元の金属にない優れた性質を持っている。
こんにちはKIKIです。
今日のテーマは「デザイン」。
デザインといったらファッションや広告や看板時計やベンチのデザインなどいろいろありますが今日は文字をデザインするデザイナーの方を講師にお迎えします。
こんにちは。
今日はよろしくお願いします。
(塚田)よろしくお願いします。
ようこそ。
今日の講師は大日本タイポ組合という変わった名前のデザイナー2人組です。
あ〜似てますねぇ。
KIKIさんまず2人の名刺デザインにびっくり。
「てつや」。
そうです。
へぇ〜。
お二人の名刺はなんと自分の顔を平仮名で表現したもの。
文字でこんな事もデザインできるんですねぇ。
顔の特徴を捉え文字だけで表現したこのデザイン。
「ひでちか」。
そして「てつや」。
似てますねお見事!お二人はどんな作品を作っているのでしょう。
ところどころ切れてるんですよ。
あっ本当だ。
(塚田)何で切れてるか分かりますか?積み木だからですか?積み木だからですね。
で何かが出来るんですよ。
今簡単そうに何か作ってますけど誰でもできるものなんですか?
(秀親)できますね。
(塚田)分かりましたか?あっ漢字の「鳥」になった。
へぇ〜。
(塚田)そうなんです。
同じ意味でアルファベットと漢字が出来るそういう積み木なんです。
最初は「BIRD」で漢字の「鳥」。
これは文字のおもちゃ。
パーツを入れ替えると英語から漢字そして更に魚の形に変身します。
文字から新しいデザインを生み出す。
それがお二人の得意技なんです。
今日の特別授業は東京工芸大学で開かれました。
お二人はここで講師を務めています。
授業に参加してくれるのは朋優学院高等学校の生徒6名。
デザインワークショップの始まりです。
今日は自分のイニシャルをモチーフにして…モチーフというか自分のイニシャルをテーマにデザインをしてもらおうかなと思ってます。
○と△□を使って自分のイニシャルの形を作ってもらいます。
え〜?先生どういう事でしょう。
例えばてっちゃんの「T」だとこういう四角とこういう四角で出来るのは普通だよね。
それを例えばこういう…。
これも「T」だし。
これをこういうふうに作ってってもいいんだよね。
こういうふうに三角形を連ねて。
(塚田)なるほど。
長くてもいいしね。
長いね〜。
それでも別に「T」には変わりない。
例えばね。
…というような事がいっぱいできる。
まずどういうふうな形を作るのかっていうのが第一ステップで。
それを切り抜いてもらう紙をこちらで用意してるので。
それは色が付いてる紙です。
それには色がのっていくんだというような意識を持っててもらうといいかもしれないですね。
まず○△□を使ってイニシャルを形づくっていきましょう。
思いついた形をどんどん下書き。
この段階ではたくさんのアイデアを出していくのがポイントです。
いろいろな可能性を考えましょう。
いいねぇ。
いい感じになってきたねぇ。
そしてたくさんのアイデアの中から一つのデザインに絞っていきます。
これかこれかこれ。
うん。
(生徒)これなんていいなぁ。
できたらかっこいい。
一番やってもらいたいのは最初の設計図をきちんと考えるという事ですね。
なるほど。
大切なのは最初の設計図。
出来上がりをイメージしてしっかり丁寧に描いていきましょう。
(生徒)ティラノサウルスみたいにしました。
みんなの設計図固まってきました。
ダビンチ?テレビでやってたわよ。
凝り性よね〜。
はい?お肉意外に安かったわね。
あっニンニク忘れた!どうしよう。
あっニンニク!…と思ったら絵じゃない。
よく描けた絵ねぇ。
…と思ったら人の顔じゃない。
八百屋さんの看板かしら?八百屋じゃないんです。
はっ?顔とかじゃなくてきれいに並べた方がいいんじゃない?値札も「3割引き」とか付けて。
値札はいらないんです。
これアートなんです。
アート?アートですって!これは16世紀イタリアの画家アルチンボルドの「夏」という作品なんです。
アルチンボルドは野菜や果物で構成された肖像画を数多く描いてるんですよ。
どうです?へぇ〜。
ねえちょっと。
ちょっといいかしら?見てよ。
どうかしら?えっ…「ニンニクかってきて」?あ…はい。
文字をデザインするワークショップ。
次のステップは何色の文字にするか色の選択です。
さまざまな色の紙。
この中から選ぶようにして下さい。
この紙を切り抜いてカラフルなイニシャルを作っていきましょう。
小さい形を組み合わせて作るデザインは紙を切るのも大変ですね。
あ〜こちらも小さな円と格闘中。
切り抜いたら…黒い格子の上に貼っていきます。
お〜黒い紙の方も切り抜いてあります。
これは細かい作業ですねぇ。
デザインでは色の組み合わせも大事な要素です。
ほんのちょっと入れたいんですがあんまりいっぱい入れるとごちゃごちゃしちゃうかなって思って。
試行錯誤を重ねて完成に近づけていきます。
頑張れ!お〜!こちらはほぼ完成ですね。
デザインが出来たら切り取った色紙の裏にスプレーのりを吹きかけます。
そして設計図のとおりに貼っていくんですね。
これは「S」ですね。
いい色の対比が出来たのがよかったかな。
こちらの作業も大詰めです。
(生徒)あ〜出来た〜。
疲れた〜。
よかったです出来て。
いいです。
上出来です。
やったじゃん。
しかもオレンジと黒名前と一緒じゃん。
そうオレンジと黒が大好きなんです。
(塚田)そうかやったじゃん。
3時間ほどかけて下書き設計図作りそして色紙のイニシャルのデザインの完成です。
今日は炎の画家…オランダ生まれのゴッホはまさしく炎のように情熱的な人だったとか。
27歳の時に画家になる事に決めたゴッホ。
一念発起してパリに出るとそのころ日本の浮世絵が大ブーム。
ゴッホもその魅力にノックアウトされてしまった。
浮世絵の明るい色に憧れて描いたのがこの「ひまわり」。
でもゴッホの絵はちっとも売れずお金もなくてモデルも雇えず自画像をいっぱい描いたんだって。
それでも自分の芸術を追求していったゴッホ。
この世を去るまでに売れた絵はたったの1枚とか。
う〜んかわいそう。
最後は自分の耳をかき切って銃弾を受けて死んじゃったんだ。
なんとも悲しいゴッホの最期。
炎のような人生でした。
おしまい。
ここは東京国立近代美術館。
参加してくれるのは…。
せ〜の。
(生徒たち)帝京高等学校!
(上野)それじゃあねこの絵の中でどんな事が起こってるのかな。
想像しながらしばらく絵を見て下さい。
それではまず絵をじっくり見てみましょう。
一体何が描かれているんでしょうか。
自分が想像した事考えた事手を挙げて言って下さい。
(上野)…っていうのはどこでそう思ったの?
(生徒)一番まとめられそう。
体格もいい。
(上野)服が適当。
適当っていうのは?泥棒というか…4人4人になってこの4人のポーズをいっぺんまねて…。
ちょっとそこでつぶやいてほしいんです。
今日は絵の中の登場人物になってその人の気持ちを考えてみます。
立ってる人ってさ何か…。
じゃあこっちから一人ずつつぶやきを聞いていきます。
(上野)…とこの人が言ってる?この人に向かって言ってる。
(上野)ああなるほど。
はいじゃあこちら。
こっちの人に言ってます。
(上野)じゃあこの人は?
(笑い声)
(上野)なるほど。
絵の見方の楽しみ方一つとして絵の中の人になりきってしまう。
自分がその中に入り込んであの人物になりきってしまうという見方があります。
そうすると絵の中で何が起こってるのかという事がとっても身近になってくる。
これは…24歳の時に描いた作品です。
伊豆大島にスケッチ旅行に出かけた作者。
本当に嵐に遭い難破漂流した体験を描いています。
デザインのワークショップもいよいよ後半。
えっ?でもさっき作品完成しましたよね。
更にもう一つやってほしい事が課題としてまだあります。
まだ終わりじゃないです。
今作ってもらったイニシャルあるよね。
これ接着剤で付いてるんだけどまだ剥がせる状態にあります。
なのでこれを剥がしてもらいながらこれで何かを作って下さい。
え〜せっかく作ったのに何かって言われても…。
とにかくイニシャルは写真に撮って残します。
そしてイニシャルを分解。
写真撮ったから大丈夫だよ。
(塚田)また戻せばいいんだよ。
あ〜あせっかく作ったのに。
もったいないなぁ。
名残惜しいけどえい!さあ気分一新。
文字と同じ形を使って全く新しい何かを作ろう。
どんなアイデアが生まれるかな。
もうひとふんばりだ。
さて今日は特別にプロの仕事場を見せてもらいます。
どんな秘密兵器を使っているのかな?ちょっと気になるものがあるんですけどここ開けていいですか?はいどうぞ。
わ〜すご〜い!雑然と入ってますけど。
ペン…何色もペンがあるし。
これ何ですか?見ていいですか?はいどうぞ。
紙の見本ですね。
例えば同じ白でもちょっと黄色っぽかったり赤っぽかったり青っぽかったりっていうようなすごく似てるんだけど違う紙があるんです。
名前がすごくすてきなんですよね。
色の名前?そうなんです。
色の名前が…。
杏色橙色。
橙色は普通に使いますけどね。
蜜柑茶とか。
これ昔からある色の名前なんですよねきっとね。
…なんでしょうねきっとね。
新橋色って何でしょうね。
場所の新橋?きっと何かゆえんがあるんでしょうね。
これ一日見てても飽きなさそう。
…かもしれないですね。
面白いですよね。
ありがとうございます。
さあワークショップはいよいよ大詰め。
出来上がったデザインを今度は布製のバッグにアイロンプリント。
(塚田)白いボタンを2個。
あっ気を付けて。
特製のアイロンプリント機を使って。
お〜出来ました。
いけたっぽいですね。
なかなかじゃない!
(生徒)よいしょ〜。
お〜。
えっどや顔?「あ!」って。
イニシャルから作り出した2つのデザイン。
裏と表にプリントします。
一日かけてのデザインワークショップ。
1つのイニシャルから個性あふれる2つのデザインが生まれました。
デザインっていう課題だったんですけど○△□というシンプルな形とあとイニシャル2文字だけっていうめっちゃシンプルな課題だったんですけどみんな全然違うのを作った訳ですよ。
ほかにも同じ要素でも全然違うデザインを自分の中でもできるのでふだんもいろんな事…あまり一つに固まらないで幅広く考えた中から絞っていくみたいな事をやってくのもいいんじゃないかな。
いろんな発想をしてみる。
うんそんなふうに思います。
(秀親哲也)はいバッグ!グーグー!グーグー!やんないの?一つの文字からいろいろなアイデアが生まれるの。
デザインってこうして私たちの生活を楽しく豊かにしてくれるの。
あらいいバッグねぇ。
デザインで大切なのは出来上がりをイメージして設計図をきっちり作る事。
設計図からアイデアが広がっていくのよ。
プロのデザイナーは紙の質や色の細かい違いなどこだわりを持って仕事をしているの。
本当デザインって深いわね。
2014/09/11(木) 14:20〜14:40
NHKEテレ1大阪
NHK高校講座 芸術「美術 あなたのまわりの世界(1)〜デザインする〜」[字]
美術と書道の2本柱で芸術に親しみます。第一線の作家とともに楽しむ創作ワークショップや鑑賞のヒントを満載したアニメなどを通して、美術や書道の魅力を伝えます。
詳細情報
番組内容
今回はデザインの1回目。文字のデザイナー・大日本タイポ組合の2人のワークショップで、文字のデザインを楽しく学ぶ。目的や機能、そして美しさなどを考えながら、文字のデザインに取り組んでみよう。感性を働かせ、何をどうやって伝えるのかを考えながら、機能的で美しいものを作りだそう。
出演者
【講師】大日本タイポ組合,【司会】KIKI
ジャンル :
趣味/教育 – 中学生・高校生
ドキュメンタリー/教養 – その他
趣味/教育 – 生涯教育・資格
映像 : 480i(525i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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