「クレーム駆動開発」とは

クレーム駆動開発 (くれーむくどうかいはつ、claim-driven development; CDD) とは、プログラム開発手法の一種で、プログラムに必要な各機能について、最初にユーザーからのクレームがあり(クレームファースト)、そのクレームを沈静化する必要最低限な実装を取り敢えず行った後、障害報告を行う、という短いサイクルを繰り返すスタイルである。

開発サイクル

最も基本となる開発サイクルは以下のようになる。

  • 品質の低いコードを書き、システムを納品する
  • クレームによりバグが顕在化する
  • バグを修正する(リファクタリング)
  • 障害報告を行う(アポロジー)

利点

理想的なクレーム駆動であれば機能とクレームは1対1の関係になるが、現実的にはデグレード(degrade)の発生により、機能とクレームは1対多の関係になる(要出典)。欠陥やバグは非常に多いことが期待される。つまり利点はない。

適用の注意

クレーム駆動開発は、労務費などの製造原価の他に、プロジェクトメンバーの「SAN値1」を消費しながらプロジェクトが進行される、という点に注意する必要がある。

プログラム開発手法の一種ではあるが、実際に適用してはいけない。

  • http://librabuch.jp/2014/10/cdd/trackback/