「孤独にならない」抱擁イス、日本企業が展示会で紹介
2014年10月02日 18:48 発信地:東京
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×都内で開催の国際福祉機器展(International Home Care and Rehabilitation Exhibition)で展示された、ユニケア(UniCare)が開発した「やすらぎチェア」(2014年10月1日撮影)。(c)AFP/Yoshikazu TSUNO
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【10月2日 AFP】誰の人生にも、抱き締められることでしか慰めを得られないときがある──都内で開催中の国際福祉機器展(International Home Care and Rehabilitation Exhibition)では、ユニケア(UniCare)が考案したいつでも安らぎの抱擁をしてくれる椅子が紹介されている。
同社が販売する「やすらぎチェア」は、実際の人間より大きい布製の人形を組み込んだ「抱擁椅子」。人目を引く帽子をかぶった人形は、親しみのこもった表情を浮かべている。だが、さらに重要な点は、この人形には座る人を愛情を込めて抱きしめる長い腕があるということだ。
同社の広報担当者は、「安心感を与えてくれる椅子です。誰でも使うことができますが、高齢者向けに製造したものです」と説明している。
「やすらぎチェア」の価格は税込み4万9680円。車イス用もある。
独り暮らしの高齢者が増加する中、3日間の会期で開催されている同展では、福祉車両やベッド、トイレなどが展示されているほか、高齢者の気持ちを明るくすることを目指して考案されたさまざまな製品が紹介されている。(c)AFP/Katharine FORSTER