プロのデザイナーは紙の質や色の細かい違いなどこだわりを持って仕事をしているの。
本当デザインって深いわね。
今日のお悩み相談は5回目の登場タクミ君です。
こんにちは「家庭総合」です。
今日のテーマは「自分のためみんなのため」ですが千瑛ちゃんこの漫画のタクミ君の気持ち分かりますか?そうですね。
私も第三者として障がい者の方を助けようとしてる方を見た事あるんですよ。
でもそういう時に「余計なお世話だ」みたいな感じで断られてた方がいて。
そういうのを見てタクミ君の気持ち分かりますね。
「どうしたらいいんだろう?」って。
なるほどね。
成君は?
(足立)声をかけるのをためらってるじゃないですか。
いろいろ「余計なお世話だ」とか。
高校生ってそもそも目の見えない方がいるからとかじゃなくて普通に人に話しかけるのも結構苦手なんじゃないかなって。
そもそも!
(青木)私も得意分野とか自分がよく分かってる事なら声かけやすいですけど目の不自由な方にはちょっと分からないので…。
自分が全く。
なかなかどうやって声かけていいのかっていうのは分かりづらいかもしれないですね。
みんな困っているところへカフェーの常連さんが登場。
困っている視覚障がいの方になかなか声がかけられなくて困ってるっていう事ですけど。
(河村)そういう時にどう考えたらいいかっていうとそれぞれの障がいにはそれぞれの特徴があって私たちが少し理解しておいた方がよい事もありますよね。
それと個人的につきあっていく時にはその方自身の性格とか好みとかそういうのを理解してつきあっていく。
この2つがあって初めて分かり合っていくっていう事なんじゃないかと…。
なるほどね〜。
ではまず知る事からだと思うんですね。
ある視覚障がいの方を取材してきました。
見てみましょう。
5月のある土曜日。
都内の公園を走っている人たちがいました。
障がいのある人と伴走者と呼ばれるボランティアがペアになってランニングをしています。
伴走ロープと呼ばれるひもを持ち息を合わせながら走ります。
(長岡)もう一杯麦茶お願いします。
視力をほとんど失った4年前からバンバンクラブに参加しています。
週に1回ここで走っています。
(伴走者)どんどん速くなってる。
(菅田)ねぇ軽快だもん走りが。
約2kmのコースを何周も休みなしで一気に駆け抜けます。
ここでしか走れないんですよ。
伴走してもらわないと走れない。
「ありがたい」って感謝感謝です。
本当走れるって事はもう…。
伴走者もそうだしこのバンバンクラブという会それに本当感謝感謝ですね。
長岡さんは若い時から走る事が何にも代え難い楽しみでした。
数々のマラソン大会にも参加しました。
しかし43歳の時網膜色素変性症という徐々に視力を失っていく病気にかかったのです。
視力の悪化を抑えるために長岡さんは走る事をやめました。
頂きます。
発病した当時長岡さんには妻の喜恵子さんと中学生と高校生の2人の娘がいました。
家族の生活をどう守っていくか大きな問題となってのしかかりました。
(長岡)将来に対して自分はどこまでどんどん落ちていくのかなと。
見えなくなったらどうなるんだろう?これが分かんないんですよ。
分からないのがものすごい不安になってそれがストレスになっていく。
そんなある日長岡さんは同じような境遇にある仲間と出会いました。
視覚障がい者を支援するNPOの交流会に参加したのです。
長岡さんは多くの仲間が視力を失いつつも生き生きと仕事を続けている事を知りました。
自分ももしかしたら…。
そんなふうな感じでやってきたっていうのはすごい大きな力だったですね。
仲間からは視覚障がい者の生活を支えるさまざまな技術も学びました。
その中にはパソコンの使い方など仕事で役立つノウハウもありました。
長岡さんは定年までなんとか働き続ける事ができました。
(読み上げソフト)「体験させて頂きましたマルアンケートの記載テン後片づけ等全てを完了したのはテン15時55分ころだったと思いますマル」。
しかし定年を迎えるのとほぼ同じ頃恐れていた事態が訪れました。
視力が本格的に低下しついに白い杖なしには出歩けなくなったのです。
長岡さんは激しい無力感に襲われました。
杖を持つ事が恥ずかしく人前に出る事も苦痛になりました。
それを克服するきっかけになったのは還暦の年思い切って参加した中学校の同窓会でした。
(長岡)欠席の通知を出そうかず〜っと悩んでたんですけど行く事を決断したというか選んで行って。
そしたらみんなが「よく来たなぁ」っていう感じで迎えてくれて。
「あ〜行ってよかった」という。
自分としてはすごいプレッシャーのかかった選択っていうかハードルだったですね。
長岡さんはその後長い間やめていたランニングを再開しました。
「あ〜この気持ちよさ」っていう昔を取り戻したみたいな感じの。
(喜恵子)2時間とかやってるんです。
やがて長岡さんはバンバンクラブと出会い好きな事に打ち込む時間を取り戻します。
長岡さんは積極的に行動範囲を広げていきました。
年に数回地域の子どもたちに自分の障がいやこれまでの人生経験について語る活動をしています。
長岡さんは家の中でも自分にできる事をしています。
今長岡さんが取り組んでいるのは視覚障がい者の可能性を広げる活動です。
この日はスマートフォン体験会を企画しました。
スマートフォンの機能を使いこなす事で生活の質が大きく変わると考えたからです。
どんなものなのかっていう事を説明して頂けるという事でお願いをしました。
ユニバーサルデザインの考え方に基づき皆さんに…。
ほとんどの参加者はこの日初めてスマートフォンに触ります。
真っ平らなタッチパネルで操作するスマートフォンは視覚障がい者にとって使いにくいと考えられてきました。
この日使用した機種は画面上のアイコンを音声で読み上げる機能を備えています。
(音声ガイド)「29日木曜日。
電話ボタン。
メールボタン。
電話帳ボタン。
ワンタッチダイヤル1ボタン」。
それで電話帳が今開きました。
(長岡)あ〜。
(長岡)はい。
(長岡)あ〜やっと電話帳!仲間と一緒に新しい事を学ぶ喜びをかみしめます。
(長岡)あぁ〜。
私も最初全然覚えられませんでした。
もう何回も何回もやって覚えました。
面白かったですすごく。
全くぺったんこでねどういうふうに使うか分かんなかったけどこういうふうに使うんだと思って。
練習すれば使えるなと思いました。
かつては仲間からさまざまなサポートを受けてきた長岡さん。
いつしか仲間にそれを返す立場になっていました。
そうするとどのぐらい…。
(喜恵子)見つけてるのでできる限りやってほしいと思ってますけど。
(長岡)全く人のためにはならない…私身近に視覚障がい者の方とかいなかったので私たちとあんまり変わった生活をしてないなというか身近に感じました。
社会に積極的に関わる事で何て言うんだろうすごい前向きで楽しそうに…。
いいなあって思いました。
私は長岡さんが杖をついて同窓会に行くのがとても勇気がいる事だったけど行ってみたらみんな温かく迎えてくれてそれは自分が作ったハードルだったんだっていうお話がすごく印象に残ったんですけど。
いろんな局面であるじゃないですか。
自分は言えないけどでも周りはそんな大して何とも思ってないというか受け入れてくれるという場面ってあるなぁと思って…。
うん思った。
あと長岡さんはスマートフォンの講習会を開いたりしてましたよね。
視覚障がいの方に使いやすいスマートフォンはきっと私たちにとっても使いやすいですよね。
よくそれユニバーサルデザインっていいますけど多分みんなにとって使いやすいものをよりよくしていく時に必要なああいう営みなんだと思うんです。
なるほどね。
さて長岡さんが走っていたバンバンクラブ。
そこのボランティアの人たちはどんな思いで活動しているのでしょう?見てみましょう。
再び都内の公園です。
この日初めて伴走者として参加するメンバーがいました。
菅田さんがこの活動に興味を持ったのはあるレースで障がい者と伴走者が走るのを見たのがきっかけでした。
信頼関係とかだけじゃなくて壮絶な感じがこう…。
気持ちと気持ちのぶつかり合いみたいな感じがそれはそれですごいなと思って。
私がそれを目指している訳ではないんですけどそういうレースもあってもいいんじゃないかなと。
菅田さん初めての伴走に挑戦です。
これからまず最初に走る所が1.77。
でこの輪長さもいろいろです。
これだとこのままでいいですが。
ちょっと触らせて…。
あっ本当だはい。
普通よりもちょっと短めかも…。
普通もうちょっと長い。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
じゃあいきます。
はい。
(菅田)ペースが遅くなりますけどすいません。
(長岡)何言ってるんですか〜。
ペアの相手との距離の取り方歩幅やリズム。
伴走は一見簡単そうですが実は難しいコツがあります。
右に入って曲がります。
慣れないもんなんで緊張しまして何回か人とぶつかりそうなアクシデントもあってまだまだツルカメさんにはひやっとさせる場面があって申し訳ないなと思いました。
楽しくなりそうです。
よかった。
ありがとうございました。
またよろしくお願いします。
ほかの伴走者たちもそれぞれの思いでこの活動を続けています。
1人で走るとなかなか実は長く走れなくって。
5kmぐらい走るだけでもへとへとになっちゃうんですが…それ1日目でもうそんなの思い上がった考えだとすごく分かって。
こういうブラインド組から力をもらう。
逆に皆さんの方がパワーがあるのでくだらない事で自分が仕事でうまくいかないとかそういう事を考えるのがあほくさいぐらい…支援をする側される側という発想はそこにはありませんでした。
私のキーワードはね「ボランティアで来ないで下さい」。
遊びに来てる一緒に楽しみに来てるそういう気持ちで来ると障がい者の方も一緒に楽しめるんです。
私も「ボランティアしに行く」っていう感じだと思ってたんですけど一緒に楽しむって考えると行きたくなりますよねすごい。
お互い刺激を受け合っててすごいいい関係性だなって思いました。
今回のマラソンだけじゃなくてお互いが少しずつ合わせ合っていけばストレスが少なくなるってのがすごい今心に響いてます。
お一人とお一人の伴走者と走る方との個の関係があそこで閉じてないのがいいとこじゃないですかね。
仲間がいていろんな人とまた走ったりコミュニティーっていうか…そういうプロセスになるんじゃないかと思いますけど。
まさに今日は「自分のためみんなのため」と題してやってきましたけどもいろいろ分かってきました。
先生ありがとうございました。
それではまたお会いしましょう。
さようなら。
障がい者の理解には2つのポイントがあります。
1つは個々の障がいの特徴を知る事。
もう一つはその人自身の個性を知る事です。
障がい者が使いやすいものはさまざまな文化や言語年齢の人にとっても使いやすいものです。
そのように施設製品などを設計する事をユニバーサルデザインといいます。
ボランティアは自分の意思で取り組む活動です。
「誰かのため」と考えるのではなく「自分自身が何かを得ている」と考える事が豊かな体験につながります。
2014/09/11(木) 14:40〜15:00
NHKEテレ1大阪
NHK高校講座 家庭総合「自分のため みんなのため」[字]
障がいのある人とない人が共に生きるためには何が必要でしょうか?中途失明したある男性のこれまでと現在を通して考えます。出演:パパイヤ鈴木・青木さやか・河村美穂ほか
詳細情報
番組内容
街で困っている人を見かけたら、あなたは声をかけられますか?この社会には、障がいの有無に限らず多様な人々が暮らしています。あらゆる人にとって暮らしやすい社会とはどんなものか、中途失明した男性のケースを通して考えます。また、趣味を通して障がい者と健常者が交流する活動を紹介し、ボランティアの意義について考えます。【出演】パパイヤ鈴木、青木さやか、足立成、尾崎千瑛、河村美穂【声】沖田愛【マンガ】和田フミ江
出演者
【ゲスト】埼玉大学教授…河村美穂,【出演】尾崎千瑛,足立成,【司会】パパイヤ鈴木,青木さやか,【語り】沖田愛
ジャンル :
趣味/教育 – 中学生・高校生
趣味/教育 – 生涯教育・資格
バラエティ – その他
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