トップページ社会ニュース一覧御嶽山の「登山届」義務化は当面困難
ニュース詳細

御嶽山の「登山届」義務化は当面困難
10月3日 21時18分

岐阜県では山の事故に備えて登山者の名前や連絡先などを記載した「登山届」の提出を義務づける条例がことし12月に施行されますが、対象は遭難者が多い北アルプスに限られていて、岐阜県は、御嶽山についても義務化するのは当面難しいとしています。

「登山届」は登山する人の名前や緊急連絡先、それに登山ルートや日程を記して登山口に設置されたポストや警察などに提出するもので、富山県など一部の山では義務づけられています。
岐阜県では、北アルプスで遭難が多いことから「登山届」の提出を義務づける罰則付きの条例が制定され、ことし12月から施行されることになっています。
先月27日に起きた御嶽山の噴火では、岐阜県側から入山した18のパーティーから任意で登山届が提出されていたため安否の確認に役立ったということですが、御嶽山は北アルプスに含まれないため、条例が施行されても登山届の提出は義務づけられません。
これについて、岐阜県は過去に遭難が少なかった御嶽山を対象に含めるため、条例を改正するには改めて議論する必要があり、当面義務化は難しいとしています。

[関連ニュース]
k10015107591000.html

[関連ニュース]

  自動検索

「登山届」義務なし 被害の把握困難に (10月3日 12時36分)

このページの先頭へ