陪審員制度という魔女裁判:

獣の国アメリカで実行され、日本にも「輸出」された、陪審員制度という、
愚行:
全くの素人達が裁判官になり、なんらの物的証拠もなしに、
被告を死刑にさえすることのできる、恐るべき制度、陪審員制度。
 
 

9月18日、ニューヨークで 「全米理性と司法センター」 という団体が映画の上映を行った。
「フリードマン家の記録」というドキュメンタリーである。 映画は1987年の感謝祭、ニューヨーク州ロングアイランドの住宅地グレートネックにあるフリードマン家から始まる。

父アーノルドは地元の尊敬を集める中学教師で、自宅の地下室で子供たち
のためにコンピュータ教室を開いていた。妻とは結婚生活二十五年。三人の息子も元気に育った。絵
に描いたように幸福なフリードマン一家は、その日も感謝祭のディナーの準備の真っ最中だった。
その家のドアを郵便配達夫が叩いた。「この郵便はあなたあてですか」

        アーノルドがサインをすると、男たちが一斉に部屋に押し入った。
       「警察だ!」
        郵便物の中身はゲイポルノ雑誌だった。それも少年の裸が満載された違法図書だ。以前からアーノルドに目をつけていた警察は令状をかざして部屋を捜索し、ポルノを数冊押収した。       
アーノルドは逮捕された。さらに警察はコンピュータ教室の子供たちをレイプした容疑をかけた。
なんと18歳の息子ジエシーまで共犯として逮捕した。中学の頃、他の子供たちと一緒にコンピュータ教室に参加していたので、父に協力したに違いないというのだ。  
            
事件は静かで豊かなグレート‥ネックの町をパニックに陥れた。うちの息子もレイプされたと訴え
る親が警察に殺到した。何人かの生徒は何十回も犯されたという。アーノルドは延べ何百回も少年を
レイプした計算になる。そんなバカな。いくら怪物でも、そんなにベルトコンペアーの工場みたいに
レイプできるはずがない。
 

        実は、レイプの物的証拠は何もなかった。それどころか被害者にも犯された記憶はなかった。子供たちは、刑事や親に「いたずらされたんだろ?」と問い詰められるうちに「そうかもしれない」という気分になった。そう言えば、父や警官が満足するからだ。大人たちは「忌まわしい記憶を抑圧してるんだ」と、息子に催眠術をかけた。すると、子供たちは開かれるままに「意識の底に隠したレイプ体験」をいくらでも認めていった。

       「それは記憶の押しっけ、捏造では?」と冷静に疑う者は誰もいなかった。逆にアーノルドの教室に通っていたのに息子をレイプされていない親は村八分になった。親は息子を強引に説得して、犯されたと認めさせた。

そして裁判。もちろん裁くのは地元から選ばれた陪審員だから無罪になるはずがない。
アーノルドは検察側に「有罪を認めれば息子のジエシーだけは助けてやる」と持ちかけられて、そ
れに従った。ジエシーは弁護士に「無罪を主張しても勝てる見込みはないから、君も父に犯されてイ
ヤイヤ手伝ったと言って同情を引け」と言われて、それに従った。

結果18歳のジエシーに下った罪は懲役18年というもっとも重い刑。        
父ア−ノルドは貧しい母子家庭に生まれたが_苛学して社会的地位をよじ登り、幸福な家庭を築いた
が、それもすべて消え去った。妻は夫の無実を信じながらも、彼の性的嗜好を知って精神的に崩壊し
 た。アーノルドは獄中で謎の死を遂げた。薬物による自殺と思われたが真相は不明だ。
ジエシーは十三年間を獄のなかで過ごして去年やっと釈放された。すでに30歳になっていた。彼が
母と兄と再会するところで 『フリードマン家の記録』は終わる。

      「全米理性と司法センター」は、ジエシーのような間違った裁判の被害者を支援する団体だ。彼らは、物的証拠なしに被告人を死刑にすらできる陪審員制度を問題視している。地元の一般住民である陪審員にとって大切なのは地元の利益なので有罪判決の率が圧倒的に高い。そもそも陪審員制度は、イギリスから独立した開拓期のアメリカで、司法のプロが絶対的に不足していたために実施された便宜的制度にすぎない。大衆が人を裁けば魔女狩りになるに決まっている。だからユダヤ教、キリスト教、イスラム教は、国家を通じて神が認めた専門家以外が人を裁くことを固く禁じたというのに。
                     
日本でも陪審員制度を検討しているつて? 冗談じゃな
い。バカげたことまでアメリカをマネする必要ないよ。
上映が終わると、すっかり頭の禿げはがったジエシーが
舞台に登場した。青春も教育の機会も奪われた彼に残され
たのは、父のわずかな生命保険金と、就職も引っ越しも恋
愛も友人を持つことさえ不可能にするホモの児童強姦魔という汚名、
それに釈放の条件として警察が体内に埋め込ん 
だ電波発信器だけだった。  

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(コメント)
ダニエル8章には、終末の日に全地を支配、破壊する一本の強い角を持つ獣が(70人訳)
「真理を地に投げおとす」ことが記されています。
世界最強の強い角、すなわち、世界最大の軍事を誇る獣大国、アメリカにおいては、
この預言は成就し、あらゆる真理を地に投げおとす方策が試みられています。
裁判の真理も同様に、地に投げおとされつつあります。

素人の大衆を突然、裁判官に任じ、惑わし、扇動して、「無実の人を罪に陥れる方法」
、陪審員制度という愚行、企みはこの記事の様にアメリカで、十分に「機能」しており、
獣の民が「目をつけた人」を有罪にするのに役立っています。

この制度は早くも日本に上陸しており、彼等、嘘つき民族が、敵とみなす人々の「罪をでっちあげ有罪にする日」のために、備えられつつあります。
         
 

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