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【大相撲】

怪物よりでかい193センチ輝が宣言 「逸ノ城と遠藤を倒す!」

2014年10月2日 紙面から

十両昇進が決まり部屋の前で新しいしこ名が書かれた紙を手に記念写真に納まる達改め輝。右は高田川親方=1日、東京都江東区で

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 日本相撲協会は1日、東京・両国国技館で大相撲九州場所(11月9日初日、福岡国際センター)の番付編成会議を開き、達改め輝(20)=高田川、出羽疾風(25)=出羽海、琴恵光(22)=佐渡ケ嶽、岩崎改め英乃海(25)=木瀬=の新十両昇進を決めた。8場所連続勝ち越し中でホープの呼び声高い輝は、一刻も早く幕内に上がって「打倒逸ノ城&遠藤」を宣言した。

 輝大士(かがやきたいし)−。新しいしこ名と名前の書かれた色紙を手にすると、表情が引き締まった。「プレッシャーはあるけど気に入っている。名前に負けないように頑張ります」

 しこ名は来年3月に開業する北陸新幹線の速達列車「かがやき」から、「大士」は同郷・石川県七尾市出身の元横綱輪島大士さんからもらった。父・一幸さん(46)の遠縁の輪島さんから「しっかり頑張ってくれ」と秋場所前にエールをもらい、3勝3敗から7番相撲で勝ち越した。締め込みは大先輩と同じ黄金色にするという。

 193センチ、154キロの体格を誇り、日本人のホープとして期待される。1歳上の逸ノ城が新入幕で13勝と大暴れしたが、「すごい強いと思うけど、早く上がって倒したいと思う」と頼もしい。

 外国出身力士を取らない方針の師匠・高田川親方(元関脇安芸乃島)は「2、3場所で幕内に上がれる。その代わり、見えないところで努力しないと。隠れて努力しているのは外国人が多いから」と弟子にハッパを掛けた。

 幕内遠藤にも対抗心を燃やす。同じ金沢市立西南部中の出身で「後輩として早く倒せるように頑張りたい」。新十両発、幕内行きへ。心機一転の輝が出発する。 (永井響太)

 

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