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【高橋昌之のとっておき】
慰安婦問題 日本への誤解解くには朝日社長と河野氏の国会招致が必要
まず、記者会見が政府による「吉田調書」公開直後に行われたことには、朝日は報道の誤りが明白にならない限り、誤りは認めず、謝罪もしなかったのではないかという疑念を抱かざるをえません。とくに慰安婦報道の謝罪について、木村社長は会見で「たまたまこういうこと(吉田調書についての謝罪)に合わせて説明させていただいた」と述べましたが、もし「吉田調書」についての記者会見がなければ、慰安婦報道について謝罪する気はなかったのではないでしょうか。
その意味で、朝日が慰安婦報道で行った誤報について本当に反省し、自浄に歩み出す気があるのか、はなはだ疑問です。今後の対応を見ていきたいと思いますが、早速、19日に行った報道局長と編成局長の解任については、20日付の社会面で短く報道しただけで、他社よりも小さな扱いでした。2人にどのような責任があり、なぜ解任するのかについて、一切説明がありませんでした。