トップページ社会ニュース一覧噴火から5日 噴石や火砕流に警戒を
ニュース詳細

噴火から5日 噴石や火砕流に警戒を
10月2日 16時03分

噴火から5日 噴石や火砕流に警戒を

御嶽山は噴火が始まって5日がたちました。
噴火は2日も続いているとみられ、気象庁は引き続き火口から4キロ程度の範囲では噴石や火砕流に警戒するよう呼びかけています。

御嶽山では先月27日の昼前に噴火が始まり、NHKのヘリコプターの映像からは2日朝、山頂付近の火口から白い噴煙が上がっている様子が確認できました。
気象庁によりますと、2日午後3時現在、地上からは噴煙の高さを確認できないということですが、火山活動の状態を示す火山性微動は小さいながらも継続しているということで、噴火は続いているとみられます。
気象庁は今後も火山活動が活発になるおそれがあるとして、引き続き「火口周辺警報」を出して、長野県の王滝村と木曽町、岐阜県の高山市、それに下呂市にまたがる火口から4キロ程度の範囲では、噴石や火砕流に警戒するよう呼びかけています。
また、御嶽山周辺では湿った空気の影響で、3日にかけて局地的に1時間に15ミリ程度のやや強い雨が降るおそれがあります。
国土交通省や気象庁は、ふもとの集落に影響が及ぶような土石流が発生する可能性は低いとみていますが、火山灰が多い地域の沢沿いなどでは、土石流や川の増水などに念のため注意するよう呼びかけています。

午後9時までの降灰予報は

御嶽山の噴火で、気象庁は火山灰が降る可能性がある範囲を示す降灰予報を発表しています。
気象庁によりますと、御嶽山の山頂付近ではこれから3日にかけて南寄りの強い風が吹くと予想されています。
2日午後3時の時点では、御嶽山には雲がかかっていて噴煙の高さは確認できませんが、火口からおよそ500メートルの高さまで上っていた場合、火山灰は北へ流され、午後9時にかけては長野県と岐阜県の御嶽山周辺とその北側の地域で降ると予想されています。

[関連ニュース]
k10015056801000.html

[関連ニュース]

  自動検索

このページの先頭へ