中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【プロ野球】

パきょうV決戦 タカ地元で胴上げだ

2014年10月2日 紙面から

オリックスとの決戦を前に記者団の質問に答える秋山監督=ヤフオクドームで(金田達依撮影)

写真

 パ・リーグは2日、首位ソフトバンクと2位オリックスがヤフオクドームで激突する。ソフトバンクが勝てば3年ぶりのリーグ優勝が決まる。18年ぶりの優勝に望みをつなぎたいオリックスは勝てば優勝へのマジックナンバーが「1」で再点灯する。1日はソフトバンクが全体練習、8連戦を終えたばかりのオリックスは投手だけが調整した。先発は、ソフトバンクが大隣憲司投手(29)、オリックスがディクソン投手(29)。

 勝てば天国、負ければ地獄。そんな言葉がピタリとはまる大一番を翌日に控えても、ナインに気負った様子は感じられなかった。午前11時から始まった本拠地ヤフオクドームでの全体練習。投手陣は主にランニング、キャッチボールと軽めの調整。野手陣もフリー打撃に軽めの守備練習をしただけで2日の決戦に備えた。

 現在、チームは今季ワーストを更新する5連敗中。ここ10試合で1勝9敗と大失速したことが優勝を決めきれない最大の要因だが、裏を返せばそれだけ多くの貯金を稼いでいたから首位にいることも事実。2位オリックスがたびたび『共倒れ』する奇跡にも助けられ、優勝決定戦となる最終戦を本拠地で迎えることになった。

 この日もいつも通り、自分専用バットを手に練習を見守った秋山幸二監督(52)は「143試合、全力で戦った後の試合。こういうシーズンはなかなかない。感じ方も人それぞれ。緊張する人もいれば、しない人もいる。どう受け止めるか。大事なのは、これまで自分がやってきたことを出すということ」と一年の集大成であることを強調した。

 指揮官は先発で送り出す大隣にも自然体での投球を期待している。「いろんな思い入れがあると思う。その中でやってもらえればいい」。今季、国指定の難病、黄色靱帯(じんたい)骨化症を克服して戦列復帰した左腕に、あえて多くの注文をつけなかった。

 思い残すことはもうない。勝って、今世紀初となる地元胴上げをファンに届ける。 (石田泰隆)

 

この記事を印刷する

PR情報

おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ