯は補強工事のため、80万円から100万円程度を負担したということです。
陸前高田市は、引き渡し前に地盤を調査しましたが、費用や時間がかかるなどの理由で1区画しか行わず、基準を満たしていない区画を見つけられなかったということです。
陸前高田市では、別の団地でも引き渡し後に、強度不足が見つかっています。
市は、地盤が弱いと見られる造成地では、調査箇所を増やすなどして再発防止に取り組むとともに、補強工事の費用を自己負担した被災者に補助を検討しています。
岩手県では、田野畑村でも、沢を埋めて造成した団地で、引き渡し後に、地下水の上昇が原因と見られる強度不足が起きています。
岩手県内では、高台への移転が120か所余りで計画されていて、全体の4分の1が完成しています。
参議院の選挙制度改革を検討する各会派の協議会が開かれ、座長を務める自民党の脇参議院幹事長は、1票の格差是正に向けて、隣接する県を合区する新たな案を示しました。
ただ、脇氏は参議院幹事長から交代し、協議会の座長も交代する見通しで、協議の先行きは不透明な情勢です。
選挙制度改革を巡っては、自民党の脇参議院幹事長が、府県を合区する案を示し、民主党などが一定の理解を示したものの、自民党では、地方の声が国政に届きにくくなり、有権者の理解を得られないなどと、慎重な意見が大勢です。
こうした中、きょう開かれた各会派の協議会で、脇氏は、これまでの議論を踏まえて、福井と滋賀、山梨と長野、鳥取と島根、徳島と高知、福岡と佐賀の隣接する10の県を5つの合区にまとめる新たな座長案を示しました。
その上で脇氏は、各会派に対し、来月31日の次回の会合までにそれぞれの改革案を示すよう求めたうえで、自民党に対し、党としての案をまとめていないのは遺憾であり、不誠実だと批判しました。
これに対し、自民党は来月31日までに複数でも党の案を提出すべく、全力を尽くしたい。
自民党が案を出さないことはありえないと反論しました。
脇氏を巡って、自民党の溝手参議院議員会長は、党内から協議の進め方に批判が出ていることを踏まえ、あす、参議院自民党の特別総会を開き、参議院幹事長から交代させる意向です。
これに伴い、脇氏は、協議会の座長も交代する見通しで、各会派の協議の先行きは不透明な情勢です。
続いて気象情報、あすの天気です。
北海道は、大気の非常に不安定な状態が続くため、大雨が続くおそれがあります。
東北では、昼過ぎからにわか雨や雷雨の所があるでしょう。
関東から西では広く晴れる見込みです。
山本⇒「ゆうどき」きょうはこちらの方をお迎えしました。
合原⇒渡辺正行さんです。
渡辺⇒どうもこんにちは渡辺です。
こんばんは、ですか。
どちらでも。
山本⇒つい最近、剣道大会で優勝したそうじゃないですか。
そうなんです、よくご存じですね。
小さい大会の、55歳の部で優勝しました。
ありがとうございます。
決め技は?抜き胴でした。
おめでたいところで1つよろしくお願いしますまずはこちらからです。
合原⇒中継です。
きょうは、くりです。
秋といえばやっぱり、くりですね。
渡辺⇒まりもかと思いました。
大きいですね。
渡辺⇒そうなんです秋田のブランドくり、西明寺栗なんといっても大きいんです。
目が点どころではありません。
くりっくりです普通のくりと比べても大きいんですよ。
きょうはしっかりとくり拾い、楽しんでいますよ。
大きさが本当に大きいんですよ。
1つ?1つのくりの実の中にいくつ入っているんですか?実は1つ、もちろん1つですよ。
この大きさが自慢の秋田のブランドくり西明寺栗です。
大きさが特徴です。
この西明寺栗は、奥羽山脈の中央にある秋田県仙北市西木町で栽培されています。
きょう西木町では朝から晴れていて雨が降っていません。
この時間も降っていません。
気温の寒暖差がある場所で20軒の農家が作っています。
希少価値が高いんです。
きのうから収穫が始まって10月から出荷されます。
おいしいのかな?もちろん!このあとちゃんとおいしさもご紹介しますから。
とにかく、最初お伝えしたとおり大きいんですよ。
なんでこんなに大きいのかポイントはこれです。
大きくなれ!大きくなれ!いいぞ!どうしました。
何をしているんですか。
待っているんです。
待つんです。
大きくなるために待つんですよ。
これが大事なんです。
というのもくりはいがごと木を揺すったり棒でつついたりして落とします。
その中にあるくりの実を取り出すということが普通なんですが大きさが自慢の西明寺栗しっかりと木の状態で中でしっかりと完熟していって実って実ってぽんと落ちるそれで初めて収穫するんです。
ですからこれだけ大きなくりが育つんです。
桁違いなのは大きさだけではありませんこのくり、甘いんです。
特別な方法を使って処理しています。
何で甘いのか収穫したくりを袋に詰めてゆっくりとお湯に浸します。
くりの実の中にあったよけいなもの、虫などを熱湯で処理するんです。
このあとくりを持っていったのはなんと冷蔵庫。
冷やすんです。
しかも4週間冷蔵庫に入れてしっかりと冷やします。
すると、くりの甘み成分がぐぐぐっと深まってだから普通のくりよりも甘くなるんです。
手間かけますね。
手間かけてかけて桁違いな甘さを引き出すんです。
焼きぐりにすると糖度15度。
これはマスクメロンと同じぐらいです。
本当にびっくりですよね。
このぐらい大きいくりなんですが作るのは手間暇かかっています。
こちらのくり園でくりを栽培されています赤倉さんですよろしくお願いします。
くりのようなお顔をされていますね。
あの…いいですか。
聞いてくださいよ生産者のこだわりを。
手間暇かけて栽培されているということで何でここまでやりますか。
大きさにこだわる作り方くりのおいしさをずっと子どもに伝えたい。
本物のくりを作っていこうそう思っています。
本物のくりなかなか最初にもお伝えしましたが20軒しか作っていません。
市場になかなか出回らなくて手に入れるのが難しいその点も桁違いではあるんです。
でも何としても味わってほしいということで、この秋から新たな動きが始まっています。
西明寺栗を使いました商品です。
西明寺栗を丸ごと使ったこの大福その隣には少し洋風にも楽しめるマロンバターです。
塩味の効いたクラッカーに塗るとたまらない。
その隣は丸ごと1個使った渋皮煮。
瓶の中に、ごろっと入っているんですよ。
おいしそう!ぜいたくでしょ?すごく反応がよかったので皆さんが食べたがっている渋皮煮をいただきたいと思います。
大体スタジオに出るものじゃないの?山本⇒届かなかったですね。
出ないです。
甘くておいしいです。
話すことができないぐらい大きいんですよ。
くりだけに皆さん私が食べているからといってがっくり、しないでください。
座布団1つとりますよ。
合原⇒厳しい。
この秋に首都圏でも販売されるということですのでぜひ皆さん召し上がっていただきたいと思います。
1粒おいくらぐらいなんですか。
普通だと大体、大きさにもよるんですが100円から200円ぐらいです。
この渋皮煮ひと瓶400円です。
プレミアムなくりです。
桁違いな甘さと大きさを誇る秋田の誇るくり西明寺栗をお伝えしました。
まだ食べています。
できれば半分にしてちゃんとしゃべってほしかったです。
おいしさは伝わってきた気がします。
中継でした。
続いてはこちらです。
山本キャスターが東日本大震災の被災地を訪ねる「忘れじの旅」。
今回は千葉県・旭市です。
サーフィンの波待ちですかね。
みんな、波待ってらっしゃるんですかね。
この旭市の市街地にも7mを超える津波が押し寄せました。
およそ1000の世帯が被害を受け、死者・行方不明者は16人に上りました。
今、海岸では堤防のかさ上げ工事が行われ復興への動きが進んでいます。
一方で心の整理がつかないまま生活の再建に追われてきた住民もいます。
震災から3年半。
千葉県旭市で出会った人々の思いを見つめます。
合原⇒東日本大震災発生からきょうで3年半となります。
被災地の今を伝える「忘れじの旅」きょうは千葉県の旭市です。
山本キャスターです。
山本⇒九十九里浜千葉県ですね。
ここも、東日本大震災の津波の被害を受けています。
特に被害が大きかったのは旭市の中の飯岡地区というところです。
千葉県内で津波の被害で死者が出たのはここだけなんですよね。
合原⇒渡辺さんは千葉県の中部のいすみ市のご出身ということですけれども、旭市の状況はご存じでしたか。
情報では知っていましたが、東北の被害がすごかったのでね。
千葉でもあったんだというのは当時の認識です。
7mを超える津波がきたんですよ。
友達が銚子に住んでいます。
第3波ぐらいの波で1回逃げましたが大事なもの取りに来たりとかそういう人が被害に多く遭っているようですね。
銚子も近いところですね。
ごく狭い範囲に被害が集中したということでその事実が忘れられがちになったんです。
しかもそれだからこそ住民たちの中には難しい決断を迫られた人たちがいました。
先月の末に取材に行きました。
千葉県の九十九里浜。
その中でも津波で最も大きな被害を受けた旭市飯岡地区です。
ここが飯岡の海岸ですか。
ちょっと、あそこ見えますかね?サーフィンの人ですか?飯岡の海は人気のサーフスポットとしても知られてきました。
一時は砂浜が、がれきに覆われるなどして訪れる人が激減しましたが今はサーフィンを楽しむ人の姿が戻っています。
飯岡地区の東の端にある漁港では大量のイワシが水揚げされています。
沖合には、黒潮に育まれた豊かな漁場が広がります。
この港も津波の被害を受けましたが漁獲高は震災前の水準まで戻りました。
漁港からほど近い鮮魚店を訪ねました。
お邪魔します、こんにちは。
おお、こんにちは。
NHKでございます。
いろいろ並んでますね。
アジ結構ありますね。
アジにキンメ見るからに新鮮な魚が並んでいました。
こんにちは。
本当に従業員の皆さんが明るく出迎えてくれたこちらのお店も震災直後は再起が危ぶまれる状態だったといいます。
震災から2日後の店の様子です。
1階の天井近くまで浸水し冷蔵庫や水槽調理器具に至るまで店の設備のすべてを失いました。
こんにちは。
山本と申します。
どうも。
いつも拝見してます。
ありがとうございます。
結構活気がありますね。
ええ、おかげさまでね。
なんとか。
2代目の店主・菅生誠さん65歳です。
菅生さんは、震災の1か月後に小さな冷蔵庫を購入して刺身だけを売るところから商売を再開しました。
そして今、売り上げは震災前の9割まで回復しています。
お客の大半は新鮮な魚介類の評判を聞きつけて遠方からやってきます。
ご近所の顔なじみの多くは今も町を離れたまま。
菅生さんは、そのことに心を痛めています。
店を出て、町を歩いてみました。
もともと、この辺り家があったんでしょうけどもう家がなくなって恐らく津波で流されたんだろうと思いますけど、そのままですね。
さら地が目につきます。
津波の激しい被害を受けた地域のおよそ3分の1の世帯は今も町を離れたままです。
本当この一部の地域に建物の被害が集中してるんでやっぱりちょっと遠くから見ると分からないんです。
旭市も被害がひどかったっていうのがここに立ってようやく分かりますね。
こんにちは。
はい、こんにちは。
通りで出会った女性に話を聞きました。
飯岡も結構な震災の被害を受けたようですけども暮らしは変わりましたか?こんにちは、どうも。
ちょっとね、旭の震災の被害を…えっ、どこ?自宅まで案内してくれるという女性に出会いました。
海からほど近い家には津波が押し寄せ大きな被害を受けました。
こんにちは、どうも。
小関良次さん佐知子さん夫婦です。
2人は2階の窓から津波が町を飲み込んでいく様子を目の当たりにしました。
親しくしていたお隣さんはその津波で亡くなってしまいました。
小関さん一家はあの日の記憶がよみがえるこの家で暮らし続けています。
小関さんの決断の背景にはこの地域ならではの事情があります。
復興計画では、堤防のかさ上げや避難施設の設置など津波対策を強化する方針が示されています。
一方で、岩手や宮城のような被災した地域の区画整理や高台の移転は行わないことになったのです。
小関さん一家は経済的な負担も考え新たな土地への移住ではなく元の住まいを修繕して住み続ける道を選ぶことになりました。
ありがとうね。
お母さん、なんか思い出すと涙出る?何を思い出すんですか?被災した家に住み続ける人がいる一方でその道も諦めざるをえなかった人がいます。
海の近くで40年間民宿を営んできた實川文夫さん、77歳です。
自宅兼民宿はめちゃくちゃに破壊されました。
修繕を諦めて、さら地に戻すしかありませんでした。
こうやって来てここ見て、何感じますか?思い出の場所は一変しました。
三陸沿岸のような行政による土地の買い上げは行われません。
使うあてのないさら地が残りました。
海岸から1kmほど離れた實川さんの現在の住まいに伺いました。
ことし3月に完成した災害公営住宅で、實川さんを含め33世帯が入居しています。
震災直後、實川さんは友人の家などに身を寄せその後、仮設住宅に移りました。
ここが台所とキッチン、ダイニング。
台所、広いですね。
広いです。
そしてようやく落ち着いたのがこちら。
6畳の和室がある1DK。
家賃は、月4700円です。
入居者の3分の2は65歳以上の高齢者です。
仮設は4畳でしょ。
4畳にトイレとあれだからね…この部屋で一人で過ごしていると民宿を切り盛りしていた毎日のことがふと心によみがえるといいます。
再び海岸近くを歩いてみると真新しい堤防が目に飛び込んできました。
これ堤防ですね。
かさ上げされた上に白いコンクリートの堤防がずっと向こうのほうに並んでますね。
でも、ここからだともう海見えなくなりますね、全然。
町を津波から守ることになる高さ6mの堤防。
昔からの海辺の景色が消え震災前とは大きく変わった光景が現れようとしています。
そんな海岸沿いにあるサーフショップを訪ねました。
こんにちは。
どうもNHKの山本でございます。
よろしくお願いします。
店主の前田晃敏さんです。
前田さんは、北海道の出身ですが飯岡の海が気に入り20年前に移り住みました。
実は「ゆうどき」では1年半前、前田さんを取材させていただきました。
仲間の助けのおかげでサーフショップを再開した前田さん。
人との絆を大切にしたいと強い思いを抱いていました。
前回の取材のときから前田さんは、さらに前へと踏み出していました。
この夏から店で食事のサービスを始めました。
食材は岩ガキなど地元の特産品。
おいしい調理法も地元の人たちが教えてくれました。
その料理を目当てに新たなお客さんがやってくるようになりました。
まさか、見かけたところサーフィンをされるっていうわけではないですね?でもこのお店はよくいらっしゃる?時々ね。
おいしいですか、サンマの定食は。
何か海が見えるいいシチュエーションでお食べになってますね。
地元のお年寄りたちも顔なじみに。
震災前には考えられなかったうれしい出来事です。
前田さんの中では今回の震災っていうものが3年半たってみてどういうふうに映りますか?合原⇒いかがでしたか?渡辺⇒そうですね僕なんかもねずいぶん年なんですけれども年とっていくと体力も落ちちゃうしああいうショックなことがあると気持ちが落ち込んでいくんだけれども、こういうサーフィンの方の元気な力とかパワーとかああいうものを求心力にして家のお年寄りの方たちも一緒にねそういうもので元気になっていけるこういう人がいてくれるとやっぱり元気づきますよね。
山本⇒前田さんのところにさっきのおばあちゃんもいらっしゃってごはんを食べておいしいねって前田さんが知らなかった飯岡の話をまたしてくれたり交流が生まれる地元の介護とか、積極的に出るようになったそうですよ前田さんも何か支えようとする人が来てくれなければしょうがないですけれどもうまい形で歯車が動きだしたのかなと思います。
僕の知り合いのやつに聞いたんです銚子のやつですけれども震災のときに天皇陛下が来てくださって千葉県の被害としては東北に比べると小さかったけれどもそこに天皇陛下が来てくれたということが忘れられてなかったということが、すごくうれしかったと言っていたんですよね。
だから今みんな、どんどん忘れてしまうということも何か言っていたけれどもそういうふうに、こういう番組で取り上げてくれたりとかそういうことで旭市というところが被害に遭ったんだなということを忘れないということがとても大切なんじゃないかな。
地元の方たちは被害の大きい小さいがあっても被害を受けた方の気持ちというのは皆同じでしょうからね。
こういうふうに取り上げたことはとてもよかったんじゃないかなという気がします。
付け加えますと、区画整理とか高台移転も行わないという話がありました。
もちろん旭市役所は検討しているんです。
住民にアンケートをしました。
津波への恐怖はありますが80%以上の住民が住み慣れた地域で暮らしたい。
それから修繕を行った住宅などが多かったために区画整理、高台移転ではなくて避難施設や避難道路堤防のかさ上げを行うということを判断したということです。
合原⇒検討した結果決めたそうですね。
山本⇒東北の岩手や宮城と違うところですね。
やっぱり地元、自分が生まれ育ったところその土地が好きなんですよね。
實川さんの話がありましたが実は災害公営住宅に入って32世帯は知らない方ということですけれどもどのようにコミュニケーションをとるか工夫したり集まりの会を作ったりしているそうです。
災害公営住宅に入った人たちも含めて年金暮らしの方ついの住みかを求めるにはどうすればいいのかという悩める方々にどのように手を差し伸べるのかちゃんとした心遣い気遣いをしていかなければいけないのかなと思います。
こういうふうに忘れないで取り上げていくということずっと追っていくということが大事で、僕も千葉県人として被災を受けた地域があるということをずっと気持ちの中に記憶の中にとどめておこうと思います。
合原⇒以上「被災地忘れじの旅」でした。
続いては「被災地からの声」です。
この雨の被害、被災地にも影響がありました。
宮城県石巻市では一部の道路が冠水するなどの被害が出ました。
きょう仙台市はどういった様子でしょうか津田さん。
津田⇒こんばんは。
よろしくお願いします。
仙台ですけれども、今雨が降っていますが、それほど強い雨という状況ではありません。
今おっしゃったように宮城県石巻市では一時腰の高さまで水が上がったところもあります。
ここまで水が上がったのは津波以来だとおっしゃる方も多かったようです。
津波ではないですけれども震災からちょうど3年半でまた水の被害に遭う。
何とも複雑な感じがいたします。
さて東北地方で放送している番組「被災地からの声」の中から月に一度、月命日を中心に全国の皆様に東北の被災地の方々の声を聞いていただいています。
きょうは宮城県の南三陸町の声です。
南三陸町はわかめやホタテの漁業が盛んなところです。
人口が1万4000ほど震災の津波で犠牲になった方は830人を超えました。
6割以上の住宅に被害が出ました。
南三陸町の声です。
不安みたいなものは、ないですか。
震災の次の年の9月からですね。
始めてちょうど2年ですね。
それくらいですね。
こっちのテントのほうが作業小屋です。
3年半、今だからこそ思うことは?津田⇒南三陸町の災害公営住宅完成したのは予定のまだ1割にも満たない状況です。
それからご紹介したほかに、実は多かった声が広島の土砂災害に遭われた方々に対するお見舞いの声でした。
3年半前に私たちが経験したように避難所で、おにぎりを食べたり町の中に、がれきがあったりという様子をテレビで見て東北から義援金を送る、あるいは支援物資を送る、いろんな動きがあります。
震災から3年半自分たちのことを考えるとともに同じ痛みを味わった人たちに対して思いを寄せる機会にもなりました。
仙台からお伝えしました。
山本⇒詐欺には注意しましょう。
「ゆうどき」では「私はだまされない」として具体的な詐欺被害の手口や注意点とそれに被害に遭わないポイントについてお伝えします。
合原⇒今回のキーワードは劇場型詐欺です。
この手口、さまざまな立場になりすました人から、頻繁に電話がかかってきます。
いろんな役を演じながら電話をかけてくるので、劇場型と言われています。
いったいどのような手口なのかご覧ください。
はい、もしもし。
はい、そうです…なんだ、お前かい!最初の電話は息子になりすました男からでした。
母さん、大変なんだ。
コンビニのトイレにかばんを忘れたんだ。
中には、携帯電話や小切手が入っていたんだ。
なんだって?お前大変じゃないか。
大丈夫なのかい?家の電話をコンビニに教えておいたからきっと連絡があると思うよ。
その後、コンビニの店長だという男から電話が入ります。
この男も詐欺グループの一員です。
ああ!お母さんですか。
私、コンビニの店長です。
実は、店のごみ箱の近くに息子さんのかばんが落ちていました。
ああ、よかった。
見つけていただいてありがとうございます。
でもお母さん、かばんの中には何も入っていなかったんです。
バッグは空だったんです。
そうですか、空だったんですか。
どうもありがとうございます。
中の携帯やお金は盗まれちゃったのね。
あの子、大丈夫かしら…。
続いて電話をかけてきたのは息子の上司を装ったまた別の男です。
お母さんですか。
息子さんのかばんに入っていた小切手の分の1800万円は何とかなりますので心配しないでください…。
そうですか、よかった。
本当にありがとうございます。
心配する母親を安心させるような優しい声で、伝えてきました。
しかし、息子になりすました男が再び電話をかけてきます。
あっ!母さん。
俺だけど。
やっぱり600万円足りないんだ。
用意してもらえないかな。
そう…分かったわ。
600万円ね、用意するわ。
結局、母親は犯人たちに現金600万円を渡してしまったのです。
この電話のやり取りは僅か1日の間に行われ母親は、疑う余裕もなくお金を支払ってしまいました。
山本⇒手が込んでいますよね。
怖いですね。
年配の方は信じてしまいますよね。
ああいうふうに言われたらね。
合原⇒今回のキーワード劇場型詐欺。
電話の相手が次々に変わることで被害者が冷静に考える余裕をなくしてしまうんです。
電話の相手が息子だと言っても決して信用してはいけません。
本当だろうか、詐欺ではないだろうか、もう一度冷静に考えてみてください。
警察にも相談してみてください。
国民生活センターでは来週高齢者悪質商法110番を実施します。
16日17日この電話番号で相談することができます。
不審な電話やトラブルがありましたら合原⇒きょうの「ゆうどき」は渡辺正行さんをお迎えして震災から3年半ということで、被災地の今も見ていただきました。
山本⇒千葉のご出身ですからね。
合原⇒千葉の方からファックスをいただきました。
銚子へ行くときはいつもあの辺を通っています、以前は車の中からサーフィンをしている人たちが見えたのですが今は海が見えずさみしい気がしますと、いただきました。
山本⇒九十九里は海沿いが長いんですよね。
九十九里はそんなに被害がなかったんですが、あそこはちょっと鋭角になっているので津波がいったみたいですね。
2つの方面から津波が来て一緒になったということでしたね。
合原⇒被災地の岩手県の方からいただきました。
震災の被災地といえば、東北地方ばかり目が行きがちですが今回の映像を見て、改めてその被害の大きさを思い知らされました。
荒れたままの土地、戻ってこない人々、町が泣いているように感じました。
まだまだ泣いている町があることを忘れてはいけませんねといただきました。
映像を見ると3年半たったらもっと変わってると思ったらそんなに変わっていないですね。
でも人間は元気になったりした方もいらっしゃるのでそういうのを糧に周りが元気になっていくといいですね。
今回取材して、いろいろ鮮魚店の方とか漁協の組合長の方にもお会いしたんですが核になるような人が、一生懸命みんなをもり立てていく。
そういうことも必要でしょうし實川さんの話をさっき申しましたが、お年を召してくるとやっぱり近所づきあいが、長生きの中で大きいじゃないですか。
そういうのが友達がいないとか外に出て人と会話しないとかストレスになって弱くなってしまうのでどんどん積極的に外に出ていろんな人とコミュニケーションをとることが大事なんじゃないでしょうかね。
きょうはありがとうございました。
あすの「ゆうどき」です。
薬膳によく使われる食材で食べる薬とも言われる生薬。
体調を崩しやすい季節の変わり目に、専門家がおすすめする生薬を使っておいしい京おばんざいをご紹介します。
「行ってみたい!」は沖縄県宮古島市。
美しい海に囲まれた島々には厳しい自然との闘いの歴史がありました。
不屈の精神を受け継ぐ人々と出会います。
2014/09/11(木) 16:55〜18:00
NHK総合1・神戸
ゆうどき ▽被災地忘れじの旅は、九十九里浜へ▽秋田名物の巨大栗登場[字]

山本キャスターが被災地を訪ねる「忘れじの旅」は千葉県の九十九里浜。復興住宅で暮らす人たちの日常を聞く。▽秋田県仙北市の特産・巨大な西明寺栗を堪能!

詳細情報
番組内容
【コメンテーター】渡辺正行,【キャスター】山本哲也,合原明子 <中断>5:00−5:10 [字]ニュース
出演者
【コメンテーター】渡辺正行,【キャスター】山本哲也,合原明子

ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
情報/ワイドショー – グルメ・料理

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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