「おはようおじさん」沖縄の生ける伝説、その正体とは!?
沖縄に住んでる方なら1度は聞いたことのある、見たことのある彼についての記事。
2014年09月26日に更新
おじさん、名前や年齢を聞いてもいいですか? 県内のさまざまな場所に出没しているようですが、その理由も教えてください。
「名前は金城博吉。糸満市出身の78歳です! 糸満高校の卒業生で、現在も糸満市に住んでいます。県内であいさつ回りをしている理由は、いつか牧師になりたいからなんです。独自で考案した教えを伝えていきたいと思っているのですが、それには支援者が必要です。ですので、県内のいろいろな場所に足を運んでPR活動をしています」
「息子を交通事故で亡くしてから、沿道に立って交通安全を訴えている」といううわさは、どうやら違っていたようです。
出典:www.lequio.co.jp
自分は何をするにも有名にならなくてはという考えがあってはじめて、もう25年くらいになります。48歳のころから始めました。
横浜にいたんだけどね。47歳くらいまでは20年間くらい横浜で新聞配達をやってました。新聞配達して、飯も向こうが提供してくれるし、部屋も提供してくれるしね。給料もおまけにくれると。それで結構貯まったんですよね。お金が。
それで48歳になったから新聞配達をやるんじゃなくて、ずっと新聞配達をやるつもりはなかったから、宗教を考えていたから、子供たちだけでなく、大人にもなるべく自分の前に通る人に挨拶をする、と。これはただ、前からやっていたというか、最近は挨拶をすることによって、ふれあいがうまれると。
出典:www.dee-okinawa.com
― 沖縄にはいつごろ戻られたんですか?
俺が横浜にいたときにね。おふくろからね、おうちに帰って来ないとあんなに財産は譲らないよと言われてそれであわてて、帰ってきたというわけ。まぁ15年くらい前かな。それで沖縄を拠点にしていると。ここ(名護市の歩道)には15年くらい前も来たけどずいぶん変わったね。
出典:www.dee-okinawa.com
ー おじさんの宗教の教義を教えてください。
純粋に私の考えは科学教会という名前でやろうと思っています。やっぱし科学的な宗教だからね、科学的じゃないことが言えないように。
例えば交通安全で神社やお寺でお守りをぶらさげるという迷信があるわけですが、効果はないよね。また、天国も地獄もない。私はそう思います。沖縄には天女伝説があるけどこれもいかにも昔の人が考えそうなことで高いところは寒いんだからおりられないよ。これは間違いだと思います。ありえない。
僕は死後の世界はないと思います。またそう、教えたいです。死んでもあの世はないよ、と。
そうやって迷信をの取り除いていくと、何が宗教として残るかと、「私は〇〇したい」という人間の希望は誰も否定出来ないと思うんです。私が「200歳まで生きたい」というのも希望です。そのような希望を持つことが大事です。
出典:www.dee-okinawa.com
さらに、おじさんの意外な特技について。
みなさん、やはり人を見た目で判断してはいけません。
宗教家だったという事実だけでもずいぶんの衝撃ですが、畳み掛けてきます。
自分「おじさん、英語ペラペラでしょ?」
おはようおじさん「英語は国際言語だから、若いときにがんばって勉強したんだ」
まぁこんな感じで色々と話した。若いときにキリスト系の大学へ進学したそう。
出典:tondemau.ti-da.net
動画も撮られている。
なんとこの動画の閲覧数は3万を越えている。本人の希望通り、相当な有名人になったようだ。
独特のファッション。
その独特のファッションにもちゃんとした目的があった。すべて考え抜かれたうえでの行いである。おじさん恐るべし。
自分「おじさんも良くやるねぇ、ヘルメットの花は重くないの?」
おはようおじさん「うん、ちょっと重いかなぁ」
自分「おじさんはいつも面白い格好をしているよね!」
おはようおじさん「目立ちたいんだ」
出典:blogs.yahoo.co.jp
おじさんに会いたい方は!
現在はどうかは分からないが、下記の2011年4月のインタビュー記事で、おじさんが自身の行動パターンについて述べている。
ー 毎日こうやって活動しているのですか?
まぁ毎日変わるというよりは土曜日は毎週ここ(名護市歩道)に来ていて、日曜日はまた辺土名のあたりに、また月曜日は朝6時とかに起きて早く出発して宜野湾の市役所近くに行っているんです。火水木の3日間はだいたい那覇の新都心にいっています。だいたい1週間毎日やっています。
毎日同じ場所に立っていれば向こうも覚えて挨拶してくれるというわけです。
出典:www.dee-okinawa.com
Facebookページもある。
出典:tumblrmap.com
おじさんがアカウントを持っているわけではないが、ファンサイトみたいな感じ。
写真はそのページに1万いいね!ついた記念に撮られたもののようだ。
「おはようおじさん」と検索するとFacebookが予測にも表示される。
200歳まで頑張ってください。
出典:ciphercity098.com
さあ、おじさんは実は宗教家で、その格好や行動はその布石とするための広報活動だったのだ。そして普通に糸満市民で、英語も話せる。勉強熱心な方である。
道路で人々に挨拶を振りまくおじさんの正体は、努力を惜しまない牧師様でした。